9 / 45
第8話 スキル玉入手と未知なる可能性
しおりを挟む
前回のまとめ
問題なく入国審査通過
→リリーとスキル玉で会話が弾む
→リリーの実家兼お店に到着
お店の中に入ってみると、
日本では、まず見ないであろう商品が
いくつも陳列棚に陳列されてあった。
これは何だろう?あれは何だろう?
全部説明してもらうのも、申し訳ないので
早速、スキル玉の入手と金貨5枚頂こう。
「咲さん、これが運が上昇するスキル玉スキル名 幸運です。」
「パッと見じゃ分からないけど、鑑定すればわかるのかな?」
「鑑定と。おー!鑑定スキルを使うとスキル名 幸運と書かれているのがわかる。」
「鑑定は冒険者さんや商人では必須なスキル
なので持っているか持っていないかで
騙される確率が大きく変わってくるので、
鑑定のスキル玉は非常に高価なのです。」
やっぱり、異世界来たら鑑定は安定で強いよね。
個人的には最強の一角を担ってると言っても
過言ではないけど。
盗賊さん、本当にありがとう。
「鑑定のスキル玉ってどのくらいするのかしら?」
「そうですね、売る商人によって多少はバラツキが
あるのですが、大体、白金貨2枚くらいですかね。」
白金貨2枚って200万か貴族とか王族ならみんな
買ってそうだなぁ~
「なら、幸運のスキル玉はいくらなの?」
「幸運のスキル玉は効果が人によるので、
大金貨5枚と言った所でしょうか。」
それでも、50万かスキルLv1なら確かにそんなものかな?
まぁ、私はユニークスキル、てへぺろで何とかなるし
元々、運がいい方だからより効果が期待できそう。
「幸運 入手と唱えて下さい」
「わかったわ、幸運 入手!」
『ピロリロリーン! ユニークスキル《豪運》を入手しました。』
は?は?は?
「ねぇ、リリー!スキル玉から得られる幸運って普通のスキルだよね?
スキル名が上位互換になることなんてないよね?」
「はい、そうですよ。ユニークスキルが入手できるなんて
聞いたことがないのですが、まさか、ユニークスキルで入手しちゃいました?
そして、上位互換って《豪運》とか手に入れました?」
「うん、ユニークスキルで手に入ったよ《豪運》」
「凄いですよ!咲さん!ユニークスキルで手に入る
なんて前代未聞ですよ!これは内緒にした方がいいですね」
リリーの返事を聞いた瞬間、突然、咲の雰囲気がガラッと変わった。
「このことを知られたら捕まえて実験台にされる可能性があるから。
それを防ぐためにリリーを暗殺しないとダメだから黙っててね?」
《威圧》を動けなくなるレベルで抑えての発言。
リリーが生まれたての小鹿+涙目である。
「因みに本気出せば殺せると思うから。
黙ってるだけで安全だからね?何かあったら責任は私がとるからさ。
顧客情報漏洩は皆殺しだから。忘れなさい」
咲はさっきまで、優しくしていた人にさえ、平気で殺そうとするのは、
異世界ここは日本むこうに居る時より、命の危険に敏感にならなければ、
いつ死ぬかわからないと、心に刻んでいるのである。
いつ死ぬかわからないし、いつ味方が敵になるかもわからないから
情報の漏洩で仲良くなったリリーを殺したくないのが本音である。
「持ちつ持たれずの良い関係を築いていげば、お互いにとって損は無いと思うの。」
「殺したくないから、つい舞い上がって言ってしまったとか言わないでね。」
「はい。」リリーはプルプル震えながら涙目で返事をした。
さてと、ユニークスキル《豪運》を入手したら運の値は、どうなっているのかなー
ステータスオープン!
