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連載
いつものダンジョン調査⑤
本日の主役。
「はい、シヴァ、頑張ったね」
「わふんっ」
シヴァが花の胴体以上ぶっとい尻尾ぶんぶん。
今回の調査にアレスの代わりに参加したシヴァ。ビアンカにいい所を見せようと、いじらしいくらいに張り切ってた。
シヴァの得意魔法は火魔法なのだけど、アシッドスライムとは相性が悪い為に、風魔法を使っていた。ボス部屋でも張り切っていたら、覚醒しました雷魔法が。シヴァはもともとレベルが高いし、魔力操作能力も高いので、問題なくコントロール出来ていた。ビアンカに必死にアピールしてましたよ。雷魔法は先輩のビアンカは、シヴァのアピールを躱して、ビシビシ指導していた。ま、当のシヴァは嬉しそうだったから、よかとしましょう。
でも、頑張ったのは確かだからね。
ドラゴンステーキと母が焼いてくれていたアスィミイールの丼にした。特大丼を出すと、涎を我慢してビアンカに鼻水垂らして器を押し出していた。
『お前のですよ』
「わふんっ」
がっふがっふと食べだすシヴァ。
私達も便乗して頂きます。
うーん、相変わらずドラゴンのお肉は脂が甘く、とろける様に無くなっていく。
明後日にはスライムダンジョンを出る。その為、明日最上階に向かって移動することになる。十四階を軽く調査してから、夕方に十五階に移動して、明後日の午前中に脱出だ。さて、アレスは反省しているかな?
賑やかな夕食後、一回だけちゅどんドカンしてから、休んだ。やはり、イシスが開けないで魔鉄王冠スライムは出ない。ただ、今回のダンジョン改修で取れる茸や出てくるスライムにも若干の変わりが見えた。薬用の茸しか採れなかったはずが、食用の茸が採れた。黒っぽいしめじみたいなフォルムだなと思ったら、普通にしめじだった。後はホワイトマッシュルーム、ブラウンマッシュルーム。念の為に父の鑑定を待つことに。結構な量が生育していた。そして、なんと赤い松茸のようなのも発見。これはマデリーンさんとミゲル君が知っていた。シーラの高原の森で秋に取れる貴重品なんだって。栄養素が豊富で、免疫力が付くので節目のお祝いなんかに贈られるし、季節の名物として食べられるんだって。しっかり回収しましたよ。
それから魔鉄スライムが、フィールドに出た。十三階から、たくさんではないが、ポツポツと出現した。王冠スライムサイズではないので、ビアンカとルージュが逃すわけない。一撃にしていたし、仔達の魔法の訓練にもってこいだと、追いかけ回せていた。魔鉄スライムよ、合掌。ただ、本当に素早いようでなかなか魔法が当たらないみたい。本来なら鉱山の坑道に出てくる為に、可動範囲が狭まる為に討伐されることがあるが、ここは広いフィールドの為に、あっという間に彼方に逃げているみたい。
だけど、その逃げる魔鉄スライムをホークさんが射抜いたのには、皆で大歓声を上げた。当のホークさんもびっくりしていた。ドロップ品の魔鉄スライムのコアは、記念にホークさんが持つことにした。
それに対抗心を燃やすのはコハクと三人娘だ。元気はうまい具合に雷魔法で、吹き飛ばしていた。
『わいやってやれるんやっ』
『ヒスイだって、出来るもんっ』
『ねぇねっ、ルリがあのスライムのコア取ってくるからねっ』
『にーにっ、クリスがにーにに取ってくるからねっ』
頑張れっ。
でも、結局、魔鉄スライムに翻弄されて夕方くったくたになってた。しかも魔鉄スライムは仕留められなかったみたい。すっかり拗ねて、従魔の部屋で不貞腐れていた。
せっせと晃太は、魔鉄スライムの出現ポイントを記入している。
こうして、最終日を迎えた。
シヴァが名残惜しそうにビアンカに会えなくなるのが、寂しいアピールしているが、ビアンカはエリアボスとして頑張れ、みたいだ。
さて、魔境の方のサブ・ドアを開けましょう。ダンジョン内なので、開けっ放し時間を過ぎたら勝手に閉まってしまうので適宜リセットしていた。向こうに音漏れして、アレスの泣き声が聞こえそうなので、ルージュの闇の魔法で防ぎ、常に紙一枚すり抜けられる程の隙間を開けていた。サブ・ドアは便利だけど、しばりがあるからね。
さ、アレスはどうなってるかな?
