ミルクティーな君へ。ひねくれ薄幸少女が幸せになるためには?

鐘ケ江 しのぶ

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新たな名物⑤

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 モニカ妃殿下の問題のお茶会から2か月がたとうとしていた。
 なんだかんだと学業やら係やらで忙しくて、例のお茶会のことは記憶のかなただ。
 あれから、レオナルド・キーファーとは手紙のやり取りをしている。几帳面な字は、当人の性格が出ているんだろうな。必ず、お菓子が添えられている。
 お菓子はいつも同じお店。ウーヴァ公爵家経営のスイーツショップのね。いろいろ展開しているんだね。ウーヴァ公爵も領地があり、避暑地としても人気でたくさんの貴族の別荘があるそうだ。その公爵領地で栽培された野菜や果物、穀物、甘未の材料となるてんさいを使用して、スイーツショップを始めレストランや、パーティー会場を有するホテルを経営しているんだ。つい最近、アンジェリカ様が領地に行き、視察をしていて先日王都の公爵家の戻ってきたと手紙にあった。でもって、まさかレオナルド・キーファーからの手紙にカレーパンの単語が出るとは思わなかったけどね。どうやら、護衛騎士の間でも話題沸騰になってるみたい。
 で、いろいろ私がアドバイスした料理が並ぶレストランが近々オープンする。
 スティーシュルラ様からプレオープンのペアチケットもらったはいいが、どうしようかな、と思っている。ナタリアと行きたいとことだが、もうすく裁判が告示され、開始される。その前にはナタリア達はいったんローザ伯爵家を離れ、ホテルに身を隠すことになる。相手が警らのトップだし、すでに人ひとり殺しているからね。抵抗力のないナタリア達を守りために仕方ないことだ。護衛にバトレルさんがついてくれるって。しかもホテルはウーヴァ公爵経営のホテルなので警備はばっちり。私はあまりかかわらないほうがいいと言われて、内容は詳しくは知らない。ナタリア達の父親のキリール・ザーデクの件は、大事になるため、一介の伯爵令嬢である私が下手にかかわっていると知られると狙われる可能性があるからと。
 心配だけど、お菓子をパクリ。ん? あら? 封筒の中にカードが。

 問題ないわ、Aより。

 アンジェリカ様の字だ。
 裁判準備、整っているってことだね。良かった。
 あ、そうだ、このプレオープンのチケット、アンジェリカ様に送ろう。
 日程的に、プレオープンの前にナタリア達はホテルに移動だしね。
 よし、レオナルド・キーファーへのお返事の手紙に、チケット入れて、と。
 旦那さんとデートでもしてくれたらいいな。
 
 で、後日、妖精のような衣装になった水色のドレスと、高級お菓子のチョコレートの箱詰めが送られてきた。
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