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第5話
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髪と瞳と長い服が緑1色のエメラルドと篠原心愛(しのはらここあ)は車の中で野村組の事務所を見張っていた。
「野村組のボス来るかな」
助手席に座りながら事務所を見つめる心愛が口にすると運転席のエメラルドが口を開いた。
「エメラルド宝石が言ってる来るって」
「その宝石あてに、来た」
「よし行くぞ」
エメラルドと心愛は車から降り事務所に入りかけるボスに近づき話しかけた。
「警察の者なんですが、話し良いですか?」
「何ですか?」
「あなたの弟さんの居場所を教えて欲しいんですが」
「知りません」
「お願いします、知ってるなら教えてください」
ボスの手首を掴みながら心愛が口にするとボスが口を開いた。
「君が俺の相手をしてくれたら教えても良いよ」
「本当ですか」
「心愛!」
「エメラルドさんチャンスですよ、エメラルドさんは車の中で待っててください」
「行きましょうか」
心愛の肩を抱き寄せながら事務所を離れていくボスと心愛の姿をエメラルドは心配そうな顔で見つめた。
歩きながら心愛が口を開いた。
「手を退けて貰えないでしょうか」
「俺のすることに文句があるなら弟の居場所、教えないよ」
「…どこに行くんですか?」
「ゆっくり過ごせる場所」
会話をしながら歩いて30分後、ボスと心愛はラブホテルの前に着いた。
「ここって」
「ここならゆっくり話ができるだろ」
「仲間の所に戻ります」
「弟の居場所、知りたくないの」
心愛の手首を掴みながらボスが口にすると心愛が口を開いた。
「ゆっくり話をするなら喫茶店でも良いじゃないですか、何でラブホテルなんですか」
「弟の居場所、知りたくないなら戻っても良いよ」
ボスが手を離すと心愛が口を開いた。
「わかりました、ラブホテルに行きます」
「行きましょうか」
ラブホテルの中に入っていくボスを警戒しながら心愛も中に入り部屋に向かった。
その後、ボスと心愛は部屋の中に入った。
「このラブホテルは俺の親父が経営している店なんだ」
心愛に築かれないように部屋のドアに鍵をかけるとボスは心愛をソファーに座らせた。
「飲み物を持ってくるね」
「……」
無言で心愛がソファーで待っているとボスが缶の飲み物を持って近づいてきた。
「どうぞ」
「……」
缶を受け取り心愛は疑わず飲み物を飲んだ。
そして心愛は缶を床に落とし身体の力が無くなった。
「…力が…でない…」
「薬の効き目、早いね」
「薬?」
「弟が開発した薬」
「……」
「出てきても大丈夫だぞ」
ボスが話しかけると部屋の中で隠れていた弟が姿を現した。
その姿に心愛は驚いた。
「ベッドに行こうか」
身体が動かない心愛をお姫様抱っこするとボスはベッドに近づき心愛を仰向けで寝かせ上下の服を脱がせ全裸にした。
「何をするんですか」
「剛(つよし)が警察のあんたに惚れてるそうだ」
「……」
「可愛い弟の相手をしてやって」
「……」
全裸姿の剛が近づいてくるとボスはベッドから離れソファーに座った。
「……」
ここから逃げようと心愛が必死に身体を起こそうとするも力が入らず身体が倒れると剛が覆い被さってきた。
「無駄だよ」
「何かしたら大声だしますよ」
「大声だしても他の人には聞こえないよ」
「誰か、助けてー」
叫んだ後、心愛は剛に唇と身体を奪われた。
━車内の運転席ー
「大丈夫かな」
気になって仕方がないエメラルドはエメラルド宝石を手に持ち問いかけた。
「心愛、危険な目に遭ってないよな」
エメラルドが口にした後、エメラルド宝石はラブホテルを見せた。
「ここに心愛が居るのか?」
再びエメラルドが問いかけるとエメラルド宝石は助けに行けと光を変えた。
「光が緑から黒に変わった、助けに行けと言ってるのか」
エメラルド宝石の光が黒から緑に戻るとエメラルドは車を走らせラブホテルに向かった。
その頃、心愛は薬のせいで剛に身体を奪われ続けていた。
「よくやるよな男と」
ソファーに座りながらボスが話しかけると心愛の身体を奪いながら剛が口を開いた。
「ボスも身体を重ねたら男に夢中になるよ」
「俺は女の方が良い」
ソファーから立ち上がりボスが部屋から出ようとしたその時、鍵をかけていたはずのドアが壊れた。
「……」
ボスが驚いた顔で見つめるとエメラルドは中に入りベッドに目を向け驚いた。
「心愛…」
「やめて」
「力がでないよね俺が満足したら薬が切れるから安心して」
「やめろー」
叫びながらエメラルドはベッドに近づき心愛から剛を離れさせた。
「良いとこだったのに」
「野村剛だな、逮捕する」
全裸姿の剛の左右の手首に手錠をかけるとスマホで仲間の警察に連絡した。
その後、エメラルドは全裸姿の心愛をお姫様抱っこしボスの前を通るとボスが話しかけた。
「あんたの恋人?」
「大事な人だ」
部屋を出ていき車に乗り込むとエメラルドは心愛の自宅に向かった。
その後、エメラルドはソファーに心愛を座らせ抱き寄せた。
「警戒してたのにゴメン」
「警戒してても飲み物に薬が入ってるなんて築かないよ」
「エメラルド…」
エメラルドの優しい言葉に心愛は涙を流しエメラルドは心愛を抱きしめ嫌なことを忘れさせた。
