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大切な人を失う悲しみ
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吉沢達と別れてからしばらくして闘ってるだろう音が止んだ。
「音が止んだな」
「勝負が付いたんでしょうか」
俺の後ろにいたアイリが声を上げる。
「そうかもな、吉沢が勝ったら追いついて来るだろ」
「あの2人、なんでここに居たんでしょ」
「さぁ、たがあの2人が勝以外に命をかけるとは考えにくい」
「それって」
アイリと話していると破壊音が近ずいてきた。
「くっそ!」
破壊に巻き込まれないように榊原と柊の前に立つ。
「ん?」
破壊音は壁を突っ切っている音でよく見ると吉沢が投げ飛ばされたように吹っ飛び壁を突っ切っていた。
「吉沢!?」
俺達は吉沢を追いかける。しばらく追いかけると勢いが収まり止まった。
「吉沢、大丈夫か!」
吉沢の上には瓦礫の山があった。
「早く退けるぞ」
俺達は吉沢の上にある瓦礫をどかした。
「吉沢、大丈夫?」
姫野が吉沢の体を譲り名前を叫ぶ。
「うるせぇ、生きてるしなんともない」
そういいながらゆっくりと吉沢は立ち上がった。
「なんともないのか?」
「えぇ、攻撃される瞬間と吹っ飛ばされてる間能力でプロテクターを作り防御しましたから」
「そうか」
吉沢がなんともなく安心していると刀が1本飛んできた。
「うおっ」
「刀?」
飛んできた刀を見ると中田竜一が叫んだ。
「シアッ!」
「これ、確かシアが持ってた刀」
「なぁ吉沢、シアってやつはどうなった?」
「セーラとの交戦のうえ、死亡しました。
セーラはシアとの戦いのあと逃げたので追いかけたらセーラとサラのボスと出会い戦おうとしたのですがこの通り完敗です」
「シアが死んだ?
おい、笑えねぇ冗談言ってんなよ。
あいつがそう簡単に死ぬわけないだろ」
中田竜一が吉沢の胸ぐらを掴む。
「おい、吉沢に当たるなよ。
絶対に勝てる闘いなんてあるわけ」
「黙れ!」
俺の声を遮って中田竜一は叫ぶ。
資料によると闘いにおいて仲間を亡くすのは初めて。今までは無能力者に対して能力を使って勝ってきた。
世界に能力者が溢れ出しても経験などで勝利してきたのだろう。
しかしセーラとサラの2人は死んでもおかしくない世界で生きてきた。
その差で勝負がついたのだろう。
「お前らに俺達の心が分かってたまるか!」
中田竜一は拳を掲げ吉沢に振りかざそうとする。
「ッ!」
「いい加減にして」
「姫野…」
「仲間が死ぬのは初めて?」
「闘いで仲間死ぬのは初めてだ」
「なら、別件で死んだことはあるって事ね……
私の仲間はみんな大切な人を亡くしてる。
弟だったり親友だったり大切な人だって亡くしてる。
私たちはそれを乗り越えて今ここに立ってる、確かに仲間が死んだら悲しいし自分の力不足に嫌気がさす。
だからもっと強くるために努力する。
自分1人でどんな敵でも倒せるくらいに……」
「お前………」
「私たちはあなたの事が嫌い。
悪いけどあなたの仲間が死のうとあなたが死のうと私たちには関係ない、でも自分達だけが辛い思いをしてるなんて考えないで」
姫野はそう言って吉沢に肩を貸す。
「さすがですね、姫野」
「お前も、人の事言えないだろ。
本当は勝に会いたいんじゃないか?」
「本来なら私達は死んだ人間です。
それに私はあの人の命令に背いて死にました。今更合わせる顔なんてありません」
「あいつがそんな事で怒るかよ。
逆に感謝されるかもしれん」
「そうですかね」
そんな会話をしながら姫野と吉沢の2人を見る。
どこか勝と楓恋さんの姿が思い浮かぶ。
あいつは何故か楓恋さんを気にかけていた。
死ぬ瞬間でさえ楓恋さんに背中を押してあげていた。
願うことならもう一度、もう一度あって一緒に酒を飲みタバコを吸いくだらない会話をして笑い合いたい。
昔のように立場なんか気にせずに………
「ねぇ、星野くん」
「はい?」
