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第二章
第45話
宿の一室に戻っても、誰も口を開くことなく、重い沈黙が部屋を支配していた。
窓の外では、リグラの街が何事もなかったかのように夜の喧騒に包まれている。だが、私たちの脳裏には、恐怖に歪んだ鍛冶屋の顔と、ねじ曲がった鉄塊、そして壁に残された無数の傷跡が生々しく焼き付いていた。
「……ジャック・ベレッタ」
沈黙を破ったのは、アンリだった。彼はテーブルの中央に広げた地図の上に、震える手で書き留めたメモを置く。その羊皮紙には、インクが滲むほどの力で、その男の名前が記されていた。
「鍛冶屋の主人が最後に口にした名前……。これが、我々が掴んだ現在の唯一の手がかりです」
アンリは、レオとフィンに向き直った。
「二人にお願いしたいです。港の酒場内での調査中にこの男の名前を聞いた覚えはありませんか? どんな些細なことでもいいのです」
レオは懸命に記憶を探るように首を捻ったが、やがて力なく横に振った。一方、フィンは腕を組み、何かを思い出すように「うーん」と唸っている。
「いや、その名前は直接は聞かなかった……だけど……そういや、船乗りたちが『港のカラス』なんて呼んでる奴がいるって話はしてたっす。『港で揉め事が起きても、衛兵は見て見ぬふりをする。だが、そいつに金を積んで話を通せば、どんな厄介事も一晩で片が付く』と。あるいは、そいつのことかもしれないっす」
「港のカラス……」
アンリがその名を反芻する。
「なるほど。鍛冶屋の話と繋がりますね。表の権力が機能していないこの街で、裏から実権を握っている人物……。我々が会うべき相手は、間違いなく彼でしょう」
きっと、私たちが相手にしようとしているのは、単なる商会長ではない。
この街の、影の王のような存在なのだ。ヴァルトは、壁に立てかけた大盾のそばで、黙って私たちの会話を聞いている。その表情は窺えないが、全身から放たれる緊張感が、その男の危険度を物語っていた。
*
*
*
翌朝、私たちは港へと向かった。昨日までの陰鬱な裏通りとは違い、港は活気に満ち溢れていた。
屈強な船乗りたちの怒声、荷を運ぶ滑車の軋む音、そして様々な訛りが入り混じった喧騒。
賑やかな大通りを歩いていくとその中心に、ひときわ大きく、そしてモダンな石造りの建物がそびえ立っていた。
『ベレッタ商会』
商会の名が刻まれた金のプレートが、朝日を浴びて鈍く輝いている。
私たちが意を決して扉を開けると、上等な装いの老執事が、完璧な礼儀作法で私たちを迎えた。ヴァルトが彼を見て、私にだけ聞こえる声で「全く隙がない」と呟く。
そして、全く昨日までの住民たちのあからさまな拒絶とは違う。しかし、透明で全く見えない、もっと分厚く、冷たい壁がそこにはあった。
「――そのようなわけで、我々はノルデン聖王国より派遣された調査団です。ぜひ一度、代表のジャック・ベレッタ氏にお目通りを願いたい」
アンリがこれ以上ないほど丁寧に私たちの身分と目的を説明する。
老執事――カインと名乗った彼は、アンリの言葉を最後まで遮ることなく聞くと、申し訳なさそうな、しかし一切の感情を映さない瞳で、深く頭を下げた。
「誠に申し訳ございませんが、若様は多忙を極めております。アポイントのないお客様とお会いする時間は、あいにくと取ることができませんでして……。お話は、この私が責任をもって若様にはお伝えいたしますので」
「そこを何とかお願いしたい。我々は皇帝陛下の勅命も受けております。これは、リグラの街の危機に関わる、緊急の要件です」
アンリが食い下がるが、カインの完璧な微笑みは崩れない。