「アレス、迎えに、ちょっとアレスーッ」
目の前に、げそーっ、と痩せたアレスがっ。そして、その後ろにまさに風前の灯みたいな雰囲気の補佐ウルフ達。
この短期間に、何があったの?
『あ、主よ、ごめんなさいなのだ、何が悪かったのか分からなかったのだ、それがごめんなさいなのだ』
よれよれ、ぽしょぽしょと謝るアレス。何が分からないって、ま、でも、分からなかった事に対してごめんなさいか、しっかり反省しているね。
「ほら、アレス、中に入り、まずは何か食べんね。後で話そうね」
『分かったのだ』
アレスがルームに入ると、晃太を始め皆さん、えー、みたいな顔だ。
『妻よ、娘よ、息子よっ、会いたかったのだーっ』
始まるアレスのスキンシップ。
「晃太、アレスに水分補給させて、私、補佐ウルフ達ばしてくるけん」
うわぁ、とした顔の晃太だったが、すぐに水分補給を整える。
私はホークさんとエマちゃんに手伝ってもらい、補佐ウルフ達への水分補給。大丈夫? クッタクタだけど。念の為に、作り置きしていた体調悪いお母さんウルフ用の鍋も出すと、もそもそと食べている。
『心配ないわ。アレスにつきあわされて疲れているだけよ。シヴァが戻るんだから、少し休みなさい』
ルージュの言葉に補佐ウルフ達は小さくわふん。次は何か栄養の付く、お鍋でも持ってこよう。補佐ウルフ達は、シヴァの姿を見て安心したのか、思い思いに丸くなり休みだす。お疲れ様。しかし、何があったのやら。なんか、補佐ウルフ達に申し訳ないなあ。
「じゃあねシヴァ、お疲れ様。オフィーリア、今回はありがとうね。皆もありがとう。次も何かあったらお願いね」
私はシヴァ、若手達を撫で撫でしてから、サブ・ドアの向こうに送り出す。
「さ、アレス、まずシャンプー行こうか」
アレスはアリスとシルフィ達にスキンシップ後、ビアンカとルージュにムフムフ言いながら頬擦りしていた。ビアンカとルージュは、あー、そー、みたいだけどね。熱量の差が、激しいなあ。
「はい、シヴァ、頑張ったね」
「わふんっ」
シヴァが花の胴体以上ぶっとい尻尾ぶんぶん。
今回の調査にアレスの代わりに参加したシヴァ。ビアンカにいい所を見せようと、いじらしいくらいに張り切ってた。
シヴァの得意魔法は火魔法なのだけど、アシッドスライムとは相性が悪い為に、風魔法を使っていた。ボス部屋でも張り切っていたら、覚醒しました雷魔法が。シヴァはもともとレベルが高いし、魔力操作能力も高いので、問題なくコントロール出来ていた。ビアンカに必死にアピールしてましたよ。雷魔法は先輩のビアンカは、シヴァのアピールを躱して、ビシビシ指導していた。ま、当のシヴァは嬉しそうだったから、よかとしましょう。
でも、頑張ったのは確かだからね。
ドラゴンステーキと母が焼いてくれていたアスィミイールの丼にした。特大丼を出すと、涎を我慢してビアンカに鼻水垂らして器を押し出していた。
『お前のですよ』
「わふんっ」
がっふがっふと食べだすシヴァ。
私達も便乗して頂きます。
うーん、相変わらずドラゴンのお肉は脂が甘く、とろける様に無くなっていく。
明後日にはスライムダンジョンを出る。その為、明日最上階に向かって移動することになる。十四階を軽く調査してから、夕方に十五階に移動して、明後日の午前中に脱出だ。さて、アレスは反省しているかな?
