時田とき子

時田とき子

アンハッピーエンドこそ至高
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恋愛 連載中 長編
 もし神様がいるのならば、叶えて欲しいことなどたくさんあった。だがどうしてもその中からひとつ選べと言われたなら、今この瞬間は【ここから消え去りたい】と願うだろう。  叶うはずのないその願いは、【彼女】を愛し子と呼び、さらには幾百年前の愛を真に変える為だと語る少年によって叶えられる。だが少年の歪んだ執着は、彼女の願いを素直に叶えるものではなかった。何故ならば目が覚めるとそこは現代ではなく、人の影に妖が巣食う江戸の町であったのだ。 【愛さずにはいられない。待たずにはいられない。例えそれが、狂気の沙汰だとしても】 ※昔サイトで連載していたものを書き直しており、なろうでも同時連載しています ※歴史が専門分野ではないアマチュアの字書きが本を片手に趣味の範囲で書いております。時代とそぐわない描写等ございましたら都度ご指摘いただきますと助かります(話の流れで改変している場合も御座います。その場合は何卒御容赦ください)
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文字数 119,725 最終更新日 2019.11.08 登録日 2019.02.10
 桜の死骸と遺灰の馴染みがいいことを、蘇芳 八千夜は八歳の時に知った。  奪われたその記憶の中で朧気に残っているのは、顔も忘れた吸血鬼の切実な願いだ。  蘇芳が生まれた帝国と呼ばれる国は、人間と吸血鬼が共存する国である。だがその実は、人間から吸血鬼への不当な扱いがあり、また病気で理性を失った吸血鬼──【フィーニス】による被害が広がっていた。  歓楽街にて診療所を開いている蘇芳はそのフィーニスへの治療も行っており、彼女が持つ揺るぎない信念故に、【聖人】とも【悪魔】とも呼ばれていた。  そんな彼女はとある事件に巻き込まれたことで、自分の血に吸血鬼を滅ぼす力があると知る。【チューベローズ】と呼ばれる彼女を守るために抜擢されたのは、よりにもよって軍内部の吸血鬼部隊であった。  彼女は動乱の中で、因縁が複雑に絡みあった秘密に触れていく。  果たして微かに残る、幼い蘇芳の記憶を奪った吸血鬼は誰なのか。  運命とは存在するのか。  ──これは加虐がぶつかる、アンハッピーエンドの物語である。
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文字数 83,905 最終更新日 2019.08.28 登録日 2019.08.08
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