395 / 869
連載
帰宅しましょう①
しおりを挟む
「わふん、わふん、わふーん」
お兄さんが巨体でごねている。
私はエリアボスの間に、カルーラのパーティーハウスのサブ・ドアを、こちらに登録することになる。大丈夫だと思うけど、ホークさんが着いてきてくれた。晃太は帰るウルフ達に、お肉を持たせている。
警報器の説明をする。イシスとエリアボスとなった鼻水君と、補佐役のウルフ達に見せる。何かあれば、駆け付けられるしね。補佐役にはお兄さんはならないって。当人がめんどくさいようだし、下手に補佐役なんてして、ヤル気満々スイッチ入ってあのへいへいいくぜ行軍を頻回にやられたら、たまらないと。
警報器もお兄さんに教えたら、つんつんしそうだからと、教えない方向で。
試しにサブ・ドアを開けて見せると、補佐役のウルフ達が、一斉にへー、みたいな顔だ。
あの蜘蛛達がなんでここを襲ったか、よく分かってないけど、あんなことは異例なんだそうだ。
しばらく鼻水君と補佐役のウルフ達と、イシスが管理するエリアを回ると。
「それで1か月ね」
『ソウダ。終ワッタラ、コレヲ押ス』
嘴で警報器を示す。
サブ・ドアの説明してから、私達が戻ると、お兄さんが巨体をごねていた。
「どうしたん?」
呆れ返っているビアンカとルージュ。お母さんウルフの前で、ごねごねしているお兄さん。
『彼女が着いていくと聞いてこれなのです』
『嫌々、ですって』
子供か。まあ、奥さんとかわいか子供達と離れるのは嫌だね。単身赴任を嫌がるお父さんみたいなのかな? まあ、サブ・ドアあるから、適宜会えるけど。お兄さんの同行は、ビアンカとルージュが絶対に首を縦に降らない。
お兄さんは、転がったまま、私を見て、起き上がる。
バッと、私の前に飛び出す。ひーっ、デカイから迫力が半端ないッ。
ざっ、と私の前に飛び出すのはビアンカとルージュ。ホークさんは私を後ろに下げる。
「わおん、わおん、わおーんっ」
『ダメなのですっ』
『そうよっ、新しいエリアボスの力になりなさいっ』
『来たら、面倒臭さが倍増なのですっ』
『そうよっ』
ビアンカさんや、ルージュさんや、後半は心の声やないね? 口から出てるよ。大体分かるよ、付いていきたいんだろうけど、イシスが抜けて、お兄さんが抜けたら、ここらの防御力と言うか、そういうのが心配なんだけど。
「わおん、わおん、わおんわおんっ」
『だから、ダメなのですっ』
『諦めなさいっ』
ビアンカとルージュの説得が続く。お母さんウルフと赤ちゃん達と離れたくないんやね。赤ちゃん達、かわいかしね。お父さんだしねえ。
なんて、思っていると、お兄さんの顔に、ぴーん、と閃いた感じの表情が。
くるり、と背中を地面につけて、へっへっ言って私を見上げる。うん、まさにデカイ元気や。いいのかね? お腹出して? わああ、でも、かわいかあ。おっきなワンコ、違うウルフが、甘える様に尻尾バタバタさせて見上げる姿。あー、飛び込みたい、あのもふもふにー。
『おいっ』
ん? ちょっとハスキーな男性の声。
『おいっ、そこの雌っ』
おおおおっ、お兄さんの声やーっ。感激っ。
『我の毛並みは素晴らしいのだっ、存分にもふもふするのだっ、わーはっはっはーっ』
「ありがとうございますっ」
私は恥をかなぐり捨ててカエルのようにジャンプ。ぼふうっ、と埋まる。
……………………………………くっさあぁぁぁぁッ。そして、べたべたッ。絡まってるし、玉になっている。こりゃいかん、チーズクリームに直行やっ。綺麗になれば、きっとすごかもふもふになるはずっ。
てってれってー
【フォレストガーディアンウルフ 水澤優衣の従魔になりました】
「あ」
思わず出た私の呟きにビアンカとルージュは察知。
『『ユイーッ』』
悲鳴をあげている。
『わーはっはっはーっ。これで愛し伴侶と我が子達と行けるぞっ。妹達よ、この兄が守ってやるからなっ』
立ち上がり、高速で頬擦りするお兄さん。
『うるさいのですっ』
『間に合ってるわよっ』
パンチ、パンチ。
『そんなに嬉しいのだなっ、うむうむういやつよっ』
わーはっはっはーっ。
「え、お兄さん、話聞かないタイプ?」
何となく気がついていたけど。
『くぅっ、そうなのですっ』
『たまに察知力が異常な時があるけどね』
がっくり肩を落とすビアンカとルージュ。
『我は、お前と契約したのだ。連れていくよな? ん? そうだよな? ん? ん?』
お兄さんが私に迫る。いや、確かに契約したけど、私の意思反映してない気がするけど。チーズクリームに、なんて思ったのがいけなかったのかな?
