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会議と味方②
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散々茸を疑われた。
悩んだが、結局自分の手が負えないなら、仲間が必要だ。
ベルギッタ侯爵が加護を発動されて、過去に飛ばされた時。代償となる寿命が足りず、両親とセバス、マギーが加わり彼らの寿命が加わり、結婚式の支度中まで戻れた。
ベルギッタ侯爵は言った。
坊や、愛されている。
と。
なら、きっと信じてくれる。
今も、茸茸と心配してくれているのだ。
きっと信じてくれる。
後ろでモーリスがハサミをちゃきんちゃきんしているのが気になるが。
「父上、母上、セバス、マギー、モーリス、聞いて欲しい事がある。信じてくれるか、分からないが」
出きるだけの、順序だてて説明。前回のエミリアとの結婚式から始まり、徐々にエミリアと家族になりないと思った事。エミリアが学園を卒業後、改めてのうちうちの結婚式を挙げて、白い結婚を撤回する事。
そして、その学園の卒業式とその後のパーティーの説明の場で起きた馬鹿げた事件、そして城の地下牢に繋がれた、エミリアやベルギッタ侯爵令嬢の悲惨な末路。
最後に、ベルギッタ侯爵夫人の体を剣で貫通させて起こったこと。
「にわかに信じられないが」
「でもあなた、バルドがこんな手の込んだ嘘をつけるとは思えません」
「確かに」
と、両親が悩んでいる。
「しかし、このセバス、ぼっちゃまのお話に偽りはないかと思えます。エミリアへの態度が物語っています」
「そうですね。私もそう思います。今までのぼっちゃまでしたら、きっとエミリア様がいくらひどいドレスだろうが気にもしないはずですもの」
と、セバスとマギーは信じてくれた。マギーもこういった他に使用人がいない時は、ぼっちゃま呼びだ。
モーリスは、ハサミをちゃきんちゃきん、うるさいぞ。
「私はご主人様を全面的に信じますっ」
ちゃきん。
「確かに、バルドがこんな嘘を着けるわけない。ただ、
本当にカシアン王子が? 王家がベルギッタ侯爵を敵に回すか? それにうちだって反旗を振りかざすのは目に見えている。それにナルジャ・ヤノスの婚約者は、マトデ将軍の娘じゃなかったか? 溺愛していると噂だ。あの男は、バルドの次の猛者だぞ」
ヤノス将軍の嫡男はナルジャか。マトデ将軍ってのは、確かにミュンヘナー王国では、自分の次の猛者だ。
「噂ではございませんわ。事実、マトデ将軍はご息女をそれは大切になさっています。最愛の妻の忘れ形見ですもの。宰相の次男の方は候補者を絞っている段階です」
この中でもっとも社交界の実情を知る母が言うならそうなんだろう。
「それで、父上、母上、信じてくれるのですか?」
「お前は信じるが」
「話した内容がね。これは国家転覆ものよ」
悩んだが、結局自分の手が負えないなら、仲間が必要だ。
ベルギッタ侯爵が加護を発動されて、過去に飛ばされた時。代償となる寿命が足りず、両親とセバス、マギーが加わり彼らの寿命が加わり、結婚式の支度中まで戻れた。
ベルギッタ侯爵は言った。
坊や、愛されている。
と。
なら、きっと信じてくれる。
今も、茸茸と心配してくれているのだ。
きっと信じてくれる。
後ろでモーリスがハサミをちゃきんちゃきんしているのが気になるが。
「父上、母上、セバス、マギー、モーリス、聞いて欲しい事がある。信じてくれるか、分からないが」
出きるだけの、順序だてて説明。前回のエミリアとの結婚式から始まり、徐々にエミリアと家族になりないと思った事。エミリアが学園を卒業後、改めてのうちうちの結婚式を挙げて、白い結婚を撤回する事。
そして、その学園の卒業式とその後のパーティーの説明の場で起きた馬鹿げた事件、そして城の地下牢に繋がれた、エミリアやベルギッタ侯爵令嬢の悲惨な末路。
最後に、ベルギッタ侯爵夫人の体を剣で貫通させて起こったこと。
「にわかに信じられないが」
「でもあなた、バルドがこんな手の込んだ嘘をつけるとは思えません」
「確かに」
と、両親が悩んでいる。
「しかし、このセバス、ぼっちゃまのお話に偽りはないかと思えます。エミリアへの態度が物語っています」
「そうですね。私もそう思います。今までのぼっちゃまでしたら、きっとエミリア様がいくらひどいドレスだろうが気にもしないはずですもの」
と、セバスとマギーは信じてくれた。マギーもこういった他に使用人がいない時は、ぼっちゃま呼びだ。
モーリスは、ハサミをちゃきんちゃきん、うるさいぞ。
「私はご主人様を全面的に信じますっ」
ちゃきん。
「確かに、バルドがこんな嘘を着けるわけない。ただ、
本当にカシアン王子が? 王家がベルギッタ侯爵を敵に回すか? それにうちだって反旗を振りかざすのは目に見えている。それにナルジャ・ヤノスの婚約者は、マトデ将軍の娘じゃなかったか? 溺愛していると噂だ。あの男は、バルドの次の猛者だぞ」
ヤノス将軍の嫡男はナルジャか。マトデ将軍ってのは、確かにミュンヘナー王国では、自分の次の猛者だ。
「噂ではございませんわ。事実、マトデ将軍はご息女をそれは大切になさっています。最愛の妻の忘れ形見ですもの。宰相の次男の方は候補者を絞っている段階です」
この中でもっとも社交界の実情を知る母が言うならそうなんだろう。
「それで、父上、母上、信じてくれるのですか?」
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