⬇以下略⬇
運 70→9999
ふぁっ!4桁の運になってる。
これは、、、この先のてへぺろの効果がかなり期待されるわね。
宝箱を空ける時は極力1人になろう。
効率の良いレベル上げも考えないとね
効率を求めながらなら、秘密を守れる存在か奴隷が欲しい
奴隷の方が安上がりで、頼りになるかな。
私が優しくしてめちゃくちゃ強くすればいいから。
数分経過してようやく動けるようになったリリーに
対して質問してみた。
「急に威圧したり、脅したりしてごめんね?信用する為の近道だと思ってやったから。
困った事があれば、遠慮なく言ってね。そいつボコボコにしてあげるから。」
「はい、大丈夫です。
めちゃくちゃ怖かったですが。」
「定期的に威圧してゴロツキには屈しない忍耐力を鍛えなきゃね。頑張って」
「毎回この威圧を耐えのですか・・・流石に身が持たないのですが・・・」
「今日した威圧と同じのを繰り返ししたら、
絶対に慣れるから、理想は威圧されても体が動く事ね」
「はい・・・頑張ります。」
「うんうん、金貨5枚貰うわね。」
「そうでしたね、こちらが金貨5枚になります。」
「ありがとう。このお金で何か買おうとするわ
スキル玉貰うだけだと、お店の利益にならないし
水筒とMPポーションと回復ポーション、他には、着替えと下着があればいいかな。」
「金貨2枚で足りる?」
「金貨2枚で足りますが、冒険者専用の着替えなら
合計で金貨2枚丁度になります。少しサービスしときますね」
「悪いわね、上客と言われるぐらい稼いで、沢山ここにお金落としに来るからね」
「ありがとうございます。こちらが金貨2枚分のお品物になります。」
「はい、金貨2枚丁度ね。色々とありがとう!」
「こちらこそ、命を救って頂きありがとうございます。」
「そういえば、さっき言ってた清潔クリーンのスキル玉、
1つ予約出来ないかしら?在庫が無くなってたら困るわ」
「はい、ご予約ですね、こちらにお名前を御記入下さい」
「咲。とこれでいい?」
「はい、結構です。どのくらいでお金余裕出来そうですか?」
「そうね、1週間以内に変なやつに絡まれる予定で、
そいつからカツアゲしてさらにそいつを奴隷にして売れば何とかなると思うけど、
1週間目安でいいかしら?遅れそうなら必ず言いに来るわ」
「1週間ですね。かしこまりました。楽しみに待っております。」
「図々しいのは分かってるけど、他のスキル玉ってある?」
「他には・・・料理、鑑定偽装、念話、身体強化、交渉、忍び足」で全てですかね。
金額もかなり高額で白金貨2枚~3枚ですね」
「本音を言うと全部欲しいけど、厳しいよね?」
「ここだけの話なんですけど、本当は白金貨5枚の価値があるんですよ、
咲さんだから白金貨2枚~3枚に値引きしてますが、
他ではこんな事絶対出来ないと思います。全部ご予約されますか?」
「交渉が上手なのね」
「これ全て手に入れば、1回のクエストにかかる時間がかなり短縮されて、
成功率もかなり上がるわ。本当にいいのかしら?お店的には損だと思うけど?」
めちゃくちゃいい話だけど何か裏があるのかな。。。そこを聞いとかないとね。
「優先的にこちらにお買い物して欲しくて、
後・・・商人としての勘がこの人は絶対に逃がしてはならないと言っております。」
ここは正直に言おう。嘘や誤魔化しが嫌いなタイプだと思うから。
ここは本音を言わないと、後で怖い。
「そういうことね、ダンジョンの宝箱から出てきた物はここで売ればいいのかしら?」
「是非お願いします。
咲さんならご予約しているスキル玉でさえ、自力で入手出来そうなので、
先に購入された後で、被ったら売っていただければ白金貨3枚で買い取らせてもらいますよ。
「白金貨2枚~3枚はそちら側の利益になるのね
まぁ、いいわ初めて商人に出会った事だし」
「助かります!ご予約以外で在庫がないので!」
何と素敵な笑顔なのだろうか。
ここまでハッキリ言われると気分がいいわ。
リリーとなら本当に仲良くできそうかな。
「そろそろ、冒険者登録しに行こうかな。
色々と助かったし、本当に感謝してるわ」
「こちらこそ、色々と為になりました。いってらっしゃいませ!」
そう言うリリーの綺麗なお辞儀を背に冒険者登録する咲であった。
問題なく入国審査通過
→リリーとスキル玉で会話が弾む
→リリーの実家兼お店に到着
お店の中に入ってみると、
日本では、まず見ないであろう商品が
いくつも陳列棚に陳列されてあった。
これは何だろう?あれは何だろう?