翌日、心愛はいつものようにエメラルドと一緒に街をパトロールした。
完結
「野村組のボス来るかな」
助手席に座りながら事務所を見つめる心愛が口にすると運転席のエメラルドが口を開いた。
「エメラルド宝石が言ってる来るって」
「その宝石あてに、来た」
「よし行くぞ」
エメラルドと心愛は車から降り事務所に入りかけるボスに近づき話しかけた。
「警察の者なんですが、話し良いですか?」
「何ですか?」
「あなたの弟さんの居場所を教えて欲しいんですが」
「知りません」
「お願いします、知ってるなら教えてください」
ボスの手首を掴みながら心愛が口にするとボスが口を開いた。
「君が俺の相手をしてくれたら教えても良いよ」
「本当ですか」
「心愛!」
「エメラルドさんチャンスですよ、エメラルドさんは車の中で待っててください」
「行きましょうか」
心愛の肩を抱き寄せながら事務所を離れていくボスと心愛の姿をエメラルドは心配そうな顔で見つめた。
歩きながら心愛が口を開いた。
「手を退けて貰えないでしょうか」
「俺のすることに文句があるなら弟の居場所、教えないよ」
「…どこに行くんですか?」
「ゆっくり過ごせる場所」
会話をしながら歩いて30分後、ボスと心愛はラブホテルの前に着いた。
「ここって」
「ここならゆっくり話ができるだろ」
「仲間の所に戻ります」
「弟の居場所、知りたくないの」
心愛の手首を掴みながらボスが口にすると心愛が口を開いた。
「ゆっくり話をするなら喫茶店でも良いじゃないですか、何でラブホテルなんですか」
「弟の居場所、知りたくないなら戻っても良いよ」
ボスが手を離すと心愛が口を開いた。
「わかりました、ラブホテルに行きます」
「行きましょうか」
ラブホテルの中に入っていくボスを警戒しながら心愛も中に入り部屋に向かった。
その後、ボスと心愛は部屋の中に入った。
「このラブホテルは俺の親父が経営している店なんだ」
心愛に築かれないように部屋のドアに鍵をかけるとボスは心愛をソファーに座らせた。
「飲み物を持ってくるね」
「……」
無言で心愛がソファーで待っているとボスが缶の飲み物を持って近づいてきた。
「どうぞ」
「……」
缶を受け取り心愛は疑わず飲み物を飲んだ。
そして心愛は缶を床に落とし身体の力が無くなった。
「…力が…でない…」
「薬の効き目、早いね」
「薬?」
「弟が開発した薬」
「……」
「出てきても大丈夫だぞ」
ボスが話しかけると部屋の中で隠れていた弟が姿を現した。
その姿に心愛は驚いた。
「ベッドに行こうか」
身体が動かない心愛をお姫様抱っこするとボスはベッドに近づき心愛を仰向けで寝かせ上下の服を脱がせ全裸にした。
「何をするんですか」
「剛(つよし)が警察のあんたに惚れてるそうだ」
「……」
「可愛い弟の相手をしてやって」
「……」
全裸姿の剛が近づいてくるとボスはベッドから離れソファーに座った。
「……」
ここから逃げようと心愛が必死に身体を起こそうとするも力が入らず身体が倒れると剛が覆い被さってきた。
「無駄だよ」
「何かしたら大声だしますよ」
「大声だしても他の人には聞こえないよ」
「誰か、助けてー」
叫んだ後、心愛は剛に唇と身体を奪われた。
━車内の運転席ー
「大丈夫かな」
気になって仕方がないエメラルドはエメラルド宝石を手に持ち問いかけた。
「心愛、危険な目に遭ってないよな」
エメラルドが口にした後、エメラルド宝石はラブホテルを見せた。
「ここに心愛が居るのか?」
再びエメラルドが問いかけるとエメラルド宝石は助けに行けと光を変えた。
「光が緑から黒に変わった、助けに行けと言ってるのか」
エメラルド宝石の光が黒から緑に戻るとエメラルドは車を走らせラブホテルに向かった。
その頃、心愛は薬のせいで剛に身体を奪われ続けていた。
「よくやるよな男と」
ソファーに座りながらボスが話しかけると心愛の身体を奪いながら剛が口を開いた。
「ボスも身体を重ねたら男に夢中になるよ」
「俺は女の方が良い」
ソファーから立ち上がりボスが部屋から出ようとしたその時、鍵をかけていたはずのドアが壊れた。
「……」
ボスが驚いた顔で見つめるとエメラルドは中に入りベッドに目を向け驚いた。
「心愛…」
「やめて」
「力がでないよね俺が満足したら薬が切れるから安心して」
「やめろー」
叫びながらエメラルドはベッドに近づき心愛から剛を離れさせた。
「良いとこだったのに」
「野村剛だな、逮捕する」
全裸姿の剛の左右の手首に手錠をかけるとスマホで仲間の警察に連絡した。
その後、エメラルドは全裸姿の心愛をお姫様抱っこしボスの前を通るとボスが話しかけた。
「あんたの恋人?」
「大事な人だ」
部屋を出ていき車に乗り込むとエメラルドは心愛の自宅に向かった。
その後、エメラルドはソファーに心愛を座らせ抱き寄せた。
「警戒してたのにゴメン」
「警戒してても飲み物に薬が入ってるなんて築かないよ」
「エメラルド…」
エメラルドの優しい言葉に心愛は涙を流しエメラルドは心愛を抱きしめ嫌なことを忘れさせた。
翌日、心愛はいつものようにエメラルドと一緒に街をパトロールした。
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