私の恋が実るまで

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榊原の部屋

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私達は一旦自分の部屋に戻りその後私はベランダから榊原くんの部屋に初めて入った。
「何この部屋」
「なにって?」
榊原くんの部屋は特に何もなく、備え付けのベットと机、あとはキッチンなどで私物は殆どなかった。
「榊原くんさぁ、もうちょっと家具買いなよ」
「前にも言ったけど自由に使えるお金少なくて」
そう言って榊原くんはお茶の入ったコップを手渡してきた。
「ありがと、
てかご飯とかどこで食べてたの?
コンビニ弁当とか言ってたけどさすがに部屋で食べてるよね?」
「うん、電子レンジとか置いてあったからここであっためて立って食べてた」
「はぁ!?」
寮の部屋の大きさはかなり広く、大人2,3人は一緒に住めるくらい広い。
さらに風呂トイレ別なのでシャワーを浴びたらトイレが濡れることがない。
ホテルとは違くてだいぶ過ごしやすいようになっている。
「結局バイトはどうするの?」
「考え中」
「そう」
そう言ってコップの中のお茶を一気に飲み干し流し台にコップを置く。
「食器はあるんだね」
キッチンの角に食器棚があり、その中にはお皿が沢山入っていた。
「それはお母さんとお父さんが使ってたやつなんだ。
ちゃんと綺麗に洗ってあるよ?」
「うん、それは見たらわかる」
私は顎に手を当て少し考えて
榊原くんの手を握って言う。
「榊原くん、テーブル買いに行こ」
「でも」
「大丈夫、私が言い出したんだから私が買ってあげる。
その代わり、今日の晩御飯の材料は榊原くんが買ってね。
ついでに冷蔵庫の中に入れとく調味料とか買っとこ」
私は冷蔵庫を開け足りないものを確認しながら言う。
「それって」
「今日から榊原くんのご飯は私が作る。
その分の材料は交代で支払う。
例えば今日榊原くんが払ったら私が明日払う。
そういう感じ」
「ありがとう、柊さん」
「なに?その他人行事な呼び方…
私たちもう付き合ってるんだよ?
ゆかりでいいよ、私はもう榊原くんで慣れちゃって変えれそうにないから榊原くんって呼ぶけどね」
そう言って榊原くんの手を掴み一緒に部屋を出た。
途中で榊原くんがダメだとか言っていたけど関係ない。
ダメだとわかっていても好きな人と少しでも一緒に居たいという気持ちは抑えられないから…
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