全部説明してもらうのも、申し訳ないので
早速、スキル玉の入手と金貨5枚頂こう。
「咲さん、これが運が上昇するスキル玉スキル名 幸運です。」
「パッと見じゃ分からないけど、鑑定すればわかるのかな?」
「鑑定と。おー!鑑定スキルを使うとスキル名 幸運と書かれているのがわかる。」
「鑑定は冒険者さんや商人では必須なスキル
なので持っているか持っていないかで
騙される確率が大きく変わってくるので、
鑑定のスキル玉は非常に高価なのです。」
やっぱり、異世界来たら鑑定は安定で強いよね。
個人的には最強の一角を担ってると言っても
過言ではないけど。
盗賊さん、本当にありがとう。
「鑑定のスキル玉ってどのくらいするのかしら?」
「そうですね、売る商人によって多少はバラツキが
あるのですが、大体、白金貨2枚くらいですかね。」
白金貨2枚って200万か貴族とか王族ならみんな
買ってそうだなぁ~
「なら、幸運のスキル玉はいくらなの?」
「幸運のスキル玉は効果が人によるので、
大金貨5枚と言った所でしょうか。」
それでも、50万かスキルLv1なら確かにそんなものかな?
まぁ、私はユニークスキル、てへぺろで何とかなるし
元々、運がいい方だからより効果が期待できそう。
「幸運 入手と唱えて下さい」
「わかったわ、幸運 入手!」
『ピロリロリーン! ユニークスキル《豪運》を入手しました。』
は?は?は?
「ねぇ、リリー!スキル玉から得られる幸運って普通のスキルだよね?
スキル名が上位互換になることなんてないよね?」
「はい、そうですよ。ユニークスキルが入手できるなんて
聞いたことがないのですが、まさか、ユニークスキルで入手しちゃいました?
そして、上位互換って《豪運》とか手に入れました?」
「うん、ユニークスキルで手に入ったよ《豪運》」
「凄いですよ!咲さん!ユニークスキルで手に入る
なんて前代未聞ですよ!これは内緒にした方がいいですね」
リリーの返事を聞いた瞬間、突然、咲の雰囲気がガラッと変わった。
「このことを知られたら捕まえて実験台にされる可能性があるから。
それを防ぐためにリリーを暗殺しないとダメだから黙っててね?」
《威圧》を動けなくなるレベルで抑えての発言。
リリーが生まれたての小鹿+涙目である。
「因みに本気出せば殺せると思うから。
黙ってるだけで安全だからね?何かあったら責任は私がとるからさ。
顧客情報漏洩は皆殺しだから。忘れなさい」
咲はさっきまで、優しくしていた人にさえ、平気で殺そうとするのは、
異世界ここは日本むこうに居る時より、命の危険に敏感にならなければ、
いつ死ぬかわからないと、心に刻んでいるのである。
いつ死ぬかわからないし、いつ味方が敵になるかもわからないから
情報の漏洩で仲良くなったリリーを殺したくないのが本音である。
「持ちつ持たれずの良い関係を築いていげば、お互いにとって損は無いと思うの。」
「殺したくないから、つい舞い上がって言ってしまったとか言わないでね。」
「はい。」リリーはプルプル震えながら涙目で返事をした。
さてと、ユニークスキル《豪運》を入手したら運の値は、どうなっているのかなー
ステータスオープン!
