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第2章 宿敵の家の当主を妻に貰ってから
第108話 次期当主就任式の終わり
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部屋に入ってきたシアは俺を覗き込むように見てくる。
「誰かいたのですか? 廊下の向こうに去っていく後ろ姿がほんの一瞬だけ見えましたが」
「あぁ、ライラックの叔父上が来ていたんだ。次期当主になったから、ちょっと話をね」
「……なるほど」
あまり詳しくは聞かないようで、シアはすぐに表情を笑顔へと切り替えた。
「それより、あらためておめでとうございます、ノヴァさん。壇上での挨拶、完璧でしたよ」
「そ、そう? すごく緊張していたからちょっと心配だったんだ」
「初めは皆そうですし、多くの人が上手く挨拶できないのにノヴァさんは堂々としてましたから完璧です」
手放しで褒めてくれるんじゃなくて、ちゃんと理由をつけて褒めてくれるから嬉しい気持ちになる。それにしてもシアは教えるのも上手そうだ。
「ありがとう、でも会場にシアがいてくれたから気持ちが楽になったっていうのはあるね」
「本当ですか? それは良かったです」
ニコニコ笑顔のシアを見て癒されつつ、俺は会場の様子についても聞くことにした。
どうしても貴族達からの評価っていうのは気になってしまうから。
俺の質問に、シアは「うーん」と難しそうな顔をして口を開く。
「一言で言うなら、戸惑っているという感じでしょうか」
「やっぱり、カイラスの兄上じゃなくて覇気が使えない俺がなったからってことだよね?」
同意が得られると思って聞いてみたけど、シアは小さく首を横に振った。
「もちろんそれもないわけじゃありませんが、ゼロード以外の人が次期当主になったことに戸惑っている人が多い印象でした。
ほとんどの貴族はゼロードが次期当主になると思っていたら、数日前の事件ですからね。流石に数日で落ち着くわけもなく、という事です。
ゼロード以外が次期当主になることを考えていなかったでしょうから、仮にカイラスが次期当主になっていても同じように戸惑っていたかと。」
「あー……そういうことか」
「あとは、どの貴族もノヴァさんを推し測ろうとしていますね。
ゼロードが次期当主と思って関係を構築していた貴族たちも、内心でカイラスにひょっとしたらと期待をしていた僅かな数の貴族も、ノヴァさんとの関係性がないという意味では今は同じ立ち位置ですから。
ゼロードが失脚していなければ彼を推す声も多く、貴族たちの間でゼロードとノヴァさんで派閥が分かれたでしょうから、これは良い点かもしれませんね」
シアの言葉を纏めるなら、俺が次期当主になったことで大きく反発するような貴族はいないけど、多くの人が色々な考えで注目しているって感じかな。
彼女の言葉を頭の中で思い返しながら反芻していると、シアは穏やかに微笑んだ。
「なので、ノヴァさんはこれから新しく関係を結ぶと考えて南側の貴族には接していけば大丈夫です。気が合いそうな人とは仲良くして、それ以外の人とは適切な距離を取る。変にすり寄ってくる人や、内心では侮る人もいるかもしれませんが、基本的にはノヴァさんの心のままにして構いません」
「心のままにって……いや、流石にいい感じにはするよ。余計な争いとか、したくないし」
「それもまた心のままに、ということです。大丈夫、ノヴァさんには多くの人がついていますし、私も妻として、そして先輩としてお支えしますよ」
「本当にありがたい限りだよ。いつもありがとう、シア」
「いえいえ、妻として当然の事ですから」
こんな風に時折見せるシアの得意気な顔、実は結構好きだったりする。
頼りになりすぎる妻もありがたいことに全力で支えてくれるみたいだし、新しいことをやるのは緊張するし不安だけど、頑張ろう。
