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第70話 飛べた
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「おいカレンちゃんのストーカーめ、覚悟しろよ!」
「世間的にも絶対お前の方がストーカーだよ!それにバート、お前学校とか言ってないのか!?」
「フッ」
「な、なんだよ…」
「退学になったのだ」
「中卒かよ!」
「学歴が全てじゃない!」
「まて、俺たち今なにしてるんだ!?」
格闘場のど真ん中でバートと言い争いになっていた…
「おいバート、早く決闘とやらをするんなら始めるぞ!」
「なにをいう、これこそが決闘だ!」
「はい?」
「ズバリ、討論大会だ!先に言い負かされて心折れた方が負けということだ!」
「ただの口喧嘩じゃないか!もっと別の場所でやれよ!」
しかし会場はなぜか大盛り上がりだ…
「お前にその気がないならこっちからいくぞ!俺はカレンちゃんとお風呂に入ったことがある!」
「え、俺もあるよ?」
「なに!?いやどうせ風呂掃除してたとかそんな程度だろ?俺なんか幼稚園の年長の時に入ったんだぞ!」
「俺は今年だな」
「な、なに!?ぐはっ」
バートは鼻血を吹き出した…
なるほどこうやってダメージ与えていくのか
「じゃあ今度は俺からだな。カレンとは毎日チューしてます」
「ま、毎日!?いや、ほっぺとかだろ?」
「いや舌入れてる」
「舌!?かはっ!」
バートの鼻血が強く流れ出した…
もう一息だな。
「もっといえばカレンのブルマもチアも女体盛りも経験したぞ。あとは」
「もういいやめろ!やめてくれ!死んでしまう…」
鼻血で血塗れになったバートはその場に崩れ落ちた。
「勝者はなんと、桜庭快斗選手です!」
よくわからないけど勝ったな…
「バート、気が済んだか?というわけだから…」
「まだだ、まだ終わらんよ!しかし今日は血を流しすぎた…後日リベンジにくるから首を洗ってまってろ!」
「いいけど、3月中までにしろよ?」
「な、なんでだ?」
「多分そのあとカレンとエッチするから」
「げふっ」
バートはふらふらしながら退場していった…
俺はカレンのところに戻った。
するとカレンが俺に飛びついてきた。
「わーい、快斗勝った!」
「よしよし、応援してくれてたんだな」
「うん、おかげで今日2億のプラスなの!」
「俺になんぼ賭けたんじゃい!?」
賭博覇王伝カレンとか始まらないだろうな…
久々のご機嫌カレンと二人で寮に帰って休むことにした。
そして数日後
「快斗、ピザ食べたい!」
「ああ、何日も電話繋がらないと不安になるよな…」
ここ何日かピザの出前がこないのだ。
潰れてはないようだが、アンがどこかへ消えてしまった。
「まぁテレビでもつけるか、どれどれ今日のニュースは…ん?」
全国ニュースなのになんとUFOについての特集が組まれていた。
「快斗、UFO!」
「こんなのって本当にいるのかな?」
そしてテレビでは実際に撮影されたという映像が公開されていた。
「こちらがその撮影された映像です。専門家の方によりますと、このような人型をした未確認飛行物体をフライングヒューマノイドと呼ぶそうで…」
ニュースキャスターが話す横に映し出された映像は確かに人の形に見える。
そしてよく目を凝らすと…多分アンだった…
「いや絶対アンだよこれ!え、あいつ飛べるの!?」
「もやし軽そうだからね」
「いや風船みたいに浮かぶわけないだろ!」
それにあいつが痩せてる原因はおそらく生活苦からくるものだぞ…
この後専門家の人は宇宙人の可能性もあると指摘していた。
いや、多分その人ホームレスです…
そして夕方にダメ元でピザの出前を頼むと電話が繋がった。
そしてしばらくしてアンがやってきた。
「おまた」
「最近どこいってたんだよ?」
「修行」
「で、成果はあったのか?」
「飛べた」
「やっぱあれお前か!ニュースなってたぞ!?」
なぜかアンが照れていた。いや褒めてないし…
「来週再戦」
「ああ、お兄さんとか…でも勝てるのか?」
「必殺技会得した」
「なんか嫌な予感しかしないけど…」
引き続き修行が残っていると言ってアンは帰っていった。
「カレン、ピザだぞ!久々だなー」
「ピザピザ!」
そして何故かいつもよりピザの味がうまくなっていた。
いや修行したら飯もうまくなるのか!?
そして翌日
2月になると学校はザワザワしてくる。
それは何故か?
