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第19話 路地裏の喫茶店で
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初めて来た人の国は、とても楽しかった。
どの人も優しくて、道がわからなくて困っている私のことを何回か助けてくれた。そのおかげで初対面の人にも発作が起こらなくて、王都を平和に堪能出来ていた。
露店で売られていたお肉を炙った串を二本買って、両手に持って交互に食べる。何のお肉なのかはわからないけど、とても美味しい。特に肉にかかっているタレだ。濃厚なのに、肉本来の味と喧嘩していない。
腐っていないお肉を焼くとこんなに美味しいのだと、感動して泣きそうになった。
こうして気ままに街中を進んでいると、私はとある店を見つけた。
看板には『喫茶店』とシンプルな文字で書かれている。休憩場所のように色んなところにオシャレな喫茶店はあったけれど、ここの店は場所が少し特殊だった。
普通、お店は人の目に止まるよう目立った場所に建てると思う。でもこの店だけは、薄暗い路地裏の誰も通らないような不気味な通路にあった。
……え、なんで路地裏近くにいるのかって?
気ままに探索していたら迷ったんだよ。こういう場所は道が複雑で何処を通ったのかわからなくなって、適当に彷徨っていたらここに着いたんだよ。何か文句ある?
「でも、テレビで見たことがある。こういうのを『穴場』って言うんだよね」
目立たない場所にあるお店ほど、美味しい物を出してくれるらしい。本当に小さい頃、母親とこういう所に行ってみたいね、という会話をした覚えがある。
あの世界ではそれは叶わなかった。そして、今こうして穴場っぽい店が私の目の前に建っている。
好奇心に負けた私は、恐る恐るその店の扉に手をかけた。
ゆっくりと扉を押し、カランカランと鈴の音が鳴る。すると、中にいた人が新しく入って来た私に振り返った。
店の中にいたのは二人の男性だ。
一人はカウンターの奥に立っているダンディーな髭を生やした人だ。あの人が店主なんだろう。
もう一人は少し高めな椅子に座って、高そうなお酒を飲んでいた。何処か威厳を感じるような顔なのに、私を見て人がよさそうな笑みを浮かべている。
「おお、こんなしらけた店に新顔が来たぞ……」
「あなたがそれを言いますか? 全く……ようこそいらっしゃいました。どうぞ、こちらにお座りください」
「あ、はい……えっと、お隣失礼します……」
「おう、遠慮すんな……おい、なんか美味い物出してやれ」
「はいはい……わかりましたよ」
低身長の私は高い椅子にピョンと少し飛んで座る。
すぐに店主さんは飲み物を出してくれた。柑橘類のいい匂いだ。
「俺の奢りだ。遠慮なく飲んでいいぞ」
「え、いいんですか!?」
「おうよ。見つけづらい店を見つけられたんだ。その褒美にこれをやろう」
男性は何処か偉そうにそう言った。
何故か妙に似合っているのが面白くて、少し笑ってしまう。
「あ、ありがとうございます……!」
「若い女の子が来たからって、何を格好つけているんですか……はぁ、流石にお酒は出せませんが、ゆっくりしていってください」
二人共優しい人みたいで安心した。
出されたジュースを飲む。……美味しい。オレンジジュースみたいで、甘いけどさっぱりした味だ。
こんな美味しい飲み物初めてだ。やっぱりここは穴場だったんだ。多分、ここのお酒も美味しいんだろうな。いつかそれも飲めるようになったら、ここで飲んでみたい。勿論、エリスも一緒にだ。早速いい土産話を見つけられてよかった。
「なぁ嬢ちゃん名前は?」
「え?」
「ずっと嬢ちゃんじゃ呼びにくいだろう? 俺はガイウスだ。ガイおじさんって呼んでいいぞ?」
「ああ、自己紹介が遅れました。私はロウリーと申します。よろしくお願いいたしますね」
「わかった、ガイおじさん、ロウリーさん。私はカガミ。よろしくね」
「カガミ…………ふむ、あまりここでは聞かない名前だな」
「東の端にある国ではよく聞く名前ですけどね」
「ああ、そういえばそんな国もあったな。確かに、そこの奴らに容姿は似ているな。カガミはそこの出なのか?」
東の国……?
