R自然の摂理

pop

文字の大きさ
上 下
2 / 3

この村に潜む何か

しおりを挟む
村に来て1ヶ月が過ぎた。村の人とも仲良くなり、仕事も順調になって来ていい風が吹いていた。

「やっとここにも慣れてきたな。やはり温かい村の人たちだな。ま、気候は寒いが」

そんな時一人の男の子が訪ねてきた。年齢は見た所10歳かそこらの可愛い男の子だ。

「おじさん。占い師やってるの?」

「そうだけどどうしたの?」

あのね、僕のお父さんが2日前から山に生えているマツカマツカっていう美味しいキノコを取りに行ったまま帰ってこないんだよ。」

そうなのかい?それは心配だね。

「だからさ、お父さんがどこにいるか占ってほしいんだ。お母さんも心配しているんだけどお母さん、も、仕事で忙しくて、頼まれてきたんだ。」

「そうかい。一人でよく来たね。良し占ってあげる何処にいるのか。」

「私はいつもとは少し違う感じをこの子から感じ、占ってみると、予想通り、この子の父親は、山の中で怪物に捕まっているようだ。しかし、普通なら生かしはしない奴らだけど、わざわざ牢屋に入れるなんてこいつら、裏に何か大きな奴らがいるに違いない。」

良し。お父さんは悪い奴らに捕まってるようだから私が連れて帰ってきましょう。

「占い師さん戦えるの?凄い!絶対連れて帰ってきてよ?」

「任せとけこう見えても私は占い師兼武術と魔法が使える天才なんだよ?君のお父さんも必ず連れ帰ってみせるよ!」

君のうちはここから近いのかい?

「うんこの村のあの大きな鶏のマークのうちだよ?」

「良し、連れて帰ったら必ず君のうちにお父さんと届けに行くから待ってな!」

うん!お願いします。

私は、長く使ってなかった剣を砥石で研いて、魔法の薬を飲み、

良し!準備万端だ!

こうして、私は、お父さんがいなくなったアデマクサンに登っていくのだった。

次回。アデマクサンに登った私は悪魔の、儀式を目のあたりにし、今にも死にそうなお父さんを救おうとする。次回もお楽しみに
しおりを挟む

処理中です...