そう心に決めていると、シアは穏やかな表情のまま優しく両手を叩いた。小さな音が響くと同時に口を開く。
「そういえばノヴァさん、ようやく次期当主の発表式も終わって余裕が出来たと思うので、そろそろユティやオーラと一緒にサリアの街に行きませんか?」
「あぁ、そうだね」
ユティさんとオーロラちゃんには大きな借りがある。シアと路地裏で心を通わせて結婚するきっかけになった一件で、誰よりも尽力してくれたのが彼女達だからだ。
だから俺は三人にサリアの街を案内することを約束していたんだけど、なかなか予定が合わなかったり、色々ごたついていて時間が経ってしまった。
今後は当主業務の引継ぎなんかで段々と忙しくなっていくだろうから、むしろ約束を果たすなら今のタイミングしかない。発表式が終わった今がちょうどいい。
「えっと、いつならいいかな? 最悪、父上と調整するからいつでもいいんだけど」
「ユティとオーラは予定を空けれるそうで、いつでも大丈夫らしいです。あ、もちろん私も大丈夫です」
「え? そうなの?」
「はい、大丈夫です」
かなり忙しい印象のあるシアだけど、彼女が言うにはいつでも大丈夫らしい。それなら早い方がいいかな。
「なら、本当に急だけど明日とかでもいいの?」
「はい、大丈夫です。ユティもオーラも楽しみにしていたので、喜ぶと思います」
「あ、そうなんだ」
「特にオーラには、なるべく早い日付にして欲しい、なんて言われちゃいましたから」
「彼女らしいというか……」
シアにおねだりするオーロラちゃんの姿が頭に浮かんで、思わず笑ってしまった。
「では明日、昼前に屋敷にオーラとユティを連れていきますね」
「うん、お願い。俺も屋敷に戻って、明日に備えて仕事を片付けておくよ。そんなに多くはないんだけどね」
「そうですね。私もそうしましょう。では、明日のために迅速に行動しましょうか」
慣れた手つきでシアはゲートの魔法を起動。金色の光が部屋に満ちて、俺の屋敷とこの部屋が繋がる。
俺達は自然にどちらからという事もなく手を繋いで、微笑んでゲートを通り抜けた。
「誰かいたのですか? 廊下の向こうに去っていく後ろ姿がほんの一瞬だけ見えましたが」
「あぁ、ライラックの叔父上が来ていたんだ。次期当主になったから、ちょっと話をね」
「……なるほど」
あまり詳しくは聞かないようで、シアはすぐに表情を笑顔へと切り替えた。
「それより、あらためておめでとうございます、ノヴァさん。壇上での挨拶、完璧でしたよ」
「そ、そう? すごく緊張していたからちょっと心配だったんだ」
「初めは皆そうですし、多くの人が上手く挨拶できないのにノヴァさんは堂々としてましたから完璧です」
手放しで褒めてくれるんじゃなくて、ちゃんと理由をつけて褒めてくれるから嬉しい気持ちになる。それにしてもシアは教えるのも上手そうだ。
「ありがとう、でも会場にシアがいてくれたから気持ちが楽になったっていうのはあるね」
「本当ですか? それは良かったです」
ニコニコ笑顔のシアを見て癒されつつ、俺は会場の様子についても聞くことにした。
どうしても貴族達からの評価っていうのは気になってしまうから。
俺の質問に、シアは「うーん」と難しそうな顔をして口を開く。
「一言で言うなら、戸惑っているという感じでしょうか」
「やっぱり、カイラスの兄上じゃなくて覇気が使えない俺がなったからってことだよね?」
同意が得られると思って聞いてみたけど、シアは小さく首を横に振った。
「もちろんそれもないわけじゃありませんが、ゼロード以外の人が次期当主になったことに戸惑っている人が多い印象でした。
ほとんどの貴族はゼロードが次期当主になると思っていたら、数日前の事件ですからね。流石に数日で落ち着くわけもなく、という事です。
ゼロード以外が次期当主になることを考えていなかったでしょうから、仮にカイラスが次期当主になっていても同じように戸惑っていたかと。」
