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連載
一時の⑩
「神様、年越しそばです。良かったらどうぞ」
神棚に掛け蕎麦状態の年越しそば。天麩羅類は別盛りにして、ちゃんと見た目成人している始祖神様、時空神様、雨の女神様に。
こぼさないように、チュアンさんが上げてくれた。
お嬢さん、いつも、ありがとう。
いただくぞー。
いい薫りだわ、ありがとう。
あ、お返事あり。
来年もいいとしになりそう。
よし、いい時間かな。
『全部のせてなのです』
『私はエビ多めね』
『ソレダカラ横二広ガルノダ。私ハ少シデイイ』
『『きーっ』』
『母よ、我は肉がいいのだ、母よ~』
賑やか。
「わおんっ、わおーんっ」
「がるぅっ、がるうーっ」
『ねえね、たまごがいい~』
『るり、おいも~』
『くりちゅも、おいも~』
「くるっ、くるっ」
「はいはい。待ってね」
年越しそば大量消費となるけど、年に一度だからね。
だけど、途中でストップした。天麩羅がなくなる勢いだったからね。
食後、一休みした皆さん、再び集合。
年越しそば食べれる人だけ、と声をかけていたけど、全員集合。
「これは私たちのふるさとの風習なんですよ。長く生きれますようにとか、健康に過ごせますようにって」
へー、みたいな。
中には、先ほどのすき焼きでお腹一杯の人もいたので、小盛りの年越しそばになる。
私は小盛りにして、貝柱のかき揚げ、エビの天麩羅、とろろ昆布にした。すき焼き結構食べたので、少なめ。晃太はたっぷりのネギに、ドラゴンのスジ煮、温泉卵、豚とクラーケンとさつまいもの天麩羅。こちらは普通の量ね。両親は年越しそばは少なめ。父は牛蒡のかき揚げ、ネギ、ドラゴンのスジ煮。母は貝柱のかき揚げととろろ昆布。
ホークさんはネギと、牛蒡のかき揚げ、クラーケンの天麩羅、ドラゴンのスジ煮、温泉卵。チュアンさんはたっぷりのネギ、エビと豚とさつまいもの天麩羅。マデリーンさんは少なめの年越しそば、温泉卵とエビ。ミゲル君はネギ、牛蒡のかき揚げ、クラーケンの天麩羅、とろろ昆布。テオ君は貝柱のかき揚げ、豚とさつまいもの天麩羅、温泉卵。エマちゃんは豚とエビの天麩羅、温泉卵だ。
で、他の皆さん。並んだ添え物に興味津々だ。
エドワルドさんはネギ、エビと豚の天麩羅、ドラゴンのスジ煮、温泉卵、とろろ昆布。ツヴァイクさんはたっぷりのネギ、牛蒡のかき揚げ、クラーケンとさつまいもの天麩羅、ドラゴンのスジ煮。
ロッシュさんは、ネギ、エビと豚の天麩羅、ドラゴンのスジ煮。ラーヴさんはたっぷりのネギ、貝柱のかき揚げ、ドラゴンのスジ煮、温泉卵。シュタインさんはネギ、貝柱のかき揚げ、エビとさつまいもの天麩羅。マアデン君はエビと豚とクラーケンの天麩羅、温泉卵。
皆さん、身体が資本の冒険者。
で、ハジェル君は全部乗せ。どこのフードファイターやねん。紅白のかまぼこが、かき揚げの上に危なげに乗ってる。
希望者のみ、グラスビール。
うーん、出汁のいい匂い。
「スープが美味しいです。これがきっとひいおじいさまの言っていた和食なんですね」
はぁっ、とため息を出すエドワルドさん。こちらはずーってすする文化ではないので、フォークでお上品に食べてる。我が家はずーっ。貝柱のかき揚げが旨かあ。冷蔵庫ダンジョンで、また手に入れないと。少なめにしたからそばが無くなったけど、出汁が残ってしまった。もうちょっと入るかな。あ、さつまいもの天麩羅食べよ。
余分に年越しそばを準備していて良かった。母がおかわりを作ると、あっという間に希望者がでた。種族的に大食漢のツヴァイクさんはおかわり。ネギとエビと豚の天麩羅、とろろ昆布。エドワルドさんは少なめ年越しそばにネギとドラゴンのスジ煮。
ロッシュさんは少なめで牛蒡のかき揚げのみ。ラーヴさんはたっぷりネギとエビの天麩羅、ドラゴンのスジ煮。シュタインさんはドラゴンのスジ煮、温泉卵。マアデン君は貝柱のかき揚げ、ドラゴンのスジ煮。ドラゴンのスジ煮人気やなあ。
で、ハジェル君。
「ケイコお母さん、さっきとおんなじの欲しいっす」
ツヴァイクさんじゃないけと、どんな胃をしてるんやろ?
