水晶の力

福猫

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第4話

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━森林ー

アレクに身体を奪われた睦月は立ち上がり乱れた服を整えた。

「あんた男性が好きなのか?」

「俺は男に興味はない」

「男性に興味がないなら何で俺の身体を奪ったんだ」

「……」

睦月の言葉にアレクが睦月を抱き寄せながら口にしようとしたその時、リアンと5匹の猫が現れた。

「邪魔者が来たようだ」

そう言ってアレクが睦月を木に向かって突き飛ばすと蔓が現れ睦月の左右の手首と足首に巻きついた。

「……」

蔓を外そうと睦月がもがくとアレクが口を開いた。

「そこでおとなしく父親がやられるところを見ていろ」

そう言ってアレクが睦月の口を蔓で塞ぐとリアンが口を開いた。

「睦月に手を出すな」

「リアン、俺が欲しい水晶の場所がわかったよ」

「……」

険しい顔でリアンが見つめるとアレクは睦月に近づきネックレスに触れようと手を伸ばすもネックレスには触れず胸に触れた。

その後、アレクは手を身体の中に入れクラスター型水晶を掴み引き出すと「ううー」と叫びながら睦月は気を失った。

驚いた顔でリアンが見つめるとアレクはクラスター型水晶を掴んだままリアンに目を向け口を開いた。

「ポイント型水晶はクラスター型水晶を守るためのものそうだよな」

「なぜわかった」

「睦月の身体を奪いながら築いた」

「身体を奪いながらって…まさか」

「俺と睦月は交わった」

「アレクー」

怒りが混み上がったリアンは叫びながらアレクに向かっていき拳の攻撃をした。

アレクはクラスター型水晶を掴んだまま拳の攻撃を避けリアンの身体を蹴り倒した。

「リアン様!」

5匹の猫はリアンに駆け寄りアレクを威嚇した。

「今回は逃がしてやるリアンを連れて去れ」

「……」

勝てないそう感じた5匹の猫はリアンを連れて森林を離れ松本家に向かった。

クラスター型水晶を手に入れたアレクは睦月に近づき首に身につけているネックレスを外し地面に捨てると踏みつけポイント型水晶を粉々にした。

その後、アレクが蔓から解放すると睦月はうつ伏せで倒れた。

「今すぐ生き返らせてやるからな」

そう言ってアレクはクラスター型水晶を黒に染めクラスター型黒水晶にすると睦月の身体の中に戻した。

それから30秒後、睦月は目を覚まし身体を起こすと無言で立ち上がった。

「睦月、行くぞ」

アレクが手を差し出すと睦月はアレクの手を握りそのまま森林の中を歩き出した。

その頃、リアンは松本家の尚樹とゆうの寝室のベッドで眠っていた。

「リアン様…」

「リアンさんがやられて睦月はどうなるんですか?」

尚樹とゆうが心配そうな顔で見つめるとロシアンブルーの猫ロンが口を開いた。

「俺達が睦月様を助けます」

「お願いします」

「リアン様をお願いします」

「わかりました」

尚樹が返事をすると5匹の猫は睦月を助けるため松本家を離れ森林に向かった。
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