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第72話 セカンドキャリア
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「今日は勝ってくれよー!」
「アンー!応援してるぞー!」
会場の外は既にすごい熱気だった。
「カレン、熱くなってめちゃくちゃに賭けるなよ?」
「うん、ほどほどだね!アンに100口くらいにしとく」
「一億ってほどほどなのか…」
おれはその一億円に釣られたおかげでこんな一年を過ごしてるんですけど…
「幸いバレンタインの名残りはもうないかな?」
「そうはいかないわよ!」
なんか女王様みたいなのが現れた…
たしか… 九院亜梨沙《くいんありさ》…だったよな?
※第37話参照
「あ、あの九院さん?」
「え、私のこと覚えてくれてたの!?」
「まぁ一応…」
引きこもりの女王様とかいうスーパー痛いキャラだからな…しかもあれ以来一切出てこないし、なんだったんだこいつ?
「あの、引きこもりはやめたんすか…?」
「夜は引きこもりもコンビニなんかに調達に出かけるものよ」
「ああなるほど…でも人いっぱいいてもいいのか?」
「え、ええ…大丈夫よ!」
女王様のマスクなのにジャージだし引きこもりなのに全然外ウロウロしてるし…キャラ設定くらい守ってくれよな…
「で、何か用事?」
「あ、これ渡そうと思って」
「うん?これは…ってあぶなー!」
チョコをうっかり受け取りそうだった…
「な、なによー!私の愛が受け取れないとでも!?」
「いやだよ!家で女王様のコスプレしてる引きこもりはさすがに無理だって!」
「なによーせっかく出てきたのにー、残念」
俺はこの時なぜかこんなことが気になった。
この学校で童貞は俺だけ、処女はカレンだけと聞いたことがあるが、こいつもまさか体験済ではないだろうな…
「お、おい!お前って…処女か?」
「え、私セフレ三人いるわよ?」
「嘘だ…」
引きこもりの変態でも経験してるのに…俺は…俺と言うやつは一体なんなんだよ!
しばらくショックで何も考えられなかった。
「快斗、元気だそ?」
「え、ああそうだな。もうすこしで俺も解禁なんだし」
「解禁したら何回出来るか楽しみだね!」
「あ、でも今はそう言うこと妄想させるのやめてね…」
まだオ○禁状態なので、エロには敏感なのである…
やっと会場に入ると、所狭しと応援する観客が騒ぎたてていた。
「今日はアンの勝ちだ!」
「いーや、アニーだな!あの強さ見ただろ?」
「でもアンのやつ、新技できたって噂だぞ?」
今日は会場の賭けも五分五分と言ったところだ。
「快斗、オッズ楽しみだね!」
「すっかりギャンブル好きになったなお前…」
目をキラキラさせているカレンをよそに、俺はアンが勝てるのか心配ではあった。
この前はどちらかと言えば押されてたし、必殺技ってのもよくわからんし本当に大丈夫なんだろうか?
そして二人が入場し、何やら話を始めていた。
「アンよ、お前では俺には勝てん。命が惜しければここで降参しろ」
「兄者、覚悟」
そしてすごいオーラを纏う二人のバトルは始まった。
「今日は俺から行くぞ!はぁー!」
アニーの身体が光って無数の光の矢が放たれた。
もう人間やめてませんか!?
「ふ、時間遡行」
アンが呟いた。
しかしアンは無数の光の矢を受けてその場に崩れ落ちた。
「ああっと!アン選手早速ダメージを受けました!」
アンがボロボロになった…
「な、何故だ…」
「ふ、アンよ。俺に時間遡行は通用しないぞ?そんな能力を使う暇があるのなら蹴りの一つでも鍛えておくべきだったな」
何が起きたのかはわからないが、アンが負けそうだ…
おや、カレンの顔色が悪いぞ…
「おいカレン、いくらかけたんだ?」
「し、知らなーい」
「お前また無茶しただろ?」
「…ごめんなさい」
「いくらだ?」
「1000口いった」
「10億円!?負けたらどーするんだよ!」
破滅型ギャンブラーじゃないかお前…
ヤバイぞこれ…立て!立つんだアンー!
「アンが立ったぞー!」
観客の一人がそう叫ぶとアンがふらふらしながらも立ち上がった。
「ほう、まだ立つのか?しかしもう終わりだな、アンよ!」
「兄者、必殺技出す」
「なに?この後に及んで強がりとは、はっはっは…は!?」
「覚悟」
アンは正拳突きのポーズをとった。
すると何故か後ろから隕石群が落ちてきた…
そしてアニーを隕石が襲いスタジアムの一部ごと無茶苦茶に破壊した…
「おおっとー、これは…アンの必殺技「流星」です!これは…うわー」
レフェリーも観客もみんな巻き添えを食らって吹っ飛んだ…
俺たちは離れていたので急いで避難した…
え、ここって地下だよね!?
