龍神の花嫁2

福猫

文字の大きさ
1 / 8

第1話

しおりを挟む
闇の龍が住む村で良い龍と悪い龍が今日も争っていた。

「マイク、同じ龍なのになぜ戦うんだ」

「ハーヴィー、お前がムカつくんだよ」

「俺がムカつくそんなくだらないことで戦いを」

「お前が消えれば戦いは止まるかもな」

「俺に死ねって言ってるのか」

「そうだ」

「死んでたまるか」

そう言って闇の龍ハーヴィーとマイクは激しい戦いを繰り広げた。

10秒後、闇の龍ハーヴィーとマイクの空間が現れ闇の龍ハーヴィーが吸い込まれ空間が消えた。

闇の龍マイクは驚きで言葉を失った。

空間に吸い込まれた闇の龍ハーヴィーは森林の中に現れ倒れた。

そこへ1人の男が現れた。

「龍が倒れてる、まじか」

倒れている闇の龍ハーヴィーの姿を見つめながら男が口にするとハーヴィーが目を覚まし身体を起こした。

「……」

「……」

闇の龍ハーヴィーと男は無言で目と目が合った。

「人間」

「うあああ━」

叫びながら男が逃げ出すと闇の龍ハーヴィーはなぜか男を追いかけ前に立つと口を開いた。

「俺はハーヴィー」

「……」

向きを変え逃げようとした男は逃げるのを止め振り向き口を開いた。

「ハーヴィーってあんたの名前?」

「あぁ」

「俺は林太郎(りんたろう)」

「林太郎、ここはどこだ?」

「人間が住む国って言った方が良いかな」

「俺の村はどこだ」

「知らないよ」

そう言って離れていく林太郎を闇の龍ハーヴィーが追いかけようとしたその時、ハーヴィーは気を失い倒れた。

「……」

倒れる音に築き立ち止まると林太郎は振り返り闇の龍ハーヴィーを見つめた。

「大丈夫か?」

「……」

「おい、ハーヴィー」

「……」

林太郎の声に反応せず闇の龍ハーヴィーが眠り続けると林太郎は心配でハーヴィーに近づき声をかけた。

「まじで大丈夫か?」

そう言って林太郎が闇の龍ハーヴィーの身体に恐る恐る手で触れると突然、地面から穴が現れ林太郎と闇の龍ハーヴィーはその穴に落ちその後、無人島の砂浜に姿を現すと林太郎は闇の龍ハーヴィーの側で気を失い倒れた。

それから暫くして先に目を覚ました林太郎は慌てて眠っている闇の龍ハーヴィーから離れるとまわりに目を向け驚いた。

「ここ…無人島?…」

林太郎が口にした後、闇の龍ハーヴィーが目を覚ました。

「ここは俺が過ごしていた無人島」

そう言って闇の龍ハーヴィーが歩き出すとついていくため林太郎も歩き出した。

その後、闇の龍ハーヴィーと林太郎は海が流れる砂浜に着いた。

「戦いが嫌で俺はいつもここで過ごしていた」

「戦い?」

「友だと思っていたマイクが戦いを広めたんだそれによって闇の龍が住む村は良い村と悪い村に別れた」

海を見ながら口にする闇の龍ハーヴィーの姿を見つめながら林太郎は声をかけた。

「ハーヴィー」

「……」

名を呼ばれ林太郎の方に向いた闇の龍ハーヴィーは突然、林太郎に抱きつかれ驚いた。

「急にどうした」

「俺も手伝うからマイクとやり直そう」

「ありがとう、林太郎」

口にした後、闇の龍ハーヴィーと林太郎は見つめ合った。

その瞬間、闇の龍ハーヴィーと人間の林太郎の恋が始まった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【全10作】BLショートショート・短編集

雨樋雫
BL
文字数が少なめのちょこっとしたストーリーはこちらにまとめることにしました。 1話完結のショートショートです。 あからさまなものはありませんが、若干の性的な関係を示唆する表現も含まれます。予めご理解お願いします。

同居人の距離感がなんかおかしい

さくら優
BL
ひょんなことから会社の同期の家に居候することになった昂輝。でも待って!こいつなんか、距離感がおかしい!

何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか

BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。 ……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、 気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。 「僕は、あなたを守ると決めたのです」 いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。 けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――? 身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。 “王子”である俺は、彼に恋をした。 だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。 これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、 彼だけを見つめ続けた騎士の、 世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。

熱中症

こじらせた処女
BL
会社で熱中症になってしまった木野瀬 遼(きのせ りょう)(26)は、同居人で恋人でもある八瀬希一(やせ きいち)(29)に迎えに来てもらおうと電話するが…?

【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?

キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。 知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。 今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど—— 「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」 幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。 しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。 これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。 全8話。

僕の歓び

晴珂とく
BL
道弥と有一は、交際一年半。 深い関係になってからは、さらに円満なお付き合いに発展していた。 そんな折、道弥は、親に紹介したいと有一から打診される。 両親と疎遠になっている道弥は、有一の申し出に戸惑い、一度は断った。 だけど、有一の懐の深さを改めて思い知り、有一の親に会いたいと申し出る。 道弥が両親と疎遠になっているのは、小学校6年生のときの「事件」がきっかけだった。 祖母に引き取られ、親と離れて暮らすようになってからはほとんど会っていない。 ずっと仄暗い道を歩いていた道弥を、有一が救ってくれた。 有一の望むことは、なんでもしてあげたいくらいに感謝している。 有一の親との約束を翌日に控えた夜、突然訪ねてきたのは、 祖母の葬式以来会っていない道弥の母だったーー。 道弥の学生時代の、淡く苦い恋が明かされる。 甘くてしんどい、浄化ラブストーリー。 === 【登場人物】 都築 道弥(つづき みちや)、25歳、フリーランスデザイナー 白川 有一(しらかわ ゆういち)34歳、営業部社員 常盤 康太(ときわ こうた)道弥の同級生 === 【シリーズ展開】 前日譚『僕の痛み』 時系列 『僕の痛み』→『僕の歓び』

寂しいを分け与えた

こじらせた処女
BL
 いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。  昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。

もう観念しなよ、呆れた顔の彼に諦めの悪い僕は財布の3万円を机の上に置いた

谷地
BL
お昼寝コース(※2時間)8000円。 就寝コースは、8時間/1万5千円・10時間/2万円・12時間/3万円~お選びいただけます。 お好みのキャストを選んで御予約下さい。はじめてに限り2000円値引きキャンペーン実施中! 液晶の中で光るポップなフォントは安っぽくぴかぴかと光っていた。 完結しました *・゚ 2025.5.10 少し修正しました。

処理中です...