「あー……そういうことか」
「あとは、どの貴族もノヴァさんを推し測ろうとしていますね。
ゼロードが次期当主と思って関係を構築していた貴族たちも、内心でカイラスにひょっとしたらと期待をしていた僅かな数の貴族も、ノヴァさんとの関係性がないという意味では今は同じ立ち位置ですから。
ゼロードが失脚していなければ彼を推す声も多く、貴族たちの間でゼロードとノヴァさんで派閥が分かれたでしょうから、これは良い点かもしれませんね」
シアの言葉を纏めるなら、俺が次期当主になったことで大きく反発するような貴族はいないけど、多くの人が色々な考えで注目しているって感じかな。
彼女の言葉を頭の中で思い返しながら反芻していると、シアは穏やかに微笑んだ。
「なので、ノヴァさんはこれから新しく関係を結ぶと考えて南側の貴族には接していけば大丈夫です。気が合いそうな人とは仲良くして、それ以外の人とは適切な距離を取る。変にすり寄ってくる人や、内心では侮る人もいるかもしれませんが、基本的にはノヴァさんの心のままにして構いません」
「心のままにって……いや、流石にいい感じにはするよ。余計な争いとか、したくないし」
「それもまた心のままに、ということです。大丈夫、ノヴァさんには多くの人がついていますし、私も妻として、そして先輩としてお支えしますよ」
「本当にありがたい限りだよ。いつもありがとう、シア」
「いえいえ、妻として当然の事ですから」
こんな風に時折見せるシアの得意気な顔、実は結構好きだったりする。
頼りになりすぎる妻もありがたいことに全力で支えてくれるみたいだし、新しいことをやるのは緊張するし不安だけど、頑張ろう。
そう心に決めていると、シアは穏やかな表情のまま優しく両手を叩いた。小さな音が響くと同時に口を開く。
「そういえばノヴァさん、ようやく次期当主の発表式も終わって余裕が出来たと思うので、そろそろユティやオーラと一緒にサリアの街に行きませんか?」
「あぁ、そうだね」
ユティさんとオーロラちゃんには大きな借りがある。シアと路地裏で心を通わせて結婚するきっかけになった一件で、誰よりも尽力してくれたのが彼女達だからだ。
だから俺は三人にサリアの街を案内することを約束していたんだけど、なかなか予定が合わなかったり、色々ごたついていて時間が経ってしまった。
今後は当主業務の引継ぎなんかで段々と忙しくなっていくだろうから、むしろ約束を果たすなら今のタイミングしかない。発表式が終わった今がちょうどいい。
「えっと、いつならいいかな? 最悪、父上と調整するからいつでもいいんだけど」
「ユティとオーラは予定を空けれるそうで、いつでも大丈夫らしいです。あ、もちろん私も大丈夫です」
「え? そうなの?」
「はい、大丈夫です」
かなり忙しい印象のあるシアだけど、彼女が言うにはいつでも大丈夫らしい。それなら早い方がいいかな。
「なら、本当に急だけど明日とかでもいいの?」
「はい、大丈夫です。ユティもオーラも楽しみにしていたので、喜ぶと思います」
「あ、そうなんだ」
「特にオーラには、なるべく早い日付にして欲しい、なんて言われちゃいましたから」
「彼女らしいというか……」
シアにおねだりするオーロラちゃんの姿が頭に浮かんで、思わず笑ってしまった。
「では明日、昼前に屋敷にオーラとユティを連れていきますね」
「うん、お願い。俺も屋敷に戻って、明日に備えて仕事を片付けておくよ。そんなに多くはないんだけどね」
「そうですね。私もそうしましょう。では、明日のために迅速に行動しましょうか」
慣れた手つきでシアはゲートの魔法を起動。金色の光が部屋に満ちて、俺の屋敷とこの部屋が繋がる。
俺達は自然にどちらからという事もなく手を繋いで、微笑んでゲートを通り抜けた。
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