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第69話 人類最強
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「カレン、バートって何者なんだ?」
「うーん、ちっちゃい頃にそんな友達いたような記憶があるくらい」
「幼なじみってどこから名乗っていいものなのかその定義を知りたいな…」
とにかくバートというやつはしつこかった。
朝も夕方も寮の前で待ち伏せしているし、学校にまで乗り込んでくる始末。
大声で「迎えにきたよー」とか言ったせいで俺はカレンを寝取られたと勝手に噂されて弱チェリーの称号をもらった…
しかし俺はそこまで悲観していない。
何故かと言えばカレンとラブラブだというのもある、しかしもっと大きな理由がそこにはあった。
そう…バートはイケメンではない。
通常のラブコメではライバルになる幼なじみはイケメンと美少女が相場である。
そしてヤキモキさせられたところで逆に主人公とヒロインが近づくスパイスともなったりするのが彼らの役割だ。
でもバートは団子鼻で目は細く、しかもちょっと太っている…
なので俺は余裕だった。
そして昼休みに、最近のバートへのストレスでピリピリするカレンが教室にやってきた。
「あ、カレンちゃん。なんだ弱チェリーとヨリ戻したの?」
「元々別れてないもん!」
俺のクラスの人間に反発するくらいにカレンは苛立っていた…
「快斗、さっさとヤって!」
「まて色々誤解されるからやめろ!バートを殺れってことだろ?」
カレンの髪の毛が逆立ちそうだ…
「早くして」
「いや、俺は関わりたくないよあんなめんどくさいやつ…」
「じゃあ私をイかせて!早くすっきりしたい!」
「下ネタっぽく言うなって!」
クラスからの熱い視線が辛い…
「始末する、もやし召喚する」
「いや、あいつは今格闘場で大変だろうからやめてやれよ…」
「やだ、ピザもだべたい」
カレンは昼休みの教室にピザの出前を取った…
すると教室までアンがきた…
「へい」
「お前ピザ屋は続けるのな…」
「日課」
「まぁ、いいけど…それより格闘場は順調?」
「クビなりそう」
「え、早いな!?なんで?」
「俺、強すぎる」
「強すぎて解雇とか本末転倒だな…」
今日がラストチャンスなので観に来いと言われた。
「カレン、アンの試合見に行く?」
「いく!100口賭けてやる!」
「イライラをギャンブルに注いだら負けるやつだぞ!?」
教室でイライラしていたカレンに濃厚なチューをされた時にふと自分がオ○禁状態なのを思い出してしまい、昼からは性欲と理性の葛藤で時間が過ぎた…
放課後にラーメンを食べに行くと、そこにもバートがいた。
「カレンちゃん、ラーメン好きなんだ?昔からパスタとか麺類好きだったもんね」
でた、昔を知ってるアピール…
「パスタ嫌い、話しかけんな」
「カレンちゃんって昔から変わらないよね、そういう怒った顔も素敵だと思うな」
「怒ってない、話しかけんな」
「はは、こういうのを日本ではツンデレって言うんだね。可愛い子の特権だ!」
「デレない、話しかけんな」
「またまたそういって」
「いつまで続けるんだよそれ!いい加減空気読めないにも限度あるだろ!?」
マジでバートうざい…俺までイライラしてきたわ!
「カレンちゃんは照れ屋さんだからねー。どうせ帰れとかいうんでしょ?」
「帰れなんて言わない」
「え、それじゃあ…」
「死ね」
「うっ」
胸に突き刺さる最上級の拒絶ワードにバートは倒れた…
その割に「明日もくるねー」と言って金も払わずに帰ろうとして店員につかまって裏に連れていかれていた…
「快斗、イライラ。今日は100口ベットで行く!」
「あーあ、熱くなっちゃった…」
熱くなったカレンと二人で夜に早速格闘場に向かうことにした。
「しかしいつ来てもすごい人だな…いつどうやって収容してるんだ?」
「隠し通路があるみたい」
「この学校の地下って空洞だらけだな…」
地盤が心配になってくるぞ…
少しして番人としての性能が良すぎるせいで挑戦者に賭ける人間がいないことを理由に解雇寸前になっているアンが登場した。
「おい、アン!たまには負けろ!」
「足縛って戦え反則野郎!」
ヤジがすごい…
強すぎて嫌われるのってある意味では名誉だよな…
そして挑戦者が入場してきた。
なんかガタイのいいアンみたいなのが出てきた。
そして二人の会話がマイクに拾われて聞こえてくる。
「久しぶりだな、アン」
「兄者」
兄者!?ついにお兄さん出てきちゃったよ!?
