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第75話 クリア
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春休みになった。
俺は暖かな春の日差しを浴びながらカレンと引っ越しをしていた。
「カレン、いくら広いからって全部持っていくと置く場所無くなるからいらないものは捨てろよ!」
「んー、とりあえずもやしは置いていく」
「連れて行く予定もそもそもないから!」
引っ越しはアンも手伝ってくれていた。
なんとか荷物をトラックに積み終えて、アンが学校まで運んでくれた(アンは大型特殊免許まで持っている)
「さ、俺たちも学校まで追いかけよっか」
「新居楽しみだなー。でも…」
「どうしたカレン?」
「せっかくならここで一回したかったの」
「あ、ああ…まぁまだ寝泊まりくらいはできるんだし掃除にもくるからさ」
「うん!」
こんな話ができるのも、明後日でついに3月が終わり、俺の長かった課題も終了するからである。
まさかあの課題を引き受けた時にここまで来れるなんて想像もできなかったし、カレンと恋仲になるとは予想もしなかった…。
でもこうして手を繋いでカレンと歩けている今があるならこの一年間の苦労も無駄では…いや人生においてはこれほど無駄な時間もなかった気がするんだけど…
「でもせっかくの春休みだし、何かしたいよな」
「うん、お花見しよ!」
「お、いいね。しかし誰を誘うかだけど…」
「パパとママと!」
「え、嬉しくない…」
なぜか落葉家族と花見をする約束ができてしまったところで学校についた。
「結局俺たちも学校の敷地内に住むとは…先輩たちのことは言えないな…」
宿直室は校舎に隣接する形で立っており、4LDK+倉庫と駐車場付きという普通に快適な場所である。
しかも綺麗である上に風呂はその辺の銭湯より広い。
「改めて見るといいところだよなー」
「新婚みたい!ワクワク!」
そして早速荷物をアンが運んでくれていた。
「アン、ありがとう助かるよ」
「桜庭先生の意のままに」
「いやだから媚を売るなよ…」
「もうクビになりたくない」
「大丈夫だって…そういえば住むところはどうするんだ?」
「土管持ってきた」
「小屋でも建ててもらえよ!」
アンが校庭に住み着いた。
一通り荷物を運び終えると、妙な興奮が俺を襲った。
ここでカレンとずっと…それに明後日からはやりたい放題だ!
「カレン、寝室を整えたら飯でも食べて早めに寝ようか。」
「うん、明日になったらいよいよカウントダウンだね!」
そしてその日はゆっくりと寝ることにした。
そして朝になると、興奮からかいつもと違ってはっきりと目が覚めた。
「おはようカレン、長かった一年もあと一日だな。」
「おはよう快斗、衣装の準備はばっちり!」
そんな遠足の前日の100倍ワクワクする一日の最初は校長の呼び出しからスタートした。
もう校長室にこうして課題のために来ることもないのだと思うと、本当によくやったと自分を褒めてやりたかった。
「失礼します!」
「お、桜庭教頭ではないかね。ささ、座るがよい」
「ちょっと待った、教頭ってなんですか?」
「ん?君は来年からここの在校生兼教頭先生じゃよ?」
「いやおかしすぎるだろ!それに担任の話は!?」
「それもやってもらうぞい」
なんで教頭先生が担任するんだよ…じゃなくてなんで在校生が教頭するんだよ!
