ユニークスキル てへぺろで異世界無双!

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第15話 奴隷購入とスキル玉の入手方法

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簡単なまとめ
伯爵貴族の豚に出会う→コンガリ焼く
→安定の迷惑料をいただく。
→黒金貨1000万円1枚と(黒金貨はお守り代わり)
白金貨100万円20枚貰った。
→その他諸々パクる。→奴隷商到着


意外と小綺麗で大きな建物だった。特に裏通りでもなく、
堂々としているところを見ると、何かやましいことでもしているのではないか?
という変な詮索もしなくてすみそうね。




「ここが奴隷商ね。」
初めて入る所で、緊張するわね。中に入ってみよう。

「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用でしょうか?」

うさん臭そうなおっさんがやってくる。どうやら店主らしい。大丈夫、商売は顔じゃない。

「こんにちは~、奴隷を買いに来たので、
見せてもらえませんか?」

店員に声をかけてみた。


「お初の顔ですね。失礼ですが、予算の方は大丈夫なのでしょうか?」

「奴隷の安価と高価、教えてくれません?」

「小銭しか遣う予定ではないが、足りるか知りたいので。」


「そうですね~、ピンキリですが、この国では金貨数枚~白金貨数枚くらいがメジャーです。」

「探索系の人と雷魔法持ちお願いしますね。」

「わかりました。今ご用意させますので、応接室でお待ちください」

少しの間待っていると、10歳ぐらいの獣人の女の子が2人こちらにやってきた。

「こちらになります。 ステータスをご確認ください。」
「ステータスオープンx2」


名前:ミーシャ

種族:獣人族

レベル:10

HP:70

MP:50

腕力:100

敏捷:70

防御:40

抵抗:20

運:10

スキル: 《体術Lv3》《回避Lv2》 《気配察知Lv2》
《身体強化Lv2》

ユニークスキル:《千里眼》《不運》

説明(会話の中で明らかになる)


名前:ミミ

種族:獣人族 

レベル:11

HP:75

MP:150

腕力:60

敏捷:80

防御:30

抵抗:20

運:40

スキル: 《雷魔法Lv3》《回避Lv2》《気配察知Lv2》


ユニークスキル:《魔力消費半減》《無詠唱》《不運》 

「ご確認頂けましたか? 優秀だと思います。
ただ、《不運》のユニークスキルがどうしても売れなくてですね。」

「不運は外せないのかしら?」

「ユニークスキルは外せないです。ユニークスキル1つ持ってるだけで、
普通は白金貨50枚はくだらないのですが、いかんせん、
《不運》が周りにも影響してしまうので、謎の事故死や病死が多発していまして、

この2人は特に売れないのですよ。他は優秀なんですけどね、
殺そうとすると急に病にかかって死ぬのも多発してまして、
放置はできないが、死んでしまうと困るその状況なので売れなくて困ってます。」


「ステータス優秀なのにねユニークスキル1つ持ちと2つ持ちなんて
普通に上級貴族の優秀ぐらい価値あるのにね。」


「そうなんですよ、1人金貨1枚でどうです?買い取って貰えませんか?」

「分かったわ、その代わり今度来た時少しは勉強してもらうからね?」

「もちろん承知してます。」
「いいわ、はい、金貨5枚払うわ、少しはマシな格好にしてきなさい」

「ありがとうございます、失礼します。」

不運のユニークスキルなんて、私からすれば"ふーん"って
ダジャレ言えるレベル問題ないし。これは儲けもんね。
私のユニークスキル《豪運》で何とかなるし。

死にかけたらそれで強くなるから一石何鳥やら。
どうにかしようと、考えに耽ってふけっていると、応接室にノックの音が聞こえた。

「失礼します。準備が出来ました。」

「はーい、奴隷契約は血でいいのよね?」

「はい、その通りでございます。」

「分かったわ、君達、私がミーシャとミミのご主人様だからね。
私の言うことは絶対だけど、安心しなさい、
こう見えてめちゃくちゃ強いから。
不運のスキルなんて気にしなくていいのよ。後は帰ってから教えるわ。」