それに隕石おとすポーズって普通手を空にかざすとかじゃないの?色々無茶苦茶だ…
「カレン大丈夫か?」
「もう、見えない見えない!」
「命は金より大事だぞ…」
なんとか爆風がおさまって中を見るとスタジアムは無茶苦茶に破壊されていた…
アンの力はどこまですごくなるんだよ…
しかし瓦礫の中からアニーが出てきた。
そしてアンもまた正拳突きポーズで立っている…
「アンよ、強くなったな…」
「兄者こそ…」
そして次の瞬間、アニーはその場に倒れた。
「おお、アンが、アンが勝ったぞー!」
会場が今日一番の盛り上がりを見せた。
アンが勝った…
そしてアンを見ると、どこから持ってきたのかもわからない椅子に座って真っ白になっていた…
アンが燃え尽きた…
「おい、カレン!アンのやつ大丈夫か?」
「勝った、勝った…勝ったー!」
「わかったからアンのところいくぞ!」
勝利に酔いしれるカレンを連れてアンのところまで降りていった。
「アン、大丈夫か?」
「真っ白だ」
「どこであんな技身につけたんだよ…」
「昨日校長から学んだ」
「え、校長って技使えたの!?」
「もっとすごいのも使える」
あいつがやっぱり最強なのかもしれないな…
「それより体は無事なのか?」
「もう引退」
「え、せっかくいい仕事みつけたのにいいのか?」
「先生になる」
「は?またしくじり先生とか?」
「いや、教師」
「どこの?」
「ここの」
「いや科目何教える気だよ…」
「俺、大卒」
「好きにしてください…」
アンのセカンドキャリアはどうやら先生になるそうだ…
来年はこの学校に居座るつもりなのか?
とりあえずアンの勝利に湧いたスタジアムをあとにして、俺たちは寮に戻った。
しかしまたしてもバートが待ち構えていた。
「しつこいなぁ…今日は色々とお楽しみだったんだろ?」
「うるさい!俺はカレンちゃんを諦めないぞ!どうしてもというのなら、俺が心折れて諦めるようなエピソードを聞かせてみろよ!」
なんでこいつは自分で自分の心の傷を広げにいくんだろう…
「そうだな、カレンのおっぱい柔らかいぞ」
「な、ぐふっ…いや、まだだ!」
「カレンのブルマ姿、すごいぞ?」
「うう、いや、しかしまだ俺は立てる…」
鼻血でぐしゃぐしゃだし膝が笑ってるのにまだ立つんだ…
するとカレンが前に出てきた。
「あ、カレンちゃん!俺、カレンちゃんのためならなんでもやるよ」
「快斗と初めての時はナマでナカでするから」
「ぎゃうー!」
バートが散った…
俺たちは道端に横たわる血塗れのバートを置いて寮に入った。
「カレン、さすがだな。あれはバートには強烈だろ?」
「でも冗談じゃないよ…?」
「へ?」
「初めての時はそうするって決めてるから!」
うそ、まじで?うわっ、いかん勃ってきた…
いや、考えるな…そんな男のロマンの全てが詰まった好意を童貞喪失と共に…あー、オ○ニーしてー!あー、
俺は自分の妄想に殺されそうになっていた…
「あ、快斗!バレンタインのチョコ!」
「あ、そうか…くれるの?」
「うん!」
カレンが部屋に戻っていった。
いっそのことカレンからもチョコもらったらエッチしないといけないルール適用してくれたらいいのに…こう言うところだけしっかりしてるんだよな校長も…
「おまたせー!」
「お、早かったな…なー!」
全身チョコまみれの素っ裸のカレンが飛び出してきた…
「やめろー!今はオ○ニーもできないんだぞ俺!」
「えー、でもママから喜ぶチョコのあげ方きいたらこうやって言われたよー?」
「あんなクソビッチの言うことは参考にしていいこと一つもねーよ!」
チョコでベッタベタになった…
そしてぬるぬるするカレンの直肌の感触で俺のムスコは何もしていないのに絶頂に達してしまいそうだった…
ああ、来年こそはこのチョコレートカレンを絶対に甘すことなく堪能してやる!
次の日はチョコレートの掃除に一日中時間をとられた…
そしていよいよ卒業式の時期が近づいてきた。
次回 卒業を前に先輩たちの進路が明らかに!?
そしてアン先生が赴任!