「早速来年のプロジェクトについて話をしようと思っての」
「プロジェクト?」
「うむ、君がカレンを順調に守ってくれていたことで閃いたのじゃ。私以外にも一年間娘の処女を守ってほしいという価値観を持った金持ちは多分世の中に結構いるはずじゃと思っての。それを売りにして特別クラスの新設を予定したところなんと希望者がいたのじゃ。」
「また変なことを…でもそれを俺にやれってのは無理な話ですよ?カレンがいるんですからね…」
「じゃから君はサポート役として担任をしてもらうのじゃ。ちゃんと君のようなツッコミのうるさいクソ童貞を一人ピックアップしておるから、その彼の援護を頼むぞい」
「新たな犠牲者か…可哀そうに…」
ツッコミのうるさいクソ童貞とは余計だけどな…
「でも、また俺とカレンみたいに二人で寮に住まわすつもりですか?」
「何を言う、今回募集が集まったのは四人じゃ。」
「四人!?それを一人で全部守れってこと!?」
「うむ、バージンハーレムwith童貞というわけじゃな。」
「んな無茶な…」
まだ入学もしてきていない後輩だが、不憫で仕方がなかった。
さらに言えば俺が一年間この課題をクリアしてしまったことで起きた悲劇だと思うと、意味もなく申し訳なさが襲ってきた…
「しかしよくそんなに集まりましたね…」
「ま、本当は変態すぎて手に負えない娘を更生してくれというのが本音のようじゃがの、世の中変態ばっかりで困るわい」
「その変態につけ込んで商売しておいてよく言えたな!」
そんなのが四人も…え、担任でも嫌なんだけど…
「とにかく来年からも頼むぞい、あと明日は一日楽しむがよい」
「は、はい。ではまた…」
「あ、待つのじゃ快斗くん」
「え、なんですか?」
「明日からはパパと呼びなさい」
「死んでもそれだけは嫌です!!」
俺は校長室の扉を強めに閉めて出て行った。
そしてとりあえず新居に戻って昼食をとることにした。
「カレン、今日は前祝いだから何か豪華なもの食べようよ!」
「快斗太っ腹!」
「校長からお金も入る予定だし、焼肉でも行こうか!」
「うん!」
そして二人で焼肉屋に行った。
するとアンが一人焼肉をしていた。
「何してるんだ…?」
「一人焼肉」
「見ればわかるよ!金大丈夫なのか?」
「前借りした」
「案外浪費家だよなお前…」
セルフ就職祝い、だそうだ…
「カレン、奢ってあげようよ…」
「うーん、キャベツならいいよ」
「ここ無料でついてるんだよ!」
よく見るとアンは無料のキャベツをお代わりしまくっていた…
「ま、俺たちも食べよっか。」
「いっぱい食べて元気になってエッチしまくる!」
二人で焼肉を堪能してから今日は寮に戻った。
帰る時にレジでアンが店員とお通しとチャージ料について揉めていた…
そして夜になると急に高揚感が俺を襲った。
「カレン、今何時だ?」
「今22時、あと2時間!」
…
「カレン、今何時だ?」
「今は22時30分、あとちょっと!」
もうこんな感じで待ちきれなかった。
そして11時30分を過ぎたころ、カレンが急に女っぽく俺に話しかけてきた。
「快斗、シャワー浴びてくるね…」
「え、ああそうだな…」
いよいよだ…
俺は部屋で待つのもソワソワするので、一旦リビングに降りた。
そしてカレンのシャワーを浴びる音がかすかに聞こえる中で一人静かに待っていた。
ちゃんとできるかな…いや、本当になにも着けなくていいのか?
カレンを、あのカレンを俺は今から…
「快斗、出たよ」
俺はその声にびくっと反応して振り向くと、タオルを巻いたカレンがそこにはいた。
「カレン…」
「えへへ、緊張するね。部屋いこ?」
俺たちは住み慣れた部屋で初エッチを今からする…
いつも二人で眠っていたベットなのに、なぜか狭く見える。
「カレン…」
「快斗も脱いで?」
「う、うん」
俺も服を脱いだ。
そして服を脱ぐ途中で気づいて慌てて電気を消した。
肌と肌がそっと当たった…
「カレン、いいよね?」
「うん、今0時2分だよ、4月になったよ!!」
「じゃあ……カレン―!!」
「快斗!」
俺は課題をクリアした。
長かった…くそみたいな校長の提案にうっかり乗ってしまってからというものの、キスで法外な罰金を課せられたりキスしか許してくれなくてムラムラさせられたり、変な写真家やヤリチンイケメンやくそかわいいギャルやキックボクサーやヤクザやなんやらが出てきたり…ビッチなママやその親族も全員変人で、最後はオ○禁までさせられたけど、でもなんとかやり遂げた…
そしてカレンという大切な彼女が出来て、今こうして…
一糸纏わぬ姿のカレンを前に走馬灯のようにこの一年間の思い出がよみがえった。