そう、バレンタインが待っている。
もうチョコを渡したいのか自分自身を捧げたいのかわからないような女子たちが、チョコを貰いたいのかそれともそのチョコを通行手形代わりにして女子にかじり付きたいのかわからない男子どもにチョコを渡す。
そして様々な愛が育まれるのだがこの学校でそんな真っ当な恋愛など起こらない。
バレンタインでチョコを渡された男子は、その女子のことを抱かなければならないという不文律が存在する、らしい…
さらにそれを断るには絶対にチョコを受け取ってはならないという厳しいルールがあり、渡された相手は地の果てまで追いかけられるという…
そしてルールを逸脱した男子はなぜか忽然と姿を消す、これをバレンタインデスマッチと女子達からは呼ばれている…
「もうすぐバレンタインだなー」
「うん、チョコつくる!」
「まぁ去年も誰からももらえなかったくらいだし大丈夫だろうけど…あ、でもカレンからもらったらカレンとエッチしないといけないのか?…どうせ校長ルールだから例外とか言われそうだけど」
そして校長からメールが届いた。
やっぱりカレンは例外だそうだ…
「カレン、毎年チョコとか作ったりしてたの?」
ちょっとカレンの過去が気になった。
嫉妬とかはないけど、初恋の人とかいるのかなーってちょっとだけ気になってしまった…
「んー、バレンタイン最近知った」
「え、遅くない?」
「なんかママがチョコまみれでパパとイチャイチャしてたの見て知ったの」
「知り方が特殊すぎるわ!」
そんな事してる家他にないぞ…
それのせいでカレンがエッチなことに目覚めたんじゃないのか?
「明後日のバレンタインは気をつけておけよ、学校無茶苦茶になるから」
「うん、わかった」
歓喜したり逃げ惑ったりする男子と血眼《ちまなこ》になってチョコを渡しにかかる女子たちの熱気は言葉にならないくらいえぐい…
たしか去年のランキングトップは薬師寺さんが300個だったかな?
そのあと何日か入院したらしいけど…
そんな感じでのんびりと一日を終え、寮に帰るとバートが立っていた…
「しつこい男は嫌われるぞ、桜庭!」
「お前ほど自分が見えてないやつ初めてだよ!退学なったのもそんなんが原因だろどうせ」
「違う!理由はもっと他にあるんだ…」
「え、いじめとか…?なんかすまん」
「わかればいいんだ。」
「ちなみになにが理由だよ?」
「深刻な学力不足と言われた」
「深刻!?そんな表現初めてきいたわ!」
結局ただのバカというところか…
「というわけで、バレンタイン当日にいくつチョコをもらえるか勝負だ!」
「は?お前うちの学校の生徒じゃないだろ?」
「ふふふ、校長に頼んで一日限りの契約を結んできた」
「あーあ、どうなっても知らないぞ…」
バートはこの時まだラブ高のバレンタインがどんなものなのかを理解していなかった。
そして快斗とカレンもまた、少し油断をしていた。
結構チョコをもらうということも一苦労だと言うのに気づかされるのだ…
次回 バレンタインデスマッチでバート撃沈!?
さらに快斗にもハニートラップの数々が…
そして新たな力を身につけたアンはアニーに勝てるのか!?
早くオ○禁解除してほしい…
「世間的にも絶対お前の方がストーカーだよ!それにバート、お前学校とか言ってないのか!?」
「フッ」
「な、なんだよ…」
「退学になったのだ」
「中卒かよ!」
「学歴が全てじゃない!」
「まて、俺たち今なにしてるんだ!?」
格闘場のど真ん中でバートと言い争いになっていた…
「おいバート、早く決闘とやらをするんなら始めるぞ!」
「なにをいう、これこそが決闘だ!」
「はい?」
「ズバリ、討論大会だ!先に言い負かされて心折れた方が負けということだ!」
「ただの口喧嘩じゃないか!もっと別の場所でやれよ!」
しかし会場はなぜか大盛り上がりだ…
「お前にその気がないならこっちからいくぞ!俺はカレンちゃんとお風呂に入ったことがある!」
「え、俺もあるよ?」
「なに!?いやどうせ風呂掃除してたとかそんな程度だろ?俺なんか幼稚園の年長の時に入ったんだぞ!」
「俺は今年だな」
「な、なに!?ぐはっ」
バートは鼻血を吹き出した…
なるほどこうやってダメージ与えていくのか
「じゃあ今度は俺からだな。カレンとは毎日チューしてます」
「ま、毎日!?いや、ほっぺとかだろ?」
「いや舌入れてる」
「舌!?かはっ!」
バートの鼻血が強く流れ出した…
もう一息だな。
「もっといえばカレンのブルマもチアも女体盛りも経験したぞ。あとは」
「もういいやめろ!やめてくれ!死んでしまう…」
鼻血で血塗れになったバートはその場に崩れ落ちた。
「勝者はなんと、桜庭快斗選手です!」
よくわからないけど勝ったな…
「バート、気が済んだか?というわけだから…」
「まだだ、まだ終わらんよ!しかし今日は血を流しすぎた…後日リベンジにくるから首を洗ってまってろ!」
「いいけど、3月中までにしろよ?」
「な、なんでだ?」
「多分そのあとカレンとエッチするから」
「げふっ」
バートはふらふらしながら退場していった…
俺はカレンのところに戻った。
するとカレンが俺に飛びついてきた。
「わーい、快斗勝った!」
「よしよし、応援してくれてたんだな」
「うん、おかげで今日2億のプラスなの!」
「俺になんぼ賭けたんじゃい!?」
