家を訪ねて三千里

Lam

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47.出発だよ!

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朝です。ハッキリ言って早朝です。
眠いです…
寝る子は育つのでもっと眠らせて欲しいです。
まだ暗いうちに起こされてボーっとしている間に顔を拭かれて着替えさせられました。
今日は旅装ですが、帝国に入るための検問とかあるかもしれないので、私とお兄ちゃんとマギーさん達ハルツナー家は貴族の旅装をしています。
護衛の皆さんは、男性5人は御者のお仕着せを着て残りの6人は銀○伝の軍服擬きで統一女性4人はメイド服で統一しています。
ちなみになぜ御者が5人かといえば、獣人さん用に作った馬車をアイテムボックスに収納して馬車が5台になったからです。
だって獣人さん達は、護衛と御者とメイドになったら誰も馬車に乗らないので、馬車を収納してしまいました。お馬さんも1頭は残るのですが、控えと言う事で私達の馬車だけ2頭立てにしています。



そして、宿を出て新しい領民さん達を迎えに行きます。皆さんだいたいは近所に住んでいるので、一度で迎えに行けるのが良いですわー!
もちろん昨日のうちに箱は届けて大事なものだけ入れておくように言ってありますし、洋服は支給するので朝に着替えを持っていくと伝えてあります。
それで、作ったのは男性は家政のお仕着せ女性はメイド服です。子供は普通の服ではありますが、色を統一して制服っぽくしています。冒険者の4人は冒険者っぽい服で皮の装備ですが一級品を身につけてもらいました。みんなの服や装備はベルちゃんの作ったものです。各自のお家に迎えに行った場所で渡して着替えてもらってます。その時にゲルに入れる認証用のアンクレットも渡して装着してもらいました。
ここまでで約2時間。
もう辺りは日が昇って明るくなって来ています。
そして、朝一番で金貸しの店に寄り借金の返済と借用書をもらって手続き…ここでまた1時間。



今度こそ帝国に向かいます。



何でしょう…
この残念感?と言うのでしょうか、帝国への入国検査ですが、あっさり終わりました!
入り口で、身分証見せたら『はい、どうぞ』みたいな感じで、馬車の中を改めるとか人数数えるとか全くしないでスルーです。
マジで『え?何ですかこれ?』ってくらい簡単でした。
何か今までの苦労とか頑張って作った設定とか…遣る瀬無い気分です。


ま、通れたのでこのままグイグイ行きますよー!!
とにかく、第1野営地…誰もいない場所を目指してゴーゴーゴー!!です。


が、道が混んでいてなかなか前に進みません!
流石、帝国の大街道ですね~商人やその護衛だったり冒険者の一行だったり、荷車を牽く農民っぽい人達や普通の旅人とか色々ですね。
これは今夜の野営は公営地になる可能性大かしら?
なので、今日はゲルの初公開&初キャンプではないでしょうか?
うーん!テンションが上がるわー!




ーーーーーーーーーー





公営地に着きました!
まだ早い時間なので、私達しかいません。
公営地の降り口には受付?と言うのでしょうか…警備の人がいて、そこで料金を払って中に入ります。
まるで、有料キャンプ場のようです。
かなりの広さの広場ですが、私達のゲルが幅を取るのは確実なので、使用したい土地の広さを告げてお金を払います。
水場の近くがいいか聞かれましたが、私達には魔道具があるので、水場の近くを断り水場から離れた不人気な場所にゲルを建てました。もちろん魔道具と化したゲルなので、あっという間に出来上がりです。
ゲルを建てるのは、護衛さん達にお任せしていますが、パパッと出来てしまったので、新規加入の皆さんはあっけに取られて見ていました!
錬金術で作る時に、前世の手を離したらパッと開くテントを真似たのですが、上手くいきましたね!!
そして、この周りをベルちゃん特製の簡易結界で取り囲みます。
新規加入の皆さんには、ここで今朝装着したアンクレットが結界の出入りができる鍵になるので、お風呂に入る時も外さないように、また他人には見せないように説明します。
そして、護衛さんには周囲の警戒を頼んで残りの人達は領民さん用の食堂ゲルに集まります。
まずは、今後の話しを…と言って集めましたが、目的は病気と怪我の治療です。


「ここで、皆さんの治療をします」


お兄ちゃん抱っこされていた私が、地面におろしてもらってそう言ったら、皆さん微妙な顔をしました。
まぁ、分かりますよその気持ち…こんな幼女に言われても困惑しかないですよね?
なので、お兄ちゃんが説明します。

「ウチに魔法医がいると言ってただろう?あれはこのベルの事なんだ、あの場では詳しい話をしなかったのは、ベルの特殊性のせいなんだ。ベルはほとんどの病気や怪我を治せる…そう足がなくても手がなくても失明していても完治出来るんだ。まずは1人ずつ治して行くので、連れて来てくれ!」

「「「「「「「「「「「「………」」」」」」」」」」」」

まあ、みんな唖然だよね!
でもその中で、18歳で右足に奇形のあるラングが出て来て期待のこもった表情で聞いてくる。

「お、俺の足も治せますか?」

「任せて!ただし治療する時に起きていると痛みがあると思うので、30分だけ寝てもらうけどいい?」

「はい!治るのなら構いません!!」

「じゃあここに寝てね?いくよ!!」

『<詳細鑑定>全身の<MRI>、<麻酔>30分、右足の<コピー反転>左足に反映<骨の異常部位の変換及び是正>全身の<ヒール>筋肉・骨・内臓の整復及び調整』

「「「「「「「「「「「「おおおおーー!」」」」」」」」」」」」

1人目の治療終了後、ミラちゃんのお母さんの怪我の治療・8歳の男の子の左足の欠損の治療・12歳の女の子の右目の失明の治療と次々に治療終了しましたが、大変だったのは木彫りのお爺さんの娘さんの治療と石屋のおじさんの奥さんの治療でした。2人とも似たような症状でしたが、違う植物由来の毒に侵されていた。
これ…どちらも染物とかの染料が原因かな?とにかく<解毒>と肝機能障害の治療をしました。そして寝たきりだった木彫りのお爺さんの娘は神経毒にも侵されていたのでそちらも治療…ここまでが重症者
他の人たちは、大なり小なり内臓障害や軽い怪我や病気があったので、エリアヒールでサクッと治して終了です。
うーん流石に疲れたーー!!
後は、お兄ちゃんに任せてベルちゃんは一度休みます!
ただ、別のゲルには行けないので、ここのゲルの隅にベットを出して寝ます!
お兄ちゃん、ごめんね?後始末よろしく!!







ーーーーーーーーーー

今回、作者は脂肪…じゃなくて死亡 (/ _ ; )

なぜ!書きながら中座して続きを書こうとしたら文章が消えている!?
今回半分以上書いたのが消えて…を2回くらいやって撃沈
_| ̄|○ ←こんな感じで、モチベーション下がりました…
とりあえず、消えないうちにアップしてみた…



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