俺の前世が魔王らしい!?

雨ノ宮

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どうやら気まずい再会らしい?

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「お待ちしておりました!魔王様!さぁ世界を支配しましょう!」

「すみません。家間違えました」

バタン(これは俺が扉を閉めた音)…………バタン!(こっちは謎の女が扉を開けた音)

「ちょ、魔王様!?私です!魔王軍幹部5人衆が一人、ルナです!」

…そう言った女の目の前で俺は、

「もしもし警察ですか?自宅に変な女が…ッッ!」

先程は通報しなかった警察へと迷いなく助けを求めた。(当たり前だ。見知らぬやつが自宅にいたら誰だってそうする…ってかやっぱり俺ん家で合ってた)

「D-connect!!」

突如そんな声が目の前の女から発せられる…と

「あ…あれ?もしもし?もしもーし!?」

電話が繋がらなくなった。さらに追い討ちを掛けるように…

「その身を封じたまえ!黒浪!」

別のところからも声が聞こえた次の瞬間。俺は意識を失った。

~~~~

「…ん?」

俺は…寝てたのか?ボンヤリした頭で今の状況を確認しようとした時

「あ、お目覚めになられましたか?」

「ーッ!?」

完全に頭が冴えた。そして今自分が置かれている状況に気づく。

俺は椅子に拘束されていた。

「なんだこ…

「申し訳ありません…魔王様。流石に警察を呼ばれるのはいささか面倒になるので…」

そう言った女を見る。綺麗な髪で落ち着いた物腰を感じさせる女だった。

「あのー、ちょっと聞かせてもらってもいいですか…」

俺はこの状況からの打破を一旦諦め、目の前の女に質問する。

「はい、なんでしょうか?魔王様」

「その…魔王って何……?」

暫く間をおいて、、、

「え、?えええええええええええぇぇええええ!!?」

その女は突然大声を上げた。

「え、嘘?私間違えた?あれ?でも魔王様の予言通りの名前だし…えぇ!?」

俺の質問には答えず、先程までの落ち着いた物腰はどこへやら、女は完全にパニックに陥っていた。

と、そこに

「やはり、まだだったのではないか。」

「にゃー。それとも予言が間違ってたのかにゃ?」

突然、後ろからそんな声が聞こえて声の発せられた方を見る。(まぁ拘束されてるからあまり振り向けないけど)

そこには4人の人影が見えた。今聞こえたのは男と女の声。だがそれよりも驚くことがあった。

「な、北条 桜!?」

そう、先程G作戦によってノックアウトさせたはずの北条 桜がそこにいた。

彼女をこちらをキッと睨んでいる。

「あ、あの~」

と、パニックからやっと抜け出したのか。先程の女が俺に話しかけてくる

「桜から何もしらされてませんか…?」

「え?何を?」

思わず聞き返す。え、何か重要なこと言ってたっけ?俺には死んでくださいしか聞こえなかったけど…。

「桜…まさか貴女は……」

「だって…魔王様が「お前の言いたいことは分かってる」って言ったんだもん…。私悪くないもん…。」

「ハァ…そういうことですか…」

え、何?どゆこと?全然わからん。


~~~


…俺が目の前の女の人(どうやらルナさんというらしい。)から聞いた話によると(尚、俺はその間ずっと拘束されている。今もだけど。これすごくきついんだけど…。)
自分たちは魔王軍五人衆の者で、あなた様の予言に従い、ここまで来た。

念のため、桜に(どうやら桜さんも五人衆の一人のようだ)迎えを頼み、事情を説明してもらう。

…はずだったのだが、俺が「お前の言いたいことは分かってる」発言をしたせいで(やべぇ…なんか凄く恥ずかしい)嬉しさと羞恥のあまり、俺に「死んでください」と言ったらしい。(ようはツンデレってことかな?)で、さらにその照れ隠しをするために剣を振り回してきたと。(あ、これはやっぱりツンデレだ。でもね?俺、死んじゃうからね?あんなん当たったら確実に即死だからね?)

で、先程のG作戦が発動され、桜さんは訳がわからず昏倒。

帰宅してきた俺はとっくに事情を知っているものだと思い込んだルナさんが「世界を支配しましょう」発言をした…ということ。

ここまで聞いた俺は一言、

「これ、夢じゃないよね?」

お決まりである。無論、答えは

「はい、現実です」

デスヨネー。ってことは俺は……魔王?
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