能力が基本となった世界2

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日比野、吉沢対凶徒

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「何故だ、なぜお前たちはそうまでして俺を倒そうとする?」
「さぁな、それは俺にも分からん。ただ俺はあいつの代わりに攻めてあいつらを守る。それだけだ」
そうして俺は拳を構える。
できる出来ないではなく、俺はやらなくてはならない。
「そうか、なら俺もやらなければだな」
「じゃあなんでお前はこんな事をする、何故か理由はあるのだろ?凶徒」
「あぁ、俺の目的は勝の仲間を殺すことだ」
「なんだと?あいつが何かしたのか?」
そういうと凶徒は言った。
「あいつは俺の仲間を殺した!俺の仲間を!」
「まさか、それが北野…」
「あぁそうだ!あいつは北野を…」
「お前…あの男が何をしたか知ってるか?あいつは勝の仲間の姉、カイリを殺した。だから復讐のためにやつを殺した。だからあいつの仲間を殺し勝に復讐をしようってことか」
なるほど、あいつが昔言ってたことか。
……「復讐は連鎖する」
「んだよいきなり」
勝が俺の部屋に来たので話をしていた。
「俺の目的は必ず連鎖する。それをお前に話しておきたいんだ」
「分ったよ、っでその話ってのは?」
そう言うと勝はどこか寂しそうな顔で
「もし、あいつの仲間たちがお前たちに復讐しようとしてきたら、迷わず撃て、それが相手を殺すことになったとしても」
‥‥
まったく、今度会ったら…
「今度会ったらぶん殴るあらな!勝!」
俺は足に力を込めた。
「来い!とどめを刺されに!」
『能力開放!』
「磁力よ!我に力を!」
そういうと近くのにある鉄などが磁力で引き寄せられた。
「これでお前を殺す!」
そう言いながら集めたものを背中に回し巨大な腕のように組み合わせた
「これを食らってあの世に行きやがれ!」
そう言いながら攻撃を食らわせる。
そして凶徒は膝から崩れ落ちた。
「がはっ…この力は一体」
さらに散らばった物を磁力により壁状に固めた。
「最後に言うセリフはあるか?凶徒」
すると凶徒は
『能力解放!真実よ!我が意のままに!』
「俺の能力は真実を上書きする…」
だが、もう遅かった。
俺の能力の方が早く、攻撃を…
すると、壁状の物体は消え失せた。
「なにっ!」
「俺は負けない!この力で俺はっ!」
瞬間、凶徒は血を吐いた。
「がはっ…これっ…は」
日比野瑠衣が凶徒の背中を刀で突き刺していた。
「友の敵だ。」
そう言って瑠衣は刀を引き抜いた。
瞬間凶徒の背中から血がどっと吹き出る
「がはっ」
「おいおい、これは…」
あの位置は心臓に近い所、致命傷なのだろうか…
「おい、日比野何してんだ」
日比野は刀を鞘にしまいながら言った。
「こいつは僕の友達を殺した。だから殺したんです。」
「殺したから殺し返した…っか」
そんな事を話していると、胸から血が出ている凶徒が能力で傷口を回復した。
「真実を・・・上書きしやがった!」
「お前…せこいやつだな、背後から刺すなんてよぉ!」
「あなたが言いますか!」
そして日比野は刀を抜き、凶徒に向かって跳躍した。
「今度は能力が使えないくなるほどダメージを与えてやる!」
「甘い!」
日比野が刀を振り下ろすと同時に、凶徒は日比野の刀をへし折った。
「なにっ!」
そして、空中では攻撃を回避することが出来ないので、日比野は凶徒の蹴りを食らってしまった。
「がはっ!」
地面に落ち息を切らす日比野
「おいおい、そんなんありかよ」
日比野が地に伏せ、血を吐いているのを見ながら俺は確信した。
それは『死』
そして凶徒の視線が俺に向いた。
「次は貴様だ」
そう言いながら向かって来る。
「やるしかないのか…」
『能力解放!』
「磁力よ、我に力を与えたまえ」
地面からの磁力を引き付け引き上げた物を大きな壁に変化させた。
「これで少し時間を」
「甘いな、こんな壁すぐに消せる」
そう言いながら凶徒が向かってくる。
「やるしかないな…」
そして俺は1つの銃を取り出した。
「なんだ?それは」
これはアイリから借りた勝の銃。
「やるしかないのか」
そういって銃を発砲しようとした瞬間、
「待ちなさい!」
勝の姉、未来が来た。
「あんたは」
「こいつの能力は?」
「真実の上書きです」
すると未来さんは俺から銃を取り、弾を込めた。
「何を‥」
「銃よ、私と勝の力を吸い力となれ!」
「勝!?」
「そんな銃でこの俺に勝てるとでも」
すると未来さんはにやりと笑いながら言った。
「これは私に勝が残していったもの、彼の中にあるカイリの能力と私の氷の能力、合わせれば強力になる」
そういいながら未来さんは銃を構え、発砲した。
「散りなさい、私たちの力で」
撃った弾は凶徒に直撃した。
「ふんっ!こんなもの上書きすれば!」
しかしそれはできなかった。
「無駄よ、その弾は弾は氷の能力、でもね撃たれた後の能力はカイリのもの、これが分かる?」
すると凶徒が叫び始めた。
それは恐らく苦痛からくるものだった。
「体の中で痛みが…上書きしても抑えられない…」
だ太良言ったでしょ?無理って」
『氷の幕・氷の拘束』
そういいながら凶徒を氷漬けにし
「これで最後ね」
っといい氷を砕き、中の凶徒も砕け散った。
「未来さん、ありが‥」
「礼はいらないわ、私はあの子の願いを聞いただけ、それだけよ」
っと言って未来さんは歩いていくのだった。
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