「皇帝陛下の勅命であれば、なおのこと、まず自治領の政庁を通されるのが筋かと存じます。我々はただ一介の商会でございますので。大変恐縮ではございますが、お力にはなれないかと。お引き取りくださいませ」
正論でしかなかった。
アンリの言葉をすべて丁寧に受け止めながら、その実、すべてを柳に風と受け流していく。
結局、私たちは何も得られないまま、彼に背中を見送られるしかなかった。重い扉が閉まる音は、まるで「何も教えることはない」という宣告のように響いた。
宿への帰り道は、誰もが口を閉ざしていた。行きに通った時とはまるで違い、港の活気や潮風の匂い、船乗りたちの陽気な声さえもが、私たちの無力さを嘲笑っているように感じられる。
私は、少し前を歩くアンリの背中を見つめた。
(アンリ……)
いつもは真っ直ぐに伸びているその背中が、今日だけは少しだけ、小さく見える。彼が一番、この敗北を悔しがっているに違いなかった。
これまで対峙してきた、剥き出しの敵意や、分かりやすい絶望とは違う。決して壊すことのできない、透明で分厚い壁。この街の支配者たる男の力を痛感させられた。
*
*
*
「くそっ、どうすりゃいいんだよ!」
宿に戻るなり、フィンが壁を殴りつけた。
「教会も役場もダメ、情報屋の親玉には門前払い。八方塞がりじゃねえか!」
彼の苛立ちは、もっともだった。この二日間、私たちはほとんど何の成果も得られていない。レオも、さすがにいつもの明るさはなく、唇を引き結んで俯いている。
「……こうなったら、少し強引にでも……注意を引くしかありませんかね」
レオが顔を上げ、悔しそうに言った。
「例えば、僕の氷魔法で、あの商会の扉を凍らせてみるとか……」
「馬鹿野郎!」
すかさず、フィンがレオの頭を小突いた。
「それが、この街で一番やっちゃいけねえことだろうが!街を牛耳る男に、こっちから喧嘩を売ってどうすんだ!少しは頭を使え!」
「だ、だって、このままじゃ何も進まないじゃないですか!」
「だからって、やり方があるだろうが!」
レオが意外にも脳筋であることに驚きつつ、二人の言い合いを、私は黙って見ていた。ヴァルトが低い声で「やめろ」と制する。その通りだった。仲間内で言い争ってる場合じゃない。でも、どうすれば……。重苦しい沈黙が、再び部屋を支配した。
――コンコン
控えめに扉がノックされたのはそんな時だった。ベルが応対に出ると、宿の少年従業員が、おずおずと一枚の羊皮紙を差し出した。
「あの……先程、背の高い男性から、そこの女性のお客様にと――」
「受取ります」
アンリがすぐに羊皮紙を受け取り、警戒しながらその封を解く。中には、まるで貴族が書いたかのように、流麗で美しい筆跡の文章が記されていた。
『今宵、月が一番高くなる頃、第七倉庫にてお待ちしております。――J』
「Jって……ジャック・ベレッタ!」
レオが声を上げる。
間違いない。彼はそろそろ困った私たちが彼の元を訪れることを、最初から知っていたのだ。そして、正面からの接触をあえて拒絶し、こうして裏からの招待状を送ってきた。
「……罠、かもしれねえ」
フィンが、低い声で警戒する。
「ええ、その可能性もあるかと思います」とアンリも難しい顔をしながら同意した。
「ですが、彼が我々に興味を持ったことだけは確かです。これは、我々の利用価値を見極めるための、品定めなのだと思います」
罠かもしれない。危険な賭けだ。
だが、八方塞がりの私たちにとって、その招待状は、闇の中に垂らされた一本の蜘蛛の糸でもあった。
私は、羊皮紙を強く握りしめた。
「……行こう」
ただ、私にはこの賭けに乗らないという道はなかった。それは全く根拠のないものではあったが、ここで彼と会うことが何かを変えるきっかけになるだろうという確信めいたものだった。
リグラでの本当の戦いは、ここから始まろうとしていた。