従魔の部屋から、じーっ、と視線が来るけど、無視。
ふう、こちらに来て、三度目の年末だけど、毎年賑やか。
初めの年越しはビアンカやルージュ達がいて、次の年には鷹の目の皆さんがいて、今年はイシスやアレス達が加わって。最終目的はリルさんがいる原始のダンジョンだけど、まだまだクリアしなければならない問題はある。逃亡した華憐が関わって来ないとも限らないし。
だけど、私は一人やないけんね。
わいわいと年越しそばを食べならが、従魔の部屋から、鼻から抜けるような情けない「ぴー」という音。発生源はさっきまで寝ていたアレスだ。お目目、きゅるん。
『母よ~、我も我も~、母よ~』
「もう。しょうがなかねえ」
『あ、私もなのです~』
『エビがいいわ~』
「その尻の肉はなんね?」
『『そんなーっ』』
賑やかや。たのしか。
考え込む暇なか。私は年越しそばを茹でるために席をたった。
神棚に掛け蕎麦状態の年越しそば。天麩羅類は別盛りにして、ちゃんと見た目成人している始祖神様、時空神様、雨の女神様に。
こぼさないように、チュアンさんが上げてくれた。
お嬢さん、いつも、ありがとう。
いただくぞー。
いい薫りだわ、ありがとう。
あ、お返事あり。
来年もいいとしになりそう。
よし、いい時間かな。
『全部のせてなのです』
『私はエビ多めね』
『ソレダカラ横二広ガルノダ。私ハ少シデイイ』
『『きーっ』』
『母よ、我は肉がいいのだ、母よ~』
賑やか。
「わおんっ、わおーんっ」
「がるぅっ、がるうーっ」
『ねえね、たまごがいい~』
『るり、おいも~』
『くりちゅも、おいも~』
「くるっ、くるっ」
「はいはい。待ってね」
年越しそば大量消費となるけど、年に一度だからね。
だけど、途中でストップした。天麩羅がなくなる勢いだったからね。
食後、一休みした皆さん、再び集合。
年越しそば食べれる人だけ、と声をかけていたけど、全員集合。
「これは私たちのふるさとの風習なんですよ。長く生きれますようにとか、健康に過ごせますようにって」
へー、みたいな。
中には、先ほどのすき焼きでお腹一杯の人もいたので、小盛りの年越しそばになる。
私は小盛りにして、貝柱のかき揚げ、エビの天麩羅、とろろ昆布にした。すき焼き結構食べたので、少なめ。晃太はたっぷりのネギに、ドラゴンのスジ煮、温泉卵、豚とクラーケンとさつまいもの天麩羅。こちらは普通の量ね。両親は年越しそばは少なめ。父は牛蒡のかき揚げ、ネギ、ドラゴンのスジ煮。母は貝柱のかき揚げととろろ昆布。
ホークさんはネギと、牛蒡のかき揚げ、クラーケンの天麩羅、ドラゴンのスジ煮、温泉卵。チュアンさんはたっぷりのネギ、エビと豚とさつまいもの天麩羅。マデリーンさんは少なめの年越しそば、温泉卵とエビ。ミゲル君はネギ、牛蒡のかき揚げ、クラーケンの天麩羅、とろろ昆布。テオ君は貝柱のかき揚げ、豚とさつまいもの天麩羅、温泉卵。エマちゃんは豚とエビの天麩羅、温泉卵だ。
で、他の皆さん。並んだ添え物に興味津々だ。
エドワルドさんはネギ、エビと豚の天麩羅、ドラゴンのスジ煮、温泉卵、とろろ昆布。ツヴァイクさんはたっぷりのネギ、牛蒡のかき揚げ、クラーケンとさつまいもの天麩羅、ドラゴンのスジ煮。
ロッシュさんは、ネギ、エビと豚の天麩羅、ドラゴンのスジ煮。ラーヴさんはたっぷりのネギ、貝柱のかき揚げ、ドラゴンのスジ煮、温泉卵。シュタインさんはネギ、貝柱のかき揚げ、エビとさつまいもの天麩羅。マアデン君はエビと豚とクラーケンの天麩羅、温泉卵。
皆さん、身体が資本の冒険者。
で、ハジェル君は全部乗せ。どこのフードファイターやねん。紅白のかまぼこが、かき揚げの上に危なげに乗ってる。
希望者のみ、グラスビール。
うーん、出汁のいい匂い。
「スープが美味しいです。これがきっとひいおじいさまの言っていた和食なんですね」
はぁっ、とため息を出すエドワルドさん。こちらはずーってすする文化ではないので、フォークでお上品に食べてる。我が家はずーっ。貝柱のかき揚げが旨かあ。冷蔵庫ダンジョンで、また手に入れないと。少なめにしたからそばが無くなったけど、出汁が残ってしまった。もうちょっと入るかな。あ、さつまいもの天麩羅食べよ。
余分に年越しそばを準備していて良かった。母がおかわりを作ると、あっという間に希望者がでた。種族的に大食漢のツヴァイクさんはおかわり。ネギとエビと豚の天麩羅、とろろ昆布。エドワルドさんは少なめ年越しそばにネギとドラゴンのスジ煮。
ロッシュさんは少なめで牛蒡のかき揚げのみ。ラーヴさんはたっぷりネギとエビの天麩羅、ドラゴンのスジ煮。シュタインさんはドラゴンのスジ煮、温泉卵。マアデン君は貝柱のかき揚げ、ドラゴンのスジ煮。ドラゴンのスジ煮人気やなあ。
で、ハジェル君。
「ケイコお母さん、さっきとおんなじの欲しいっす」
ツヴァイクさんじゃないけと、どんな胃をしてるんやろ?
従魔の部屋から、じーっ、と視線が来るけど、無視。
ふう、こちらに来て、三度目の年末だけど、毎年賑やか。
初めの年越しはビアンカやルージュ達がいて、次の年には鷹の目の皆さんがいて、今年はイシスやアレス達が加わって。最終目的はリルさんがいる原始のダンジョンだけど、まだまだクリアしなければならない問題はある。逃亡した華憐が関わって来ないとも限らないし。
だけど、私は一人やないけんね。
わいわいと年越しそばを食べならが、従魔の部屋から、鼻から抜けるような情けない「ぴー」という音。発生源はさっきまで寝ていたアレスだ。お目目、きゅるん。
『母よ~、我も我も~、母よ~』
「もう。しょうがなかねえ」
『あ、私もなのです~』
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