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第2話
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ディナは部屋の中で眠る美奈を抱っこしながら見つめた。
「美奈、お前は俺の婚約者だ」
「……」
「お前が美しい大人の男に成長したら結婚しょう」
「……」
「……」
ディナは眠る美奈をベッドに寝かせ部屋を出ると宇宙人が近づいてきた。
「ディナ、話がある俺の部屋に来い」
「……」
ディナは宇宙人と共に部屋に向かい中に入った。
「婚約者と言ったこと本気じゃないよな」
「本気だ」
「人間達の知能を奪って俺達は最強の宇宙人になるのが目的だ、そんな宇宙人が人間の赤ちゃんを婚約者にするなんてあり得ない」
「今の俺は宇宙人じゃない人間だ」
「人間の知能を奪い続けて人間に変身できたんだ、正体は宇宙人だ」
「頼むよ、ナナ、皆には内緒にしてくれ」
ディナは真剣な顔でナナを見つめた。
ナナはディナの真剣さに負け返事をした。
「わかった、皆には言わない」
「ありがとう」
「泣き声や世話でバレるかもしれないから誰も使っていない部屋が地下にある、その部屋を使え」
「ありがとう」
「その部屋なら泣き声は聞こえないだろ」
ナナは鍵を差し出した。
「部屋の鍵だ」
「……」
ディナはナナから鍵を受け取った。
「自分の部屋の壁に鍵を触れさせれば地下の部屋に行ける」
「わかった」
「皆が戻る前に赤ちゃんを地下の部屋に連れて行け」
「わかった」
ディナはナナの部屋を出て自分の部屋に戻った。
その後、ディナは鍵を壁に触れさせた。
すると壁から道が現れた。
ディナは眠る美奈を抱っこしそのまま道を歩き立ち止まり振り返った。
「……」
開いている壁は閉じディナは背を向け歩き出した。
それから暫くして地下の部屋が見えディナは中に入った。
ディナは眠る美奈を床に寝かせ再び自分の部屋に戻っていった。
10分後、ディナがブランケットを2枚、持って地下の部屋に戻ってきた。
その後、ディナはブランケットを敷き美奈を寝せもう1枚を美奈の身体にかけた。
こうしてディナは皆に見つからないように美奈を育てた。
それから20年後、美奈は美しい男性に成長した。
「外に出てみたいな」
地下の部屋の生活しか知らない美奈はこの部屋から出たいと感じた。
そして美奈は食事をしながらディナに話した。
「ディナ、外に出て良い?」
「駄目だ」
「何で?」
「他の宇宙人はお前のこと知らないんだ」
「ディナは良いよね、外に出られて、俺はこの部屋でテレビを見てトイレをしてご飯を食べる、そんな生活を20年、続いた、俺、どうにかなりそうだよ」
怒った口調で口にすると美奈は食事を止めベッドに座った。
ディナも食事を止めベッドに近づくと美奈の側に座り口を開いた。
「美奈」
「何」
うつ向いた顔をあげ美奈が目線を向けるとディナは唇を重ねた。
その後、ディナは唇を離し部屋を出ていき美奈はベッドに座ったまま突然の出来事に驚きで言葉を失った。
「美奈、お前は俺の婚約者だ」
「……」
「お前が美しい大人の男に成長したら結婚しょう」
「……」
「……」
ディナは眠る美奈をベッドに寝かせ部屋を出ると宇宙人が近づいてきた。
「ディナ、話がある俺の部屋に来い」
「……」
ディナは宇宙人と共に部屋に向かい中に入った。
「婚約者と言ったこと本気じゃないよな」
「本気だ」
「人間達の知能を奪って俺達は最強の宇宙人になるのが目的だ、そんな宇宙人が人間の赤ちゃんを婚約者にするなんてあり得ない」
「今の俺は宇宙人じゃない人間だ」
「人間の知能を奪い続けて人間に変身できたんだ、正体は宇宙人だ」
「頼むよ、ナナ、皆には内緒にしてくれ」
ディナは真剣な顔でナナを見つめた。
ナナはディナの真剣さに負け返事をした。
「わかった、皆には言わない」
「ありがとう」
「泣き声や世話でバレるかもしれないから誰も使っていない部屋が地下にある、その部屋を使え」
「ありがとう」
「その部屋なら泣き声は聞こえないだろ」
ナナは鍵を差し出した。
「部屋の鍵だ」
「……」
ディナはナナから鍵を受け取った。
「自分の部屋の壁に鍵を触れさせれば地下の部屋に行ける」
「わかった」
「皆が戻る前に赤ちゃんを地下の部屋に連れて行け」
「わかった」
ディナはナナの部屋を出て自分の部屋に戻った。
その後、ディナは鍵を壁に触れさせた。
すると壁から道が現れた。
ディナは眠る美奈を抱っこしそのまま道を歩き立ち止まり振り返った。
「……」
開いている壁は閉じディナは背を向け歩き出した。
それから暫くして地下の部屋が見えディナは中に入った。
ディナは眠る美奈を床に寝かせ再び自分の部屋に戻っていった。
10分後、ディナがブランケットを2枚、持って地下の部屋に戻ってきた。
その後、ディナはブランケットを敷き美奈を寝せもう1枚を美奈の身体にかけた。
こうしてディナは皆に見つからないように美奈を育てた。
それから20年後、美奈は美しい男性に成長した。
「外に出てみたいな」
地下の部屋の生活しか知らない美奈はこの部屋から出たいと感じた。
そして美奈は食事をしながらディナに話した。
「ディナ、外に出て良い?」
「駄目だ」
「何で?」
「他の宇宙人はお前のこと知らないんだ」
「ディナは良いよね、外に出られて、俺はこの部屋でテレビを見てトイレをしてご飯を食べる、そんな生活を20年、続いた、俺、どうにかなりそうだよ」
怒った口調で口にすると美奈は食事を止めベッドに座った。
ディナも食事を止めベッドに近づくと美奈の側に座り口を開いた。
「美奈」
「何」
うつ向いた顔をあげ美奈が目線を向けるとディナは唇を重ねた。
その後、ディナは唇を離し部屋を出ていき美奈はベッドに座ったまま突然の出来事に驚きで言葉を失った。
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