多分泣いていたがもうそんなことはお構いなしだった。
もうここからはぼんやりとしか記憶がなかった。
カレンの胸は柔らかかった。肌はすべすべしていた。そして…
♥♥♥
ついに俺とカレンは結ばれた。
雰囲気も何もよくわからずただ必死だった。
不安だったが緊張していてもちゃんとムスコは反応した。
オ○禁が効いたのかもしれない。
お互い初めてだったがカレンも痛くなかったようだ。
俺はというと、速攻でイってしまった。
感想は一言、気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうだった…
あれだけ必死に守ってきたカレンの処女は、そして俺の童貞はこうしてあっさりとさよならを告げたのである…
ただし全く俺の興奮はおさまることを知らなかった。
「や、やばい…なにこれ…」
「快斗、もっかい!」
「カレン!!」
三回くらいは普通にエッチした、そして衣装を替えながら結局朝まで10回やった…
もう時間が許す限りいつまでもやれそうだった。
そして仮眠をとって朝からまた再戦した。
その日は一日中ずっとベットの上でエッチをしていた…
そして俺が脱チェリーをした次の日、俺は死にかけていた…
「カレン…もう無理…今日は何も元気がない…」
「快斗、もっかいしよ!」
「い、いや死んじゃう…」
「やだ、もっかい!!」
元々エッチなカレンは完全にハマっていた。
そして俺は文字通り枯れるまでひたすら腰を止めなかった…
初エッチから30時間くらいが経過したところでようやく飯を食べるからと外に出ると、部屋のドアに張り紙が張られていた。
『あとで換気しておくのじゃぞ。パパより』
あの野郎、見てたのか!?
しかしこんな気持ちいいことをみんな毎日してたなんて…俺は随分遠回りしたもんだ…
「快斗、ご飯食べたらもっかい!」
「え、うん…」
もう欲望と本能が勝ってしまって理性が言うことを聞かない毎日だった…
俺がすっからかんになったのは4日ほど経ってからだった…
結局寮の引っ越しもそれからになったのである…
「快斗、新居での初エッチはバニーちゃんがいいかな?」
「うん、でももう少しだけは休憩かな…」
腹上死って一体何なのかという疑問がひたすらにあったが、俺の死に方は多分これなんじゃないかと、昨日あたりから思うようになった…
次回 堂々の最終回!
ラブ高の快斗とカレンの物語がついに完結!
新しいスタートを切る二人に栄光あれ!!
俺は暖かな春の日差しを浴びながらカレンと引っ越しをしていた。
「カレン、いくら広いからって全部持っていくと置く場所無くなるからいらないものは捨てろよ!」
「んー、とりあえずもやしは置いていく」
「連れて行く予定もそもそもないから!」
引っ越しはアンも手伝ってくれていた。
なんとか荷物をトラックに積み終えて、アンが学校まで運んでくれた(アンは大型特殊免許まで持っている)
「さ、俺たちも学校まで追いかけよっか」
「新居楽しみだなー。でも…」
「どうしたカレン?」
「せっかくならここで一回したかったの」
「あ、ああ…まぁまだ寝泊まりくらいはできるんだし掃除にもくるからさ」
「うん!」
こんな話ができるのも、明後日でついに3月が終わり、俺の長かった課題も終了するからである。
まさかあの課題を引き受けた時にここまで来れるなんて想像もできなかったし、カレンと恋仲になるとは予想もしなかった…。
でもこうして手を繋いでカレンと歩けている今があるならこの一年間の苦労も無駄では…いや人生においてはこれほど無駄な時間もなかった気がするんだけど…
「でもせっかくの春休みだし、何かしたいよな」
「うん、お花見しよ!」
「お、いいね。しかし誰を誘うかだけど…」
「パパとママと!」
「え、嬉しくない…」
なぜか落葉家族と花見をする約束ができてしまったところで学校についた。
「結局俺たちも学校の敷地内に住むとは…先輩たちのことは言えないな…」
宿直室は校舎に隣接する形で立っており、4LDK+倉庫と駐車場付きという普通に快適な場所である。
しかも綺麗である上に風呂はその辺の銭湯より広い。
「改めて見るといいところだよなー」
「新婚みたい!ワクワク!」
そして早速荷物をアンが運んでくれていた。
「アン、ありがとう助かるよ」
「桜庭先生の意のままに」
「いやだから媚を売るなよ…」
「もうクビになりたくない」
「大丈夫だって…そういえば住むところはどうするんだ?」
「土管持ってきた」
「小屋でも建ててもらえよ!」
アンが校庭に住み着いた。
一通り荷物を運び終えると、妙な興奮が俺を襲った。
ここでカレンとずっと…それに明後日からはやりたい放題だ!