賭博覇王伝カレンとか始まらないだろうな…
久々のご機嫌カレンと二人で寮に帰って休むことにした。
そして数日後
「快斗、ピザ食べたい!」
「ああ、何日も電話繋がらないと不安になるよな…」
ここ何日かピザの出前がこないのだ。
潰れてはないようだが、アンがどこかへ消えてしまった。
「まぁテレビでもつけるか、どれどれ今日のニュースは…ん?」
全国ニュースなのになんとUFOについての特集が組まれていた。
「快斗、UFO!」
「こんなのって本当にいるのかな?」
そしてテレビでは実際に撮影されたという映像が公開されていた。
「こちらがその撮影された映像です。専門家の方によりますと、このような人型をした未確認飛行物体をフライングヒューマノイドと呼ぶそうで…」
ニュースキャスターが話す横に映し出された映像は確かに人の形に見える。
そしてよく目を凝らすと…多分アンだった…
「いや絶対アンだよこれ!え、あいつ飛べるの!?」
「もやし軽そうだからね」
「いや風船みたいに浮かぶわけないだろ!」
それにあいつが痩せてる原因はおそらく生活苦からくるものだぞ…
この後専門家の人は宇宙人の可能性もあると指摘していた。
いや、多分その人ホームレスです…
そして夕方にダメ元でピザの出前を頼むと電話が繋がった。
そしてしばらくしてアンがやってきた。
「おまた」
「最近どこいってたんだよ?」
「修行」
「で、成果はあったのか?」
「飛べた」
「やっぱあれお前か!ニュースなってたぞ!?」
なぜかアンが照れていた。いや褒めてないし…
「来週再戦」
「ああ、お兄さんとか…でも勝てるのか?」
「必殺技会得した」
「なんか嫌な予感しかしないけど…」
引き続き修行が残っていると言ってアンは帰っていった。
「カレン、ピザだぞ!久々だなー」
「ピザピザ!」
そして何故かいつもよりピザの味がうまくなっていた。
いや修行したら飯もうまくなるのか!?
そして翌日
2月になると学校はザワザワしてくる。
それは何故か?
そう、バレンタインが待っている。
もうチョコを渡したいのか自分自身を捧げたいのかわからないような女子たちが、チョコを貰いたいのかそれともそのチョコを通行手形代わりにして女子にかじり付きたいのかわからない男子どもにチョコを渡す。
そして様々な愛が育まれるのだがこの学校でそんな真っ当な恋愛など起こらない。
バレンタインでチョコを渡された男子は、その女子のことを抱かなければならないという不文律が存在する、らしい…
さらにそれを断るには絶対にチョコを受け取ってはならないという厳しいルールがあり、渡された相手は地の果てまで追いかけられるという…
そしてルールを逸脱した男子はなぜか忽然と姿を消す、これをバレンタインデスマッチと女子達からは呼ばれている…
「もうすぐバレンタインだなー」
「うん、チョコつくる!」
「まぁ去年も誰からももらえなかったくらいだし大丈夫だろうけど…あ、でもカレンからもらったらカレンとエッチしないといけないのか?…どうせ校長ルールだから例外とか言われそうだけど」
そして校長からメールが届いた。
やっぱりカレンは例外だそうだ…
「カレン、毎年チョコとか作ったりしてたの?」
ちょっとカレンの過去が気になった。
嫉妬とかはないけど、初恋の人とかいるのかなーってちょっとだけ気になってしまった…
「んー、バレンタイン最近知った」
「え、遅くない?」
「なんかママがチョコまみれでパパとイチャイチャしてたの見て知ったの」
「知り方が特殊すぎるわ!」
そんな事してる家他にないぞ…
それのせいでカレンがエッチなことに目覚めたんじゃないのか?
「明後日のバレンタインは気をつけておけよ、学校無茶苦茶になるから」
「うん、わかった」
歓喜したり逃げ惑ったりする男子と血眼《ちまなこ》になってチョコを渡しにかかる女子たちの熱気は言葉にならないくらいえぐい…
たしか去年のランキングトップは薬師寺さんが300個だったかな?
そのあと何日か入院したらしいけど…
そんな感じでのんびりと一日を終え、寮に帰るとバートが立っていた…
「しつこい男は嫌われるぞ、桜庭!」
「お前ほど自分が見えてないやつ初めてだよ!退学なったのもそんなんが原因だろどうせ」
「違う!理由はもっと他にあるんだ…」
「え、いじめとか…?なんかすまん」
「わかればいいんだ。」
「ちなみになにが理由だよ?」
「深刻な学力不足と言われた」
「深刻!?そんな表現初めてきいたわ!」
結局ただのバカというところか…
「というわけで、バレンタイン当日にいくつチョコをもらえるか勝負だ!」
「は?お前うちの学校の生徒じゃないだろ?」
「ふふふ、校長に頼んで一日限りの契約を結んできた」
「あーあ、どうなっても知らないぞ…」
バートはこの時まだラブ高のバレンタインがどんなものなのかを理解していなかった。
そして快斗とカレンもまた、少し油断をしていた。
結構チョコをもらうということも一苦労だと言うのに気づかされるのだ…
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さらに快斗にもハニートラップの数々が…
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