そういえば、エリスもそんなことを言っていたな。
やっぱり、ここら辺では私の容姿と名前は珍しいみたいだ。
「ううん、私は違うところから来たんだ。でも、親はそこの出身なのかもしれない。……今はもうわからないけど」
ガイおじさんの目が細められる。
一瞬だけ雰囲気が変わったように感じたけれど、もうそれは感じられなかった。気のせいかな? ロウリーさんも変わらずに優しげな微笑みを浮かべているだけだ。……うん、きっと気のせいだろう。
「……まぁ、人のことを深くまで聞くほど、俺は野暮じゃない。とにかくよろしくな、カガミ。……にしても、本当によくここを見つけたよな」
「道に迷って彷徨っていたら、偶然ここを見つけられたの」
「──プッ、はっはっはっ! そうか道に迷っていたのか。それは災難だったな!」
「ここら辺は道が複雑ですからね。初めて来たのであれば、迷うのも仕方ないことです」
「そんな所に店を構えているお前もお前だよな」
「大勢の人が来ても面倒なだけですから。それに、こういった雰囲気の方が落ち着けるでしょう?」
「……ま、そうだわな。だから俺もここに来ているんだ」
ロウリーさんのお店は、悪く言ってしまえば殺風景だった。ただ飲むだけのためにあるような店。でも、変に飾っている店より、この店の方が長居しやすいと思う。
「私も初めてここに来たけど、雰囲気は好きです」
だから私は素直な感想を言った。
「……そう言っていただけると嬉しいです」
心から嬉しそうにロウリーさんはそう言った。なんだか照れ臭くなるけど、雰囲気が好きだという言葉は嘘じゃないし、こういうのははっきりと言った方が相手も喜んでくれる。
……と、気づいたら出された飲み物もなくなっていた。
「ああ、もうなくなってしまいましたか。……そうだ、ちょうどカガミさんに試してもらいたいものがあるんです。少々お待ちください」
一体なんだろう? カウンターのところで何かガチャガチャって音がしているけど、私に試してもらいたいもの?
ここは喫茶店だから食べ物か飲み物なんだろうけど……ガイおじさんも知らないのか、気になってカウンターを覗き込んでいる。
「はい、お待たせしました。どうぞ……」
出されたのは飲み物だった。けど、その液体は水色だ。見たことがない色のジュースに、私は一瞬受け取るのを躊躇ってしまう。
「あの、これは何ですか?」
「試作中のジュースでして、体の疲れを癒す効果があるんです。冒険者であるカガミさんなら、いい感想を頂けるのではないかと思いまして……害のあるような物は入れていないので、安心してください。協力してくださるのですから、料金も取りませんよ」
ロウリーさんが嘘を言っている感じはしない。
何か暗い思惑がある人は、何となく嫌な雰囲気を出している。父親から色んなことをされてきた私は、何となくそれを判断することが出来ていた。……多分、本能的に嫌な人とそうじゃない人を見分けられているんだろう。
彼からはその嫌な雰囲気を感じない。
……って、あれ?
「私が冒険者だって言いましたっけ?」
「それは……その装備を見れば何となくわかります。カガミさんのような少女が剣を持つ理由なんて、それくらいしかないでしょうから」
「そうか……それもそうですね」
自分の服を見下ろす。確かにシュウさんから貰った旅服は動きやすさを重視したもので、すぐダメにならないように丈夫な素材が使われていた。それに加えて私には少し大きめの剣を腰に差している。
……確かにどう見ても冒険者らしい格好と言えるだろう。
「こんな若い少女が冒険者をやっているとか……世の中はまだ平和になってくれねぇんだな」
「でも、私も望んで冒険者になったんだし、後悔はしていないよ」
「……辛くはないのか?」
「さぁ、どうだろう? まだ冒険者になって間もないから、私には辛いかどうかなんてわからないや」
「そうか、まぁ後悔していないんだったら、それでいいんだ」
「……すいませんね。彼はカガミさんと同じくらいの娘さんを持っているので、余計にあなたのことを心配してしまっているんですよ」
「へぇ、そうなんだ。……ガイおじさんは優しいんだね」
「やめろ、照れ臭いじゃねぇか」
こんな優しいお父さんが居ることは羨ましく思う。
私の父親もこのくらい優しければ…………ああ、ダメダメ。過ぎたことはもういい。
それより今はロウリーさんの試作品に協力しなきゃ。
ジュースに視線を落とす。液体は相変わらず水色だ。まるで晴天を見ているかのような鮮やかさなのに、ガラスのコップを横から覗き込んでも反対側が見えない。透き通ってないというのが妙に怪しい。
……え、本当に大丈夫なの?
