婚約者

福猫

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第3話

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「……」

美奈は部屋のドアに近づいた。

「幼い頃からこのドアは開かないって言ってたけど、本当に開かないのかな」

美奈はドアノブを掴みゆっくりドアを開いた。

「開いた!」

美奈は部屋を出て階段をゆっくりあがり宇宙人達に見つからないように宇宙船から出た。

その後、美奈は走り宇宙船から離れた。

「楽しみ」

美奈は裸足で歩き出した。

それから暫くして美奈は人混みの中を歩き注目の的になった。

「誠二(せいじ)、見てみろよ、あいつ裸足だ」

「怪我をしたら大変だ」

誠二は美奈に駆け寄り手首を掴み動きを止めた。

「……」

美奈は振り向き見つめた。

「裸足で歩いてたら怪我しますよ」

「幼い頃から裸足だったから」

「外に出るとき靴を履きますよね」

「靴って何ですか?」

「え…」

誠二は驚いた。

「誠二、行くぞ」

友達が声をかけると誠二が友達に向かって口を開いた。

「ゴメン、俺、彼を家に送るから行けないわ、ゴメン」

「わかった、また今度な」

友達が離れていくと誠二は美奈に向かって口を開いた。

「家に送ります、帰りましょう」

「せっかく外に出れたのに宇宙船に帰るなんて嫌です」

真剣な顔で美奈が見つめると誠二が口を開いた。

「わかりました」

誠二は美奈をお姫様抱っこした。

美奈は驚いた顔で見つめた。

「裸足のままじゃ怪我をする、靴を買いに行きましょう」

誠二は美奈をお姫様抱っこしたまま歩き出した。

「……」

美奈の胸はドキドキと高鳴った。

10分後、靴屋の前に着いた誠二は美奈をお姫様抱っこしたまま中に入り椅子に近づき美奈を座らせた。

「靴のサイズ、わかる?」

「……」

知らないと美奈は首を横に振った。

「サイズを測りましょうか」

誠二は店員を呼んだ。

店員が来ると誠二が口を開いた。

「靴のサイズがわからないので彼の足のサイズを測ってください」

「わかりました」

店員は美奈の左右の足のサイズを測り始めた。

サイズがわかり誠二は何個か靴を選び美奈に履かせた。

「どうかな?」

「良いです」

「きつくない?」

「きつくないです」

「履いてる靴を選びますか?」

「はい」

「わかりました、ちょっと待ってて」

誠二は店員の元に向かった。

「……」

美奈が椅子に座りながら待っているとディナが現れた。

「ディナ!」

「美奈、帰るぞ」

ディナは美奈の手首を掴み椅子から立たせるとその場から姿を消した。

お金を支払い戻った誠二は美奈の姿がないことに驚いた。

ー宇宙船ー

地下の部屋の中に姿を現し美奈はベッドに座りディナは立ち尽くした。

その時、ドアが開き宇宙人、ナナが現れた。

初めて見る宇宙人に美奈は驚いた。

「宇宙人…」

「ディナ、他の宇宙人達が外に出ていく美奈を目撃し騒いでる」

「皆に言うしかないな」

「皆に言って皆が認めるまで部屋から出すなよ」

「わかってる」

「皆を会議部屋に集めておく」

ナナが部屋を出るとディナは美奈を見つめ口を開いた。

「今回は許してやる、二度と部屋から出るなよ」

ディナが部屋を出ていくと美奈はベッドに座ったまま初めて見た宇宙人に驚いた。
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