いよいよゴールが見えてきた快斗に校長から告げられる来年の方針が明らかに?
「アンー!応援してるぞー!」
会場の外は既にすごい熱気だった。
「カレン、熱くなってめちゃくちゃに賭けるなよ?」
「うん、ほどほどだね!アンに100口くらいにしとく」
「一億ってほどほどなのか…」
おれはその一億円に釣られたおかげでこんな一年を過ごしてるんですけど…
「幸いバレンタインの名残りはもうないかな?」
「そうはいかないわよ!」
なんか女王様みたいなのが現れた…
たしか… 九院亜梨沙《くいんありさ》…だったよな?
※第37話参照
「あ、あの九院さん?」
「え、私のこと覚えてくれてたの!?」
「まぁ一応…」
引きこもりの女王様とかいうスーパー痛いキャラだからな…しかもあれ以来一切出てこないし、なんだったんだこいつ?
「あの、引きこもりはやめたんすか…?」
「夜は引きこもりもコンビニなんかに調達に出かけるものよ」
「ああなるほど…でも人いっぱいいてもいいのか?」
「え、ええ…大丈夫よ!」
女王様のマスクなのにジャージだし引きこもりなのに全然外ウロウロしてるし…キャラ設定くらい守ってくれよな…
「で、何か用事?」
「あ、これ渡そうと思って」
「うん?これは…ってあぶなー!」
チョコをうっかり受け取りそうだった…
「な、なによー!私の愛が受け取れないとでも!?」
「いやだよ!家で女王様のコスプレしてる引きこもりはさすがに無理だって!」
「なによーせっかく出てきたのにー、残念」
俺はこの時なぜかこんなことが気になった。
この学校で童貞は俺だけ、処女はカレンだけと聞いたことがあるが、こいつもまさか体験済ではないだろうな…
「お、おい!お前って…処女か?」
「え、私セフレ三人いるわよ?」
「嘘だ…」
引きこもりの変態でも経験してるのに…俺は…俺と言うやつは一体なんなんだよ!
しばらくショックで何も考えられなかった。
「快斗、元気だそ?」
「え、ああそうだな。もうすこしで俺も解禁なんだし」
「解禁したら何回出来るか楽しみだね!」
「あ、でも今はそう言うこと妄想させるのやめてね…」
まだオ○禁状態なので、エロには敏感なのである…
やっと会場に入ると、所狭しと応援する観客が騒ぎたてていた。
「今日はアンの勝ちだ!」
「いーや、アニーだな!あの強さ見ただろ?」
「でもアンのやつ、新技できたって噂だぞ?」
今日は会場の賭けも五分五分と言ったところだ。
「快斗、オッズ楽しみだね!」
「すっかりギャンブル好きになったなお前…」
目をキラキラさせているカレンをよそに、俺はアンが勝てるのか心配ではあった。
この前はどちらかと言えば押されてたし、必殺技ってのもよくわからんし本当に大丈夫なんだろうか?
そして二人が入場し、何やら話を始めていた。
「アンよ、お前では俺には勝てん。命が惜しければここで降参しろ」
「兄者、覚悟」
そしてすごいオーラを纏う二人のバトルは始まった。
「今日は俺から行くぞ!はぁー!」
アニーの身体が光って無数の光の矢が放たれた。
もう人間やめてませんか!?
「ふ、時間遡行」
アンが呟いた。
しかしアンは無数の光の矢を受けてその場に崩れ落ちた。
「ああっと!アン選手早速ダメージを受けました!」
アンがボロボロになった…
「な、何故だ…」
「ふ、アンよ。俺に時間遡行は通用しないぞ?そんな能力を使う暇があるのなら蹴りの一つでも鍛えておくべきだったな」
何が起きたのかはわからないが、アンが負けそうだ…
おや、カレンの顔色が悪いぞ…
「おいカレン、いくらかけたんだ?」
「し、知らなーい」
「お前また無茶しただろ?」
「…ごめんなさい」
「いくらだ?」
「1000口いった」
「10億円!?負けたらどーするんだよ!」
破滅型ギャンブラーじゃないかお前…
ヤバイぞこれ…立て!立つんだアンー!
「アンが立ったぞー!」
観客の一人がそう叫ぶとアンがふらふらしながらも立ち上がった。
「ほう、まだ立つのか?しかしもう終わりだな、アンよ!」
「兄者、必殺技出す」
「なに?この後に及んで強がりとは、はっはっは…は!?」
「覚悟」
アンは正拳突きのポーズをとった。
すると何故か後ろから隕石群が落ちてきた…
そしてアニーを隕石が襲いスタジアムの一部ごと無茶苦茶に破壊した…
「おおっとー、これは…アンの必殺技「流星」です!これは…うわー」
レフェリーも観客もみんな巻き添えを食らって吹っ飛んだ…
俺たちは離れていたので急いで避難した…
え、ここって地下だよね!?