⬇以下略⬇
運 70→9999
ふぁっ!4桁の運になってる。
これは、、、この先のてへぺろの効果がかなり期待されるわね。
宝箱を空ける時は極力1人になろう。
効率の良いレベル上げも考えないとね
効率を求めながらなら、秘密を守れる存在か奴隷が欲しい
奴隷の方が安上がりで、頼りになるかな。
私が優しくしてめちゃくちゃ強くすればいいから。
数分経過してようやく動けるようになったリリーに
対して質問してみた。
「急に威圧したり、脅したりしてごめんね?信用する為の近道だと思ってやったから。
困った事があれば、遠慮なく言ってね。そいつボコボコにしてあげるから。」
「はい、大丈夫です。
めちゃくちゃ怖かったですが。」
「定期的に威圧してゴロツキには屈しない忍耐力を鍛えなきゃね。頑張って」
「毎回この威圧を耐えのですか・・・流石に身が持たないのですが・・・」
「今日した威圧と同じのを繰り返ししたら、
絶対に慣れるから、理想は威圧されても体が動く事ね」
「はい・・・頑張ります。」
「うんうん、金貨5枚貰うわね。」
「そうでしたね、こちらが金貨5枚になります。」
「ありがとう。このお金で何か買おうとするわ
スキル玉貰うだけだと、お店の利益にならないし
水筒とMPポーションと回復ポーション、他には、着替えと下着があればいいかな。」
「金貨2枚で足りる?」
「金貨2枚で足りますが、冒険者専用の着替えなら
合計で金貨2枚丁度になります。少しサービスしときますね」
「悪いわね、上客と言われるぐらい稼いで、沢山ここにお金落としに来るからね」
「ありがとうございます。こちらが金貨2枚分のお品物になります。」
「はい、金貨2枚丁度ね。色々とありがとう!」
「こちらこそ、命を救って頂きありがとうございます。」
「そういえば、さっき言ってた清潔クリーンのスキル玉、
1つ予約出来ないかしら?在庫が無くなってたら困るわ」
「はい、ご予約ですね、こちらにお名前を御記入下さい」
「咲。とこれでいい?」
「はい、結構です。どのくらいでお金余裕出来そうですか?」
「そうね、1週間以内に変なやつに絡まれる予定で、
そいつからカツアゲしてさらにそいつを奴隷にして売れば何とかなると思うけど、
1週間目安でいいかしら?遅れそうなら必ず言いに来るわ」
「1週間ですね。かしこまりました。楽しみに待っております。」
「図々しいのは分かってるけど、他のスキル玉ってある?」
「他には・・・料理、鑑定偽装、念話、身体強化、交渉、忍び足」で全てですかね。
金額もかなり高額で白金貨2枚~3枚ですね」
「本音を言うと全部欲しいけど、厳しいよね?」
「ここだけの話なんですけど、本当は白金貨5枚の価値があるんですよ、
咲さんだから白金貨2枚~3枚に値引きしてますが、
他ではこんな事絶対出来ないと思います。全部ご予約されますか?」
「交渉が上手なのね」
「これ全て手に入れば、1回のクエストにかかる時間がかなり短縮されて、
成功率もかなり上がるわ。本当にいいのかしら?お店的には損だと思うけど?」
めちゃくちゃいい話だけど何か裏があるのかな。。。そこを聞いとかないとね。
「優先的にこちらにお買い物して欲しくて、
後・・・商人としての勘がこの人は絶対に逃がしてはならないと言っております。」
ここは正直に言おう。嘘や誤魔化しが嫌いなタイプだと思うから。
ここは本音を言わないと、後で怖い。
「そういうことね、ダンジョンの宝箱から出てきた物はここで売ればいいのかしら?」
「是非お願いします。
咲さんならご予約しているスキル玉でさえ、自力で入手出来そうなので、
先に購入された後で、被ったら売っていただければ白金貨3枚で買い取らせてもらいますよ。
「白金貨2枚~3枚はそちら側の利益になるのね
まぁ、いいわ初めて商人に出会った事だし」
「助かります!ご予約以外で在庫がないので!」
何と素敵な笑顔なのだろうか。
ここまでハッキリ言われると気分がいいわ。
リリーとなら本当に仲良くできそうかな。
「そろそろ、冒険者登録しに行こうかな。
色々と助かったし、本当に感謝してるわ」
「こちらこそ、色々と為になりました。いってらっしゃいませ!」
そう言うリリーの綺麗なお辞儀を背に冒険者登録する咲であった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる