1 / 72
第一章
見知らぬ場所
しおりを挟む
ガツン!
(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い・・)
まず感覚の衝動があり、それから感情が噴き出す。
(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!)
――――――――
始まりは普通の会話だった。
そのうち、生意気な言葉を吐いてしまい、すぐさま怒りの感情むき出しの敵意をぶつけられ殴られた。
相手は体も大きい。クラスでも目立つ、学校の番格というやつだ。
その凶暴な目が残酷な光に彩られていた。
倒れた自分を蹴る蹴る蹴る。
(もう終わってくれ・・誰か止めてくれ・・誰か代わってくれ・・)
そんな願いもむなしくリンチは続けられ、そして・・・
・・・
完全に心が折れていた。
――――――――
それがすべての始まり。
俺の中学時代は1年の時のリンチから、すっかりいじめられ役に固定されてしまった。
メンバーは一定ではない。
時に不良チームの仲間。
時に見も知らない相手。
また地元の友達というパターンもあった。
一応自分でも対抗するためにキックやパンチの練習などしてみるが、いざとなると体が震えてなにもできずに言いなりになるのみ。
女子の俺を見る目も下等生物を見る目になっていく。
早く学校終われ・・・
そんな思いの中学生活だった。
その後の負け犬人生はこんなことで決まっていったのかもしれないと思ったりする。
高校ではそのビクビクした雰囲気を察するのか、気の強い生徒に脅され、再びいじめられる日々。
成人し、会社生活を送るようになっても尚、
「お前は言い方が異様にむかつくんだよ!」
などと先輩上司から言われるような日々。
自分では普通に話しているつもりなのだが、俺はどうも人を怒らせる才能があるようだ。
心を病むまではそう時間はかからなかった。
就職しては転職の繰り返しで生活は安定せず。結婚など夢のまた夢。
そもそも相手がいない。
どうもこの世は種類はことなるにせよ、ある部分で強いものしか家庭を築くこともできない仕組みらしい。
心を病み、引きこもるようになり、親からは「もっと強くなりなさい」と言われそのたびに立ち上がろうとするものの、社会の壁というやつは、コミュ障のメンヘラ弱者にはなかなかに厳しく、就職しては出社できなくなるの繰り返し。
そのうち、何もできなくなり、自室にこもり、趣味であった歴史物の小説や、気休めのための就職サイト巡り、ネットサーフィンに時間を費やしていく。
気が付くと世の中でアラフィフと呼ばれる年齢になっていた。
周囲の友人は皆、仕事、家庭を持ち、守るべきもののために戦っている。
俺は自分一人で立つことすらできず、『死』について日々考えるようになっていた。
・・・そんなある日。
いつもの通り部屋の扉外に置かれた食事をとろうと部屋から出るため、扉を開ける。
・・光
・・まばゆい白一色の世界に埋め尽くされていく。
瞬間的にこれはヤバい!と思い慌てて引き返すもそこには自分が出てきたはずの自室の扉がない。
ああ、これは異世界転生か転移か・・ラノベであるパターンか?
しかし、小説で見ている分には楽しいが今のメンヘラ中年男が魔物が跋扈するような世界で生きていけるはずもない。
電気、水道、ネットからウォシュレットに至るまで現代日本にどっぷりつかった俺にはよくある異世界転生でウハウハなどと考えられるわけもなく・・・
しかし、その時は来てしまった。
――――――――
気が付くと辺り一面真っ白の部屋にいた。
そこではいかにもな雰囲気の武器らしきものが目の前にある。
この武器は・・?剣?よくあるパターンでは抜くと強力な力を手に入れたりできるパターンだが・・・剣の形をしているものの、発光色のせいか形が一定していないように見える。
もはや引き返せないところにきている予感を感じつつ、そのものに手を伸ばす。
するとその発光体は突然話しかけてきた。
『そこのもの、何を望むか?』
少々驚いた。が、すぐに気を取り直し、反射的にこう答える。
「故郷に帰ることです!」
「その願いは現在ではかなえられぬ。ほかに望みはないのか?」
「では・・つ・・強くなりたい!歴史に名を遺した英雄たちのように!!」
発光体はそのまま光り続け・・やがてその光を収めて行き・・
『ならば我を取るがいい』
と、発光体は剣の形に収縮していき、やがて光も徐々に消えていく。
しまった!単純に最強になりたい、とかのほうが良かったか?