『ユイ、連れていくのですか~?』
『ここに置いていきましょう~、必要時に、ルーム経由すればいいわ~』
なんてご都合な。迫るお兄さんにビアンカとルージュがパンチを連発して、離そうとしている。
『……………………我は伴侶と我が子達と離れたくないのだ。ぐすんっ』
きゅーん。あんなにデカイウルフが、お目目うるうるさせて、私に訴えかける。ずきゅん。陥落。
「分かった、行こうかね」
『やったのだっ』
『『ユイーッ』』
「ただし」
はしゃぐお兄さんと、ひーん、と悲鳴を上げるビアンカとルージュ。
「ビアンカとルージュが、従魔としては先輩なので、指示に従うこと。2人が嫌がる過剰なスキンシップは控えること」
『うっ、それはまあ』
「着いてくる以上、私や私の家族の指示に従うこと。鷹の目の皆さんに、危害を加えないこと」
『う、うむ』
「それから………………」
『まだあるのかっ』
「守れないなら、置いていきます。お兄さんの主人は誰ですか?」
「く、くうーん………………」
細かく指示を出すが、覚えられないと。一番大事なのは、街中の過ごし方だ。絶対に人に手を出さない、私達が提供する食事以外は街中では食べない、ものは壊さない、むやみに唸らないを繰り返す。
改めて両親と花を紹介すると、花は相変わらずぷるぷる。父は、わーっはっはっはーっなお兄さんに唖然。ただ、母にだけは、
「きゅーん」
と、すかさずお腹を出して甘えてる。
「あらあら、なつっこいね~」
『お母さんっ、騙されてはいけないのですっ』
『ちっ、勘だけはいいんだからっ』
どうやらご飯をくれる人と、直ぐに察知したようす。
さあ、名前ばどうするかな? いかん、今日は神様がいらっしゃる予定なんやった。まずは、シャンプーやな。あ、まずイシスに神様との接見、お兄さんが抜けても大丈夫か確認せんと。
シャンプー、いくらかかるやろう?