「なんと今日の挑戦者はアン・ジールの実兄、アニー・ジールです!彼は世界総合格闘技を10年連続で制した後、地球には敵がいないからとN○SAに入社し宇宙に飛び立った人類最強と名高い男です!」
なんかすごいのが現れたな…
ていうか冷静になってみると、この格闘場ってアンの兄弟喧嘩の場所になってないか!?
「アンよ、貴様など相手にならん。降参しろ」
「兄者、覚悟」
二人の闘いが始まった。
するとアンは今までみせたこともないようなスピードでアニーに蹴りかかった。
しかしその蹴りを指一本でアニーが受けとめた。
え、嘘でしょ!?
「ふ、軽いな。ふん」
薙ぎ払った衝撃でアンが吹っ飛んだ…
「おい、これアン負けちゃうぞ!?カレン、いくら賭けたんだ?」
「…」
「おい、いくらだよ!」
「500口…」
「五億!?何やってんだよお前!?」
アンはなんとか立ち上がったが、ダメージを受けている…
「アンよ、俺の必殺技を見せてやる。覚悟しろ!」
そういうとアニーは、明らかにか○はめはのパクリのようなポーズをとった。
そして急に口から光線を出した。
いやそのポーズは!?
「ぐはっ」
アンが再び吹き飛んだ…
そして観客席の人たちも大勢吹っ飛んだ…
「危ないだろこれ!カレン、避難しようよ」
「最後まで見届けるのが真の勝負師よ」
「いつお前は勝負師になったんだ!」
もう多額のお金を突っ込んで後に引けなくなっていた。
カレンというより今だけはカ○ジだなこいつ…
「アン選手ノックダウンか!?このままアニー選手の勝利が決定して…あーっと立ちあがりました!」
「アンが、アンが立った!」
スタジアム中が、某アルプスの少女の友人が立った時のような感動を覚えていた。
「アン、やるようになったな」
「兄者、覚悟」
今度はアンがレ○ガンをぶっぱなすかのように人差し指をアニーに向けた。
そして同じく口からビームを吐き出した。
いやだからそのポーズの意味は!?あとお前らの家系って口からなんか出るの!?
「ぐおおっ」
今度はアニーが吹っ飛んだ。
「おお!形勢逆転だよカレン…カレン!?」
脳汁が噴き出て興奮しているカレンがプルプル震えていた…
あーあ、ギャンブル中毒なっちゃったなこれ…
「アニー選手ダウン!このまま勝負がついて…あーっとアニー選手も立ち上がった!」
アニーは無傷だった。やっぱり勝てないんじゃないかこれ?
「ふっ、やるようにはなったな。今日はこれくらいにしておいてやる。来週再戦する時までに鍛えておけ、アンよ!」
なぜか勝手に満足してアニーは帰っていった…
「兄者…」
試合に勝って勝負に負けたといった具合にアンが膝から崩れ落ちた。
ブーイングで場内は騒然としていた。
「こ、この場合はアンの勝ちか!?」
「勝ち勝ち!絶対勝ち!」
係の人がこっちにやってきた。
「この場合は引き分けなので払い戻しになりまーす」
「ひ、引き分けか…でも生き延びたな…」
「控除率20%の手数料いただきまーす」
「!?」
一億円を失った。
カレンはショックを受けているかと思ったが案外大丈夫そうだ…
「カレン、一億失ったぞ…」
「ちょい負け、実質勝ちね」
「一万負けは勝ちと一緒みたいなパチンカス精神を持つな!」
カレンが勝負師になった…
俺は彼女が破滅しないようにケアしていくことを心に誓った…
「さぁ、そして今日はエキシビジョンマッチがあります!まず挑戦者の入場です!」
エキシビジョン?まだなにかやるのか…
よく見るとバートが入場している…
そしてマイクを奪ってなにか喋りだした。
「おいカレンちゃんに付きまとう蠅野郎!俺とここで勝負しろ!」
多分俺のことだった…
「おおっと、挑戦者が女の子を賭けてその彼氏に勝負を挑みました!さぁチェリーさん降りてきてください!」
「なんで俺のこと知ってんだよ!ヤラセだろその演出!」
渋々コロシアムまで引っ張り出された…
「おい桜庭とやら、俺のカレンちゃんへの愛を思い知れ!」
はぁ…いやだなぁと思いながらファイティングポーズをとったところでゴングが鳴った…
次回 カレンをかけてファイナルマッチ!?