窓の外では、リグラの街が何事もなかったかのように夜の喧騒に包まれている。だが、私たちの脳裏には、恐怖に歪んだ鍛冶屋の顔と、ねじ曲がった鉄塊、そして壁に残された無数の傷跡が生々しく焼き付いていた。
「……ジャック・ベレッタ」
沈黙を破ったのは、アンリだった。彼はテーブルの中央に広げた地図の上に、震える手で書き留めたメモを置く。その羊皮紙には、インクが滲むほどの力で、その男の名前が記されていた。
「鍛冶屋の主人が最後に口にした名前……。これが、我々が掴んだ現在の唯一の手がかりです」
アンリは、レオとフィンに向き直った。
「二人にお願いしたいです。港の酒場内での調査中にこの男の名前を聞いた覚えはありませんか? どんな些細なことでもいいのです」
レオは懸命に記憶を探るように首を捻ったが、やがて力なく横に振った。一方、フィンは腕を組み、何かを思い出すように「うーん」と唸っている。
「いや、その名前は直接は聞かなかった……だけど……そういや、船乗りたちが『港のカラス』なんて呼んでる奴がいるって話はしてたっす。『港で揉め事が起きても、衛兵は見て見ぬふりをする。だが、そいつに金を積んで話を通せば、どんな厄介事も一晩で片が付く』と。あるいは、そいつのことかもしれないっす」
「港のカラス……」
アンリがその名を反芻する。
「なるほど。鍛冶屋の話と繋がりますね。表の権力が機能していないこの街で、裏から実権を握っている人物……。我々が会うべき相手は、間違いなく彼でしょう」
きっと、私たちが相手にしようとしているのは、単なる商会長ではない。
この街の、影の王のような存在なのだ。ヴァルトは、壁に立てかけた大盾のそばで、黙って私たちの会話を聞いている。その表情は窺えないが、全身から放たれる緊張感が、その男の危険度を物語っていた。
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翌朝、私たちは港へと向かった。昨日までの陰鬱な裏通りとは違い、港は活気に満ち溢れていた。
屈強な船乗りたちの怒声、荷を運ぶ滑車の軋む音、そして様々な訛りが入り混じった喧騒。
賑やかな大通りを歩いていくとその中心に、ひときわ大きく、そしてモダンな石造りの建物がそびえ立っていた。
『ベレッタ商会』
商会の名が刻まれた金のプレートが、朝日を浴びて鈍く輝いている。
私たちが意を決して扉を開けると、上等な装いの老執事が、完璧な礼儀作法で私たちを迎えた。ヴァルトが彼を見て、私にだけ聞こえる声で「全く隙がない」と呟く。
そして、全く昨日までの住民たちのあからさまな拒絶とは違う。しかし、透明で全く見えない、もっと分厚く、冷たい壁がそこにはあった。
「――そのようなわけで、我々はノルデン聖王国より派遣された調査団です。ぜひ一度、代表のジャック・ベレッタ氏にお目通りを願いたい」
アンリがこれ以上ないほど丁寧に私たちの身分と目的を説明する。
老執事――カインと名乗った彼は、アンリの言葉を最後まで遮ることなく聞くと、申し訳なさそうな、しかし一切の感情を映さない瞳で、深く頭を下げた。
「誠に申し訳ございませんが、若様は多忙を極めております。アポイントのないお客様とお会いする時間は、あいにくと取ることができませんでして……。お話は、この私が責任をもって若様にはお伝えいたしますので」
「そこを何とかお願いしたい。我々は皇帝陛下の勅命も受けております。これは、リグラの街の危機に関わる、緊急の要件です」
アンリが食い下がるが、カインの完璧な微笑みは崩れない。
「皇帝陛下の勅命であれば、なおのこと、まず自治領の政庁を通されるのが筋かと存じます。我々はただ一介の商会でございますので。大変恐縮ではございますが、お力にはなれないかと。お引き取りくださいませ」
