ペンギン仕掛けの目覚まし時計4

織風 羊

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 マルセリーノは目覚まし型シェルターの中で、タッタリアに連絡をとっている。

「では、地球型エージェント・スーツ、ミラノ・コレクション・スーパーモデル・タイプ、コードネーム、リン、を使いたいと言う事ですね」


 相変わらず落ち着いた声でタッタリア宇宙医学教授が言う。

「せやねん、段取りは、さっき言うた通りで工作できるかな?」

「大丈夫です。伊達に保育園の園長をやっている訳ではありませんので」

「然し、お前、なんでもありやな。いったい今までに、どんだけ変装してきたんか表にして見せて欲しいわ」

「いえいえ、マルセリーノ統括教授も地球専任という、我が星では始まって以来の大役をお疲れ様です」

「いや、僕はええねん、今回は子供が関わってるから、そっちを最優先に考え過ぎただけやねん」

「分かりました。で。マルセリーノ統括教授、何か悪いものでも食べましたか?」

「僕が? なんでなん?」

「例えば、冷凍保存していたシラスが腐っていたとか?」

「別に。僕が食べた感じでは変な味はせえへんかったけど?」

「そうですか。それだったらいいのですが」

「何んでなん? どうかしたん?」

「いえ、会話にスマートさがある、というか性格に変化が訪れたというか」

「僕が? そうかなぁ」

「統括教授、もしお身体に異変があったら、すぐに連絡してください」

「うん。分かったけど。僕のこと心配し過ぎちゃう?」
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