と思ったが時すでに遅し。
とりあえずその剣らしきものを手に取ってみる。
・・・想像より重い。
一度振ってみると重さに体がもっていかれそうになる。
とりあえずは現状把握だな。後ろの出口らしきところから外に出てみよう。
――――――――
外に出てみるとそこは爽やかな風が吹く丘陵の上のようだった。
出てきた建物を見ると丁度小型のピラミッドのような形をしている。
と、そのピラミッドの上部が光ったかと思うと徐々にその光を下部にまで広げていき・・・
消えてしまった。
「何だったんだ・・?」
まずはここがスタート地点ということか。
しかし、メンヘラ中年男がたとえ剣と魔法の世界に放り出されたところで何かできるのだろうか?
まずは日本に帰ることを考え、その可能性について考える。
通常のパターンでは異世界からの帰還は難しいが主人公が諦めて新たな世界で無双したりしつつそれなりに楽しくやるのが基本だ。
だが、俺は日本に帰りたい。方法があるかどうかわからないが模索することは無駄だとしてもやるつもりでいた。
あのくそったれな世界でも故郷は故郷だ。
さて、まずはもう少し周辺を見て回るか・・・
――――――――
近辺を探索しているうちに美しい渓流をみつけた。
何よりもまず飲み物だよな・・どこかで聞きかじった知識を思い出しながら、喉が激しく乾いていることに気づく。
厳密には生水には悪さをする菌などがいる可能性があるので煮沸消毒などをしたほうが良いのだろうが・・渇きに耐えられず一口すすって飲んでみる。
大丈夫・・のようだ。冷たくひんやりとしたものが喉を通り過ぎていく。
次にふと波が収まった川面をのぞいてみると・・
「誰だこれ?」
年のころ中学生くらいの少年が映し出されていた。
転生(転移?)で体が若くなったのか。
メタボ体形の体が、痩せぎすだった少年時代の姿になっている。
なるほど。剣の重さを想像以上に感じたのもこういうことか。手の大きさなどで気づきそうなものだが意外と気づかないものだ。
しばし丘周辺を散策してみると村落らしきものが遠くに見えた。
人がいるのか?
もしくはエルフとか・・・ドワーフとか・・・魔族とかだったらどうしよう。
とまれとりあえずここで一人でいるわけにもいかずその村を目指していくことにする。
――――――――
丘周辺は意外と森が広がっており、しばらく草をかき分け、木々をかわしつつ歩くので想定以上に疲れる。
ようやく村が見えてきた。
――――――――
村はよくある中世風の小さな村落といった風情だった。
木の柵が周りを囲んでおり、小さな門が見える。
とりあえずはその門を目指して進んでみることにする。
日時は夕方といったところか。
光の部屋から出て周囲の探索、森を抜けるなどしたのでなかなか時間を使ってしまった。
門で門衛らしき人が立っているのが見える。
とりあえずは人の村なのか?
まずは話しかけてみる。
「あのぅ・・丘の上から来たのですが・・・」
・・!
一目で顔色が変わったのが分かった。
まずい、何か言ってはいけないことを言ったか?
「おい、丘の上といったな。お前は丘の上の建物から出てきたのか?」
ここで嘘をついても始まるまい。
「え・・はい。丘の上のピラミッドから出てきました。もっとも建物は消えてしまいましたが・・」
「ちょっとここで待て!」
衛士はそう言い残して村の奥へかけていく。
しばし待ちつつ周囲を見ていると蝶のようなものや蜂のようなものが飛んでいるのがわかる。
生態系は地球とさほど変わらないのだろうか?
と、ここでふと会話が普通にできていることに気づく。
これは異世界転移のボーナスなのか?もともと言葉が共通なのかはわからない。
ただ、門に書いてある村名らしきものはわからないので読解は無理のようだ。ということはやはり異世界ボーナスで会話だけはできるようになっているのか。
待つこと暫し・・
やがて先ほどの衛士が白いひげを伸ばした老人を伴って戻ってきた。
「今後、こちらの賢者さまがおぬしの審問を行う」
は?賢者?
賢者といえばあらゆる魔法に通じ知らぬことなどない、というようなイメージなんだが・・。
こんな小さな村に住んでいるものなんだろうか?
