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第19話 ちちまんプエム。
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モダンな和菓子母恵夢好きより。
ミルク饅頭とかちち饅頭は多分登録商標に有ると思って、ちちまんにして一応検索したら、レゲエ界で男同士の・・・(汗)。
なんじゃそりゃああぁ~。
───────────────
干し肉を作って、魔力で魔物を探す訓練をして、その日はそれで一旦村に帰りテントで夜寝ていたら。
『レイナ・・・』
「うわっ!」
『ワシを亡霊みたいに』
「亡霊の方が可愛いよ」
『お前なあ~。と、それよりあの(ちちまんプエム)とか言うお菓子もう一度祠にお供えしてくれ。頼む』
「この仕事終わってからでいい」
『ああ大丈夫じゃ』
シシガミ様は余程(ちちまんプエム)がお気に召したらしい。
『誰がシシガミじゃ』
でも何処であんなお菓子食べたのだろうか?。
気にしてもしょうが無いので再度寝た。
翌朝再び魔力で魔物の位置を索敵する。
沢山いるね、オークかな?。
流石に昨日の今日で種類までは特定出来ない。
だが・・・これはかなり多い。
「集まってる場所だけ特定しときなよ」
「うんわかった。後から沢山人が来るしね」
「そうだね。運搬者も含めて分けないと駄目だからね。今回は総人数割るオークの数だと思うよ」
「1人何頭かなあ?」
「あはは、流石にそこまで判らないよ」
┅┅┅主神と大白蛇の眷属┅┅┅
『キィと呼ぶべきかな』
「何ですか創造主様」
『うむ、お主も気付いておろうオークの中に異質の者が居る事』
「ええレイナはオークの子供かなあって言ってました」
『まあ、あれだけ魔力を抑える術を取得しておるオークなんぞ、ヒト族は知らんからのう』
「しかし未だいるんですね。二千年前のあの種族」
『根絶したと思ったんじゃがのう。幸いに幼体じゃったから、雌オークには種付けはされておらんが、少しでも分裂して逃げたらその時は』
「十神が出ますか」
『十神の内この地のひと柱が動くのう。そうすれば火の道が開く。まあ被害は最小限に抑えようがの。森の1/3は焼けるよ』
「その時はうむも言わさずレイナを咥えて逃げますよ」
『それで良い』
「にしても困った寄生生物がこの世界に紛れ込んだものですね」
『言うてくれるなワシの失態じゃ。二千年前あれでよもやこの地の文明が滅ぶとは思わんかった』
┅┅┅┅ニューラ領主邸┅┅┅┅
「レイナのスキルが複合魔法なのは間違いないだろう」
「はい、しかも付与魔法も兼ね備えております」
「付与か・・・確かに重ねが卦出来る魔法と成るとそれしか無いな」
「それに並列思考も有しておりますね。さらにレベルは低いとは言え創造魔法では無いかと」
「確かにな頭で創造したものを出しているからな。とんでもないスキルだな」
「ゾアナ伯爵家がてを出そうと報告させて頂きましたがその後どうなりました?」
「国王の庇護下に有る物を誘拐拉致すると成ればただでは済まないし、どうやら神獣も付いている様なので、領都事一族を滅ぼすおつもりならと忠告しておいた。もう流石に手は出さんだろうが、他国やその他の輩が動くかも知れん。警戒しておいてくれ」
「やはり文献に有る白大蛇でしょうか?」
「間違いないと思うぞ」
「レイナはもしや神の子ですかね」
「分からんが加護は有るだろうから、下手をすれば十神の怒りを買いかねん。そうなれば神獣処の騒ぎでは無い」
┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅
オーク討伐隊が数日後に到着し全ての前線基地で体制が整った。
こちらの討伐隊隊長の話だと総勢約二千名とか。
オークは約五千匹との報告。
1人2匹半。
冒険者のランクは中級者以上の者。
衛士は中級者冒険者に匹敵する。
各領地より集められ軍隊ならばかなりの精鋭と言える。
例によって私は矢を3万本作って待っていた。
