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子供
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カチャリ…
しばらくしてドアが開く音が聞こえた。中々出てこないから、呼びに行こうか悩んでいたから安心した。でもその安心はすぐに心配へと変わる。
「どうしたの?」
今にも泣きそうな顔をしていたからだ。よれたTシャツを名いっぱい下に引っ張っている。これはもしかして…
「処理、出来なかった?」
ビクリと体が跳ねる。やはりか…年は聞いていないけれど、おそらく中学生くらい。加えてここはいつもと違う外。緊張感から、上手くシゴけなかった可能性が高い。
「…処理って何ですか?」
ん?
「あ、ああ、分かりにくかったかな。オナニーのことだよ」
「お、なにー?」
ん!?
「あの、ぼく、病気かもしれなくて、それって、これと、関係あるんですか?」
まじか…
「翔平くん?って何年生だっけ」
「中学、2ねんせいです…」
「なるほどぉ…」
俺が中学生の時ってもう知ってたっけ、現実逃避のように振り返る。どうする、このままカットを続けるか…でも、涙をいっぱいに溜めている彼を見ていると、そんな非人道的なことは出来ない。でもだからといって手伝うのも、未成年淫行だ。
部屋には俺と、彼。他の人間は帰ってしまっている。そうだ、これは指導、性教育。家庭が変わって聞きにくいと思うからそうするだけであって、そういうのではない、決して。
「翔平くん、これは病気でも何でもない。大人になるためのステップなんだよ」
「んぁっ、」
腰をかがめ、頭を撫でると跳ねる体。今の彼は体の全身までビンビンなんだろう。これだけでも犯罪者になった気分になってしまう。
「俺で良かったら教えるけど、どうする?」
「…よろしく、おねがい、します」
「ん、分かった。じゃあ、こっちにおいで」
しゃがんで距離が近くなったため、よくソレが見える。まだ発展途上ながらにも、パンパンに膨れていることが分かる。
手を引っ張るだけで、水分の含んだ湿った声がきこえる。ソレを教える教室、つまりトイレに繋がる装飾がこった金のドアノブを引いた。
伏し目がちの、弱々しい少年を連れて。
しばらくしてドアが開く音が聞こえた。中々出てこないから、呼びに行こうか悩んでいたから安心した。でもその安心はすぐに心配へと変わる。
「どうしたの?」
今にも泣きそうな顔をしていたからだ。よれたTシャツを名いっぱい下に引っ張っている。これはもしかして…
「処理、出来なかった?」
ビクリと体が跳ねる。やはりか…年は聞いていないけれど、おそらく中学生くらい。加えてここはいつもと違う外。緊張感から、上手くシゴけなかった可能性が高い。
「…処理って何ですか?」
ん?
「あ、ああ、分かりにくかったかな。オナニーのことだよ」
「お、なにー?」
ん!?
「あの、ぼく、病気かもしれなくて、それって、これと、関係あるんですか?」
まじか…
「翔平くん?って何年生だっけ」
「中学、2ねんせいです…」
「なるほどぉ…」
俺が中学生の時ってもう知ってたっけ、現実逃避のように振り返る。どうする、このままカットを続けるか…でも、涙をいっぱいに溜めている彼を見ていると、そんな非人道的なことは出来ない。でもだからといって手伝うのも、未成年淫行だ。
部屋には俺と、彼。他の人間は帰ってしまっている。そうだ、これは指導、性教育。家庭が変わって聞きにくいと思うからそうするだけであって、そういうのではない、決して。
「翔平くん、これは病気でも何でもない。大人になるためのステップなんだよ」
「んぁっ、」
腰をかがめ、頭を撫でると跳ねる体。今の彼は体の全身までビンビンなんだろう。これだけでも犯罪者になった気分になってしまう。
「俺で良かったら教えるけど、どうする?」
「…よろしく、おねがい、します」
「ん、分かった。じゃあ、こっちにおいで」
しゃがんで距離が近くなったため、よくソレが見える。まだ発展途上ながらにも、パンパンに膨れていることが分かる。
手を引っ張るだけで、水分の含んだ湿った声がきこえる。ソレを教える教室、つまりトイレに繋がる装飾がこった金のドアノブを引いた。
伏し目がちの、弱々しい少年を連れて。
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