更にアンは強くなるために修行を開始!
そして開始される新イベント、バレンタインデスマッチとはいかに!?
毎回こんなだと死人が出るわ…
「うーん、ちっちゃい頃にそんな友達いたような記憶があるくらい」
「幼なじみってどこから名乗っていいものなのかその定義を知りたいな…」
とにかくバートというやつはしつこかった。
朝も夕方も寮の前で待ち伏せしているし、学校にまで乗り込んでくる始末。
大声で「迎えにきたよー」とか言ったせいで俺はカレンを寝取られたと勝手に噂されて弱チェリーの称号をもらった…
しかし俺はそこまで悲観していない。
何故かと言えばカレンとラブラブだというのもある、しかしもっと大きな理由がそこにはあった。
そう…バートはイケメンではない。
通常のラブコメではライバルになる幼なじみはイケメンと美少女が相場である。
そしてヤキモキさせられたところで逆に主人公とヒロインが近づくスパイスともなったりするのが彼らの役割だ。
でもバートは団子鼻で目は細く、しかもちょっと太っている…
なので俺は余裕だった。
そして昼休みに、最近のバートへのストレスでピリピリするカレンが教室にやってきた。
「あ、カレンちゃん。なんだ弱チェリーとヨリ戻したの?」
「元々別れてないもん!」
俺のクラスの人間に反発するくらいにカレンは苛立っていた…
「快斗、さっさとヤって!」
「まて色々誤解されるからやめろ!バートを殺れってことだろ?」
カレンの髪の毛が逆立ちそうだ…
「早くして」
「いや、俺は関わりたくないよあんなめんどくさいやつ…」
「じゃあ私をイかせて!早くすっきりしたい!」
「下ネタっぽく言うなって!」
クラスからの熱い視線が辛い…
「始末する、もやし召喚する」
「いや、あいつは今格闘場で大変だろうからやめてやれよ…」
「やだ、ピザもだべたい」
カレンは昼休みの教室にピザの出前を取った…
すると教室までアンがきた…
「へい」
「お前ピザ屋は続けるのな…」
「日課」
「まぁ、いいけど…それより格闘場は順調?」
「クビなりそう」
「え、早いな!?なんで?」
「俺、強すぎる」
「強すぎて解雇とか本末転倒だな…」
今日がラストチャンスなので観に来いと言われた。
「カレン、アンの試合見に行く?」
「いく!100口賭けてやる!」
「イライラをギャンブルに注いだら負けるやつだぞ!?」
教室でイライラしていたカレンに濃厚なチューをされた時にふと自分がオ○禁状態なのを思い出してしまい、昼からは性欲と理性の葛藤で時間が過ぎた…
放課後にラーメンを食べに行くと、そこにもバートがいた。
「カレンちゃん、ラーメン好きなんだ?昔からパスタとか麺類好きだったもんね」
でた、昔を知ってるアピール…
「パスタ嫌い、話しかけんな」
「カレンちゃんって昔から変わらないよね、そういう怒った顔も素敵だと思うな」
「怒ってない、話しかけんな」
「はは、こういうのを日本ではツンデレって言うんだね。可愛い子の特権だ!」
「デレない、話しかけんな」
「またまたそういって」
「いつまで続けるんだよそれ!いい加減空気読めないにも限度あるだろ!?」
マジでバートうざい…俺までイライラしてきたわ!
「カレンちゃんは照れ屋さんだからねー。どうせ帰れとかいうんでしょ?」
「帰れなんて言わない」
「え、それじゃあ…」
「死ね」
「うっ」
胸に突き刺さる最上級の拒絶ワードにバートは倒れた…
その割に「明日もくるねー」と言って金も払わずに帰ろうとして店員につかまって裏に連れていかれていた…
「快斗、イライラ。今日は100口ベットで行く!」
「あーあ、熱くなっちゃった…」
熱くなったカレンと二人で夜に早速格闘場に向かうことにした。
「しかしいつ来てもすごい人だな…いつどうやって収容してるんだ?」
「隠し通路があるみたい」
「この学校の地下って空洞だらけだな…」
地盤が心配になってくるぞ…
少しして番人としての性能が良すぎるせいで挑戦者に賭ける人間がいないことを理由に解雇寸前になっているアンが登場した。
「おい、アン!たまには負けろ!」
「足縛って戦え反則野郎!」
ヤジがすごい…
強すぎて嫌われるのってある意味では名誉だよな…
そして挑戦者が入場してきた。
なんかガタイのいいアンみたいなのが出てきた。
そして二人の会話がマイクに拾われて聞こえてくる。
「久しぶりだな、アン」
「兄者」
兄者!?ついにお兄さん出てきちゃったよ!?
