【実話】私は人生を諦めた〜教育委員会の対応〜

必死で勉強、目標のために

みゆきは大学で毎日勉強をしていた。その理由は夢である教員になるためだった。

大学生活と言えば、楽しいものとイメージされる事が多いが、私の生活は少し違った。

教員免許を取得するためには、人よりも多くの単位を修得しなければならない。毎日、授業の空きコマはほとんどないような状況にある。

サークルや部活動は楽しそうなものだった。しかし、教科書を購入したり、通学のための交通費を稼ぐために、授業が終わればアルバイトをする日々。しかし、それに不満はなかった。

一定の成績以上でないと、教育実習の単位を修得できない。そのようなシステムなので、勉強を疎かにする訳にはいかない。アルバイトと授業の合間にも勉強時間の確保は必要。

友達はいない訳ではないけれど、多い訳でもない。大学の中では、関わりのある人は多いけれど、友達と言える人は本当に少ないものだった。

そんな環境の中で、必死に勉強をした。授業の合間の休憩時間には図書室を利用して勉強をして、アルバイトが終われば夜中まで勉強をして。人よりも楽しいと言う経験は少ない大学生活だったが、大人になっても誇れるような体験だ。

当然、忙しすぎて単位を落としてしまった経験もある。教授と話をしたり、教育事務と話をしたり。今後の教員免許を取得するために、どのような計画を立てれば良いのかを必死で考えたりしたものだ。

そして、教育実習へ向かう事になる。