チートなタブレットを持って快適異世界生活

ちびすけ

文字の大きさ
表紙へ
99 / 141
7巻

7-3

しおりを挟む
「それで? フェリスからはある程度話は聞いてはいたけど、もう少し詳しい状況を教えてもらえる」

 中階層の中央部分に移動しながら、その道中でチェイサーさんがリークさんに話を振る。

「そうっすね……行方不明になってる冒険者のほとんどが実力ある人物達ってところまでは分かっているっす。彼らが行方不明になっている場所は中層階から深層階だけみたいっすね」
「表層階には一切いないの?」
「はい。ギルドが派遣はけんした調査隊の調べによると、表層階にいた人物は全員無事だったとのことっす。中層階の奥深くから深層階にかけて、潜っていった人達が主にいなくなってるっすね。それから、行方不明者が出始めた頃から、魔獣をあまり見かけなくなったとも調査報告書に書かれてたっす」
「……なるほどね」

 チェイサーさんは腕を組みながら、何か思い当たることがあるのか、ふむふむと頷いている。

「何か気になることでもあるんですか?」
「かなり昔に、今回このダンジョンで起きている状況と同じような話を聞いたことがあるのよね」
「本当ですか!?」
「えぇ、その時は私も小さな子供で、曾祖母そうそぼから聞いた話なんだけど……」

 チェイサーさんの話によれば、彼女のひいおばあさんが子供の頃、ダンジョンに入った人が行方不明になる事件が起きたらしい。
 その当時もかなり騒ぎになったけど、一カ月もしないうちに全員が無事に戻って来たとのことだ。

「ダンジョンで何があったんですか?」
「それが……魔獣と遊んでいたらしいの」
「「はい…………?」」

 僕とリークさんが揃って首を傾げる。

「魔獣と遊ぶって……どういうことでしょう?」
「いやね? 私も詳しい話は分からないのよ。なにせ当時の曾祖母はちょ~っとボケはじめていたから、私も夢物語程度にしか聞いてなかったし」
「なるほど……」

 僕の問いに、チェイサーさんが肩を竦めながら答えた。
 リークさんも少しでも情報を得ようと質問する。

「行方不明者を探す方法とかは聞いたりしてないんっすか?」
「そうね、曾祖母の話では探す方法というか『道』があった――みたいなことは言っていたと思うわ」
「『道』……っすか」

『道』がどんなものか分からないけど、いまのところその『道』以外にグレイシスさんとカオツさんを捜す手がかりがない。
 まずは、三人でその『道』らしきものを見つけるところから始めることにした。

「あの、チェイサーさん」
「なぁ~に?」

 僕が話しかけると、チェイサーさんが間延びした声で返事する。

「特殊なダンジョンって表層から中層に行くのには、『扉』のようなものを使わなきゃ移動出来ないじゃないですか」
「えぇ、そうね」
「仮に『道』も『扉』と同じようなものだとして……それを探す手がかりとかってあるんですか?」
「全てのダンジョンではないんだけど、一部のダンジョンでは『扉』を見つける方法が発見されているところもあるの」
「本当ですか!?」

 チェイサーさんは一つ頷くと、どこから取り出したのか、ハムスターのような動物を指先で摘まんで持ち上げた。

「これなんだけどね?」

 そう言いながら、彼女はその小動物を見せてくれた。
 チェイサーさんの話によれば、Sランク冒険者やギルドマスターしか行けないような上級ダンジョンの深層階、しかも奥深くにしか棲息しない超希少種で、『ココヤ』という魔獣なんだって。
 ココヤは『扉』の近くに巣を作ったり、『扉』に寄っていく性質があるらしく、新しい『扉』を探したい場合はこの魔獣が役に立つそうだ。

