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零夜
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走馬燈なんてものは存在しないと、人生をかけて証明した。
だがこの世紀の大発見を発表する場は用意されていない。世間に発表すればノーベル賞だって受賞出来るだろうに、人生をかけてしまったのだから仕方ない。私はすぐに、輝かしい栄光を諦めた。
では走馬燈の代わりに何が存在したかと言えば、今さらどうしようと叶わない願望だ。
六階にある自宅のマンションから飛び降り、狭い駐車場を眼下に見つめながら、もし生まれ変われるならもっと上手に生きたいと願った。
そう願う理由を説明する為には、私の人生を話さなければならないから、これを走馬灯代わりと思って欲しい。
うちの母親はいわゆる毒親で、愛情の代わりに暴力と支配を受けて育ってきた。
お母さんが言う良い子とは、自分に従順な都合のいい子供のことだった。お母さんは五分置きに言っていることや気分がコロコロ変わる人で、五分前には正しかったことが、次の瞬間には世界の禁忌とでも言える悪辣な行いに変わる。
その瞬間のお母さんが求めるものと違うことをすれば、人格否定から始まる罵詈雑言を泣くまで浴びせられた。泣くと「うるさい! 悲劇のヒロインぶるな!」と怒られるので、トイレにこもって泣いていた。
酷くお母さんを怒らせた時は何日も口を聞いてくれなかった。私のことをまるで存在しないかのように扱い、これみよがしに幼い妹へお菓子を買ったり優しくしたりする。これがかなりの苦痛で、自分が世界に存在しない空虚なものに思えて、怒鳴られるよりも恐ろしかった。
これが私の中の、幼い頃から家を出るまで続いた日常だ。
だから私は、細心の注意を払って他人の顔色を伺うようになった。常に他人が求める最善を選び、良い子であろうと気を張り続けた。
社会に出てからも、同じく息を詰めて生きていた。
直属の上司はパワハラ・モラハラ上司だった。
女はどうせ結婚するから重要な仕事を教えられないと言い、その癖私のことを仕事が出来ないとなじってきた。さらに機嫌が悪いと、重箱の隅をつつくようなことで何十分も怒鳴り散らしてくる。
すみませんと言えば、「謝れば許されると思ってるのか!」と怒鳴られる。
「すみません以外に何も言えないのか!?」と言われるので、反省点と改善策を言えば、「そんなことは聞いてない!」と叫ばれる。結局何も言えずに口をつぐみ、黙って嵐が過ぎ去るのを待つしか出来なかった。
これが私の人生だ。罵倒と、自己否定が渦巻く人生だ。
こうも罵倒されて生きてきたということは、私は人間が向いていないのだろう。
そう理解してしまえば、実行に移るのは早かった。
こうして物語は冒頭に戻るのだ。
真夜中零時。帰宅したばかりの私は、重い体とは反対に、清々しい気持ちでベランダに出た。だがこれで全てから解放されると喜んだのは一瞬だけだ。今はすぐそこに迫る地面を見つめながら、どうしようもなく泣きたくなっていた。
私は人間が向いてない。
人の悪意ばかり集めてしまい、微かにあった良縁さえ、悪意に埋もれて思い出すこともできなくなっていた。
でも、と願わずにはいられない。でも、それでも、人間が向いてなくても、もう少しくらい幸せになりたかった。
せめて私が人から無条件に愛される容姿をしていれば、何かが違ったのだろうか。優しい両親に育てられれば、あの上司のパワハラにだって毅然と立ち向かえたのではないか。
全部環境が悪かったのだ。私が悪いわけじゃない。
悪意よりも多くの良縁に恵まれ、誰かに愛されれば、私だって幸せな人生だと思うことが出来たはずなのに。
「なるほど、『幸せになりたい』。それがあんたの願いだね」
「え」
いやにはっきりと聞こえた女性の声に目を丸める。
気がつけば世界が止まっていた。飛び降りてからスローモーションに見えていた世界が、今やはっきりとその動きを止めているのだ。
「このあたしを目の前にして他のことを考えるなんて、随分と余裕のある子だね」
相変わらず聞こえてくる涼やかな声に視線を向ける。その女性は私と同じように、だが私とは上下逆で空中にあぐらをかいていた。
流れる緑の黒髪に、白く丸い顎。自信に満ちたヘーゼルグリーンの瞳は、長い睫毛のベールに隠されている。
一目見るだけで人類の心を奪うような美しい女性は、少々古めかしい格好をしていた。
豊満な体を黒のガウンドレスで隠し、長い手足を窮屈そうに折り曲げている。クリスチャン・ルブタンのハイヒールこそ俗物的であったが、無意識のまま魔女を連想される何かがあった。