それとも引退して住んでいるだけなのか。
それでも、まぁ、これで状況がまわるかもしれない。
お話をさせていただこう。
(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い・・)
まず感覚の衝動があり、それから感情が噴き出す。
(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!)
――――――――
始まりは普通の会話だった。
そのうち、生意気な言葉を吐いてしまい、すぐさま怒りの感情むき出しの敵意をぶつけられ殴られた。
相手は体も大きい。クラスでも目立つ、学校の番格というやつだ。
その凶暴な目が残酷な光に彩られていた。
倒れた自分を蹴る蹴る蹴る。
(もう終わってくれ・・誰か止めてくれ・・誰か代わってくれ・・)
そんな願いもむなしくリンチは続けられ、そして・・・
・・・
完全に心が折れていた。
――――――――
それがすべての始まり。
俺の中学時代は1年の時のリンチから、すっかりいじめられ役に固定されてしまった。
メンバーは一定ではない。
時に不良チームの仲間。
時に見も知らない相手。
また地元の友達というパターンもあった。
一応自分でも対抗するためにキックやパンチの練習などしてみるが、いざとなると体が震えてなにもできずに言いなりになるのみ。
女子の俺を見る目も下等生物を見る目になっていく。
早く学校終われ・・・
そんな思いの中学生活だった。
その後の負け犬人生はこんなことで決まっていったのかもしれないと思ったりする。
高校ではそのビクビクした雰囲気を察するのか、気の強い生徒に脅され、再びいじめられる日々。
成人し、会社生活を送るようになっても尚、
「お前は言い方が異様にむかつくんだよ!」
などと先輩上司から言われるような日々。
自分では普通に話しているつもりなのだが、俺はどうも人を怒らせる才能があるようだ。
心を病むまではそう時間はかからなかった。
就職しては転職の繰り返しで生活は安定せず。結婚など夢のまた夢。
そもそも相手がいない。
どうもこの世は種類はことなるにせよ、ある部分で強いものしか家庭を築くこともできない仕組みらしい。
心を病み、引きこもるようになり、親からは「もっと強くなりなさい」と言われそのたびに立ち上がろうとするものの、社会の壁というやつは、コミュ障のメンヘラ弱者にはなかなかに厳しく、就職しては出社できなくなるの繰り返し。
そのうち、何もできなくなり、自室にこもり、趣味であった歴史物の小説や、気休めのための就職サイト巡り、ネットサーフィンに時間を費やしていく。
気が付くと世の中でアラフィフと呼ばれる年齢になっていた。
周囲の友人は皆、仕事、家庭を持ち、守るべきもののために戦っている。
俺は自分一人で立つことすらできず、『死』について日々考えるようになっていた。
・・・そんなある日。
いつもの通り部屋の扉外に置かれた食事をとろうと部屋から出るため、扉を開ける。
・・光
・・まばゆい白一色の世界に埋め尽くされていく。
瞬間的にこれはヤバい!と思い慌てて引き返すもそこには自分が出てきたはずの自室の扉がない。
ああ、これは異世界転生か転移か・・ラノベであるパターンか?
しかし、小説で見ている分には楽しいが今のメンヘラ中年男が魔物が跋扈するような世界で生きていけるはずもない。
電気、水道、ネットからウォシュレットに至るまで現代日本にどっぷりつかった俺にはよくある異世界転生でウハウハなどと考えられるわけもなく・・・
しかし、その時は来てしまった。
――――――――
気が付くと辺り一面真っ白の部屋にいた。
そこではいかにもな雰囲気の武器らしきものが目の前にある。
この武器は・・?剣?よくあるパターンでは抜くと強力な力を手に入れたりできるパターンだが・・・剣の形をしているものの、発光色のせいか形が一定していないように見える。
もはや引き返せないところにきている予感を感じつつ、そのものに手を伸ばす。
するとその発光体は突然話しかけてきた。
『そこのもの、何を望むか?』
少々驚いた。が、すぐに気を取り直し、反射的にこう答える。
「故郷に帰ることです!」
「その願いは現在ではかなえられぬ。ほかに望みはないのか?」
「では・・つ・・強くなりたい!歴史に名を遺した英雄たちのように!!」
発光体はそのまま光り続け・・やがてその光を収めて行き・・
『ならば我を取るがいい』
と、発光体は剣の形に収縮していき、やがて光も徐々に消えていく。
しまった!単純に最強になりたい、とかのほうが良かったか?