賑やかな夕食後、一回だけちゅどんドカンしてから、休んだ。やはり、イシスが開けないで魔鉄王冠スライムは出ない。ただ、今回のダンジョン改修で取れる茸や出てくるスライムにも若干の変わりが見えた。薬用の茸しか採れなかったはずが、食用の茸が採れた。黒っぽいしめじみたいなフォルムだなと思ったら、普通にしめじだった。後はホワイトマッシュルーム、ブラウンマッシュルーム。念の為に父の鑑定を待つことに。結構な量が生育していた。そして、なんと赤い松茸のようなのも発見。これはマデリーンさんとミゲル君が知っていた。シーラの高原の森で秋に取れる貴重品なんだって。栄養素が豊富で、免疫力が付くので節目のお祝いなんかに贈られるし、季節の名物として食べられるんだって。しっかり回収しましたよ。
それから魔鉄スライムが、フィールドに出た。十三階から、たくさんではないが、ポツポツと出現した。王冠スライムサイズではないので、ビアンカとルージュが逃すわけない。一撃にしていたし、仔達の魔法の訓練にもってこいだと、追いかけ回せていた。魔鉄スライムよ、合掌。ただ、本当に素早いようでなかなか魔法が当たらないみたい。本来なら鉱山の坑道に出てくる為に、可動範囲が狭まる為に討伐されることがあるが、ここは広いフィールドの為に、あっという間に彼方に逃げているみたい。
だけど、その逃げる魔鉄スライムをホークさんが射抜いたのには、皆で大歓声を上げた。当のホークさんもびっくりしていた。ドロップ品の魔鉄スライムのコアは、記念にホークさんが持つことにした。
それに対抗心を燃やすのはコハクと三人娘だ。元気はうまい具合に雷魔法で、吹き飛ばしていた。
『わいやってやれるんやっ』
『ヒスイだって、出来るもんっ』
『ねぇねっ、ルリがあのスライムのコア取ってくるからねっ』
『にーにっ、クリスがにーにに取ってくるからねっ』
頑張れっ。
でも、結局、魔鉄スライムに翻弄されて夕方くったくたになってた。しかも魔鉄スライムは仕留められなかったみたい。すっかり拗ねて、従魔の部屋で不貞腐れていた。
せっせと晃太は、魔鉄スライムの出現ポイントを記入している。
こうして、最終日を迎えた。
シヴァが名残惜しそうにビアンカに会えなくなるのが、寂しいアピールしているが、ビアンカはエリアボスとして頑張れ、みたいだ。
さて、魔境の方のサブ・ドアを開けましょう。ダンジョン内なので、開けっ放し時間を過ぎたら勝手に閉まってしまうので適宜リセットしていた。向こうに音漏れして、アレスの泣き声が聞こえそうなので、ルージュの闇の魔法で防ぎ、常に紙一枚すり抜けられる程の隙間を開けていた。サブ・ドアは便利だけど、しばりがあるからね。
さ、アレスはどうなってるかな?
「アレス、迎えに、ちょっとアレスーッ」
目の前に、げそーっ、と痩せたアレスがっ。そして、その後ろにまさに風前の灯みたいな雰囲気の補佐ウルフ達。
この短期間に、何があったの?
『あ、主よ、ごめんなさいなのだ、何が悪かったのか分からなかったのだ、それがごめんなさいなのだ』
よれよれ、ぽしょぽしょと謝るアレス。何が分からないって、ま、でも、分からなかった事に対してごめんなさいか、しっかり反省しているね。
「ほら、アレス、中に入り、まずは何か食べんね。後で話そうね」
『分かったのだ』
アレスがルームに入ると、晃太を始め皆さん、えー、みたいな顔だ。
『妻よ、娘よ、息子よっ、会いたかったのだーっ』
始まるアレスのスキンシップ。
「晃太、アレスに水分補給させて、私、補佐ウルフ達ばしてくるけん」
うわぁ、とした顔の晃太だったが、すぐに水分補給を整える。
私はホークさんとエマちゃんに手伝ってもらい、補佐ウルフ達への水分補給。大丈夫? クッタクタだけど。念の為に、作り置きしていた体調悪いお母さんウルフ用の鍋も出すと、もそもそと食べている。
『心配ないわ。アレスにつきあわされて疲れているだけよ。シヴァが戻るんだから、少し休みなさい』
ルージュの言葉に補佐ウルフ達は小さくわふん。次は何か栄養の付く、お鍋でも持ってこよう。補佐ウルフ達は、シヴァの姿を見て安心したのか、思い思いに丸くなり休みだす。お疲れ様。しかし、何があったのやら。なんか、補佐ウルフ達に申し訳ないなあ。
「じゃあねシヴァ、お疲れ様。オフィーリア、今回はありがとうね。皆もありがとう。次も何かあったらお願いね」
私はシヴァ、若手達を撫で撫でしてから、サブ・ドアの向こうに送り出す。
「さ、アレス、まずシャンプー行こうか」
アレスはアリスとシルフィ達にスキンシップ後、ビアンカとルージュにムフムフ言いながら頬擦りしていた。ビアンカとルージュは、あー、そー、みたいだけどね。熱量の差が、激しいなあ。
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