お兄さんが巨体でごねている。
私はエリアボスの間に、カルーラのパーティーハウスのサブ・ドアを、こちらに登録することになる。大丈夫だと思うけど、ホークさんが着いてきてくれた。晃太は帰るウルフ達に、お肉を持たせている。
警報器の説明をする。イシスとエリアボスとなった鼻水君と、補佐役のウルフ達に見せる。何かあれば、駆け付けられるしね。補佐役にはお兄さんはならないって。当人がめんどくさいようだし、下手に補佐役なんてして、ヤル気満々スイッチ入ってあのへいへいいくぜ行軍を頻回にやられたら、たまらないと。
警報器もお兄さんに教えたら、つんつんしそうだからと、教えない方向で。
試しにサブ・ドアを開けて見せると、補佐役のウルフ達が、一斉にへー、みたいな顔だ。
あの蜘蛛達がなんでここを襲ったか、よく分かってないけど、あんなことは異例なんだそうだ。
しばらく鼻水君と補佐役のウルフ達と、イシスが管理するエリアを回ると。
「それで1か月ね」
『ソウダ。終ワッタラ、コレヲ押ス』
嘴で警報器を示す。
サブ・ドアの説明してから、私達が戻ると、お兄さんが巨体をごねていた。
「どうしたん?」
呆れ返っているビアンカとルージュ。お母さんウルフの前で、ごねごねしているお兄さん。
『彼女が着いていくと聞いてこれなのです』
『嫌々、ですって』
子供か。まあ、奥さんとかわいか子供達と離れるのは嫌だね。単身赴任を嫌がるお父さんみたいなのかな? まあ、サブ・ドアあるから、適宜会えるけど。お兄さんの同行は、ビアンカとルージュが絶対に首を縦に降らない。
お兄さんは、転がったまま、私を見て、起き上がる。
バッと、私の前に飛び出す。ひーっ、デカイから迫力が半端ないッ。
ざっ、と私の前に飛び出すのはビアンカとルージュ。ホークさんは私を後ろに下げる。
「わおん、わおん、わおーんっ」
『ダメなのですっ』
『そうよっ、新しいエリアボスの力になりなさいっ』
『来たら、面倒臭さが倍増なのですっ』
『そうよっ』
ビアンカさんや、ルージュさんや、後半は心の声やないね? 口から出てるよ。大体分かるよ、付いていきたいんだろうけど、イシスが抜けて、お兄さんが抜けたら、ここらの防御力と言うか、そういうのが心配なんだけど。
「わおん、わおん、わおんわおんっ」
『だから、ダメなのですっ』
『諦めなさいっ』
ビアンカとルージュの説得が続く。お母さんウルフと赤ちゃん達と離れたくないんやね。赤ちゃん達、かわいかしね。お父さんだしねえ。
なんて、思っていると、お兄さんの顔に、ぴーん、と閃いた感じの表情が。
くるり、と背中を地面につけて、へっへっ言って私を見上げる。うん、まさにデカイ元気や。いいのかね? お腹出して? わああ、でも、かわいかあ。おっきなワンコ、違うウルフが、甘える様に尻尾バタバタさせて見上げる姿。あー、飛び込みたい、あのもふもふにー。
『おいっ』
ん? ちょっとハスキーな男性の声。
『おいっ、そこの雌っ』
おおおおっ、お兄さんの声やーっ。感激っ。
『我の毛並みは素晴らしいのだっ、存分にもふもふするのだっ、わーはっはっはーっ』
「ありがとうございますっ」
私は恥をかなぐり捨ててカエルのようにジャンプ。ぼふうっ、と埋まる。
……………………………………くっさあぁぁぁぁッ。そして、べたべたッ。絡まってるし、玉になっている。こりゃいかん、チーズクリームに直行やっ。綺麗になれば、きっとすごかもふもふになるはずっ。
てってれってー
【フォレストガーディアンウルフ 水澤優衣の従魔になりました】
「あ」
思わず出た私の呟きにビアンカとルージュは察知。
『『ユイーッ』』
悲鳴をあげている。
『わーはっはっはーっ。これで愛し伴侶と我が子達と行けるぞっ。妹達よ、この兄が守ってやるからなっ』
立ち上がり、高速で頬擦りするお兄さん。
『うるさいのですっ』
『間に合ってるわよっ』
パンチ、パンチ。
『そんなに嬉しいのだなっ、うむうむういやつよっ』
わーはっはっはーっ。
「え、お兄さん、話聞かないタイプ?」
何となく気がついていたけど。
『くぅっ、そうなのですっ』
『たまに察知力が異常な時があるけどね』
がっくり肩を落とすビアンカとルージュ。
『我は、お前と契約したのだ。連れていくよな? ん? そうだよな? ん? ん?』
お兄さんが私に迫る。いや、確かに契約したけど、私の意思反映してない気がするけど。チーズクリームに、なんて思ったのがいけなかったのかな?