「ふえ~……そんな魔獣を持っているなんて凄いですね」
「あぁ、この子は、友達と酒飲み勝負をした時に勝った戦利品なのよ~」
「えっ」

 その友達というのが、リークさんの上司のギルドマスターと聞き、僕は稀少種の魔獣をとられてシクシクと泣くギルマスさんの顔を思い浮かべる。
「いい貰い物をしたわ~」と笑うチェイサーさんに苦笑いしつつ、ココヤが反応する方に向かって僕達はダンジョン内を進むことにした。
 数時間ほどダンジョンを歩き続けたけれど、いつも入るダンジョンに比べて、全く魔獣が見当たらない。どちらかと言えば魔草がかなり多いような気がする。
 とはいえ、油断は禁物だ。万が一、強力な魔物が現れた場合に備えて、腰に提げた剣の柄に手を置く。
 ふと空中に浮かぶ画面を見ると――ちょうど二百メートル先に魔草の反応があった。でも、リークさんが左手の指を少し動かした瞬間に、その反応が跡形もなく消えてしまう。
 隣を歩くリークさんは、特に魔草がいた方を見ていたわけでもなく、チェイサーさんと話しながら歩いているだけだ。
 ここ数時間、リークさんとチェイサーさんは僕を交えて、いろんなことを話しながらのんびりとした感じで歩いているんだけど……
 僕達の周囲に反応があった、危険度のかなり高い魔草を軽く手を振るか、指を動かすだけで瞬殺していた。
 多分、二人が持つ魔法か特殊能力を使って排除しているのかもしれないんだけど……僕の出番が一切ない。
 やることがないな、と思いながら、画面の上にある時計を見ると、お昼の時間が近付いていた。

「あの……お二人ともお腹は空いていませんか? 皆さんの分も食事を作ってきたので、お昼休憩にしませんか?」

 僕がそう尋ねると、リークさんとチェイサーさんが凄く嬉しそうに首を縦に振る。
 少し見晴らしが良い場所へと移動し、程よい大きさの石をテーブルや椅子代わりにして席に着く。
 平べったい石の上にランチョンマットを敷き、その上に腕輪の中から取り出したお皿とコップ、四角いかごを並べた。それから籠の蓋を開けて、その中からいろんな食材を使ったバターロールサンドと、イタリアン風味の生春巻なまはるまきを大皿に並べていく。

「あら、初めて見る食べ物ね! けど美味しそう!」
「師匠、いただきます!」

 二人が料理を見て目を輝かせる。
 今回僕が作ってきた一つ目の食べ物は、バターロールの中央に切れ目を入れてそこにいろんな具材を詰めたロールサンド。
 ハンバーグや薄くカットしたトマトとレタスを挟んだものや、アボカドとエビをマヨわさびソースで和えたもの、ポテトサラダにハムとレタスの組み合わせや、焼きそばパンっぽいもの、など種類は豊富だ。いろんな味を楽しめると思う。
 もう一つが生春巻き。生春巻きとはいっているけど、ライスペーパーの代わりに生ハムで巻いてある。具材はモッツァレラチーズとトマト、アスパラ、ベビーリーフが入っている。
 そのまま食べても美味しいし、シーザードレッシングをつけて食べてもいい。
 ココヤは、カシューナッツをあげたら一心不乱にかじりついていた。
 お気に召したようで良かったです。