それに隕石おとすポーズって普通手を空にかざすとかじゃないの?色々無茶苦茶だ…
「カレン大丈夫か?」
「もう、見えない見えない!」
「命は金より大事だぞ…」
なんとか爆風がおさまって中を見るとスタジアムは無茶苦茶に破壊されていた…
アンの力はどこまですごくなるんだよ…
しかし瓦礫の中からアニーが出てきた。
そしてアンもまた正拳突きポーズで立っている…
「アンよ、強くなったな…」
「兄者こそ…」
そして次の瞬間、アニーはその場に倒れた。
「おお、アンが、アンが勝ったぞー!」
会場が今日一番の盛り上がりを見せた。
アンが勝った…
そしてアンを見ると、どこから持ってきたのかもわからない椅子に座って真っ白になっていた…
アンが燃え尽きた…
「おい、カレン!アンのやつ大丈夫か?」
「勝った、勝った…勝ったー!」
「わかったからアンのところいくぞ!」
勝利に酔いしれるカレンを連れてアンのところまで降りていった。
「アン、大丈夫か?」
「真っ白だ」
「どこであんな技身につけたんだよ…」
「昨日校長から学んだ」
「え、校長って技使えたの!?」
「もっとすごいのも使える」
あいつがやっぱり最強なのかもしれないな…
「それより体は無事なのか?」
「もう引退」
「え、せっかくいい仕事みつけたのにいいのか?」
「先生になる」
「は?またしくじり先生とか?」
「いや、教師」
「どこの?」
「ここの」
「いや科目何教える気だよ…」
「俺、大卒」
「好きにしてください…」
アンのセカンドキャリアはどうやら先生になるそうだ…
来年はこの学校に居座るつもりなのか?
とりあえずアンの勝利に湧いたスタジアムをあとにして、俺たちは寮に戻った。
しかしまたしてもバートが待ち構えていた。
「しつこいなぁ…今日は色々とお楽しみだったんだろ?」
「うるさい!俺はカレンちゃんを諦めないぞ!どうしてもというのなら、俺が心折れて諦めるようなエピソードを聞かせてみろよ!」
なんでこいつは自分で自分の心の傷を広げにいくんだろう…
「そうだな、カレンのおっぱい柔らかいぞ」
「な、ぐふっ…いや、まだだ!」
「カレンのブルマ姿、すごいぞ?」
「うう、いや、しかしまだ俺は立てる…」
鼻血でぐしゃぐしゃだし膝が笑ってるのにまだ立つんだ…
するとカレンが前に出てきた。
「あ、カレンちゃん!俺、カレンちゃんのためならなんでもやるよ」
「快斗と初めての時はナマでナカでするから」
「ぎゃうー!」
バートが散った…
俺たちは道端に横たわる血塗れのバートを置いて寮に入った。
「カレン、さすがだな。あれはバートには強烈だろ?」
「でも冗談じゃないよ…?」
「へ?」
「初めての時はそうするって決めてるから!」
うそ、まじで?うわっ、いかん勃ってきた…
いや、考えるな…そんな男のロマンの全てが詰まった好意を童貞喪失と共に…あー、オ○ニーしてー!あー、
俺は自分の妄想に殺されそうになっていた…
「あ、快斗!バレンタインのチョコ!」
「あ、そうか…くれるの?」
「うん!」
カレンが部屋に戻っていった。
いっそのことカレンからもチョコもらったらエッチしないといけないルール適用してくれたらいいのに…こう言うところだけしっかりしてるんだよな校長も…
「おまたせー!」
「お、早かったな…なー!」
全身チョコまみれの素っ裸のカレンが飛び出してきた…
「やめろー!今はオ○ニーもできないんだぞ俺!」
「えー、でもママから喜ぶチョコのあげ方きいたらこうやって言われたよー?」
「あんなクソビッチの言うことは参考にしていいこと一つもねーよ!」
チョコでベッタベタになった…
そしてぬるぬるするカレンの直肌の感触で俺のムスコは何もしていないのに絶頂に達してしまいそうだった…
ああ、来年こそはこのチョコレートカレンを絶対に甘すことなく堪能してやる!
次の日はチョコレートの掃除に一日中時間をとられた…
そしていよいよ卒業式の時期が近づいてきた。
次回 卒業を前に先輩たちの進路が明らかに!?
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