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凶器の腕
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sideリラ
普段聞くことのない、ルシアスの愛の告白。
私は真っ赤になった。
「は…はひ…//////」
そんな私を見て、ルシアスも少し照れたように顔を背ける。
私も心底ルシアスを愛している。
心臓が破裂しそうになった。
「と…りあえず、それ。運ぶから避けてくれ。」
ルシアスの言うそれとはライアスのこと。
「あ、は、はい!そっとお願いしますね、怪我人ですからね!」
私は念を押して横にずれた。
乱暴な扱いをすることはないだろうけど、懇切丁寧に運ぶとも限らない。
危なっかしいようなら私がしっかり言わないと。
「ったく、コイツ意外と体重あるな。デブか?」
「…筋肉ですよ、ルシアス。」
ルシアスは意外と丁寧にライアスを運んでいる。
「どうだかな。」
ルシアスは鼻で笑い、クロウ先生が作った空間魔法を通る。
私もそれを通ろうとしたら……
「小娘。」
ロレンジアさんが私を引き止めた。
「はい。」
何だろう。
「気をつける事だ、あの女はお前たちが思っているよりもはるかに冷酷で残虐な女だ。
一度でも逃そうものなら、お前たちの全員の命はないと思え。」
これが最後のチャンスという事だ。
「はい…ご忠告ありがとうございます。肝に銘じておきます。それと、ロレンジアさんの呪いの件も必ず解きますから少し待っていてください。」
「あぁ、待っている。約束は守れとあの兄弟にも伝えておけ。」
私は頷き返事をする。
そしてようやく空間魔法の穴を通ることができた。
景色が森から図書室は変わる。
その瞬間…
「リラちゃん!!!」
「っ!!!」
私の大親友が私に飛びついてきた。
「リラちゃん!!!無事でよかったよー!!!おかえり!」
ダリアちゃんが泣いているから私も涙が出てきた。
「うん…ただいま。ちゃんと帰ってきたよ、私…負けなかったよ!」
私が抱きつき返すと、ダリアちゃんはもっと強く私を抱きしめてくれた。
そして…
「ゔっ!!!」
「きゃぁぁぁあ!!リラちゃあぁぁん!!!」
私の背骨は折れた。
*********************
sideルディ
「誰か助けてー!!!!」
ルシアスとライアス以外の男達が慎重に魔女を地下牢に運んでいる時に、ダリアがパニックを起こしながら走ってきた。
「リラちゃんが!!!」
その焦り方はリラに何かあった時のやつだな!
「どうした!!!」
俺はすぐさまダリアに駆け寄る。
「違うの!そんなつもりじゃなかったの!!」
ダリア!お前何したんだよ!!
「だからどうしたんだよ!怒らないから言ってみ!」
ダリアの顔は真っ青だ。
「り…リラちゃんを…殺したかも……」
もちろん一同騒ついた。
「はぁぁぁぁぁっ!!!?」
俺は大絶叫。
「なんで!?なんで!?は!?なんで!?」
「ち、違うの!抱きついただけなの!!殺すつもりはなかった!!!」
「だ、抱きついた!?どんくらいの力で!?」
ま、まさか…本気で抱きついたんじゃ…
「ちょっとだけ…本気で……」
「な…何だと……」
こんなゴリラにぷち全力ハグされてリラの命が助かると思ってんのか!!!!
「この大馬鹿ゴリラ!死ぬに決まってるだろ!!お前の腕の破壊力をなめるな!!!
早くリラのとこに案内しろ!!!」
俺はすぐさまリラのところへ案内させた。
普段聞くことのない、ルシアスの愛の告白。
私は真っ赤になった。
「は…はひ…//////」
そんな私を見て、ルシアスも少し照れたように顔を背ける。
私も心底ルシアスを愛している。
心臓が破裂しそうになった。
「と…りあえず、それ。運ぶから避けてくれ。」
ルシアスの言うそれとはライアスのこと。
「あ、は、はい!そっとお願いしますね、怪我人ですからね!」
私は念を押して横にずれた。
乱暴な扱いをすることはないだろうけど、懇切丁寧に運ぶとも限らない。
危なっかしいようなら私がしっかり言わないと。
「ったく、コイツ意外と体重あるな。デブか?」
「…筋肉ですよ、ルシアス。」
ルシアスは意外と丁寧にライアスを運んでいる。
「どうだかな。」
ルシアスは鼻で笑い、クロウ先生が作った空間魔法を通る。
私もそれを通ろうとしたら……
「小娘。」
ロレンジアさんが私を引き止めた。
「はい。」
何だろう。
「気をつける事だ、あの女はお前たちが思っているよりもはるかに冷酷で残虐な女だ。
一度でも逃そうものなら、お前たちの全員の命はないと思え。」
これが最後のチャンスという事だ。
「はい…ご忠告ありがとうございます。肝に銘じておきます。それと、ロレンジアさんの呪いの件も必ず解きますから少し待っていてください。」
「あぁ、待っている。約束は守れとあの兄弟にも伝えておけ。」
私は頷き返事をする。
そしてようやく空間魔法の穴を通ることができた。
景色が森から図書室は変わる。
その瞬間…
「リラちゃん!!!」
「っ!!!」
私の大親友が私に飛びついてきた。
「リラちゃん!!!無事でよかったよー!!!おかえり!」
ダリアちゃんが泣いているから私も涙が出てきた。
「うん…ただいま。ちゃんと帰ってきたよ、私…負けなかったよ!」
私が抱きつき返すと、ダリアちゃんはもっと強く私を抱きしめてくれた。
そして…
「ゔっ!!!」
「きゃぁぁぁあ!!リラちゃあぁぁん!!!」
私の背骨は折れた。
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sideルディ
「誰か助けてー!!!!」
ルシアスとライアス以外の男達が慎重に魔女を地下牢に運んでいる時に、ダリアがパニックを起こしながら走ってきた。
「リラちゃんが!!!」
その焦り方はリラに何かあった時のやつだな!
「どうした!!!」
俺はすぐさまダリアに駆け寄る。
「違うの!そんなつもりじゃなかったの!!」
ダリア!お前何したんだよ!!
「だからどうしたんだよ!怒らないから言ってみ!」
ダリアの顔は真っ青だ。
「り…リラちゃんを…殺したかも……」
もちろん一同騒ついた。
「はぁぁぁぁぁっ!!!?」
俺は大絶叫。
「なんで!?なんで!?は!?なんで!?」
「ち、違うの!抱きついただけなの!!殺すつもりはなかった!!!」
「だ、抱きついた!?どんくらいの力で!?」
ま、まさか…本気で抱きついたんじゃ…
「ちょっとだけ…本気で……」
「な…何だと……」
こんなゴリラにぷち全力ハグされてリラの命が助かると思ってんのか!!!!
「この大馬鹿ゴリラ!死ぬに決まってるだろ!!お前の腕の破壊力をなめるな!!!
早くリラのとこに案内しろ!!!」
俺はすぐさまリラのところへ案内させた。
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