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第1章 王国叙勲式
まさかの展開になりました
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朝日が昇りまだ2人が寝息を立てている頃スカイは、朝食作りの最中にこちらに向かってくる大きなズシーンズシーンという足音が聞こえ調理を中断させセーフティーエリアの存在も忘れ、鍋の蓋を盾がわりに持っていたお玉を剣代わりにして小屋を出た俺の目に飛び込んできたのは、こちらに向かって一歩一歩進んでくる巨大な氷龍であった。
前日まで外は吹雪いており悪天候だった為レオンの話でしか知らなかったサファイアのような綺麗なブルーの双眸がこちらを見つめながら歩いてきていた。
「なっ、なんつーデカイ龍だな。真近で見ると、大きさがなおさらデカく見える……って呑気に独り言言ってる場合じゃねぇ、ここは奴の土俵だ。
どうする、どうする俺!?ってそうかここは、セーフティーエリアじゃねぇか、セーフティーエリアは悪意ある者やエリア内の冒険者に害をなす者を近づかせないはずだ。幸いにも小屋はエリア内だしな…きっと奴が来ても大丈夫なはずだ。」
と自分で思いながらもやはり普段村に住んでいた時とは違いドラゴンなど真近で見たこともない生活だった為、自分のことよりも2人に何かあったらどうする…という恐怖心があった為、有事の際すぐせめて自分だけでも囮になって動けるように小屋の外から動かなかった。
氷龍がついにセーフティーエリアまで到達し俺は生き飲んだ。だが相手はセーフティーエリアを覆う見えない結界(ミラージュ アイ取得後なので俺達3人には見えている)軽く鼻先を触れ合わせただけで、いとも簡単に結果がまるでガラスのようにパリパリと剥がれ、瞬く間に消えてなくなってしまった。
頼みの綱が、あっさりと破壊されたことで俺はあまりのショックで尻餅をついてしまったが、相手はそんなことを歯牙にもかけず俺に顔を寄せてきた。
俺は思わず喰われると思い、条件反射で両腕で頭を庇ったがいつまでたっても衝撃は訪れず不思議に思い両腕を下げ顔を上げると待ってましたとばかりに氷龍に長い舌で顔を舐めまくられた。
「ちょっ、なにすんだ。あははっやめろくすぐったい…」
と笑いながら俺が注意すると、傍目にも分かるくらいにしょんぼりとうなだれており…流石に可哀想になって頭を撫でてやるとまた顔を舐められた。
「ちょ、もうやめろって。あははっくすぐったいての
。」
と俺がしばし氷龍と戯れていると俺ではない巨大なグゥゥーという腹の音が鳴った。
「もしかしてお前腹減ってんのか?」
と俺が聞くと氷龍は一声グオォーと鳴いた。
そこで俺はブイヤベースの調理の途中だったことを思い出した。
「お前さえ良かったら、ブイヤベース食うか?魚の煮込み料理なんだが…」
と俺が言えば頭を下げてコクコク頷いたので、料理を完成させるべく一旦小屋の中に戻った。
氷龍は巨大な為中には入れないだろうからできるまで外に待っててくれと言おうとしたら、一瞬強くドラゴンの全身が発光したかと思えば小屋に入れるくらいのバンビサイズになって俺の後について来たのだった。
前日まで外は吹雪いており悪天候だった為レオンの話でしか知らなかったサファイアのような綺麗なブルーの双眸がこちらを見つめながら歩いてきていた。
「なっ、なんつーデカイ龍だな。真近で見ると、大きさがなおさらデカく見える……って呑気に独り言言ってる場合じゃねぇ、ここは奴の土俵だ。
どうする、どうする俺!?ってそうかここは、セーフティーエリアじゃねぇか、セーフティーエリアは悪意ある者やエリア内の冒険者に害をなす者を近づかせないはずだ。幸いにも小屋はエリア内だしな…きっと奴が来ても大丈夫なはずだ。」
と自分で思いながらもやはり普段村に住んでいた時とは違いドラゴンなど真近で見たこともない生活だった為、自分のことよりも2人に何かあったらどうする…という恐怖心があった為、有事の際すぐせめて自分だけでも囮になって動けるように小屋の外から動かなかった。
氷龍がついにセーフティーエリアまで到達し俺は生き飲んだ。だが相手はセーフティーエリアを覆う見えない結界(ミラージュ アイ取得後なので俺達3人には見えている)軽く鼻先を触れ合わせただけで、いとも簡単に結果がまるでガラスのようにパリパリと剥がれ、瞬く間に消えてなくなってしまった。
頼みの綱が、あっさりと破壊されたことで俺はあまりのショックで尻餅をついてしまったが、相手はそんなことを歯牙にもかけず俺に顔を寄せてきた。
俺は思わず喰われると思い、条件反射で両腕で頭を庇ったがいつまでたっても衝撃は訪れず不思議に思い両腕を下げ顔を上げると待ってましたとばかりに氷龍に長い舌で顔を舐めまくられた。
「ちょっ、なにすんだ。あははっやめろくすぐったい…」
と笑いながら俺が注意すると、傍目にも分かるくらいにしょんぼりとうなだれており…流石に可哀想になって頭を撫でてやるとまた顔を舐められた。
「ちょ、もうやめろって。あははっくすぐったいての
。」
と俺がしばし氷龍と戯れていると俺ではない巨大なグゥゥーという腹の音が鳴った。
「もしかしてお前腹減ってんのか?」
と俺が聞くと氷龍は一声グオォーと鳴いた。
そこで俺はブイヤベースの調理の途中だったことを思い出した。
「お前さえ良かったら、ブイヤベース食うか?魚の煮込み料理なんだが…」
と俺が言えば頭を下げてコクコク頷いたので、料理を完成させるべく一旦小屋の中に戻った。
氷龍は巨大な為中には入れないだろうからできるまで外に待っててくれと言おうとしたら、一瞬強くドラゴンの全身が発光したかと思えば小屋に入れるくらいのバンビサイズになって俺の後について来たのだった。
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