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第9話
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リビングのソファーに隣同士で座りながら広勝は筧に寄り添った。
その頃、鈴斗は行き交う女性達に見られながら歩いていた。
「……」
突然、行き交う女性達の動きが止まり鈴斗は立ち止った。
「俺に何かようか」
「鈴斗、羽場広勝にちょっかいをかけるのはやめなさい」
寿子が現れると鈴斗が口を開いた。
「寿子が俺をふるから悪いんだ」
「私がふったから羽場広勝にちょっかいかけたの?」
「……」
鈴斗は寿子に近づき耳元で囁いた。
「最初は寿子を困らすために羽場広勝に会いに行ったけど、今は羽場広勝に本気で惚れたかも」
「……」
寿子と鈴斗は見つめ合った。
「鈴斗」
「俺を止めたかったら俺とよりを戻すか新しい奴を紹介するか」
「鈴斗」
「じゃあな」
微笑みながら鈴斗がその場から姿を消すと寿子は止めた女性達を動かし羽場家に向かった。
広勝をベッドに寝かせ筧はベッドに座りながら眠る広勝を見つめた。
その時、寿子が現れた。
「寿子さん!」
「しー」
「どうしたんですか?」
小さな声で筧が問いかけると寿子が小さな声で答えた。
「あなたに知っておいてほしい男がいるの、別の部屋で話さない」
「わかりました、リビングに行きましょう」
筧と寿子は部屋を離れリビングに向かった。
「俺に知っておいてほしい男って誰ですか?」
「広勝にちょっかいかけた男よ」
「俺が止めたあの人」
「私と同じ魔法使いで名前は鈴斗、気をつけなさい」
「気をつけろってどういう事ですか?」
「鈴斗は本気であなたから広勝を奪いにかかる」
「寿子さん、心配しなくても大丈夫です」
「鈴斗は魔法使いよ、何を仕掛けてくるかわからない」
「何を仕掛けてきても俺は広勝を守ります」
「わかった」
寿子は筧の言葉を信じリビングから姿を消した。
筧が振り返りリビングを出ようとしたその時、筧の動きが止まった。
「足が動かない、何でだ?」
筧が不思議そうにしている頃、広勝が眠っている部屋では鈴斗が現れていた。
鈴斗は眠る広勝をお姫様抱っこしそのまま部屋を出てリビングに向かった。
「広勝!」
筧は驚いた顔で見つめた。
鈴斗は広勝をお姫様抱っこしたまま口を開いた。
「お前の愛する人、俺が貰う」
「お前なんかに広勝は渡さない」
「足が動かないお前に何ができるかな」
「洋平さん…」
広勝が目を覚ますと鈴斗が口を開いた。
「おとなしく眠っててね」
鈴斗は広勝の唇を奪い眠らせた。
「広勝!」
筧は必死に足を動かそうともがいた。
「それじゃ広勝を貰っていくよ」
広勝をお姫様抱っこしたまま振り返り鈴斗がリビングから離れようとしたその時、筧が叫んだ。
「広勝ー」
動かない足は動き筧は鈴斗に近づき前で立ち止まった。
鈴斗は立ち止まり驚いた顔で見つめた。
「動けるはずないのに」
「広勝を離せ」
筧は鈴斗を睨みつけた。
「……」
鈴斗は無言で広勝をソファーに寝かせ口を開いた。
「これで良いかな」
「……」
筧は鈴斗に近づき本気の怒りの口調で口を開いた。
「広勝に近づいたらお前の命を奪う、俺は本気だから」
「わかったよ、2度と広勝には近づかないから安心しろ」
鈴斗がリビングから姿を消すと筧は広勝を抱きしめた。
その頃、鈴斗は行き交う女性達に見られながら歩いていた。
「……」
突然、行き交う女性達の動きが止まり鈴斗は立ち止った。
「俺に何かようか」
「鈴斗、羽場広勝にちょっかいをかけるのはやめなさい」
寿子が現れると鈴斗が口を開いた。
「寿子が俺をふるから悪いんだ」
「私がふったから羽場広勝にちょっかいかけたの?」
「……」
鈴斗は寿子に近づき耳元で囁いた。
「最初は寿子を困らすために羽場広勝に会いに行ったけど、今は羽場広勝に本気で惚れたかも」
「……」
寿子と鈴斗は見つめ合った。
「鈴斗」
「俺を止めたかったら俺とよりを戻すか新しい奴を紹介するか」
「鈴斗」
「じゃあな」
微笑みながら鈴斗がその場から姿を消すと寿子は止めた女性達を動かし羽場家に向かった。
広勝をベッドに寝かせ筧はベッドに座りながら眠る広勝を見つめた。
その時、寿子が現れた。
「寿子さん!」
「しー」
「どうしたんですか?」
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「あなたに知っておいてほしい男がいるの、別の部屋で話さない」
「わかりました、リビングに行きましょう」
筧と寿子は部屋を離れリビングに向かった。
「俺に知っておいてほしい男って誰ですか?」
「広勝にちょっかいかけた男よ」
「俺が止めたあの人」
「私と同じ魔法使いで名前は鈴斗、気をつけなさい」
「気をつけろってどういう事ですか?」
「鈴斗は本気であなたから広勝を奪いにかかる」
「寿子さん、心配しなくても大丈夫です」
「鈴斗は魔法使いよ、何を仕掛けてくるかわからない」
「何を仕掛けてきても俺は広勝を守ります」
「わかった」
寿子は筧の言葉を信じリビングから姿を消した。
筧が振り返りリビングを出ようとしたその時、筧の動きが止まった。
「足が動かない、何でだ?」
筧が不思議そうにしている頃、広勝が眠っている部屋では鈴斗が現れていた。
鈴斗は眠る広勝をお姫様抱っこしそのまま部屋を出てリビングに向かった。
「広勝!」
筧は驚いた顔で見つめた。
鈴斗は広勝をお姫様抱っこしたまま口を開いた。
「お前の愛する人、俺が貰う」
「お前なんかに広勝は渡さない」
「足が動かないお前に何ができるかな」
「洋平さん…」
広勝が目を覚ますと鈴斗が口を開いた。
「おとなしく眠っててね」
鈴斗は広勝の唇を奪い眠らせた。
「広勝!」
筧は必死に足を動かそうともがいた。
「それじゃ広勝を貰っていくよ」
広勝をお姫様抱っこしたまま振り返り鈴斗がリビングから離れようとしたその時、筧が叫んだ。
「広勝ー」
動かない足は動き筧は鈴斗に近づき前で立ち止まった。
鈴斗は立ち止まり驚いた顔で見つめた。
「動けるはずないのに」
「広勝を離せ」
筧は鈴斗を睨みつけた。
「……」
鈴斗は無言で広勝をソファーに寝かせ口を開いた。
「これで良いかな」
「……」
筧は鈴斗に近づき本気の怒りの口調で口を開いた。
「広勝に近づいたらお前の命を奪う、俺は本気だから」
「わかったよ、2度と広勝には近づかないから安心しろ」
鈴斗がリビングから姿を消すと筧は広勝を抱きしめた。
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