魔法使いの息子

福猫

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第10話

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「うああー」

凛の攻撃を受けたモハが壁に当たり倒れると凛は近づきモハの胸ぐらを掴み立たせた。

「それじゃあんたの能力もらうよ」

そう言ってモハの唇を奪おうとしたその時、見えない者達が凛を突き飛ばし倒れるモハを抱き止めた。

「…誰だ…」

見えない者に抱き止められながらモハが声をかけると髪と足首まで長い服の色が白と茶色とこげ茶で瞳の色が黄色のミケが姿を現し凛を突き飛ばした髪と足首まで長い服とマントの色が金の魔法使い菫と髪と足首まで長い服とマントが銀の魔法使い凛が現れた。

「誰だよ、あんたら」

凛が声をかけると凛と菫が口を開いた。

「俺は林太郎の兄、凛」

「俺と同じ名前だね」

「お前を許すことはできない」

「……」

クスっと笑うと凛と魔法使いの凛と菫は戦いを始めた。

「凛様、菫様」

立ったままミケが戦いを見つめていると壁にもたれながら座っているモハが声をかけた。

「あんたが死ななかったら林太郎の心は癒されたのに」

「……」

無言で振り返りモハを見つめるとミケが口を開いた。

「茶々丸がいなくなって林太郎はひとりぼっちになったけどあんたなら林太郎を託せられる」

「俺は者の心を読み記憶を見ることができる…林太郎の心を読み記憶を見た」

「……」

「茶々丸の側にいても林太郎の心はあんたを思ってる」

「……」

「あんたも死んでも林太郎を思ってる」

そう言ってモハが立ち上がると狼男のバケモノ凛の攻撃を受け凛と菫は消された。

「凛様、菫様!」

「……」

驚いた口調でミケが口にするとモハは険しい顔で見つめ口を開いた。

「あいつは俺に任せてお前は林太郎を元に戻せ」

「身体に傷をおって弱ってる、1人であいつの相手は無理だ」

「……」

モハとミケが見つめ合うと凛がミケに向かって口を開いた。

「あんたも2人の元に逝きな」

「……」

凛の攻撃を避けるとミケと凛の戦いが始まった。

「林太郎を頼む」

戦いながらミケが叫ぶとモハは壁に空間を出現させ中に入り歩いた。

30分後、空間を出るとモハは洞窟を歩いた。

それから暫くして洞窟を出るとモハは龍彦と戦っている林太郎の姿を見つめた。

そしてモハは林太郎に向かって叫んだ。

「林太郎が愛しているミケが凛と戦ってる、凛は強い、ミケを助けに行かないと2度、命を失うぞ」

「うるさいな」

龍彦に攻撃し龍彦を倒れさせると林太郎はモハに近づき口を開いた。

「俺が愛してるのは息子の凛」

「お前の嫌な記憶とお前の息子の記憶、消してやる」

そう言ってモハは林太郎を抱き寄せ唇を重ねた。

その行為を林太郎は抵抗しモハを突き放すと足首まで長い髪と服とマントの色が金と銀から黒に変わり左右の瞳も人間の瞳に変わった。

その後、林太郎は倒れかけモハに抱き止められた。

「モハ」

傷だらけの龍彦が近づくとモハが口を開いた。

「大丈夫か?」

「……」

「何だ?」

「変わったなと思って」

龍彦が口にした後、林太郎が目を覚ました。

その後、モハから離れ林太郎が見つめるとモハが口を開いた。

「ミケが悪い者と戦っている一緒に助けに行こう」

そう言ってモハが手を差し出すと林太郎はその手を掴みミケの元に向かった。
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