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冒険者らしく①
あれから3日後。
「はい、おしまい。頑張ったねバテアちゃん」
毎日スラム街の孤児院に通っている。
そしてやっとバテアちゃんの治療が終わった。
かわいい顔や、くりっとした茶色の目もかわいか。髪や睫毛、眉はその内生え揃うと、父の鑑定に出た。
「ああ、ああ、良かったね、バテア、ああ、ミズサワさんありがとうございます」
マーヤさんは半泣きだ。
バテアちゃんは私から渡された鏡を見て、しばらく呆然としたが、自分の顔をしきりに触り、やっと納得。
輝くような笑顔が浮かぶ。
「おばちゃんっ、ありがとうっ」
ぐさっ、かわいかけん、許そうっ。
きゅう、と抱きついてくるので、きゅう、と抱き締める。ああ、これでバテアちゃんの人生が好転しますように。薬の神様、ありがとうございます。
よし、今日はたくさんお供えだ。
もへじ生活の毛糸の帽子を被って、他の子供達と遊ぶために外に駆け出していく。
「本当にありがとうございます。バテアはあの火傷のせいで、部屋に閉じ籠ってばかりでした。でも、火傷が少しずつ治って、他の子供達とも遊べるようになりました。本当にありがとうございます」
「すべてビアンカとルージュのおかげですから。見守ってくれた神様のおかげですから。あのこの薬はご内密に」
「それはもちろん」
最上級エリクサーは半分ちょっとになっている。これは晃太のアイテムボックスに納められることになる。
再来週には引っ越し先が修繕終了し、引っ越しすると。皆楽しみのようだ。
父が引っ越し先の家を確認に行ったが、やはり足りない物が多く、必要な物のサイズを測り、設置予定にしてある。
次のクラベルとの依頼までの間、あちこち買い物に回った。
まずは風呂とトイレだけは大至急で設置。汚水を浄化する魔道具も設置。台所に関しては、薪を使用した物になる。魔道具は魔石が必要だからね、常に手に入れられる状況になれば、台所にも設置予定だ。教会併設の孤児院の場合は、教会の戦闘部隊が定期的に冷蔵庫ダンジョンで訓練するため、手に入る。初めは教会に戦闘部隊?って、思ったけど、文武両道が当たり前だそうで。戦闘が苦手な人達は、サポートや事務処理をしていると。
なので、私は新しく引っ越し先に必要な魔石の確保。次に暖炉や薪ストーブの為に薪の確保。レッツダンジョンだ。風呂とトイレ、浄化の魔道具はまとめて購入したので、通常付く魔石以外にも、おまけにいくつか魔石をもらえたから良かった。父の鑑定なら2ヶ月は持つと。薪もあらかじめある程度購入してある。
高い買い物だったけど、ビアンカとルージュのおかげで、懐は常に常夏だからね。
それから、色々お世話になったギルドやハルスフォン様へのお礼なんだけど、どうしたものか、と悩んでいる。
ダストン様もセザール様も忙しいそうだから、改めてお礼言えてないし。どうしたものか。
明日から再び晃太のスキルアップの為の依頼が始まる。私達はギルドに来ていた。
ダーウィンさんに好評だったブドウの風のワインを持っていった。赤白5本ずつ。勿論、考えて呑んでもらうように言ったけどね。
「何かあれば、儂が力になるからのうお嬢さん」
そう言ってワイン片手に私の手を握り締めた。そんなに美味しいのかなこれ? 私はワインはよく分からないけど。
それから、動いてくれたリティアさんに、ハンドクリームをもへじ生活で手に入れて、ハーバリウムの容器に移し替えて、リボンでラッピングして渡した。喜んでもらえて良かった。お世話になっているから、本当はもっと色々渡した方がいいんだろうけど、リティアさんにも好みがあるからね。
後、思い付くのは。
「リティアさん。私達に出来そうな依頼ってありませんか? ギルドにはお世話になっていますから、冒険者らしく、依頼をこなそうかなって思いまして。明日からの依頼が済んでからになりますが」
私の言葉に、リティアさんの目が獲物を狙うように見えたのは気のせい、きっと気のせい。
『この雌興奮しているのです』
『嫌だわ、深そうよ』