「はいです、宜しくお願いします。です。」
ミーシャは"です。"で話すのね。

「ご主人様、よろしくお願いしますわ」
ミミは貴族令嬢みたいな話し方をするのね。

「取り敢えず血を渡すわね」
指の先をナイフで少し切ってみた。


「これで、大丈夫です。ありがとうございました。」

「2人とも行くわよ。ついてきなさい」

「はい、です。」

「分かりましたわ。」

急ぎ足で、リリーのお店に着いた。

「稼いだ伯爵殺しで得たお金を遣いに来たわよ。」

「いらっしゃいませ、咲様と後ろの方達は?」

「挨拶して頂戴。」

「はい、です。ミーシャです。宜しく御願いするです。 」

「はい、ミミですわ。お願いしますわ。」

「この子達さっき、奴隷商人から買ってきて所なの取り敢えず、
動きやすい格好お願いするわ。予算は金貨10枚でいいわね」

「金貨の価値ってそんなに安いもんではないのですが・・・」

「白金貨なんて、後50枚ぐらいしかないし、
少しだけ節約と言うか、動きの確認がしたいから金貨でいいかなってね。」

「失礼を承知で尋ねたいのですが・・・白金貨そんなにすぐ集まるもんですか?」

「伯爵に絡まれたから殺して得たお金よ。」

「伯爵レベルの上位貴族殺すと国に追われても仕方が無いですよ?」

「知らないわよ、絡んできたら殺すただそれだけよ。
それに、平民を見下している貴族を対象に殺しているから、
平民に対して優しい貴族は絡んでこないし。」

「平民見下すのは確かに良くないことですが・・・」
「《威圧》発動。」大商人の娘リリーは膝ガクブルの涙目である。

「立場を弁えわきまえなさい。」
「失礼しました。」なんと綺麗なお辞儀だ。

「いいわよ、別に怒ってないし、ただ商売を続けていたいなら
私の言うことは、出来る範囲で従う事ね。リリーを気に入っているからね。」
「はい、出来る範囲で従います。」
「ご主人様、怖いですわ。」
「カッコイイです。」

「動きやすい防具を金貨5枚を2人分お願いするわ。さっさとしなさい」

「はい、直ぐに見繕ってみつくろってきます」
「ミーシャとミミ、貴方達は必死に生きなさい。
近々死ぬ可能性も少なくはないからね。」

「死ぬですか?それはなぜです?」「《不運》のユニークスキル持ちが2人居るからかな。」

「本当に申し訳ないです。」

「ご迷惑をおかけしますわ。」

「《不運》で死ななければ大丈夫で、むしろお金を稼ぐチャンスだからいいのよ。
《不運》はね《豪運》には勝てないのよ。私のユニークスキルは《豪運》。
《不運》より影響力があってね、レベル差や運の値が桁違いに違うから」

「ご主人様もユニークスキル持ちだったんですわね、
通りで《不運》のユニークスキルをものともしない態度だったんですわね。」

「他にはあるけど、まとめるとね、たかが、
ユニークスキル持ち数個で私が負けるわけがないというのが本音ね。」

「ユニークスキル持ち数個の私達ですら、物凄く価値があるのですが、
それより上の価値って国が黙ってなさそうな気がしませわ。」

「です。です。」

「お待たせいたしました。こちらが金貨5枚の防具ですね。試着なさいますか?」
「アイテムポーチ1人1つずつ、あげるから着替えはここに入れて、着替えてきなさい。」

「リリーは商売のお話しましょ。スキル玉について」

「そうですね。
スキル玉は高レベルダンジョンの宝箱にランダムであるそうです。
運の値が高ければ高いほどスキル玉が出やすいそうです。咲さんにはもってこいだと思います。」

「なるほど、高レベルダンジョンってどのくらい強いのかしら?」

「Lv20が4人パーティーで何とか勝てるらしいですよ」

ん?Lv20ってクソザコナメクジじゃん。
これ、スキル玉乱獲しまくって、奴隷をめっちゃ強くしたらいいだけだね。楽そう。

「そうなのね、余裕かもしれないわね。自分より格上と相手したのって、
小さな町のゴブリンぐらいかな。正確に言えば1vs1だとないわね。」

そろそろLv爆上げしとこうかな。それに奴隷も増やさないとだし。

「着替えたです。」

「着替えましたわ。」

「さっきよりマシにはなったわね、それじゃあ実力確認したいから、ギルドに行くわよ。」

「はい、です。」

「久しぶりに戦えますわ。」

私の生業なりわいは、人を殺すこと
だから強くならなくちゃね。

リリーのお店に用がなくなった咲は
ギルドに殴り込みに行くのであった。



生業なりわい
生活を立てるための仕事。家業。職業。
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