『ユイ、連れていくのですか~?』
『ここに置いていきましょう~、必要時に、ルーム経由すればいいわ~』
なんてご都合な。迫るお兄さんにビアンカとルージュがパンチを連発して、離そうとしている。
『……………………我は伴侶と我が子達と離れたくないのだ。ぐすんっ』
きゅーん。あんなにデカイウルフが、お目目うるうるさせて、私に訴えかける。ずきゅん。陥落。
「分かった、行こうかね」
『やったのだっ』
『『ユイーッ』』
「ただし」
はしゃぐお兄さんと、ひーん、と悲鳴を上げるビアンカとルージュ。
「ビアンカとルージュが、従魔としては先輩なので、指示に従うこと。2人が嫌がる過剰なスキンシップは控えること」
『うっ、それはまあ』
「着いてくる以上、私や私の家族の指示に従うこと。鷹の目の皆さんに、危害を加えないこと」
『う、うむ』
「それから………………」
『まだあるのかっ』
「守れないなら、置いていきます。お兄さんの主人は誰ですか?」
「く、くうーん………………」
細かく指示を出すが、覚えられないと。一番大事なのは、街中の過ごし方だ。絶対に人に手を出さない、私達が提供する食事以外は街中では食べない、ものは壊さない、むやみに唸らないを繰り返す。
改めて両親と花を紹介すると、花は相変わらずぷるぷる。父は、わーっはっはっはーっなお兄さんに唖然。ただ、母にだけは、
「きゅーん」
と、すかさずお腹を出して甘えてる。
「あらあら、なつっこいね~」
『お母さんっ、騙されてはいけないのですっ』
『ちっ、勘だけはいいんだからっ』
どうやらご飯をくれる人と、直ぐに察知したようす。
さあ、名前ばどうするかな? いかん、今日は神様がいらっしゃる予定なんやった。まずは、シャンプーやな。あ、まずイシスに神様との接見、お兄さんが抜けても大丈夫か確認せんと。
シャンプー、いくらかかるやろう?
2,974
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫」と笑った夫。~王宮から私が去ったあと「愛していた」と泣きついても、もう手遅れです~
水上
恋愛
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」
夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。
王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。
「左様でございますか」
彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。
【本日付けで神を辞めることにした】
フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。
国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。
人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
アルファポリスに先行投稿しています。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
悪役令嬢なので最初から愛されないことはわかっていましたが、これはさすがに想定外でした。
ふまさ
恋愛
──こうなることがわかっていれば、はじめから好きになんてならなかったのに。
彩香だったときの思いが、ふと蘇り、フェリシアはくすりと笑ってしまった。
ありがとう、前世の記憶。おかげでわたしは、クライブ殿下を好きにならずにすんだわ。
だからあるのは、呆れと、怒りだけだった。
※『乙女ゲームのヒロインの顔が、わたしから好きな人を奪い続けた幼なじみとそっくりでした』の、ifストーリーです。重なる文章があるため、前作は非公開とさせていただきました。読んでくれたみなさま、ありがとうございました。
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
奪う人たちは放っておいて私はお菓子を焼きます
タマ マコト
ファンタジー
伯爵家の次女クラリス・フォン・ブランディエは、姉ヴィオレッタと常に比較され、「控えめでいなさい」と言われ続けて育った。やがて姉の縁談を機に、母ベアトリスの価値観の中では自分が永遠に“引き立て役”でしかないと悟ったクラリスは、父が遺した領都の家を頼りに自ら家を出る。
領都の端でひとり焼き菓子を焼き始めた彼女は、午後の光が差す小さな店『午後の窓』を開く。そこへ、紅茶の香りに異様に敏感な謎の青年が現れる。名も素性も明かさぬまま、ただ菓子の味を静かに言い当てる彼との出会いが、クラリスの新しい人生をゆっくりと動かし始める。
奪い合う世界から離れ、比較されない場所で生きると決めた少女の、静かな再出発の物語。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。