気のせい、きっと気のせい。
「ありがとうございますミズサワ様。実は高ランクのドロップ品納品依頼が殺到しておりまして」
なんでも、私達が調査で入って得たドロップ品が大好評で、依頼があちこちから来ていると。
「化粧品の原材料もギルドとしては欲しい所ですね。そして、バーザタイラントの………」
蛇、シャットアウト。
堆肥やサプリメントになるアサシンシャークのドロップ品、そして25階で出た木葉は果樹にいい堆肥になるため、ハルスフォン様からも依頼が。頑張って拾おう。
「シーサーペントの鱗や、フレアタートルの肉もです」
つまり、20階以上のドロップ品が対象ってことだ。
「では、あまり長くお待たせするわけにはいきませんから、2週間程上層階に行きます、あ、長いですか? もっと短く」
「大丈夫でございます。もっと長くても、あ、失礼しました」
『漏れたのです』
『漏れたわね』
本音がね。
『でも、私達は構わないのです』
『そうね、2か月くらいいいわ』
「恐ろしい事言わんで」
結局、3週間となる。
『『ダンジョンダンジョン』』
「もう、合唱せんで」
久しぶりの上層階で、ビアンカとルージュは上機嫌だ。
こちらも上機嫌のリティアさんに見送られ、ギルドを後にする。
パーティーハウスに戻り、花と仔達の熱烈歓迎を受ける。
父も既に帰宅しており、ルームを開けて、皆で入る。
「それで、また冷蔵庫ダンジョンに行くことになったけん」
「そうね。ハルスフォン様からも依頼があるならせないかんな」
「ビアンカ、ルージュ、お願いね」
『大丈夫なのです』
『私達が付いているわ』
「ブヒヒヒヒーンッ」
分かってますよ、置いてきぼりにせんからね。
さて、私はお地蔵様の前に移動。
神様にお供えだ、と決めてから、夕御飯時に聞いたがずっとお留守だった。朝はいつものように回収されるけどね。
「神様、いらっしゃいますか?」
いるぞー
あ、今日はいた。
「神様のおかげで、無事に火傷の子供達を救えましたありがとうございます」
お前が判断したことだ
「それでも、感謝しています。ささやかですか、お礼に夕御飯をいかがですか?」
いいのか? 頂いてばかりだが
「はい、是非受け取ってください」
なら、頂こう
「本日は神様何人いらっしゃいますか?」
あー、雨の女神とちびが7人
よし、ならば。
まずは、町の洋食みつよしから、オムライス・ビーフシチュー付き×5。I市特産サラダ×2。生ハムサラダ×2。シーフードグラタン×2。カキフライ×3。フライドチキン×3。フライドポテト×3。国産和牛のサーロインステーキ×3。本日の白身魚のソテー×3。ボロネーゼ×2。エビとキノコのクリームパスタ×2。オニオングラタンスープ×5。こんなものかな? あ、待てよ。
「時空神様、商いの神様と鍛冶の神様もいらっしゃいます?」
ん? ああ、いるぞー
足りない。
胃袋マジックバッグコンビがいるなら足りない。
父と晃太がせっせと神棚に上げて、皿が次々に空になる。母が皿を回収している。花はケージでひゃんひゃん、くんくん。
私は追加をタップ。
八陣で串の盛合せ×4、豆腐のサラダ×2。明太子入りだし巻き卵×4、エビチリ×4、キノコのピザ×3、ミートソースとポテトのピザ×3、アジフライ×3、天ぷら盛合せ×3、揚げ茄子×2、揚げ出し豆腐×2、焼きおにぎり×5。
よし、この前胃袋マジックバッグコンビが食べれなかった。うららのパンケーキを、と。ローストビーフ付き×2、チキンソテー付き×2、ジャーマンポテト付き×2。
こんなものかな?
「神様、どうぞ、お召し上がりください」
ありがとー。こら、ケンカするなー。まだ、あるんだからなー
大変そうだ。
さて、我々も異世界のメニューにした。
私はさくら庵の和風ハンバーグ定食、晃太はさくら庵の佐賀牛のステーキ丼、父はみつよしのチキンソテー・マスタードソース、母はみつよしの白身魚の香草焼きだ。追加で八陣の刺身の盛合せや明太子入りだし巻き卵、山芋の鉄板焼きをタップ。
ビアンカとルージュにはリクエストに答えながらタップタップ。
げふう。
神様、足りたかな?