「カレン、寝室を整えたら飯でも食べて早めに寝ようか。」
「うん、明日になったらいよいよカウントダウンだね!」
そしてその日はゆっくりと寝ることにした。
そして朝になると、興奮からかいつもと違ってはっきりと目が覚めた。
「おはようカレン、長かった一年もあと一日だな。」
「おはよう快斗、衣装の準備はばっちり!」
そんな遠足の前日の100倍ワクワクする一日の最初は校長の呼び出しからスタートした。
もう校長室にこうして課題のために来ることもないのだと思うと、本当によくやったと自分を褒めてやりたかった。
「失礼します!」
「お、桜庭教頭ではないかね。ささ、座るがよい」
「ちょっと待った、教頭ってなんですか?」
「ん?君は来年からここの在校生兼教頭先生じゃよ?」
「いやおかしすぎるだろ!それに担任の話は!?」
「それもやってもらうぞい」
なんで教頭先生が担任するんだよ…じゃなくてなんで在校生が教頭するんだよ!
「早速来年のプロジェクトについて話をしようと思っての」
「プロジェクト?」
「うむ、君がカレンを順調に守ってくれていたことで閃いたのじゃ。私以外にも一年間娘の処女を守ってほしいという価値観を持った金持ちは多分世の中に結構いるはずじゃと思っての。それを売りにして特別クラスの新設を予定したところなんと希望者がいたのじゃ。」
「また変なことを…でもそれを俺にやれってのは無理な話ですよ?カレンがいるんですからね…」
「じゃから君はサポート役として担任をしてもらうのじゃ。ちゃんと君のようなツッコミのうるさいクソ童貞を一人ピックアップしておるから、その彼の援護を頼むぞい」
「新たな犠牲者か…可哀そうに…」
ツッコミのうるさいクソ童貞とは余計だけどな…
「でも、また俺とカレンみたいに二人で寮に住まわすつもりですか?」
「何を言う、今回募集が集まったのは四人じゃ。」
「四人!?それを一人で全部守れってこと!?」
「うむ、バージンハーレムwith童貞というわけじゃな。」
「んな無茶な…」
まだ入学もしてきていない後輩だが、不憫で仕方がなかった。
さらに言えば俺が一年間この課題をクリアしてしまったことで起きた悲劇だと思うと、意味もなく申し訳なさが襲ってきた…
「しかしよくそんなに集まりましたね…」
「ま、本当は変態すぎて手に負えない娘を更生してくれというのが本音のようじゃがの、世の中変態ばっかりで困るわい」
「その変態につけ込んで商売しておいてよく言えたな!」
そんなのが四人も…え、担任でも嫌なんだけど…
「とにかく来年からも頼むぞい、あと明日は一日楽しむがよい」
「は、はい。ではまた…」
「あ、待つのじゃ快斗くん」
「え、なんですか?」
「明日からはパパと呼びなさい」
「死んでもそれだけは嫌です!!」
俺は校長室の扉を強めに閉めて出て行った。
そしてとりあえず新居に戻って昼食をとることにした。
「カレン、今日は前祝いだから何か豪華なもの食べようよ!」
「快斗太っ腹!」
「校長からお金も入る予定だし、焼肉でも行こうか!」
「うん!」
そして二人で焼肉屋に行った。
するとアンが一人焼肉をしていた。
「何してるんだ…?」
「一人焼肉」
「見ればわかるよ!金大丈夫なのか?」
「前借りした」
「案外浪費家だよなお前…」
セルフ就職祝い、だそうだ…
「カレン、奢ってあげようよ…」
「うーん、キャベツならいいよ」
「ここ無料でついてるんだよ!」
よく見るとアンは無料のキャベツをお代わりしまくっていた…
「ま、俺たちも食べよっか。」
「いっぱい食べて元気になってエッチしまくる!」
二人で焼肉を堪能してから今日は寮に戻った。
帰る時にレジでアンが店員とお通しとチャージ料について揉めていた…
そして夜になると急に高揚感が俺を襲った。
「カレン、今何時だ?」
「今22時、あと2時間!」
…
「カレン、今何時だ?」
「今は22時30分、あとちょっと!」
もうこんな感じで待ちきれなかった。
そして11時30分を過ぎたころ、カレンが急に女っぽく俺に話しかけてきた。
「快斗、シャワー浴びてくるね…」
「え、ああそうだな…」
いよいよだ…
俺は部屋で待つのもソワソワするので、一旦リビングに降りた。
そしてカレンのシャワーを浴びる音がかすかに聞こえる中で一人静かに待っていた。
ちゃんとできるかな…いや、本当になにも着けなくていいのか?
