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しおりを挟むハハ! と安曇野が──巧が、笑った。
「皆なんかもういねえよ。ここには、俺と、」
さくらだけ。
ぎゅ、とちんこの先を掴まれた。ビクンと跳ねた俺は、巧に抱きつく。ゆるゆる、巧がおれのちんこをシゴいてる。見て、と言われて見たら、半分被ってた皮がむけて、ピンク色の頭がにゅるにゅるになって顏出してた。ハズい。こんなのハズすぎる。相手がたくみじゃなかったら。
「嬉し」
「……皆には」
「誰が見せるかよ」
優しくチンコをこすられながら、俺はベッドに寝かされた。もう片方の巧の手のひらが、また、尻を揉みはじめる。「さくら」吐息で名前を呼ばれ、乳首をちゅうちゅう吸われたら、俺の手足から力というちからがぬけた。
「入れるな」
囁きのあと、ぎゅっと閉じてて、今は緩んでる肛門を、巧の指がくすぐった。何かぬるぬるしたものがぬりつけられて、それと一緒に、なかにはいってくる。
「は、は……マジ、で、そこ……?」
「マジでココ」
ちょっと怖い、と言うと、じゃあもっと柔らかいものでやってやる、と、巧が俺の股間に顔を埋めた。なまぬるいものが、にゅるにゅる、とソコを舐める。まさか、まさか、まさか。
「たくみっ……?」
半身を起こそうとしたけど、ドン、と突き倒されて、その反動で持ち上がった尻を固定するように、太腿をがっしりつかまれた。想像するに、メチャクチャな恰好をさせられている。
「え、待って、待って待って」
「……」
巧からの返事はなく、俺の肛門はべしゃべしゃに舐め尽され、その舌の先端が、なかに、入った。
「あ、ア!」
「……」
腹の奥が、またぎゅ、と締まってあつくなった。俺の視界でフラフラ揺れてるたいしたことないサイズのチンコの先からぽた、と透明な雫が垂れ、へそまで繋がった。
じゅく、じゅる、じゅくじゅく。
耳を覆いたくなるような音と一緒に、俺の中がどんどん暴かれてく。すっかりふやふやになったそこに、巧の指はやすやすとはいった。一本、二本、ぐる、ぐるとかきまぜるように動くと、指の節がコリ、とある一点に触れた──。
「え、あ……あ、あれ」
「ここか?」
「こ、そこ、なんか」
「なんか? 何?」
きもちい……い。
とんでもないことをされ、とんでもない感覚なのに、素直に言えるのは、相手が巧だからだ。
「気持ちイイ、ソコ、巧、ソコ、気持ちいい」
俺は指の節がソコに当たるように、腰を浮かす。巧はそこをイジりながら、俺をぎゅうと抱き締める。
「愛してる……死んでもあいしてる。さくら」
「……おれ、おれは……」
シー、をするように、巧が俺の唇に指を当てた。
「まだ、良い……今は、」
もっと気持ち良くなろうぜ。
巧は指をひゅっと抜くと、代わりにガツンと棒みたいなものをそこに押し当てた。棒、じゃない。これ、巧のチンコだ。
「で、でかくない……」
「デカいよ。だから今日は、先っぽだけな」
囁くように言うと、入口にジュポとそれを押し入れ、巧はゆっくり腰を振った──途端俺は射精した。
「あ、──、おれ、イっちゃった……」
「見た」
「ちかちかする……」
「そのまま力抜いとけ」
俺はバカみたいにうん、と頷いて、弛緩した身体を巧に支えられ、ゆっくり、とろとろ、揺さぶられた。乳首をたまに舐められて、イったばっかで敏感なソコをつつかれて、口からは、声にならない呻き声が出て、止まらない。
「ふ、……あ……」
「イイ……さくらのココ、すげえトロトロ」
「おれ、イイ?」
「最高」
よかった──俺はなんだかものすごい幸福感に満たされて、この世界で前世を思い出してから初めて、ひきずられるような眠りに落ちて行った。
+++
「さくら?」
「そうだ、これから妃ファビアン・ルーは、さくら、と呼ぶものとする。但し、余だけだ。余以外の者がこの呼称を使うことを固く禁ずる」
「承知致しました。それから……」
「たくみ」
「そうでございました。イルム四世のことを、ファビアン妃は、たくみ、と呼ばれるのですね」
「左様。これもさくらのみに許された呼称だ。他の者は通常通り王と呼べ」
「はっ」
うとうとしている上を、巧の声が通り過ぎる。凄いな、巧。あんな偉そうで強そうな人に、いっぱい命令してる。やっぱり、巧はどこの世界でも10物持ってる。そんなだから、俺はお嫁さんにされちゃったんだ。俺は、ただの「天才顔」だから。
「? 顔? ま、顔も一つだけどな」
「顔だけじゃない?」
「たりまえだろ。お前はぜんぶ、可愛いよ。だから、手足もげようがなんだろうが、守りたかったんだ」
「手足もげたの?」
「ああ、ふっとんだ。ぐっちゃぐちゃ」
「……ごめんなさい」
「謝ることを禁ずる」
急に王様の声で言うから、俺は笑って、その胸に抱きついた。
『たくみウケる! 笑いすぎてくるし』
そう言いながら抱きついた。
前世と同じように。
ああ、約三万五千人と俺の安曇野の両親、ごめんなさい。
俺はやっと謝れた一人の人と、幸せに暮らしていきます。
END
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