「いただきます!」

 それぞれが好きなものを手に取って口に運ぶ。

「おいしぃ!」
「スゲー美味いっす!」

 もぐもぐ口を動かして絶賛するチェイサーさんとリークさんの言葉に、僕は照れてしまう。

「前回はあまり思わなかったんだけど……」

 チェイサーさんが話している途中で、急に空中に浮かんでいた画面が真っ赤に染まった。
 画面の端に、ウヨウヨと動く魔草の群れが映る。
 かなり強い魔草の群れのようだけど、僕達がいるところからかなり距離がある。
 すぐに襲われる恐れはないだろうけど……と口の中に入っていた食べ物をゴクリと飲み込む。
 自分一人で戦ったら即死レベルの強さだけど、この二人と一緒に、『傀儡師』のアプリを使ってなら、僕も戦えるかも――
 そう思っていると、チェイサーさんが口元をナプキンで拭いてから手を顔の前に持ってくる。
 そして手のひらの上に黒いきりのようなものを浮かび上がらせると、ふぅっと霧に息を吹きかけた。
 息を吹きかけられた黒い霧が、スゥッとそこから空気中に溶け込むように消えてしまう。
 僕は何が起きているのか首を傾げながら、画面に視線を向けた。
 その瞬間――画面の右端から中央くらいまで占めていた魔草の群れが、もの凄い速さで消えていく。ものの数秒で魔草は駆逐くちくされ、真っ赤な画面が通常のものへと戻った。
 唐突な展開についていけず、画面を見ながら生ハム春巻きが入った口を動かしていると、リークさんが変な声を上げた。

「うぇっ!? チェイサーさん、もしかして……あの離れていた場所にいた魔獣か魔草を一気にやったんっすか?」
「えぇ、ちょっと数も多そうで面倒な感じがしたから、この黒い霧で焼き払っちゃったわ。ちなみに魔獣じゃなくて魔草だったわね」

 手のひらで黒い霧をもてあそびながら、チェイサーさんはウフフと笑う。
 どうやらチェイサーさんの手のひらの黒い霧は、彼女の特殊能力の一つらしい。
 触れたら刃物のような鋭さがあり、炎のように熱い。
 チェイサーさんの言葉に、リークさんは感心しきりだ。

「ほえ~……俺でさえ魔獣か魔草のどちらかなのかも、全体の数も分からなかったのに……それを全て把握して対処したってことっすね」
「そういうこと」
「スゲーっす!」

 Sランク冒険者でもあるリークさんが呆然とするレベルなんて……チェイサーさんは僕が想像も出来ないくらい、めちゃくちゃ強い人なんだな……
 僕がそう思っていたら、テーブルの上に残っているパンや生ハム春巻きを見たチェイサーさんの視線がこちらへ向いた。

「フェリスから聞いてた通り、ケント君の食べ物を食べると疲れが少し取れた感じがするのと、なんていうか……魔力を潤滑じゅんかつに身体全体に回せている気がするわ」

 そしてキラリッと目を光らせた後、僕に向かって手を合わせる。

「ケント君! お肌が綺麗になったり髪の毛のつやを増すものがあったら、ぜひお願いね♪」

 それを聞いた僕は、先ほどの魔草撃退のお礼も兼ねて、自家製のアセロラジュースをプレゼントした。
 この世界にも地球産のアセロラと味も効果も似ているものがあったので、暁ではそれをジュースにして出すことがあるんだけど……
 フェリスさん達女性陣にかなり好評だったから、チェイサーさんにも喜ばれると思う。
 リークさんも羨ましそうな顔でこちらを見てきたので、同じく瓶に入ったアセロラジュースを腕輪の中から取り出して渡した。

「このジュースは、そのまま飲んでもいいし炭酸やお酒で割っても美味しく飲めますよ」

 僕がそう説明すると、二人とも大喜びしてくれたのだった。


 食事を終えてから、僕達はまた手がかりとなりそうな『扉』や『道』を探し始めた。
 再開してから二時間ほど経った頃、僕達はお目当ての『道』じゃないけど、深層階へと続く『扉』を発見した。
 歩いている途中、ココヤがチェイサーさんの手のひらから飛び降りたと思ったら、地面を走って少し先にある竹藪たけやぶのような場所に向かっていった。
 僕達がその後を慌てて追うと、ココヤは木と木の間を上手く走り抜けながら、一本の木の前で立ち止まる。
 何をするのかと思えば――ココヤは、その木の前でパタリと倒れた。
 まるで気絶をしたように倒れているココヤのもとにたどり着くと、僕はチェイサーさんにどういうことか尋ねたんだけど……