「なんと今日の挑戦者はアン・ジールの実兄、アニー・ジールです!彼は世界総合格闘技を10年連続で制した後、地球には敵がいないからとN○SAに入社し宇宙に飛び立った人類最強と名高い男です!」
なんかすごいのが現れたな…
ていうか冷静になってみると、この格闘場ってアンの兄弟喧嘩の場所になってないか!?
「アンよ、貴様など相手にならん。降参しろ」
「兄者、覚悟」
二人の闘いが始まった。
するとアンは今までみせたこともないようなスピードでアニーに蹴りかかった。
しかしその蹴りを指一本でアニーが受けとめた。
え、嘘でしょ!?
「ふ、軽いな。ふん」
薙ぎ払った衝撃でアンが吹っ飛んだ…
「おい、これアン負けちゃうぞ!?カレン、いくら賭けたんだ?」
「…」
「おい、いくらだよ!」
「500口…」
「五億!?何やってんだよお前!?」
アンはなんとか立ち上がったが、ダメージを受けている…
「アンよ、俺の必殺技を見せてやる。覚悟しろ!」
そういうとアニーは、明らかにか○はめはのパクリのようなポーズをとった。
そして急に口から光線を出した。
いやそのポーズは!?
「ぐはっ」
アンが再び吹き飛んだ…
そして観客席の人たちも大勢吹っ飛んだ…
「危ないだろこれ!カレン、避難しようよ」
「最後まで見届けるのが真の勝負師よ」
「いつお前は勝負師になったんだ!」
もう多額のお金を突っ込んで後に引けなくなっていた。
カレンというより今だけはカ○ジだなこいつ…
「アン選手ノックダウンか!?このままアニー選手の勝利が決定して…あーっと立ちあがりました!」
「アンが、アンが立った!」
スタジアム中が、某アルプスの少女の友人が立った時のような感動を覚えていた。
「アン、やるようになったな」
「兄者、覚悟」
今度はアンがレ○ガンをぶっぱなすかのように人差し指をアニーに向けた。
そして同じく口からビームを吐き出した。
いやだからそのポーズの意味は!?あとお前らの家系って口からなんか出るの!?
「ぐおおっ」
今度はアニーが吹っ飛んだ。
「おお!形勢逆転だよカレン…カレン!?」
脳汁が噴き出て興奮しているカレンがプルプル震えていた…
あーあ、ギャンブル中毒なっちゃったなこれ…
「アニー選手ダウン!このまま勝負がついて…あーっとアニー選手も立ち上がった!」
アニーは無傷だった。やっぱり勝てないんじゃないかこれ?
「ふっ、やるようにはなったな。今日はこれくらいにしておいてやる。来週再戦する時までに鍛えておけ、アンよ!」
なぜか勝手に満足してアニーは帰っていった…
「兄者…」
試合に勝って勝負に負けたといった具合にアンが膝から崩れ落ちた。
ブーイングで場内は騒然としていた。
「こ、この場合はアンの勝ちか!?」
「勝ち勝ち!絶対勝ち!」
係の人がこっちにやってきた。
「この場合は引き分けなので払い戻しになりまーす」
「ひ、引き分けか…でも生き延びたな…」
「控除率20%の手数料いただきまーす」
「!?」
一億円を失った。
カレンはショックを受けているかと思ったが案外大丈夫そうだ…
「カレン、一億失ったぞ…」
「ちょい負け、実質勝ちね」
「一万負けは勝ちと一緒みたいなパチンカス精神を持つな!」
カレンが勝負師になった…
俺は彼女が破滅しないようにケアしていくことを心に誓った…
「さぁ、そして今日はエキシビジョンマッチがあります!まず挑戦者の入場です!」
エキシビジョン?まだなにかやるのか…
よく見るとバートが入場している…
そしてマイクを奪ってなにか喋りだした。
「おいカレンちゃんに付きまとう蠅野郎!俺とここで勝負しろ!」
多分俺のことだった…
「おおっと、挑戦者が女の子を賭けてその彼氏に勝負を挑みました!さぁチェリーさん降りてきてください!」
「なんで俺のこと知ってんだよ!ヤラセだろその演出!」
渋々コロシアムまで引っ張り出された…
「おい桜庭とやら、俺のカレンちゃんへの愛を思い知れ!」
はぁ…いやだなぁと思いながらファイティングポーズをとったところでゴングが鳴った…
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