私の恋が実るまで

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初めての夜

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夜、ご飯もお風呂も歯も磨き終わり、顔のケアなどが終わりあとは寝るだけになった頃。
「ねぇ、ひい…ゆか、り」
「私はひいゆかりじゃないんですけど?」
私は冷やかすように榊原くんの顔を覗き込むようにして言う。
「あの、一緒に音楽、聴かない?」
榊原くんはベットの上に置いてあるこの前買った音楽プレイヤーを手に取って言う。
「別にいいけど」
私はそう言って榊原くんの布団に座る。
「ゆかに座るのもいいけどさ、どうせなら柔らかいところに座ろ?」
「ゆか、りがいいのなら」
いきなり下の名前で呼べと言ったからだと思う。
私の名前を呼ぶ時たどたどしくなりスっと言えない所をみると可愛いと思ってしまう。
「ゆっくりでいいから呼ぶようにしてくれたらいいから」
私は榊原くんと呼ぶのを変えないくせにと心の中で自分に言う。
だって榊原くんと呼ぶのが定着してて変だし私は学校とか色んなところで『榊原くん』と呼ぶのにいきなり『慎也くん』なんて呼び出したら変だし…
それに比べて榊原くんは私の名前をの呼ぶのはほとんど2人だけの時か教室でも私に聞こえるくらいの大きさで呼んでくれるからそこまで影響ないと思ったから。
「ゆかりは俺の事名前で呼んでくれないのに?」
「ごめんって」
私がそう言うと榊原くんは私の右耳にイヤホンを付けてくれた。
「俺左に付けるからもっとくっついていい?」
榊原くんは私の意見を訊くまもなく肩がひっつくほどくっついてきた。
「どれくらい聴くつもり?」
「分からない、でもあとは寝るだけだから最悪泊まってってもいいし、
この前ゆかりに泊めてもらったからそのお変えしとして」
「あれは泊めたんじゃなくて榊原くんが起きなかったからそのままにしただけ、
泊めたとはまた違うの」
「ごめん」
「いや謝んないでよ」
すぐに謝ってしまう榊原くんの頭に手を回し優しく撫でてあげる。
「榊原くんはすぐに謝るところがあるからね。
悪くはないんだけど治した方がいいよ、今のだって責めてるわけじゃないから」
「ありがとう」
「うん、よろしい」
そして音楽を全く聴いてなかった私たちは2人同時に眠気に襲われ、そのまま寝落ちしてしまうのだった。
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