「さぁ?」

 チェイサーさんは首を傾げただけ。

「え……? いやいやいや、ココヤのこと、知ってるんじゃないんですか?」
「知らないわよ? ただ『扉』の近くに行って倒れるってことくらいしか分からないわ」

 最終的に、それだけ知ってればよくない? とチェイサーさんから言われてしまった。

「まぁ……それもそうですね」

 この不思議な光景を気にしつつも、僕は頷いた。
 チェイサーさんが地面に倒れるココヤを掴んで手のひらに乗せてから、目の前にある木に手を当てる。
 すると、木の表面が波打ち――『扉』が出現した。
 チェイサーさんはいったん『扉』の中に入って、深層階へ向かう入口だということを確認してから出てきた。

「中層階でまだ見ていない場所を回ることにしましょう」

 確かにここで深層階に行ったとしても、『道』が中層階に残っている可能性もまだある。
 中層階を端から端まで歩くには丸二日以上かかるから、時間はかかるかもしれないけど……
 地道に捜索しようと三人で話し合って、僕達は次の『扉』を探すために歩き出す。
 それから歩き続けること数時間。空が暗くなってきたところで一日目は終了したのだった。



 毛玉との出会い


 やっぱり魔草には、他のダンジョン以上によく遭遇そうぐうしたんだけど、かなり手強てごわい奴が多くて、リークさん達の手を借りることが多かった。
 代わりに、僕でも倒せるくらいのレベルの魔獣だったりした場合は、二人は魔草や魔獣の存在に気付いていても、僕に討伐とうばつさせるようにしていた。
 そもそも、今回僕以外の二人は助っ人として付いてきてもらっているだけだ。
 それはつまり、僕のレベルではどうしても倒せないような魔獣や魔草が出た場合に対応してもらうということ。
 実際、二人も僕のレベルならなんとか倒せそうな相手であれば、あまり手を出さないようにしていたんだって。
 僕としても、一人の冒険者として暁を代表してダンジョンに入っているから、守られるだけの存在としてここにいるわけじゃない。
 頑張るぞー! と心の中で決意して、『傀儡師』を起動させた後、僕は少し離れた場所にいる魔草へと走り出す。
 今回倒す魔草は、僕の背丈くらいの大きさの木だ。幹の部分はヒョロリとした感じで細く、それと同じくらい細い枝が何本も不揃いに生えている。枝にはタンポポのような形の葉があって、その先には涙のような形状の袋が何個かぶら下がっている。
 袋の中には、パチンコ玉くらいの大きさの種が満杯に入ってて、木に衝撃が加えられたり、近くに敵が通ったりすると袋が弾けて中の種が四方八方へと飛び散る仕組みだ。
 種が飛び散るだけならば危険はないが、この魔草の種の表面は鋭い刃のようなもので覆われている。しかも、かなりのスピードで飛び出てくるので当たると全身血だらけになる。
 種に当たってしまうと、含まれている微量の毒が身体をむしばむ。
 解毒しなければ血が止まらず失血死してしまい、他の魔草や魔獣を引き寄せることになる厄介な植物だった。
 走りながら視線だけを画面に向けて、『魔獣合成まじゅうごうせい』を一緒に起動させた。
 これは魔獣や魔草の持つ特殊な力を一時的に自分やアイテムに付与出来るアプリだ。
 僕は腕輪の中から魔草『リプサ』のとげを取り出した。
 これは砂漠さばくのようなダンジョンに棲息している魔草で、全く水分がないような場所でも育つ。
 そしてこの魔草の不思議なところは、とにかく水分に敏感なことだ。少しでも水分を含んだものが近くにあれば、そこから全てを奪い取る勢いで吸い取って自分の中に貯め込む性質がある。
 かなり注意しないと、カサカサのミイラにされちゃうから危険だけど、死んでしまえば素手で触っても大丈夫だ。