と思ったが時すでに遅し。
とりあえずその剣らしきものを手に取ってみる。
・・・想像より重い。
一度振ってみると重さに体がもっていかれそうになる。
とりあえずは現状把握だな。後ろの出口らしきところから外に出てみよう。
――――――――
外に出てみるとそこは爽やかな風が吹く丘陵の上のようだった。
出てきた建物を見ると丁度小型のピラミッドのような形をしている。
と、そのピラミッドの上部が光ったかと思うと徐々にその光を下部にまで広げていき・・・
消えてしまった。
「何だったんだ・・?」
まずはここがスタート地点ということか。
しかし、メンヘラ中年男がたとえ剣と魔法の世界に放り出されたところで何かできるのだろうか?
まずは日本に帰ることを考え、その可能性について考える。
通常のパターンでは異世界からの帰還は難しいが主人公が諦めて新たな世界で無双したりしつつそれなりに楽しくやるのが基本だ。
だが、俺は日本に帰りたい。方法があるかどうかわからないが模索することは無駄だとしてもやるつもりでいた。
あのくそったれな世界でも故郷は故郷だ。
さて、まずはもう少し周辺を見て回るか・・・
――――――――
近辺を探索しているうちに美しい渓流をみつけた。
何よりもまず飲み物だよな・・どこかで聞きかじった知識を思い出しながら、喉が激しく乾いていることに気づく。
厳密には生水には悪さをする菌などがいる可能性があるので煮沸消毒などをしたほうが良いのだろうが・・渇きに耐えられず一口すすって飲んでみる。
大丈夫・・のようだ。冷たくひんやりとしたものが喉を通り過ぎていく。
次にふと波が収まった川面をのぞいてみると・・
「誰だこれ?」
年のころ中学生くらいの少年が映し出されていた。
転生(転移?)で体が若くなったのか。
メタボ体形の体が、痩せぎすだった少年時代の姿になっている。
なるほど。剣の重さを想像以上に感じたのもこういうことか。手の大きさなどで気づきそうなものだが意外と気づかないものだ。
しばし丘周辺を散策してみると村落らしきものが遠くに見えた。
人がいるのか?
もしくはエルフとか・・・ドワーフとか・・・魔族とかだったらどうしよう。
とまれとりあえずここで一人でいるわけにもいかずその村を目指していくことにする。
――――――――
丘周辺は意外と森が広がっており、しばらく草をかき分け、木々をかわしつつ歩くので想定以上に疲れる。
ようやく村が見えてきた。
――――――――
村はよくある中世風の小さな村落といった風情だった。
木の柵が周りを囲んでおり、小さな門が見える。
とりあえずはその門を目指して進んでみることにする。
日時は夕方といったところか。
光の部屋から出て周囲の探索、森を抜けるなどしたのでなかなか時間を使ってしまった。
門で門衛らしき人が立っているのが見える。
とりあえずは人の村なのか?
まずは話しかけてみる。
「あのぅ・・丘の上から来たのですが・・・」
・・!
一目で顔色が変わったのが分かった。
まずい、何か言ってはいけないことを言ったか?
「おい、丘の上といったな。お前は丘の上の建物から出てきたのか?」
ここで嘘をついても始まるまい。
「え・・はい。丘の上のピラミッドから出てきました。もっとも建物は消えてしまいましたが・・」
「ちょっとここで待て!」
衛士はそう言い残して村の奥へかけていく。
しばし待ちつつ周囲を見ていると蝶のようなものや蜂のようなものが飛んでいるのがわかる。
生態系は地球とさほど変わらないのだろうか?
と、ここでふと会話が普通にできていることに気づく。
これは異世界転移のボーナスなのか?もともと言葉が共通なのかはわからない。
ただ、門に書いてある村名らしきものはわからないので読解は無理のようだ。ということはやはり異世界ボーナスで会話だけはできるようになっているのか。
待つこと暫し・・
やがて先ほどの衛士が白いひげを伸ばした老人を伴って戻ってきた。
「今後、こちらの賢者さまがおぬしの審問を行う」
は?賢者?
賢者といえばあらゆる魔法に通じ知らぬことなどない、というようなイメージなんだが・・。
こんな小さな村に住んでいるものなんだろうか?
それとも引退して住んでいるだけなのか。
それでも、まぁ、これで状況がまわるかもしれない。
お話をさせていただこう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる