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ルーティ④
「クルックルッ」
『ウム、ヨク頑張ッタ、我ガ息子ヨ』
「クルックルッ」
なんやなんや?
ボス部屋終わって、復活までゆっくり休んでいると、ホルスがイシスに甘えてる。イシスも頬擦りしてるし。
「どうしたんかね?」
そっとビアンカとルージュに聞く。
『おそらくレベルが100を越したのですよ』
『ホルスの歳で、レベル100越すのは早いのよ』
「へー」
なんでも上位種族であればあるほど、ほかに比べたらレベルが上がりにくい。もともとのポテンシャルの高さがあるからね。例えば私とホルスが同じレベルだからといって、一戦交えたとしても、かてっこない。ゲームでいう、ステータスがホルスの方が格段に高いからだ。因みに元気達もそんな感じ。あれだけ戦闘しているけど、誰もレベル100はない。ノワールは種族としてはフォレストガーディアンウルフやクリムゾンジャガーに比べて下位の種族だから、レベルが上がりやすい。ただ、当のノワールは恵まれた体躯と、戦闘大好きな性格だから今のレベルにある。進化もしたしね。
「じゃあ、今日はホルスのお祝いするかね」
『油淋鶏なのですっ』
『エビ~』
「ホルスのお祝いやろうもん」
もう。
私は適当な出っ張りを探す。あれがいいかな? サブ・ドアの登録も済ませて、開けるとちゃんと繋がっていた。
皆さんをルームに誘導。セーフティは肌寒いからね。動いた後だし、風邪引くといけないし。私がギリギリ通れるサイズにしてあるメインのドアから、花が出てきた。
「クゥンクゥーン」
なんね花ちゃん、さっきまでおったやん。かわいかね。もふもふ。心配していた元気が案の定メインのドアを抜けようとするが、サイズが狭いのでどうしようもなく足掻いている。フローリング、ぼろぼろ。母を呼んでいるんやろうね。
「なんね、元気」
「わんわんっ」
ドアに挟まり尻尾ぷりぷり。お尻がかわいか。
「あんたがおったら、通れんったい」
「わんわんっ」
ぷりぷり。母が笑顔だ。
やっと母が通り抜けてくる。他の仔達も母に群がる。
ホルスのお祝いの相談もして、と。
しばらくして、ボス部屋復活。
はい、ちゅどん、どかん。
はい、ちゅどん、どかん。
はい、ちゅどん、どかん。
はい、ちゅどん、どかん。
忙しかっ。
ビアンカとルージュ、ノワールの時より格段にボス部屋に挑むサイクルが短いっ。なんせ、厄災クラスのイシスとアレスがいるし、その伴侶であるオシリスとアリスが大人しく見ているだけのわけない。
「姉ちゃんっ、あからさまにドロップ品の数がおかしかばいっ」
「やろうね」
もう、一日でどんだけやねん。本日はこれまでよ、と釘を刺したけど。
宝箱の確認すんで、中身はエメラルドがサイズ様々で10個あり。リィマさんによると、全部で5、600万くらいだと。さ、ルームに引き上げよう。
「あ、ユイさんっ、まだ宝箱ありますっ」
と、ミゲル君が。あら、おかしかね、さっき確認したのに。ミゲル君の示した先には宝箱が。さっきまでなかったのに。
「ルージュ、ごめんけど見て」
嫌な予感がするので、ルージュに見てもらう。晃太に父を呼んでもらう。皆さんも遠巻きで見ている。突然出た宝箱だもん、不気味よね。
『ちょっと待ってね。…………………はい、大丈夫よ、罠は解除したわ』
「ありがとう」
さて、開けるかな。そこに父が晃太に連れられてやって来た。
「優衣、どうしたんね?」
「この宝箱見てくれる? 罠はルージュが解除したんやけど、急に出てきたんよ。ちょっと怖くて」
「なるほど、うーん」
父が宝箱をチェック。
「あー、これ、ご褒美や。冷蔵庫ダンジョンのご褒美部屋と一緒やね」
「条件は?」
「同日に、ボス部屋に7回挑む。確率は30%」
あー、結構な条件やなあ。うちらには、これだけの戦力があるから、立て続けてちゅどん、どかん、しているだけだし。
じゃあ、開けましょう。わくわく、開けると指輪サイズのビロードの箱、1個。え、宝箱結構なサイズなのに、1個? 底を見てみたけど、何もない。仕方ない、ビロードの箱を開けると透明度の高い、深い翠の宝石が一粒。わあ、綺麗やあ。
「えっと、リィマさん見てくれます?」
「いいけど………………」
リィマさんさ翠の宝石を見てから、すうっ、と額を押さえる。
「多分、数千万だよ」
「ワオ」
「色合いも深いし、透明度も抜群だし、カットも綺麗だし。しかもこのサイズ。正解な額は言えないけど、数千万クラスだよ」
「ソーデスカー」
これは買取りやな。晃太のアイテムボックスに入れて、と。
「さ、皆さん、お疲れ様でした」
「「「「「お疲れ様でしたー」」」」」
「さ、ホルス、好きなだけ食べてよかけんね」
「クルックルッ」
ホルスは皿にてんこ盛りの松ぼっくりのピザや紫竜の唐揚げ、エビマヨ、牛のオイスター炒めを早速パクパク。
「わんわんっ」
「がるうぅ」
『ねえね、ねえね、ひすいもー』
『るりも、るりも』
『くりちゅもー、ねーねー』
「はいはい」
『油淋鶏なのです~』
『エビ~』
「ホルスのお祝いやろうもん」
まあ、いいけどさ。
仔達にも同じメニューね。
ビアンカとルージュ達にもコレステロールとカロリーのお化けご飯を、そわそわと待つ面々の前に並べる。
『美味しいのです』
『エビッ、エビッ』
『肉が旨いのだっ』
『ピザガイイ』
「クゥックゥッ」
吸い込まれるようになくなる。
さ、私達も食べますかね。
本日はピザと中華だ。
所狭しと並んでいる。アルコールとジュースもオッケー。
「皆さん。初日お疲れ様でした。しっかり食べて、明日からもお願いします」
かんぱーい。
「「「「「かんぱーい」」」」」
『なくなったのですーっ』
『エビーッ』
『母よ、我は肉がいいのだっ』
『ピザヲ所望スル』
「クゥックゥッ」
「今、食べだしたんやけど」
もう日常の光景や。
それから食べた食べた。金の虎の皆さんも、山風の皆さんもよく食べる。
ファングさんはピザが気に入ったのか、タバスコ付けてビールグビグビしながら食べてる。ガリストさんはお好み焼きにびっくりしていたけど、一口恐る恐る食べて、くわっ、としていた。多分、松ぼっくりのお好み焼き、2枚はぺろりと食べてる。もちろん他の料理もつつきながらね。リィマさんは海鮮XO醤炒めと餃子を交互に食べて、ライチチューハイのループに入ってる。フリンダさんは棒棒鶏サラダと海鮮粥をジャスミンティーと共に、ゆっくり食べながら、アルスさんのお世話だ。で、アルスさん、相変わらず痩せの大食い。なんでも食べてる。
ロッシュさんは春巻きの熱さに最初やられた、いきなりがぶっ、だもん、熱いさ。ビールグビグビやってた。今はエビチリやエビマヨ、点心を中心に食べている。ラーヴさんは色んなピザを食べながら、お好み焼きも食べてビールグビグビ。くはあっ、だって。シュタインさんは海鮮餡掛け麺を、パスタみたいに食べてる。こっちは箸でズーッてやらないからね。卵スープと油淋鶏もしっかり確保しているのを見ました。マアデン君は色んなのをちょっとずつ食べている。ハジェル君は痩せの大食い、色々食べてる。
私も色々食べた、ふう、賑やかな食事って楽しい。時折リクエストがないか確認。何故か聞いてないビアンカとルージュが返事をする。母がところてんを出している。
〆のデザートに、本日の主役ホルスにプレーンパンケーキを出す。他の仔達が騒ぐので、はいはい、わかってますよ。
『ユイ、私もなのです』
『私は赤い果実の乗ったやつね』
『我も~』
『所望スル』
「クゥッ」
「よく入るね」
ビアンカとルージュはパンケーキ1枚。アレスとイシスとオシリスは5枚。
『何故なのですっ』
『少ないわ』
「その尻の肉はなんね」
『『キーッ』』
賑やか。
私はデザートに、杏仁豆腐やマンゴープリン、ごま団子を適当にタップ。
「さ、デザートですよ」
「「「「「はーい」」」」」
私は杏仁豆腐、と。見てしまった、ファングさんが熱々ごま団子を一口で食べて、悶絶しているのを。ガタイのいい方の悶絶姿、今日はよくみるなあ。
「ユイちゃん、俺、その白いの食べたいっ」
「俺もっすー」
「はいはい」
エマちゃんとテオ君も細やかに食べたい、と。かわいか。タップタップタップタップ。
お会計、見てません。
『ウム、ヨク頑張ッタ、我ガ息子ヨ』
「クルックルッ」
なんやなんや?
