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第二章 王都
言葉にならない不安も思いも※
しおりを挟む「ぁっ、んっ、……っ、れお、れお……っ」
大きな天蓋付きのベッドでもう何度目か分からない絶頂を繰り返し与えられ、仰け反り、目の前が真っ白になる。
ここがどこかは分からない。
バーデンシュタインのお屋敷でもない。
いつの間にか眠っていた私は外套を取り除かれ、初めて知らない場所に来ている事に気が付いた。
部屋の隣には大きな浴室があり、温かなお湯が用意されていた。
身体を洗いたかった私はレオニダスに手を引かれて浴室に何の迷いもなく入ったんだけど。
何故かレオニダスも一緒に入ることになり、明るい場所で服を脱ぐのが恥ずかしくてレオニダスに背中を向けてモジモジしていたら、頭からすっぽり脱がされ。
初めて明るい所で見るレオニダスの身体に見惚れていると、真面目な顔で魔物の男につけられた胸の傷を確かめ消毒をし、身体を洗ってやると言われ本当にただ洗ってもらい、頭も優しくマッサージされて寝落ちしかけて。
私もお礼にレオニダスの背中を流して頭を洗って一緒に湯船に浸かった。
レオニダスの脚の間に座って背中を預け、温かさにほっと息を吐いた。
視線を落とすと胸の傷と掴まれた痕が痣になっているのが見える。あの嫌な感触が蘇るけど、レオニダスがお湯を掌で掬いながら私の肩や首にかけ、大きな手で肩や頭をずっと優しく撫でてくれて、少しづつ、ザワザワしていた心が落ち着いて来るのが分かった。
さっきまでの出来事が、遠い昔のように感じるくらいの穏やかさ。
「もう上がって休もう」
レオニダスが後ろから囁くように耳に吹き込む。
私はくるりと後ろを向いて、レオニダスの膝の上に跨った。
「カレン」
ちょっと焦った様子のレオニダスを無視して身を乗り出し、私から深いキスをした。
レオニダスは直ぐに私の腰を引き寄せ後頭部に手を添えて舌を絡ませた。ぐちゅぐちゅと音を立てあっという間に唾液が溢れる。
「ん…っ、ふ…」
レオニダスの大きな掌で胸を持ち上げやわやわと捏ねられ、頂きを強く摘まれる。
大きく身体が跳ね、その反動でレオニダスの熱い塊が秘所に触れる。
もう濡れているのが自分でも分かった。
「れお…っ」
肩にしがみついて深いキスをしながら腰を揺らす。
自分の花芽にレオニダスの熱を擦り付けて、レオニダスにも気持ち良くなってもらいたくて。レオニダスもそれに応えるように熱い楔をグイグイと押し付けて来る。花芽が擦られお腹の奥がキュンキュンと蠢く。
「ぁっ、あっ、レオ、レオニダスお願…っ、もう…っ」
その瞬間、ズンッと奥まで強く突き上げるように挿入され目の前にチカチカと星が飛んだ。
何度も何度も強く突き上げ、浴槽のお湯が大きく揺れる。声が響くのも構わず、大きな嬌声を上げ肩にしがみついた。
何度も何度も下から突き上げられ、目の前が真っ白になる。レオニダスは勢いよく楔を引き抜くと白濁を私の外に放った。
はあはあと荒く息を吐きくったりしている私をお湯から引き上げて、身体を拭いてくれる。
そうしている間にまたお互いの熱が灯り浴室の扉に押さえつけられるように立ったまま突き上げられ。縺れるようにキスをしながらベッドへ傾れ込み、後ろから激しく追い立てられ背中に沢山キスを受けて。
「……っ! ぁっ、んんっ、レオ、レオニダスっ、あっ、まって、んっ」
私の腰を掴むその腕に縋った。
レオニダスが動きを止めて、後ろから包み込むように私に覆いかぶさった。
「カレン」
「れお……っ、お願い、顔が見たい、前がいい……」
ポロポロと涙が溢れて止まらない。
「カレン」
私が泣いていることに気が付いたレオニダスは腰を引き抜くとそっと私を仰向けに寝かせて優しく抱き込んだ。
私を抱き締めながらレオニダスはゆるゆると首を振った。
「カレン、やめよう。無理をさせて悪かった。もう休もう」
「そうじゃないの……レオニダスの…顔が見えなくて、不安になっただけだから…お願い、レオニダス…」
やめないで、とレオニダスの首に縋る。レオニダスはゆっくり、優しく顔中にキスを降らせる。
「カレン」
優しく私の名前を呼び、頭を撫でゆっくりキスをする。それだけで私のお腹の奥がキュンキュンと蠢く。
「レオニダス…」
ポロポロ溢れていく涙はレオニダスに舐めとられ、くすぐったさにふふっと笑った。
涙はいつの間にか止まり。
「レオニダス、好きよ…」
愛しさが溢れて、言葉を紡いでも紡いでも足りない。
レオニダスは優しくキスを繰り返し、私を抱き締めながら鋒を少しづつ隘路に進めていく。
「んんっ」
「はぁ……っ、カレン……」
ゆっくりと中に入ってきたレオニダスの形を、私の中が蠢いてはっきりと認識させる。それだけで愛しさも幸せな感情も溢れてきて、レオニダスの首にしがみついた。
「れお……レオニダス、好き、好きだよ…」
「ああ、俺もだ。カレン、カレンを愛してる」
「レオニダス……」
決して激しくせず、ゆるゆると腰を動かし私の感じる箇所を擦り上げる。優しくキスを繰り返しながら、私を優しく抱き締めながら、時折大きく腰をぐるりと回して、私の様子を確かめるように。
胸の傷を舐め、痣に舌を這わせる。優しく優しく、癒すように。
堪らず脚をレオニダスの腰にギュッと巻き付けた。
「カレン」
ぷっ、と唇を離してレオニダスは目を眇めた。
「レオニダス、大丈夫。本当に大丈夫だから…」
自分から腰を動かしてみる。
「……っ、…く、おねだりなんて、いつ覚えたんだ」
「んっ、いま…っ」
レオニダスは身体を起こすと私の脚を抱え込み腰を打ち付けた。
あっという間にスピードを増して肉を打つ音とぐちゅぐちゅと水音が大きく響く。
レオニダスの荒い息遣いが身体の熱を高める。
「あっ、あっ、…っんっ、んぅっ、……っ」
私は抑えることなく嬌声を上げて、全身でレオニダスの愛を受け止める。
レオニダスは大きく息を吐き、白濁を私のお腹の上に吐き出した。
私たちはいつまでも愛を伝え合いながら、何度も身体を繋げた。
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