カレンを、あのカレンを俺は今から…
「快斗、出たよ」
俺はその声にびくっと反応して振り向くと、タオルを巻いたカレンがそこにはいた。
「カレン…」
「えへへ、緊張するね。部屋いこ?」
俺たちは住み慣れた部屋で初エッチを今からする…
いつも二人で眠っていたベットなのに、なぜか狭く見える。
「カレン…」
「快斗も脱いで?」
「う、うん」
俺も服を脱いだ。
そして服を脱ぐ途中で気づいて慌てて電気を消した。
肌と肌がそっと当たった…
「カレン、いいよね?」
「うん、今0時2分だよ、4月になったよ!!」
「じゃあ……カレン―!!」
「快斗!」
俺は課題をクリアした。
長かった…くそみたいな校長の提案にうっかり乗ってしまってからというものの、キスで法外な罰金を課せられたりキスしか許してくれなくてムラムラさせられたり、変な写真家やヤリチンイケメンやくそかわいいギャルやキックボクサーやヤクザやなんやらが出てきたり…ビッチなママやその親族も全員変人で、最後はオ○禁までさせられたけど、でもなんとかやり遂げた…
そしてカレンという大切な彼女が出来て、今こうして…
一糸纏わぬ姿のカレンを前に走馬灯のようにこの一年間の思い出がよみがえった。
多分泣いていたがもうそんなことはお構いなしだった。
もうここからはぼんやりとしか記憶がなかった。
カレンの胸は柔らかかった。肌はすべすべしていた。そして…
♥♥♥
ついに俺とカレンは結ばれた。
雰囲気も何もよくわからずただ必死だった。
不安だったが緊張していてもちゃんとムスコは反応した。
オ○禁が効いたのかもしれない。
お互い初めてだったがカレンも痛くなかったようだ。
俺はというと、速攻でイってしまった。
感想は一言、気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうだった…
あれだけ必死に守ってきたカレンの処女は、そして俺の童貞はこうしてあっさりとさよならを告げたのである…
ただし全く俺の興奮はおさまることを知らなかった。
「や、やばい…なにこれ…」
「快斗、もっかい!」
「カレン!!」
三回くらいは普通にエッチした、そして衣装を替えながら結局朝まで10回やった…
もう時間が許す限りいつまでもやれそうだった。
そして仮眠をとって朝からまた再戦した。
その日は一日中ずっとベットの上でエッチをしていた…
そして俺が脱チェリーをした次の日、俺は死にかけていた…
「カレン…もう無理…今日は何も元気がない…」
「快斗、もっかいしよ!」
「い、いや死んじゃう…」
「やだ、もっかい!!」
元々エッチなカレンは完全にハマっていた。
そして俺は文字通り枯れるまでひたすら腰を止めなかった…
初エッチから30時間くらいが経過したところでようやく飯を食べるからと外に出ると、部屋のドアに張り紙が張られていた。
『あとで換気しておくのじゃぞ。パパより』
あの野郎、見てたのか!?
しかしこんな気持ちいいことをみんな毎日してたなんて…俺は随分遠回りしたもんだ…
「快斗、ご飯食べたらもっかい!」
「え、うん…」
もう欲望と本能が勝ってしまって理性が言うことを聞かない毎日だった…
俺がすっからかんになったのは4日ほど経ってからだった…
結局寮の引っ越しもそれからになったのである…
「快斗、新居での初エッチはバニーちゃんがいいかな?」
「うん、でももう少しだけは休憩かな…」
腹上死って一体何なのかという疑問がひたすらにあったが、俺の死に方は多分これなんじゃないかと、昨日あたりから思うようになった…
次回 堂々の最終回!
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