「魔女だなんて失礼だね。あたしは人の成れの果てなんかじゃないよ」
「……心の声がわかるの?」
尋ねれば、彼女は「必要なら」と真っ赤な唇をつりあげる。その曖昧な答えに眉をひそめた。
「魔女じゃないなら、貴方はなに?」
「何かの枠にはめ込めようとするのは人の悪い癖だ。今この場で必要な事実は、あんたが願いを持っていて、あたしにはそれを叶える力があるということ」
その言葉にああと頷く。
ああ、なるほど。
こういうことはフィクションの世界だけではないのか。
「つまり貴方は悪魔で、私の願いを叶える代わりに魂を寄越せってことか」
「確かにあたしは悪魔だけど、すこおし違う。あたしとの契約の対価はあんたの『想い』だ」
にんまりと笑い、自称悪魔はくるりと体を回転させた。
時が止まった世界の中で──間違いなくこれも悪魔の仕業だろう──、時間にも縛られない悪魔が自由に泳ぐ。その様子が少しだけ羨ましかった。私は口の周り以外動かせず、間抜けにも真っ逆様になっているというのに。
「最初はすこおしからかってやるだけのつもりだったがね、気が変わったよ。あんたは思ったより肝が座ってる」
「……」
「親にも、上司にも逆らえず、友人の顔色さえ伺って生きてきたのに、悪魔相手なら物怖じせず喋れるなんてね。人間が向いてないよ、あんた」
言われなくとも分かりきっていることを、悪魔はわざわざ確かめるように言った。
私は肯定も否定もしない。分かりきっていることを、わざわざ確かめない。
「なんだっけなあ。そう、誰からも愛される美女で両親の愛に恵まれお金持ちの家で育ったらいい男達を囲んで幸せになれたかも、だっけねえ」
一息で喋る悪魔の言葉は、悪意で歪められていた。
だが私は気にしない。
死に際の醜い思い残しは、姿を変えてしまえば、所詮その程度の俗物的な願いでしかないのだから。
「ああ、いいよ。ここで会ったのも何かの縁だ。あんたの願いを叶えてあげよう。対価はあんたが苦しくのたうち回りながら生きる様さ」
「え……」
「でもね、どうか努々忘れないで。人の欲とは底を知らず、幸せは強欲の種であるということを」
私が何かを言う前に、彼女の手が頭に伸びてくる。その瞬間悪魔は姿を消し、世界も動き始めた。
悪魔に触られた場所が地面を打ちつける。チカチカと点滅する視界のどこかで、「まるでスイカ割りだねえ」と笑う悪魔が見えた気がした。
だがこの世紀の大発見を発表する場は用意されていない。世間に発表すればノーベル賞だって受賞出来るだろうに、人生をかけてしまったのだから仕方ない。私はすぐに、輝かしい栄光を諦めた。
では走馬燈の代わりに何が存在したかと言えば、今さらどうしようと叶わない願望だ。
六階にある自宅のマンションから飛び降り、狭い駐車場を眼下に見つめながら、もし生まれ変われるならもっと上手に生きたいと願った。
そう願う理由を説明する為には、私の人生を話さなければならないから、これを走馬灯代わりと思って欲しい。
うちの母親はいわゆる毒親で、愛情の代わりに暴力と支配を受けて育ってきた。
お母さんが言う良い子とは、自分に従順な都合のいい子供のことだった。お母さんは五分置きに言っていることや気分がコロコロ変わる人で、五分前には正しかったことが、次の瞬間には世界の禁忌とでも言える悪辣な行いに変わる。
その瞬間のお母さんが求めるものと違うことをすれば、人格否定から始まる罵詈雑言を泣くまで浴びせられた。泣くと「うるさい! 悲劇のヒロインぶるな!」と怒られるので、トイレにこもって泣いていた。
酷くお母さんを怒らせた時は何日も口を聞いてくれなかった。私のことをまるで存在しないかのように扱い、これみよがしに幼い妹へお菓子を買ったり優しくしたりする。これがかなりの苦痛で、自分が世界に存在しない空虚なものに思えて、怒鳴られるよりも恐ろしかった。
これが私の中の、幼い頃から家を出るまで続いた日常だ。
だから私は、細心の注意を払って他人の顔色を伺うようになった。常に他人が求める最善を選び、良い子であろうと気を張り続けた。
社会に出てからも、同じく息を詰めて生きていた。
直属の上司はパワハラ・モラハラ上司だった。
女はどうせ結婚するから重要な仕事を教えられないと言い、その癖私のことを仕事が出来ないとなじってきた。さらに機嫌が悪いと、重箱の隅をつつくようなことで何十分も怒鳴り散らしてくる。
すみませんと言えば、「謝れば許されると思ってるのか!」と怒鳴られる。
