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最終話
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「ファイ」
背を向けながら立っている魔法使いファイに安正が近づくと魔法使いファイは振り返り口を開いた。
「安正、未来を変えるぞ」
「魔法使いがそんなことして良いのか?」
「お前の悲しむ姿を見たくないから未来を変えるんだ」
「ファイ」
「話しは終わりだ、始めるぞ」
魔法使いファイは魔法の杖で魔法陣を出現させた。
そして魔法使いファイが口を開いた。
「今から良太を復活させる」
「え…」
「始めます」
魔法の杖を握りしめながら魔法使いファイは祈りその後、魔法の杖を魔法陣に向けた。
50秒後、魔法陣から良太が現れた。
安正は驚いた顔で見つめた。
「良太!」
「安正」
良太は魔法陣を離れ安正に近づいた。
「安正」
「良太」
安正の目から涙が流れた。
良太は安正を抱きしめた。
「お前を残して死んだこと悔やんでた」
「良太から離れない」
「俺も安正を残していなくならない」
「約束だぞ」
「約束する」
良太と安正は見つめ合い良太は再び安正をギュッと抱きしめた。
「安正、良太」
「……」
「……」
安正と良太は離れ魔法使いファイを見つめた。
「安正、これでお前も幸せに暮らしていけるな」
「ファイ、ありがとう」
「安正、良太、幸せにな」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
良太と安正が同時にお辞儀をすると魔法使いファイはその場から消え魔法陣も消えた。
安正と良太は手を繋ぎながら森林の中を歩き家に向かった。
ー魔法使いの国ー
魔法使いファイはボスが住む家に向かった。
部屋の前で魔法使いファイは声をかけた。
「ファイです」
「入りなさい」
「失礼します」
魔法使いファイはドアを開き中に入りその後、ドアを閉めるとソファーに座っているボスに近づいた。
「座りなさい」
「はい」
魔法使いファイは向かい合ってソファーに座った。
「未来を変えたというのは本当か」
「はい、未来を変えました」
「なぜ未来を変えたんだ」
「ボス、これを見てください」
魔法使いファイは水晶玉で過去の安正と良太とサファイアを見せた。
「過去のサファイアは優しい男、そして未来のサファイアは悪の男」
「だから俺は過去のサファイアの命を奪いませんでした」
「未来のサファイアには青玉という男がいたな」
「未来の青玉は悪でしたが過去の青玉は良い男でした」
「未来の青玉もサファイアと同じく死んだ、過去の青玉は?」
「死にました…」
「そうか」
「ボス、お願いがあります」
「何だ」
魔法使いファイはソファーから立ち上がり正座をしながら口を開いた。
「過去の青玉を魔法使いにしてください、お願いします」
口にした後、魔法使いファイは頭を下げた。
「ファイ、お前は俺が認める最強の魔法使いだ、ファイ、顔を上げろ」
「……」
魔法使いファイは顔を上げ正座をしながらボスを見つめた。
ボスはソファーから立ち上がり魔法使いファイに近づき立たせた。
「ボス」
「俺は反対しない」
「それじゃあ」
「ファイ、青玉を立派な魔法使いにしろよ」
「はい」
「ファイ」
ボスは魔法使いファイを抱き寄せ見つめ合うと唇を重ねた。
その後、魔法使いファイはボスから離れ自分の部屋に向かった。
そして魔法使いファイは左右の手に力を込め魔法陣を出現させると過去の青玉を出現させた。
「ここはどこだ」
「俺の部屋で魔法使いの国だ」
「何で俺が魔法使いの国に」
「今からお前は魔法使いになるんだ」
「俺が!」
青玉は魔法陣の中で驚いた。
「ボスの許可を得ているから安心しなさい」
「……」
「青玉、魔法陣から出てこちらへ」
「はい」
青玉は魔法陣から出て魔法使いファイに近づいた。
「今から1年、魔法を習得しなさい」
「どうやって?」
「魔法の杖が力を貸してくれる」
魔法の杖を青玉に渡すと魔法使いファイは青玉の真下に魔法陣を出現させ青玉を勉強部屋に送った。
ー誰もいない勉強部屋ー
魔法の杖を持ったまま魔法陣から姿を現した青玉は魔法陣から離れ周辺を見つめた。
そして魔法陣は消えた。
「誰もいない」
青玉が持っている魔法の杖から魔法使いファイが現れた。
「ここで習得するんですか?」
「その通り」
「あなたが教えてくれるんじゃないんですか」
「1年後、様子を見に来る」
魔法使いファイは姿を消した。
「仕方ないな」
青玉は魔法の杖を見つめながら口を開いた。
「よろしくな」
口にした後、青玉は魔法使いになるため魔法使いの勉強を始めた。
落ち込んだり涙したりしながら青玉は勉強をし続けた。
そして1年後、青玉は青いロング服に青いマントを羽織った魔法使いの青玉に成長した。
「1年かファイが様子を見に来るな」
青玉が口にした後、魔法陣が現れ魔法使いファイが現れた。
「ファイ、魔法使いになれたかな」
「立派な魔法使い青玉だ」
「良かった」
「俺と一緒に過去、現在、未来を見守っていこう」
「はい、よろしくお願いします」