「もしかしてなんだけど今回の件、犯人はあの子じゃない?」
と未来さんが今回の犯人名前を言うのだった。
「音が止んだな」
「勝負が付いたんでしょうか」
俺の後ろにいたアイリが声を上げる。
「そうかもな、吉沢が勝ったら追いついて来るだろ」
「あの2人、なんでここに居たんでしょ」
「さぁ、たがあの2人が勝以外に命をかけるとは考えにくい」
「それって」
アイリと話していると破壊音が近ずいてきた。
「くっそ!」
破壊に巻き込まれないように榊原と柊の前に立つ。
「ん?」
破壊音は壁を突っ切っている音でよく見ると吉沢が投げ飛ばされたように吹っ飛び壁を突っ切っていた。
「吉沢!?」
俺達は吉沢を追いかける。しばらく追いかけると勢いが収まり止まった。
「吉沢、大丈夫か!」
吉沢の上には瓦礫の山があった。
「早く退けるぞ」
俺達は吉沢の上にある瓦礫をどかした。
「吉沢、大丈夫?」
姫野が吉沢の体を譲り名前を叫ぶ。
「うるせぇ、生きてるしなんともない」
そういいながらゆっくりと吉沢は立ち上がった。
「なんともないのか?」
「えぇ、攻撃される瞬間と吹っ飛ばされてる間能力でプロテクターを作り防御しましたから」
「そうか」
吉沢がなんともなく安心していると刀が1本飛んできた。
「うおっ」
「刀?」
飛んできた刀を見ると中田竜一が叫んだ。
「シアッ!」
「これ、確かシアが持ってた刀」
「なぁ吉沢、シアってやつはどうなった?」
「セーラとの交戦のうえ、死亡しました。
セーラはシアとの戦いのあと逃げたので追いかけたらセーラとサラのボスと出会い戦おうとしたのですがこの通り完敗です」
「シアが死んだ?
おい、笑えねぇ冗談言ってんなよ。
あいつがそう簡単に死ぬわけないだろ」
中田竜一が吉沢の胸ぐらを掴む。
「おい、吉沢に当たるなよ。
絶対に勝てる闘いなんてあるわけ」
「黙れ!」
俺の声を遮って中田竜一は叫ぶ。
資料によると闘いにおいて仲間を亡くすのは初めて。今までは無能力者に対して能力を使って勝ってきた。
世界に能力者が溢れ出しても経験などで勝利してきたのだろう。
しかしセーラとサラの2人は死んでもおかしくない世界で生きてきた。
その差で勝負がついたのだろう。
「お前らに俺達の心が分かってたまるか!」
中田竜一は拳を掲げ吉沢に振りかざそうとする。
「ッ!」
「いい加減にして」
「姫野…」
「仲間が死ぬのは初めて?」
「闘いで仲間死ぬのは初めてだ」
「なら、別件で死んだことはあるって事ね……
私の仲間はみんな大切な人を亡くしてる。
弟だったり親友だったり大切な人だって亡くしてる。
私たちはそれを乗り越えて今ここに立ってる、確かに仲間が死んだら悲しいし自分の力不足に嫌気がさす。
だからもっと強くるために努力する。
自分1人でどんな敵でも倒せるくらいに……」
「お前………」
「私たちはあなたの事が嫌い。
悪いけどあなたの仲間が死のうとあなたが死のうと私たちには関係ない、でも自分達だけが辛い思いをしてるなんて考えないで」
姫野はそう言って吉沢に肩を貸す。
「さすがですね、姫野」
「お前も、人の事言えないだろ。
本当は勝に会いたいんじゃないか?」
「本来なら私達は死んだ人間です。
それに私はあの人の命令に背いて死にました。今更合わせる顔なんてありません」
「あいつがそんな事で怒るかよ。
逆に感謝されるかもしれん」
「そうですかね」
そんな会話をしながら姫野と吉沢の2人を見る。
どこか勝と楓恋さんの姿が思い浮かぶ。
あいつは何故か楓恋さんを気にかけていた。
死ぬ瞬間でさえ楓恋さんに背中を押してあげていた。
願うことならもう一度、もう一度あって一緒に酒を飲みタバコを吸いくだらない会話をして笑い合いたい。
昔のように立場なんか気にせずに………
「ねぇ、星野くん」
「はい?」
「もしかしてなんだけど今回の件、犯人はあの子じゃない?」
と未来さんが今回の犯人名前を言うのだった。
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