すまんー、ちび達がー
うわーん、商いのが、卵食べたー
それ、俺の肉ー
びゃゃゃーっ
お芋、お芋さんっ、最後の食べたかったのにー
うえーん、薬のが、私の食べたー
阿鼻叫喚。
私はひたすらタップした。
ビアンカとルージュも、皿を咥えてアピール。
JOY-Pやさくら庵のデザートまでつけて、お会計、30万越しましたがな。
「はい、おしまい。頑張ったねバテアちゃん」
毎日スラム街の孤児院に通っている。
そしてやっとバテアちゃんの治療が終わった。
かわいい顔や、くりっとした茶色の目もかわいか。髪や睫毛、眉はその内生え揃うと、父の鑑定に出た。
「ああ、ああ、良かったね、バテア、ああ、ミズサワさんありがとうございます」
マーヤさんは半泣きだ。
バテアちゃんは私から渡された鏡を見て、しばらく呆然としたが、自分の顔をしきりに触り、やっと納得。
輝くような笑顔が浮かぶ。
「おばちゃんっ、ありがとうっ」
ぐさっ、かわいかけん、許そうっ。
きゅう、と抱きついてくるので、きゅう、と抱き締める。ああ、これでバテアちゃんの人生が好転しますように。薬の神様、ありがとうございます。
よし、今日はたくさんお供えだ。
もへじ生活の毛糸の帽子を被って、他の子供達と遊ぶために外に駆け出していく。
「本当にありがとうございます。バテアはあの火傷のせいで、部屋に閉じ籠ってばかりでした。でも、火傷が少しずつ治って、他の子供達とも遊べるようになりました。本当にありがとうございます」
「すべてビアンカとルージュのおかげですから。見守ってくれた神様のおかげですから。あのこの薬はご内密に」
「それはもちろん」
最上級エリクサーは半分ちょっとになっている。これは晃太のアイテムボックスに納められることになる。
再来週には引っ越し先が修繕終了し、引っ越しすると。皆楽しみのようだ。
父が引っ越し先の家を確認に行ったが、やはり足りない物が多く、必要な物のサイズを測り、設置予定にしてある。
次のクラベルとの依頼までの間、あちこち買い物に回った。
まずは風呂とトイレだけは大至急で設置。汚水を浄化する魔道具も設置。台所に関しては、薪を使用した物になる。魔道具は魔石が必要だからね、常に手に入れられる状況になれば、台所にも設置予定だ。教会併設の孤児院の場合は、教会の戦闘部隊が定期的に冷蔵庫ダンジョンで訓練するため、手に入る。初めは教会に戦闘部隊?って、思ったけど、文武両道が当たり前だそうで。戦闘が苦手な人達は、サポートや事務処理をしていると。
なので、私は新しく引っ越し先に必要な魔石の確保。次に暖炉や薪ストーブの為に薪の確保。レッツダンジョンだ。風呂とトイレ、浄化の魔道具はまとめて購入したので、通常付く魔石以外にも、おまけにいくつか魔石をもらえたから良かった。父の鑑定なら2ヶ月は持つと。薪もあらかじめある程度購入してある。
高い買い物だったけど、ビアンカとルージュのおかげで、懐は常に常夏だからね。
それから、色々お世話になったギルドやハルスフォン様へのお礼なんだけど、どうしたものか、と悩んでいる。
ダストン様もセザール様も忙しいそうだから、改めてお礼言えてないし。どうしたものか。
明日から再び晃太のスキルアップの為の依頼が始まる。私達はギルドに来ていた。
ダーウィンさんに好評だったブドウの風のワインを持っていった。赤白5本ずつ。勿論、考えて呑んでもらうように言ったけどね。
「何かあれば、儂が力になるからのうお嬢さん」
そう言ってワイン片手に私の手を握り締めた。そんなに美味しいのかなこれ? 私はワインはよく分からないけど。
それから、動いてくれたリティアさんに、ハンドクリームをもへじ生活で手に入れて、ハーバリウムの容器に移し替えて、リボンでラッピングして渡した。喜んでもらえて良かった。お世話になっているから、本当はもっと色々渡した方がいいんだろうけど、リティアさんにも好みがあるからね。
後、思い付くのは。
「リティアさん。私達に出来そうな依頼ってありませんか? ギルドにはお世話になっていますから、冒険者らしく、依頼をこなそうかなって思いまして。明日からの依頼が済んでからになりますが」
私の言葉に、リティアさんの目が獲物を狙うように見えたのは気のせい、きっと気のせい。
『この雌興奮しているのです』
『嫌だわ、深そうよ』
気のせい、きっと気のせい。
「ありがとうございますミズサワ様。実は高ランクのドロップ品納品依頼が殺到しておりまして」