正論でしかなかった。
アンリの言葉をすべて丁寧に受け止めながら、その実、すべてを柳に風と受け流していく。
結局、私たちは何も得られないまま、彼に背中を見送られるしかなかった。重い扉が閉まる音は、まるで「何も教えることはない」という宣告のように響いた。
宿への帰り道は、誰もが口を閉ざしていた。行きに通った時とはまるで違い、港の活気や潮風の匂い、船乗りたちの陽気な声さえもが、私たちの無力さを嘲笑っているように感じられる。
私は、少し前を歩くアンリの背中を見つめた。
(アンリ……)
いつもは真っ直ぐに伸びているその背中が、今日だけは少しだけ、小さく見える。彼が一番、この敗北を悔しがっているに違いなかった。
これまで対峙してきた、剥き出しの敵意や、分かりやすい絶望とは違う。決して壊すことのできない、透明で分厚い壁。この街の支配者たる男の力を痛感させられた。
*
*
*
「くそっ、どうすりゃいいんだよ!」
宿に戻るなり、フィンが壁を殴りつけた。
「教会も役場もダメ、情報屋の親玉には門前払い。八方塞がりじゃねえか!」
彼の苛立ちは、もっともだった。この二日間、私たちはほとんど何の成果も得られていない。レオも、さすがにいつもの明るさはなく、唇を引き結んで俯いている。
「……こうなったら、少し強引にでも……注意を引くしかありませんかね」
レオが顔を上げ、悔しそうに言った。
「例えば、僕の氷魔法で、あの商会の扉を凍らせてみるとか……」
「馬鹿野郎!」
すかさず、フィンがレオの頭を小突いた。
「それが、この街で一番やっちゃいけねえことだろうが!街を牛耳る男に、こっちから喧嘩を売ってどうすんだ!少しは頭を使え!」
「だ、だって、このままじゃ何も進まないじゃないですか!」
「だからって、やり方があるだろうが!」
レオが意外にも脳筋であることに驚きつつ、二人の言い合いを、私は黙って見ていた。ヴァルトが低い声で「やめろ」と制する。その通りだった。仲間内で言い争ってる場合じゃない。でも、どうすれば……。重苦しい沈黙が、再び部屋を支配した。
――コンコン
控えめに扉がノックされたのはそんな時だった。ベルが応対に出ると、宿の少年従業員が、おずおずと一枚の羊皮紙を差し出した。
「あの……先程、背の高い男性から、そこの女性のお客様にと――」
「受取ります」
アンリがすぐに羊皮紙を受け取り、警戒しながらその封を解く。中には、まるで貴族が書いたかのように、流麗で美しい筆跡の文章が記されていた。
『今宵、月が一番高くなる頃、第七倉庫にてお待ちしております。――J』
「Jって……ジャック・ベレッタ!」
レオが声を上げる。
間違いない。彼はそろそろ困った私たちが彼の元を訪れることを、最初から知っていたのだ。そして、正面からの接触をあえて拒絶し、こうして裏からの招待状を送ってきた。
「……罠、かもしれねえ」
フィンが、低い声で警戒する。
「ええ、その可能性もあるかと思います」とアンリも難しい顔をしながら同意した。
「ですが、彼が我々に興味を持ったことだけは確かです。これは、我々の利用価値を見極めるための、品定めなのだと思います」
罠かもしれない。危険な賭けだ。
だが、八方塞がりの私たちにとって、その招待状は、闇の中に垂らされた一本の蜘蛛の糸でもあった。
私は、羊皮紙を強く握りしめた。
「……行こう」
ただ、私にはこの賭けに乗らないという道はなかった。それは全く根拠のないものではあったが、ここで彼と会うことが何かを変えるきっかけになるだろうという確信めいたものだった。
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