急に不安になって、二人の顔を交互に見る。
ロウリーさんは「大丈夫ですよ」と私を安心させてくれた。ガイおじさんはグッと親指を立てて笑った。……ちくしょう、自分は安全だからって余裕の表情しているのが腹たつ。
「えぇい、ままよっ!」
覚悟は決まった。
目を瞑り、私はコップに口を付け、グイッとその中身を飲み干した。
…………なんだこれ、めちゃくちゃ美味しいじゃん。
どの人も優しくて、道がわからなくて困っている私のことを何回か助けてくれた。そのおかげで初対面の人にも発作が起こらなくて、王都を平和に堪能出来ていた。
露店で売られていたお肉を炙った串を二本買って、両手に持って交互に食べる。何のお肉なのかはわからないけど、とても美味しい。特に肉にかかっているタレだ。濃厚なのに、肉本来の味と喧嘩していない。
腐っていないお肉を焼くとこんなに美味しいのだと、感動して泣きそうになった。
こうして気ままに街中を進んでいると、私はとある店を見つけた。
看板には『喫茶店』とシンプルな文字で書かれている。休憩場所のように色んなところにオシャレな喫茶店はあったけれど、ここの店は場所が少し特殊だった。
普通、お店は人の目に止まるよう目立った場所に建てると思う。でもこの店だけは、薄暗い路地裏の誰も通らないような不気味な通路にあった。
……え、なんで路地裏近くにいるのかって?
気ままに探索していたら迷ったんだよ。こういう場所は道が複雑で何処を通ったのかわからなくなって、適当に彷徨っていたらここに着いたんだよ。何か文句ある?
「でも、テレビで見たことがある。こういうのを『穴場』って言うんだよね」
目立たない場所にあるお店ほど、美味しい物を出してくれるらしい。本当に小さい頃、母親とこういう所に行ってみたいね、という会話をした覚えがある。
あの世界ではそれは叶わなかった。そして、今こうして穴場っぽい店が私の目の前に建っている。
好奇心に負けた私は、恐る恐るその店の扉に手をかけた。
ゆっくりと扉を押し、カランカランと鈴の音が鳴る。すると、中にいた人が新しく入って来た私に振り返った。
店の中にいたのは二人の男性だ。
一人はカウンターの奥に立っているダンディーな髭を生やした人だ。あの人が店主なんだろう。
もう一人は少し高めな椅子に座って、高そうなお酒を飲んでいた。何処か威厳を感じるような顔なのに、私を見て人がよさそうな笑みを浮かべている。
「おお、こんなしらけた店に新顔が来たぞ……」
「あなたがそれを言いますか? 全く……ようこそいらっしゃいました。どうぞ、こちらにお座りください」
「あ、はい……えっと、お隣失礼します……」
「おう、遠慮すんな……おい、なんか美味い物出してやれ」
「はいはい……わかりましたよ」
低身長の私は高い椅子にピョンと少し飛んで座る。
すぐに店主さんは飲み物を出してくれた。柑橘類のいい匂いだ。
「俺の奢りだ。遠慮なく飲んでいいぞ」
「え、いいんですか!?」
「おうよ。見つけづらい店を見つけられたんだ。その褒美にこれをやろう」
男性は何処か偉そうにそう言った。
何故か妙に似合っているのが面白くて、少し笑ってしまう。
「あ、ありがとうございます……!」
「若い女の子が来たからって、何を格好つけているんですか……はぁ、流石にお酒は出せませんが、ゆっくりしていってください」
二人共優しい人みたいで安心した。
出されたジュースを飲む。……美味しい。オレンジジュースみたいで、甘いけどさっぱりした味だ。
こんな美味しい飲み物初めてだ。やっぱりここは穴場だったんだ。多分、ここのお酒も美味しいんだろうな。いつかそれも飲めるようになったら、ここで飲んでみたい。勿論、エリスも一緒にだ。早速いい土産話を見つけられてよかった。
「なぁ嬢ちゃん名前は?」
「え?」
「ずっと嬢ちゃんじゃ呼びにくいだろう? 俺はガイウスだ。ガイおじさんって呼んでいいぞ?」
「ああ、自己紹介が遅れました。私はロウリーと申します。よろしくお願いいたしますね」
「わかった、ガイおじさん、ロウリーさん。私はカガミ。よろしくね」
「カガミ…………ふむ、あまりここでは聞かない名前だな」
「東の端にある国ではよく聞く名前ですけどね」
「ああ、そういえばそんな国もあったな。確かに、そこの奴らに容姿は似ているな。カガミはそこの出なのか?」
東の国……?
