16 / 24
生き残り
しおりを挟む
俺達は建物『だった』場所へと向かう。
「うわぁ、もう瓦礫しか残ってないよ…吉沢が固めすぎたんじゃないの?」
「こいつがこれくらい集めて固めろと言ったんだよ!」
と吉沢が姫野に向かって叫んだ。
「騒がないでください、他に敵が居るかもしれません」
っとアイリが言うと瓦礫の山から音がした。
「やっぱり、生きてましたか」
「き、貴様ら!」
「やっぱりな、サヨ、お前は日本語がしっかりと話せる。俺たちには上手く話せないように思わせた」
「でもその理由は?」
っと俺が聴くと吉沢はやれやれと言った顔をしながら
「上手いやつが下手を演じたら分かりにくいさ。だがな、わざとらしいやつはすぐに見つかる。それが理由だ」
と言った。
「なるほど」
俺はサヨという男に目を向けて言った。
「お前はなんでこんな事をする。能力主義にした所で平和にはならないぞ、だったらこんな事はやめて国民に聞いてみろよ、どっちがいいか。
今のお前は自分の事しか考えない最低野郎だ」
するとサヨは俯きながらボソッっと何かを言って、それが段々と大きくなっていく。
「俺だって、…俺だって!好きで能力者を殺してるわけじゃない!俺は日本の状況を知っている。もちろん能力者の中にも良い奴は居る、そんな事は知ってる。
だがな、誰が良い奴か分かんねぇのにほっといてそれでこの国が滅びたらどうする俺の大好きな祖国を崩壊させるわけはいかないんだ!」
そしてサヨは銃を取り出した。
「だから、だからお前たちをここで殺さなければならない、この国の人々を平和で笑ってられる世の中を作るために!そのためなら俺はどんな事でもする、地獄にでも落ちよう。だが俺はこの国を守って兵士として死にたいんだ!」
と銃を構えた。
「こいつの祖国を愛する心は本物だ。
日本のようにはしたくない、もちろん分かる、だからと言って罪もない人々を殺すのは間違っている。だから俺たちの国でも組織がある。だから俺は!」
そうして俺も銃を取り出し構えた。
「アイリ達はほかの敵がいないか調べろ、俺の邪魔をさせるなよ!」
そう言って俺はサヨに向かっめ行くのだった。
「うわぁ、もう瓦礫しか残ってないよ…吉沢が固めすぎたんじゃないの?」
「こいつがこれくらい集めて固めろと言ったんだよ!」
と吉沢が姫野に向かって叫んだ。
「騒がないでください、他に敵が居るかもしれません」
っとアイリが言うと瓦礫の山から音がした。
「やっぱり、生きてましたか」
「き、貴様ら!」
「やっぱりな、サヨ、お前は日本語がしっかりと話せる。俺たちには上手く話せないように思わせた」
「でもその理由は?」
っと俺が聴くと吉沢はやれやれと言った顔をしながら
「上手いやつが下手を演じたら分かりにくいさ。だがな、わざとらしいやつはすぐに見つかる。それが理由だ」
と言った。
「なるほど」
俺はサヨという男に目を向けて言った。
「お前はなんでこんな事をする。能力主義にした所で平和にはならないぞ、だったらこんな事はやめて国民に聞いてみろよ、どっちがいいか。
今のお前は自分の事しか考えない最低野郎だ」
するとサヨは俯きながらボソッっと何かを言って、それが段々と大きくなっていく。
「俺だって、…俺だって!好きで能力者を殺してるわけじゃない!俺は日本の状況を知っている。もちろん能力者の中にも良い奴は居る、そんな事は知ってる。
だがな、誰が良い奴か分かんねぇのにほっといてそれでこの国が滅びたらどうする俺の大好きな祖国を崩壊させるわけはいかないんだ!」
そしてサヨは銃を取り出した。
「だから、だからお前たちをここで殺さなければならない、この国の人々を平和で笑ってられる世の中を作るために!そのためなら俺はどんな事でもする、地獄にでも落ちよう。だが俺はこの国を守って兵士として死にたいんだ!」
と銃を構えた。
「こいつの祖国を愛する心は本物だ。
日本のようにはしたくない、もちろん分かる、だからと言って罪もない人々を殺すのは間違っている。だから俺たちの国でも組織がある。だから俺は!」
そうして俺も銃を取り出し構えた。
「アイリ達はほかの敵がいないか調べろ、俺の邪魔をさせるなよ!」
そう言って俺はサヨに向かっめ行くのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる