鬼の花嫁になった男

福猫

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第12話

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ギルは花梨の姿を見て鬼退治屋の者だと確信し口を開いた。

「お前、鬼退治屋か」

「柚葉を守るために覚醒したの」

「……」

ギルと花梨の睨み合いの中、マルコムとブライトが現れた。

「マルコム、帰るぞ」

ギルはマルコムを連れて魔法陣で姿を消した。

「大丈夫?」

花梨は柚葉を立たせ柚葉はお礼を口にした。

「ありがとうございます」

「……」

柚葉の言葉づかいに花梨は驚いた。

ブライトは柚葉に近づきお姫様抱っこした。

「歩けないだろ」

「……」

柚葉はうつ向いた。

「花梨、話がある、お前の家に行くから魔法陣の中に入ってくれ」

「わかった」

花梨が魔法陣の中に入るとブライト、柚葉、花梨は姿を消しその後、ブライト、柚葉、花梨は花梨の家の寝室の中に姿を現した。

ブライトは柚葉をベッドに座らせ花梨は足の傷の手当てを始めた。

「タンスの中に上服とズボンが入ってるから、勝手に選んで着て」

「ありがとうございます」

「……」

優しく微笑むと花梨は大事な話をするためブライトと共に寝室を出てリビングに向かった。

「もしかして柚葉、記憶喪失?」

「花梨が見たあの鬼にむりやり行為をされそのせいで柚葉はショックを受け記憶を失った」

「あの鬼がいる限り柚葉の心と身体はボロボロになる」

「俺の友でライバルのマーティンと俺の弟のリョウはあの鬼、マルコムとギルに命を奪われた」

「ブライト、力を合わせて鬼を退治しましょう」

「……」

花梨の言葉にブライトが頷く頃、寝室の柚葉はタンスから上服とズボンを取り出し上服を着てズボンを穿いた。

柚葉は寝室を出て会話が聞こえるリビングに向かった。

「柚葉!」

花梨が声をかけると柚葉は花梨に近づき口を開いた。

「服とズボンは洗って返しますから」

「柚葉にあげる」

「……」

花梨から目線をブライトに向けると柚葉は上服を引き裂き怪我をしているブライトの腕に結んだ。

柚葉は花梨に向かって口を開いた。

「服を引き裂いてしまいすみません」

「気にしないで」

「ありがとう」

ブライトがお礼を口にすると柚葉はブライトに向かって少し微笑んだ。

ブライトは柚葉を抱きしめた。

「……」

「命をかけて俺はお前を守る」

「……」

同じ鬼なのに柚葉はブライトの優しさに涙を流した。

その後、柚葉はブライトにベッドに運ばれ柚葉は眠りについた。

ブライトは花梨に向かって口を開いた。

「花梨、柚葉を頼む」

「1人で行かせないわよ」

「柚葉を1人するわけにはいかないだろ」

「ここにいれば大丈夫」

「わかった、一緒に鬼の国に行ってマルコムとギルの命を奪おう」

「今から行きましょう」

「……」

頷くとブライトは花梨と共に魔法陣で鬼の国に向かった。

ー鬼の国ー

洞窟の中でマルコムとギルは会話をしていた。

「マルコム、大事な所の痛みは良くなったか」

「柚葉の野郎、許さねぇ」

「……」

ギルが笑みを浮かべるとマルコムが怒った口調で口にした。

「何がおかしいんだ」

「別に…それより洞窟の前にお客様だ」

ギルとマルコムは鬼の棒を持って洞窟の中を歩き外に出た。

ギルは鬼退治屋の花梨と一緒にいるブライトに向かって口を開いた。

「鬼が鬼退治屋と一緒にいる、あり得ないことだ」

「柚葉を守るために俺はあんた達の命を奪う」

「俺達の命を奪う?あり得ない」

ブライトの言葉にギルがそう口にするとマルコムがギルに向かって口を開いた。

「ギル、お前は女の命を奪え、俺はブライトの命を奪う」

「わかった」

「花梨」

「私はギルの命を奪う」

「俺はマルコムの命を奪う」

口にした後、ブライトは鬼の棒でマルコムとの戦いを始め花梨は弓矢でギルとの戦いを始めた。

ー花梨の家の寝室ー

ベッドで眠っている柚葉の身体に異変が起きた。
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