青玉と魔法使いファイは握手をし魔法使いの国で過去、現在、未来を見守り続けた。
完結
背を向けながら立っている魔法使いファイに安正が近づくと魔法使いファイは振り返り口を開いた。
「安正、未来を変えるぞ」
「魔法使いがそんなことして良いのか?」
「お前の悲しむ姿を見たくないから未来を変えるんだ」
「ファイ」
「話しは終わりだ、始めるぞ」
魔法使いファイは魔法の杖で魔法陣を出現させた。
そして魔法使いファイが口を開いた。
「今から良太を復活させる」
「え…」
「始めます」
魔法の杖を握りしめながら魔法使いファイは祈りその後、魔法の杖を魔法陣に向けた。
50秒後、魔法陣から良太が現れた。
安正は驚いた顔で見つめた。
「良太!」
「安正」
良太は魔法陣を離れ安正に近づいた。
「安正」
「良太」
安正の目から涙が流れた。
良太は安正を抱きしめた。
「お前を残して死んだこと悔やんでた」
「良太から離れない」
「俺も安正を残していなくならない」
「約束だぞ」
「約束する」
良太と安正は見つめ合い良太は再び安正をギュッと抱きしめた。
「安正、良太」
「……」
「……」
安正と良太は離れ魔法使いファイを見つめた。
「安正、これでお前も幸せに暮らしていけるな」
「ファイ、ありがとう」
「安正、良太、幸せにな」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
良太と安正が同時にお辞儀をすると魔法使いファイはその場から消え魔法陣も消えた。
安正と良太は手を繋ぎながら森林の中を歩き家に向かった。
ー魔法使いの国ー
魔法使いファイはボスが住む家に向かった。
部屋の前で魔法使いファイは声をかけた。
「ファイです」
「入りなさい」
「失礼します」
魔法使いファイはドアを開き中に入りその後、ドアを閉めるとソファーに座っているボスに近づいた。
「座りなさい」
「はい」
魔法使いファイは向かい合ってソファーに座った。
「未来を変えたというのは本当か」
「はい、未来を変えました」
「なぜ未来を変えたんだ」
「ボス、これを見てください」
魔法使いファイは水晶玉で過去の安正と良太とサファイアを見せた。
「過去のサファイアは優しい男、そして未来のサファイアは悪の男」
「だから俺は過去のサファイアの命を奪いませんでした」
「未来のサファイアには青玉という男がいたな」
「未来の青玉は悪でしたが過去の青玉は良い男でした」
「未来の青玉もサファイアと同じく死んだ、過去の青玉は?」
「死にました…」
「そうか」
「ボス、お願いがあります」
「何だ」
魔法使いファイはソファーから立ち上がり正座をしながら口を開いた。
「過去の青玉を魔法使いにしてください、お願いします」
口にした後、魔法使いファイは頭を下げた。
「ファイ、お前は俺が認める最強の魔法使いだ、ファイ、顔を上げろ」
「……」
魔法使いファイは顔を上げ正座をしながらボスを見つめた。
ボスはソファーから立ち上がり魔法使いファイに近づき立たせた。
「ボス」
「俺は反対しない」
「それじゃあ」
「ファイ、青玉を立派な魔法使いにしろよ」
「はい」
「ファイ」
ボスは魔法使いファイを抱き寄せ見つめ合うと唇を重ねた。
その後、魔法使いファイはボスから離れ自分の部屋に向かった。
そして魔法使いファイは左右の手に力を込め魔法陣を出現させると過去の青玉を出現させた。
「ここはどこだ」
「俺の部屋で魔法使いの国だ」
「何で俺が魔法使いの国に」
「今からお前は魔法使いになるんだ」
「俺が!」
青玉は魔法陣の中で驚いた。
「ボスの許可を得ているから安心しなさい」
「……」
「青玉、魔法陣から出てこちらへ」
「はい」
青玉は魔法陣から出て魔法使いファイに近づいた。
「今から1年、魔法を習得しなさい」
「どうやって?」
「魔法の杖が力を貸してくれる」
魔法の杖を青玉に渡すと魔法使いファイは青玉の真下に魔法陣を出現させ青玉を勉強部屋に送った。
ー誰もいない勉強部屋ー
魔法の杖を持ったまま魔法陣から姿を現した青玉は魔法陣から離れ周辺を見つめた。
そして魔法陣は消えた。
「誰もいない」
青玉が持っている魔法の杖から魔法使いファイが現れた。
「ここで習得するんですか?」
「その通り」
「あなたが教えてくれるんじゃないんですか」
「1年後、様子を見に来る」
魔法使いファイは姿を消した。
「仕方ないな」
青玉は魔法の杖を見つめながら口を開いた。
「よろしくな」
口にした後、青玉は魔法使いになるため魔法使いの勉強を始めた。
落ち込んだり涙したりしながら青玉は勉強をし続けた。
そして1年後、青玉は青いロング服に青いマントを羽織った魔法使いの青玉に成長した。
「1年かファイが様子を見に来るな」
青玉が口にした後、魔法陣が現れ魔法使いファイが現れた。
「ファイ、魔法使いになれたかな」
「立派な魔法使い青玉だ」
「良かった」
「俺と一緒に過去、現在、未来を見守っていこう」
「はい、よろしくお願いします」
青玉と魔法使いファイは握手をし魔法使いの国で過去、現在、未来を見守り続けた。
完結
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