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追い出されたよ編
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早いものでワシは今日六歳の誕生日を迎えた。この一年、魔法の授業以外はちゃんと勉強したのじゃ。ユアの助言通りに!
えっへん、やれば出来る子レタアちゃん! なのじゃ!
じゃからだいぶこの時代のことについて詳しくなったと思う。ワシの無い記憶力を駆使してどうにか頑張ったのじゃからの!
そんなことを考えながらご機嫌で廊下を歩いていると、お父様が向こうから歩いてきた。
「レタア、少しいいかい。」
「お父様、分かりました、なのじゃ!」
お父様がワシを呼ぶ。きっと誕生日を祝ってくれるのじゃろう! うふふ、楽しみじゃ!
とか何とか考えながらウキウキ気分でお父様に着いて行くと、お父様の書斎に行き着いた。お父様とワシがそこに入り、部屋に二人きりになる。
ふむ? 何故ここにわざわざ来たんじゃ? 分からんのぅ……?
ワシは首を傾げる。
「レタア、ちょっとこの水晶に触れてみてくれないか?」
早速本題とばかりにお父様が棚から出したのは透明な丸っこい水晶じゃった。見た目はすごく綺麗なのじゃ……! 多分今のワシは目をキラキラと光らせているのじゃろう。
「これかの? 分かったのじゃ。」
それを何の疑いもなしにぴとっと触れるとひんやりした。うむ、気持ちよし。
「……やっぱり。」
ふむむ? やっぱりとはなんじゃ? ワシには分からんぞ。
「……レタア、いいかい。」
「はい、なのじゃ。」
改まってお父様は何を言おうとしているのじゃろうか。ワシも真剣に聞く。
「レタアは魔力が少ないようだ。だから……」
「だから……?」
「この家から出て行ってくれ。」
「……はひ?」
お父様は真剣な眼差しで何かを言う。
はて、ワシは今お父様から何を言われたんじゃ? 訳の分からぬまましかし話は続く。
「我がクラスティル家はね、代々魔力が強い人間ばかりの家系なんだよ。そんな我が家で魔力の少ない者が居座るのは恥なんだ。」
「……ふ?」
「だからレタアはこの家の子ではなかったという体で出て行ってくれるかな?」
「……へ?」
「ああ、もちろんある程度のお金は持たせてあげるから。そのお金を使って働くなりなんなりしてくれ。野垂れ死にでもされると寝覚めが悪いからね。」
「……ほ?」
は行を言い終えてしまったではないか。お父様は何を言っている……?
「じゃあそういうことで、すぐに荷物を纏めなさい。」
と、ワシの背を押して書斎から追い出すお父様。
ちなみに言われたことに対してワシの頭は働かなくて反論も出来ず、茫然としながら取り敢えず言われた通りに荷物を纏めることしか出来なかった。
えっへん、やれば出来る子レタアちゃん! なのじゃ!
じゃからだいぶこの時代のことについて詳しくなったと思う。ワシの無い記憶力を駆使してどうにか頑張ったのじゃからの!
そんなことを考えながらご機嫌で廊下を歩いていると、お父様が向こうから歩いてきた。
「レタア、少しいいかい。」
「お父様、分かりました、なのじゃ!」
お父様がワシを呼ぶ。きっと誕生日を祝ってくれるのじゃろう! うふふ、楽しみじゃ!
とか何とか考えながらウキウキ気分でお父様に着いて行くと、お父様の書斎に行き着いた。お父様とワシがそこに入り、部屋に二人きりになる。
ふむ? 何故ここにわざわざ来たんじゃ? 分からんのぅ……?
ワシは首を傾げる。
「レタア、ちょっとこの水晶に触れてみてくれないか?」
早速本題とばかりにお父様が棚から出したのは透明な丸っこい水晶じゃった。見た目はすごく綺麗なのじゃ……! 多分今のワシは目をキラキラと光らせているのじゃろう。
「これかの? 分かったのじゃ。」
それを何の疑いもなしにぴとっと触れるとひんやりした。うむ、気持ちよし。
「……やっぱり。」
ふむむ? やっぱりとはなんじゃ? ワシには分からんぞ。
「……レタア、いいかい。」
「はい、なのじゃ。」
改まってお父様は何を言おうとしているのじゃろうか。ワシも真剣に聞く。
「レタアは魔力が少ないようだ。だから……」
「だから……?」
「この家から出て行ってくれ。」
「……はひ?」
お父様は真剣な眼差しで何かを言う。
はて、ワシは今お父様から何を言われたんじゃ? 訳の分からぬまましかし話は続く。
「我がクラスティル家はね、代々魔力が強い人間ばかりの家系なんだよ。そんな我が家で魔力の少ない者が居座るのは恥なんだ。」
「……ふ?」
「だからレタアはこの家の子ではなかったという体で出て行ってくれるかな?」
「……へ?」
「ああ、もちろんある程度のお金は持たせてあげるから。そのお金を使って働くなりなんなりしてくれ。野垂れ死にでもされると寝覚めが悪いからね。」
「……ほ?」
は行を言い終えてしまったではないか。お父様は何を言っている……?
「じゃあそういうことで、すぐに荷物を纏めなさい。」
と、ワシの背を押して書斎から追い出すお父様。
ちなみに言われたことに対してワシの頭は働かなくて反論も出来ず、茫然としながら取り敢えず言われた通りに荷物を纏めることしか出来なかった。
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