「『合成シンセティック』」

 取り出した『リプサ』の棘を、剣の刀身部分に当てて合成する。
 魔草を相手にする場合、炎系の魔草か魔獣を使えば焼き払うことによって簡単に討伐出来るんだけど、僕が今いる場所は草木が生い茂る地帯だ。
 そんなところで炎系の能力を使って魔草を攻撃して、火がもしも周りに飛んだりしたら、辺り一面火の海と化してしまう。その影響を考えて、火ではなく、植物の水分を強奪する能力――植物の天敵の能力を使用しようと考えたのだ。
 刀身が、透き通った水色のような色に変化して、ほんの少しだけ剣が重くなる。
 グリップ部分を強く握り締めて、十体近くいる魔草のうち仲間と距離が一番離れている一体に向かって突撃していく。
 足の速さを上げる魔法薬を使って走り、袋が弾けるよりも早く剣を振る。

「よっ……と!」

 下から斜め上に剣を振り上げるようにして切り付けた瞬間、魔草の水分が剣に抜き取られた。
 金属を引っ搔いた時のような不快な音を出して、魔草は一瞬で干からびてしまった。
 僕の背丈くらいにあったはずが、半分以下の大きさになってしおれている。
 仲間の魔草達がザワザワと体を動かして、一カ所に集まり始めた。
 僕の身体はいったん魔草達から距離を取ると岩陰に隠れた。
 それから腕輪から魔法薬が入った瓶を取り出して、魔草が固まって身を寄せ集めているところに、その瓶をポイッと投げつける。
 瓶は弧を描くようにして飛んでいくと、ちょうど魔草が固まっている中央付近に落下――する前に、空中でガチャンッと割れる。
 集まっていた魔草の数体が、瓶に反応して一斉に種を放ったからだ。
 その後も襲い来る種の攻撃を岩の陰に隠れてやり過ごしながら、魔草達の群れを見る。
 瓶の液体がかかった魔草の動きがのろくなっていた。
 瓶の中身は、相手を異常に遅くさせる魔法薬だった。
 岩の陰からヒョコリと顔を出して魔草の動きが遅いのを確認してから、魔草に向かって駆け寄って剣を振るっていく。
 スパッと魔草を切り伏せて、最後の魔草の体に剣を突き立て終えると――討伐終了。

「ふぃ~っ」

 息を吐き出しながら、僕は額の汗を拭った。
『傀儡師』のアプリを終了して、剣を鞘に納める。

「師匠、お疲れ様っす!」
「なかなか面白い戦闘をするのね~。あ、ちなみに……これ、貰っていってもいいかしら?」

 離れていた場所で見ていたリークさんとチェイサーさんが、僕の戦いぶりを褒めてくれた。
 チェイサーさんがこちらに近寄りながら、地面に干からびて落ちている魔草を摘まんで僕に尋ねる。
 どうやらこの魔草は薬の材料になるようで、しかも数日かけて干すという作業をしなくていい分、理想の状態なのだとか……チェイサーさんはとても嬉しそうだ。
 その後も魔草を討伐しながらダンジョン内を進む。
 あっという間に、周囲が暗くなってきて、本日の捜索は終了となった。


しおりを挟む
表紙へ
感想 1,349

あなたにおすすめの小説

転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!

饕餮
ファンタジー
  書籍化決定!   2024/08/中旬ごろの出荷となります!   Web版と書籍版では一部の設定を追加しました! 今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。 救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。 一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。 そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。 だが。 「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」 森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。 ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。 ★主人公は口が悪いです。 ★不定期更新です。 ★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~

鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!

にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。 そう、ノエールは転生者だったのだ。 そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。

ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした

渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞! 2024/02/21(水)1巻発売! 2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!) 2024/12/16(月)3巻発売! 2025/04/14(月)4巻発売! 応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!! 刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました! 旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』 ===== 車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。 そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。 女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。 それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。 ※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!

akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。 そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。 ※コメディ寄りです。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。