ボス部屋終わって、復活までゆっくり休んでいると、ホルスがイシスに甘えてる。イシスも頬擦りしてるし。
「どうしたんかね?」
そっとビアンカとルージュに聞く。
『おそらくレベルが100を越したのですよ』
『ホルスの歳で、レベル100越すのは早いのよ』
「へー」
なんでも上位種族であればあるほど、ほかに比べたらレベルが上がりにくい。もともとのポテンシャルの高さがあるからね。例えば私とホルスが同じレベルだからといって、一戦交えたとしても、かてっこない。ゲームでいう、ステータスがホルスの方が格段に高いからだ。因みに元気達もそんな感じ。あれだけ戦闘しているけど、誰もレベル100はない。ノワールは種族としてはフォレストガーディアンウルフやクリムゾンジャガーに比べて下位の種族だから、レベルが上がりやすい。ただ、当のノワールは恵まれた体躯と、戦闘大好きな性格だから今のレベルにある。進化もしたしね。
「じゃあ、今日はホルスのお祝いするかね」
『油淋鶏なのですっ』
『エビ~』
「ホルスのお祝いやろうもん」
もう。
私は適当な出っ張りを探す。あれがいいかな? サブ・ドアの登録も済ませて、開けるとちゃんと繋がっていた。
皆さんをルームに誘導。セーフティは肌寒いからね。動いた後だし、風邪引くといけないし。私がギリギリ通れるサイズにしてあるメインのドアから、花が出てきた。
「クゥンクゥーン」
なんね花ちゃん、さっきまでおったやん。かわいかね。もふもふ。心配していた元気が案の定メインのドアを抜けようとするが、サイズが狭いのでどうしようもなく足掻いている。フローリング、ぼろぼろ。母を呼んでいるんやろうね。
「なんね、元気」
「わんわんっ」
ドアに挟まり尻尾ぷりぷり。お尻がかわいか。
「あんたがおったら、通れんったい」
「わんわんっ」
ぷりぷり。母が笑顔だ。
やっと母が通り抜けてくる。他の仔達も母に群がる。
ホルスのお祝いの相談もして、と。
しばらくして、ボス部屋復活。
はい、ちゅどん、どかん。
はい、ちゅどん、どかん。
はい、ちゅどん、どかん。
はい、ちゅどん、どかん。
忙しかっ。
ビアンカとルージュ、ノワールの時より格段にボス部屋に挑むサイクルが短いっ。なんせ、厄災クラスのイシスとアレスがいるし、その伴侶であるオシリスとアリスが大人しく見ているだけのわけない。
「姉ちゃんっ、あからさまにドロップ品の数がおかしかばいっ」
「やろうね」
もう、一日でどんだけやねん。本日はこれまでよ、と釘を刺したけど。
宝箱の確認すんで、中身はエメラルドがサイズ様々で10個あり。リィマさんによると、全部で5、600万くらいだと。さ、ルームに引き上げよう。
「あ、ユイさんっ、まだ宝箱ありますっ」
と、ミゲル君が。あら、おかしかね、さっき確認したのに。ミゲル君の示した先には宝箱が。さっきまでなかったのに。
「ルージュ、ごめんけど見て」
嫌な予感がするので、ルージュに見てもらう。晃太に父を呼んでもらう。皆さんも遠巻きで見ている。突然出た宝箱だもん、不気味よね。
『ちょっと待ってね。…………………はい、大丈夫よ、罠は解除したわ』
「ありがとう」
さて、開けるかな。そこに父が晃太に連れられてやって来た。
「優衣、どうしたんね?」
「この宝箱見てくれる? 罠はルージュが解除したんやけど、急に出てきたんよ。ちょっと怖くて」
「なるほど、うーん」
父が宝箱をチェック。
「あー、これ、ご褒美や。冷蔵庫ダンジョンのご褒美部屋と一緒やね」
「条件は?」
「同日に、ボス部屋に7回挑む。確率は30%」
あー、結構な条件やなあ。うちらには、これだけの戦力があるから、立て続けてちゅどん、どかん、しているだけだし。
じゃあ、開けましょう。わくわく、開けると指輪サイズのビロードの箱、1個。え、宝箱結構なサイズなのに、1個? 底を見てみたけど、何もない。仕方ない、ビロードの箱を開けると透明度の高い、深い翠の宝石が一粒。わあ、綺麗やあ。
「えっと、リィマさん見てくれます?」
「いいけど………………」
リィマさんさ翠の宝石を見てから、すうっ、と額を押さえる。
「多分、数千万だよ」
「ワオ」
「色合いも深いし、透明度も抜群だし、カットも綺麗だし。しかもこのサイズ。正解な額は言えないけど、数千万クラスだよ」
「ソーデスカー」
これは買取りやな。晃太のアイテムボックスに入れて、と。
「さ、皆さん、お疲れ様でした」
「「「「「お疲れ様でしたー」」」」」
「さ、ホルス、好きなだけ食べてよかけんね」
「クルックルッ」
ホルスは皿にてんこ盛りの松ぼっくりのピザや紫竜の唐揚げ、エビマヨ、牛のオイスター炒めを早速パクパク。
「わんわんっ」
「がるうぅ」
『ねえね、ねえね、ひすいもー』
『るりも、るりも』
『くりちゅもー、ねーねー』
「はいはい」
『油淋鶏なのです~』
『エビ~』
「ホルスのお祝いやろうもん」
まあ、いいけどさ。
仔達にも同じメニューね。
ビアンカとルージュ達にもコレステロールとカロリーのお化けご飯を、そわそわと待つ面々の前に並べる。
『美味しいのです』
『エビッ、エビッ』
『肉が旨いのだっ』
『ピザガイイ』
「クゥックゥッ」
吸い込まれるようになくなる。
さ、私達も食べますかね。
本日はピザと中華だ。
所狭しと並んでいる。アルコールとジュースもオッケー。
「皆さん。初日お疲れ様でした。しっかり食べて、明日からもお願いします」
かんぱーい。
「「「「「かんぱーい」」」」」
『なくなったのですーっ』
『エビーッ』
『母よ、我は肉がいいのだっ』
『ピザヲ所望スル』
「クゥックゥッ」
「今、食べだしたんやけど」
もう日常の光景や。
それから食べた食べた。金の虎の皆さんも、山風の皆さんもよく食べる。
ファングさんはピザが気に入ったのか、タバスコ付けてビールグビグビしながら食べてる。ガリストさんはお好み焼きにびっくりしていたけど、一口恐る恐る食べて、くわっ、としていた。多分、松ぼっくりのお好み焼き、2枚はぺろりと食べてる。もちろん他の料理もつつきながらね。リィマさんは海鮮XO醤炒めと餃子を交互に食べて、ライチチューハイのループに入ってる。フリンダさんは棒棒鶏サラダと海鮮粥をジャスミンティーと共に、ゆっくり食べながら、アルスさんのお世話だ。で、アルスさん、相変わらず痩せの大食い。なんでも食べてる。
ロッシュさんは春巻きの熱さに最初やられた、いきなりがぶっ、だもん、熱いさ。ビールグビグビやってた。今はエビチリやエビマヨ、点心を中心に食べている。ラーヴさんは色んなピザを食べながら、お好み焼きも食べてビールグビグビ。くはあっ、だって。シュタインさんは海鮮餡掛け麺を、パスタみたいに食べてる。こっちは箸でズーッてやらないからね。卵スープと油淋鶏もしっかり確保しているのを見ました。マアデン君は色んなのをちょっとずつ食べている。ハジェル君は痩せの大食い、色々食べてる。
私も色々食べた、ふう、賑やかな食事って楽しい。時折リクエストがないか確認。何故か聞いてないビアンカとルージュが返事をする。母がところてんを出している。
〆のデザートに、本日の主役ホルスにプレーンパンケーキを出す。他の仔達が騒ぐので、はいはい、わかってますよ。
『ユイ、私もなのです』
『私は赤い果実の乗ったやつね』
『我も~』
『所望スル』
「クゥッ」
「よく入るね」
ビアンカとルージュはパンケーキ1枚。アレスとイシスとオシリスは5枚。
『何故なのですっ』
『少ないわ』
「その尻の肉はなんね」
『『キーッ』』
賑やか。
私はデザートに、杏仁豆腐やマンゴープリン、ごま団子を適当にタップ。
「さ、デザートですよ」
「「「「「はーい」」」」」
私は杏仁豆腐、と。見てしまった、ファングさんが熱々ごま団子を一口で食べて、悶絶しているのを。ガタイのいい方の悶絶姿、今日はよくみるなあ。
「ユイちゃん、俺、その白いの食べたいっ」
「俺もっすー」
「はいはい」
エマちゃんとテオ君も細やかに食べたい、と。かわいか。タップタップタップタップ。
お会計、見てません。
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