そういえば、エリスもそんなことを言っていたな。
やっぱり、ここら辺では私の容姿と名前は珍しいみたいだ。
「ううん、私は違うところから来たんだ。でも、親はそこの出身なのかもしれない。……今はもうわからないけど」
ガイおじさんの目が細められる。
一瞬だけ雰囲気が変わったように感じたけれど、もうそれは感じられなかった。気のせいかな? ロウリーさんも変わらずに優しげな微笑みを浮かべているだけだ。……うん、きっと気のせいだろう。
「……まぁ、人のことを深くまで聞くほど、俺は野暮じゃない。とにかくよろしくな、カガミ。……にしても、本当によくここを見つけたよな」
「道に迷って彷徨っていたら、偶然ここを見つけられたの」
「──プッ、はっはっはっ! そうか道に迷っていたのか。それは災難だったな!」
「ここら辺は道が複雑ですからね。初めて来たのであれば、迷うのも仕方ないことです」
「そんな所に店を構えているお前もお前だよな」
「大勢の人が来ても面倒なだけですから。それに、こういった雰囲気の方が落ち着けるでしょう?」
「……ま、そうだわな。だから俺もここに来ているんだ」
ロウリーさんのお店は、悪く言ってしまえば殺風景だった。ただ飲むだけのためにあるような店。でも、変に飾っている店より、この店の方が長居しやすいと思う。
「私も初めてここに来たけど、雰囲気は好きです」
だから私は素直な感想を言った。
「……そう言っていただけると嬉しいです」
心から嬉しそうにロウリーさんはそう言った。なんだか照れ臭くなるけど、雰囲気が好きだという言葉は嘘じゃないし、こういうのははっきりと言った方が相手も喜んでくれる。
……と、気づいたら出された飲み物もなくなっていた。
「ああ、もうなくなってしまいましたか。……そうだ、ちょうどカガミさんに試してもらいたいものがあるんです。少々お待ちください」
一体なんだろう? カウンターのところで何かガチャガチャって音がしているけど、私に試してもらいたいもの?
ここは喫茶店だから食べ物か飲み物なんだろうけど……ガイおじさんも知らないのか、気になってカウンターを覗き込んでいる。
「はい、お待たせしました。どうぞ……」
出されたのは飲み物だった。けど、その液体は水色だ。見たことがない色のジュースに、私は一瞬受け取るのを躊躇ってしまう。
「あの、これは何ですか?」
「試作中のジュースでして、体の疲れを癒す効果があるんです。冒険者であるカガミさんなら、いい感想を頂けるのではないかと思いまして……害のあるような物は入れていないので、安心してください。協力してくださるのですから、料金も取りませんよ」
ロウリーさんが嘘を言っている感じはしない。
何か暗い思惑がある人は、何となく嫌な雰囲気を出している。父親から色んなことをされてきた私は、何となくそれを判断することが出来ていた。……多分、本能的に嫌な人とそうじゃない人を見分けられているんだろう。
彼からはその嫌な雰囲気を感じない。
……って、あれ?
「私が冒険者だって言いましたっけ?」
「それは……その装備を見れば何となくわかります。カガミさんのような少女が剣を持つ理由なんて、それくらいしかないでしょうから」
「そうか……それもそうですね」
自分の服を見下ろす。確かにシュウさんから貰った旅服は動きやすさを重視したもので、すぐダメにならないように丈夫な素材が使われていた。それに加えて私には少し大きめの剣を腰に差している。
……確かにどう見ても冒険者らしい格好と言えるだろう。
「こんな若い少女が冒険者をやっているとか……世の中はまだ平和になってくれねぇんだな」
「でも、私も望んで冒険者になったんだし、後悔はしていないよ」
「……辛くはないのか?」
「さぁ、どうだろう? まだ冒険者になって間もないから、私には辛いかどうかなんてわからないや」
「そうか、まぁ後悔していないんだったら、それでいいんだ」
「……すいませんね。彼はカガミさんと同じくらいの娘さんを持っているので、余計にあなたのことを心配してしまっているんですよ」
「へぇ、そうなんだ。……ガイおじさんは優しいんだね」
「やめろ、照れ臭いじゃねぇか」
こんな優しいお父さんが居ることは羨ましく思う。
私の父親もこのくらい優しければ…………ああ、ダメダメ。過ぎたことはもういい。
それより今はロウリーさんの試作品に協力しなきゃ。
ジュースに視線を落とす。液体は相変わらず水色だ。まるで晴天を見ているかのような鮮やかさなのに、ガラスのコップを横から覗き込んでも反対側が見えない。透き通ってないというのが妙に怪しい。
……え、本当に大丈夫なの?
急に不安になって、二人の顔を交互に見る。
ロウリーさんは「大丈夫ですよ」と私を安心させてくれた。ガイおじさんはグッと親指を立てて笑った。……ちくしょう、自分は安全だからって余裕の表情しているのが腹たつ。
「えぇい、ままよっ!」
覚悟は決まった。
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…………なんだこれ、めちゃくちゃ美味しいじゃん。
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