能力が基本となった世界4

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勝と謎の能力者

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俺たちは星野と敵を分散し1対1の状況にした。
「勝様、勝てる自信はありますか?」
「それはやってみないと分からん」
そんな会話をしていると目の前にさっき吹っ飛ばした男が姿を現した。
「お喋りはそこまでだ」
「それはどうかな」
瞬間的に俺の懐に入ってきたのでアイリを抱え後ろに跳躍した。
「勝様…」
「何か妙だ」
「え?」
「妙な胸騒ぎがする」
何が?と聞かれても何も言えない。ただ何かを感じるだけだ。
「おいアイリ、俺に合わせられるか?」
「それって…同時に叩くと言うことですか?」
「あぁ、その通りだ」
ぽんぽんとアイリの肩を叩く。
「任せてください」
「んじゃまぁ行くか」
そう言って俺は地面を強く蹴り敵に向かって行く。
「アイリ!」
そう叫ぶとアイリは敵の後ろに回りこみ攻撃を放つ。
すると威力があるので俺の方へ飛んでくる。
そして俺は敵の腹部を思い切り叩く。
「っ!…」
その後後ろによろめく、その隙を狙ってアイリが攻撃に入るが
「おそい」
そう言ってアイリの手を掴み、投げ飛ばした。
そして地面に着く前のアイリの腹部に蹴りを入れアイリは地面に叩きつけられた。
「がはっ!…」
その時衝撃によってアイリが吐血した。
「アイリ!!」
「よそ見をするな」
一瞬アイリに気を取られていたため俺の真横まで接近されていた。
「いつの間に…」
敵は無言で拳を掲げていた。
俺は敵に攻撃される前に回し蹴りを入れ遠くへ吹っ飛ばし、敵は岩盤浴や壁など数枚突っ切って吹っ飛んでった。
「っち、」
その後アイリの様子を見に行ったが
「あ…ぐっ」
どう見ても重症で肋や肋骨が数本折れており呼吸で精一杯の様子だった。
「命に別状はないみたいでよかった」
俺はアイリの前にしゃがみながら言う。
「とにかくお前はもう動くなよ。
変に動いて折れた骨が内蔵に刺さったらいよいよやばいからな。
あと、何も喋んなよ」
そう言って立ち上がると大きな物音がした。
「っ!」
その音はでかいなにかが崩れる音だった。
「なんの音だ」
その音は俺が敵を吹っ飛ばした方向だった。
「て、敵の能力ではないですか」
「喋るなといったばかりだろうに…
だがまぁ、その可能性が高いな」
段々と音が近ずいてきた。
「なんだ、あれは」 
それは、雪道の後人や車が通ったあと、溝のようなものができると同じように敵が通ったあとは、
壁や天井、吹っ飛ばしてできた瓦礫などが通った所だけ無くなっていた。
「あれが、あいつの能力なのか」
「空間、系の、能力者の可能せいが」
アイリが血を吐きながら言うので
「アイリ次なにか喋れることは許さん」
空間系?それとは少し違う気がする。
「瑠璃川勝、お前はここで俺が殺す!」
そう言って敵は瞬間的に俺の目前へ来るのだった…
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