なんでも、私達が調査で入って得たドロップ品が大好評で、依頼があちこちから来ていると。
「化粧品の原材料もギルドとしては欲しい所ですね。そして、バーザタイラントの………」
蛇、シャットアウト。
堆肥やサプリメントになるアサシンシャークのドロップ品、そして25階で出た木葉は果樹にいい堆肥になるため、ハルスフォン様からも依頼が。頑張って拾おう。
「シーサーペントの鱗や、フレアタートルの肉もです」
つまり、20階以上のドロップ品が対象ってことだ。
「では、あまり長くお待たせするわけにはいきませんから、2週間程上層階に行きます、あ、長いですか? もっと短く」
「大丈夫でございます。もっと長くても、あ、失礼しました」
『漏れたのです』
『漏れたわね』
本音がね。
『でも、私達は構わないのです』
『そうね、2か月くらいいいわ』
「恐ろしい事言わんで」
結局、3週間となる。
『『ダンジョンダンジョン』』
「もう、合唱せんで」
久しぶりの上層階で、ビアンカとルージュは上機嫌だ。
こちらも上機嫌のリティアさんに見送られ、ギルドを後にする。
パーティーハウスに戻り、花と仔達の熱烈歓迎を受ける。
父も既に帰宅しており、ルームを開けて、皆で入る。
「それで、また冷蔵庫ダンジョンに行くことになったけん」
「そうね。ハルスフォン様からも依頼があるならせないかんな」
「ビアンカ、ルージュ、お願いね」
『大丈夫なのです』
『私達が付いているわ』
「ブヒヒヒヒーンッ」
分かってますよ、置いてきぼりにせんからね。
さて、私はお地蔵様の前に移動。
神様にお供えだ、と決めてから、夕御飯時に聞いたがずっとお留守だった。朝はいつものように回収されるけどね。
「神様、いらっしゃいますか?」
いるぞー
あ、今日はいた。
「神様のおかげで、無事に火傷の子供達を救えましたありがとうございます」
お前が判断したことだ
「それでも、感謝しています。ささやかですか、お礼に夕御飯をいかがですか?」
いいのか? 頂いてばかりだが
「はい、是非受け取ってください」
なら、頂こう
「本日は神様何人いらっしゃいますか?」
あー、雨の女神とちびが7人
よし、ならば。
まずは、町の洋食みつよしから、オムライス・ビーフシチュー付き×5。I市特産サラダ×2。生ハムサラダ×2。シーフードグラタン×2。カキフライ×3。フライドチキン×3。フライドポテト×3。国産和牛のサーロインステーキ×3。本日の白身魚のソテー×3。ボロネーゼ×2。エビとキノコのクリームパスタ×2。オニオングラタンスープ×5。こんなものかな? あ、待てよ。
「時空神様、商いの神様と鍛冶の神様もいらっしゃいます?」
ん? ああ、いるぞー
足りない。
胃袋マジックバッグコンビがいるなら足りない。
父と晃太がせっせと神棚に上げて、皿が次々に空になる。母が皿を回収している。花はケージでひゃんひゃん、くんくん。
私は追加をタップ。
八陣で串の盛合せ×4、豆腐のサラダ×2。明太子入りだし巻き卵×4、エビチリ×4、キノコのピザ×3、ミートソースとポテトのピザ×3、アジフライ×3、天ぷら盛合せ×3、揚げ茄子×2、揚げ出し豆腐×2、焼きおにぎり×5。
よし、この前胃袋マジックバッグコンビが食べれなかった。うららのパンケーキを、と。ローストビーフ付き×2、チキンソテー付き×2、ジャーマンポテト付き×2。
こんなものかな?
「神様、どうぞ、お召し上がりください」
ありがとー。こら、ケンカするなー。まだ、あるんだからなー
大変そうだ。
さて、我々も異世界のメニューにした。
私はさくら庵の和風ハンバーグ定食、晃太はさくら庵の佐賀牛のステーキ丼、父はみつよしのチキンソテー・マスタードソース、母はみつよしの白身魚の香草焼きだ。追加で八陣の刺身の盛合せや明太子入りだし巻き卵、山芋の鉄板焼きをタップ。
ビアンカとルージュにはリクエストに答えながらタップタップ。
げふう。
神様、足りたかな?
すまんー、ちび達がー
うわーん、商いのが、卵食べたー
それ、俺の肉ー
びゃゃゃーっ
お芋、お芋さんっ、最後の食べたかったのにー
うえーん、薬のが、私の食べたー
阿鼻叫喚。
私はひたすらタップした。
ビアンカとルージュも、皿を咥えてアピール。
JOY-Pやさくら庵のデザートまでつけて、お会計、30万越しましたがな。
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