「すみません以外に何も言えないのか!?」と言われるので、反省点と改善策を言えば、「そんなことは聞いてない!」と叫ばれる。結局何も言えずに口をつぐみ、黙って嵐が過ぎ去るのを待つしか出来なかった。
これが私の人生だ。罵倒と、自己否定が渦巻く人生だ。
こうも罵倒されて生きてきたということは、私は人間が向いていないのだろう。
そう理解してしまえば、実行に移るのは早かった。
こうして物語は冒頭に戻るのだ。
真夜中零時。帰宅したばかりの私は、重い体とは反対に、清々しい気持ちでベランダに出た。だがこれで全てから解放されると喜んだのは一瞬だけだ。今はすぐそこに迫る地面を見つめながら、どうしようもなく泣きたくなっていた。
私は人間が向いてない。
人の悪意ばかり集めてしまい、微かにあった良縁さえ、悪意に埋もれて思い出すこともできなくなっていた。
でも、と願わずにはいられない。でも、それでも、人間が向いてなくても、もう少しくらい幸せになりたかった。
せめて私が人から無条件に愛される容姿をしていれば、何かが違ったのだろうか。優しい両親に育てられれば、あの上司のパワハラにだって毅然と立ち向かえたのではないか。
全部環境が悪かったのだ。私が悪いわけじゃない。
悪意よりも多くの良縁に恵まれ、誰かに愛されれば、私だって幸せな人生だと思うことが出来たはずなのに。
「なるほど、『幸せになりたい』。それがあんたの願いだね」
「え」
いやにはっきりと聞こえた女性の声に目を丸める。
気がつけば世界が止まっていた。飛び降りてからスローモーションに見えていた世界が、今やはっきりとその動きを止めているのだ。
「このあたしを目の前にして他のことを考えるなんて、随分と余裕のある子だね」
相変わらず聞こえてくる涼やかな声に視線を向ける。その女性は私と同じように、だが私とは上下逆で空中にあぐらをかいていた。
流れる緑の黒髪に、白く丸い顎。自信に満ちたヘーゼルグリーンの瞳は、長い睫毛のベールに隠されている。
一目見るだけで人類の心を奪うような美しい女性は、少々古めかしい格好をしていた。
豊満な体を黒のガウンドレスで隠し、長い手足を窮屈そうに折り曲げている。クリスチャン・ルブタンのハイヒールこそ俗物的であったが、無意識のまま魔女を連想される何かがあった。
「魔女だなんて失礼だね。あたしは人の成れの果てなんかじゃないよ」
「……心の声がわかるの?」
尋ねれば、彼女は「必要なら」と真っ赤な唇をつりあげる。その曖昧な答えに眉をひそめた。
「魔女じゃないなら、貴方はなに?」
「何かの枠にはめ込めようとするのは人の悪い癖だ。今この場で必要な事実は、あんたが願いを持っていて、あたしにはそれを叶える力があるということ」
その言葉にああと頷く。
ああ、なるほど。
こういうことはフィクションの世界だけではないのか。
「つまり貴方は悪魔で、私の願いを叶える代わりに魂を寄越せってことか」
「確かにあたしは悪魔だけど、すこおし違う。あたしとの契約の対価はあんたの『想い』だ」
にんまりと笑い、自称悪魔はくるりと体を回転させた。
時が止まった世界の中で──間違いなくこれも悪魔の仕業だろう──、時間にも縛られない悪魔が自由に泳ぐ。その様子が少しだけ羨ましかった。私は口の周り以外動かせず、間抜けにも真っ逆様になっているというのに。
「最初はすこおしからかってやるだけのつもりだったがね、気が変わったよ。あんたは思ったより肝が座ってる」
「……」
「親にも、上司にも逆らえず、友人の顔色さえ伺って生きてきたのに、悪魔相手なら物怖じせず喋れるなんてね。人間が向いてないよ、あんた」
言われなくとも分かりきっていることを、悪魔はわざわざ確かめるように言った。
私は肯定も否定もしない。分かりきっていることを、わざわざ確かめない。
「なんだっけなあ。そう、誰からも愛される美女で両親の愛に恵まれお金持ちの家で育ったらいい男達を囲んで幸せになれたかも、だっけねえ」
一息で喋る悪魔の言葉は、悪意で歪められていた。
だが私は気にしない。
死に際の醜い思い残しは、姿を変えてしまえば、所詮その程度の俗物的な願いでしかないのだから。
「ああ、いいよ。ここで会ったのも何かの縁だ。あんたの願いを叶えてあげよう。対価はあんたが苦しくのたうち回りながら生きる様さ」
「え……」
「でもね、どうか努々忘れないで。人の欲とは底を知らず、幸せは強欲の種であるということを」
私が何かを言う前に、彼女の手が頭に伸びてくる。その瞬間悪魔は姿を消し、世界も動き始めた。
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