作ったのは矢の他に自分用の歩ける寝袋で、咄嗟に動ける事をイメージしてスキル5回が卦け。
まさか私を襲う冒険者や衛士はいないと思うが。
魔物に夜襲われてはたまらない。
後はカ○リー○イト擬きの携帯食を二千個とインスタントラーメン二千個。
ポーション効果をイメージしたビタミン清涼飲料を竹筒入りで500個。
因みに効果の程は飲んでみないとわからない。
そして目潰し弾を二千個作った処でキィに止められた。
何でも通常の人間の魔力の回復力を考えると、今魔力をこれ以上使うのは実戦時に良くないらしい。
自分ではどれ程の魔力を使ったのか、どれ程残っているのかさっぱり判らないよ。
満タンに戻るのに2日かかるとキィは言った。
実は普通の冒険者の六百倍は使っていたらしい。
えっ、そんなに有るの私・・・。
キィが言うには魔法の重ねが卦は通常よ10倍以上使うとか。
つまり5回重ね卦すると50倍以上と成るのだ。
矢を纏めて3万本重ね掛して良かったよ。
これからは出来るだけ纏めてしようと思う。
てな訳で2日間は完全に休息日にした。
矢や携帯食にビタミン清涼飲料それに目潰し弾は他の冒険者に配って貰った。
他の前線基地にもちゃんと配布されたようだ。
配ってくれた冒険者の人達にお礼を言ったら、逆に「俺達が感謝しないといかないのに」って返された。
有難いお言葉頂きました。
明後日総攻撃開始。
ミルク饅頭とかちち饅頭は多分登録商標に有ると思って、ちちまんにして一応検索したら、レゲエ界で男同士の・・・(汗)。
なんじゃそりゃああぁ~。
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干し肉を作って、魔力で魔物を探す訓練をして、その日はそれで一旦村に帰りテントで夜寝ていたら。
『レイナ・・・』
「うわっ!」
『ワシを亡霊みたいに』
「亡霊の方が可愛いよ」
『お前なあ~。と、それよりあの(ちちまんプエム)とか言うお菓子もう一度祠にお供えしてくれ。頼む』
「この仕事終わってからでいい」
『ああ大丈夫じゃ』
シシガミ様は余程(ちちまんプエム)がお気に召したらしい。
『誰がシシガミじゃ』
でも何処であんなお菓子食べたのだろうか?。
気にしてもしょうが無いので再度寝た。
翌朝再び魔力で魔物の位置を索敵する。
沢山いるね、オークかな?。
流石に昨日の今日で種類までは特定出来ない。
だが・・・これはかなり多い。
「集まってる場所だけ特定しときなよ」
「うんわかった。後から沢山人が来るしね」
「そうだね。運搬者も含めて分けないと駄目だからね。今回は総人数割るオークの数だと思うよ」
「1人何頭かなあ?」
「あはは、流石にそこまで判らないよ」
┅┅┅主神と大白蛇の眷属┅┅┅
『キィと呼ぶべきかな』
「何ですか創造主様」
『うむ、お主も気付いておろうオークの中に異質の者が居る事』
「ええレイナはオークの子供かなあって言ってました」
『まあ、あれだけ魔力を抑える術を取得しておるオークなんぞ、ヒト族は知らんからのう』
「しかし未だいるんですね。二千年前のあの種族」
『根絶したと思ったんじゃがのう。幸いに幼体じゃったから、雌オークには種付けはされておらんが、少しでも分裂して逃げたらその時は』
「十神が出ますか」
『十神の内この地のひと柱が動くのう。そうすれば火の道が開く。まあ被害は最小限に抑えようがの。森の1/3は焼けるよ』
「その時はうむも言わさずレイナを咥えて逃げますよ」
『それで良い』
「にしても困った寄生生物がこの世界に紛れ込んだものですね」
『言うてくれるなワシの失態じゃ。二千年前あれでよもやこの地の文明が滅ぶとは思わんかった』
┅┅┅┅ニューラ領主邸┅┅┅┅
「レイナのスキルが複合魔法なのは間違いないだろう」
「はい、しかも付与魔法も兼ね備えております」
「付与か・・・確かに重ねが卦出来る魔法と成るとそれしか無いな」
「それに並列思考も有しておりますね。さらにレベルは低いとは言え創造魔法では無いかと」
「確かにな頭で創造したものを出しているからな。とんでもないスキルだな」
「ゾアナ伯爵家がてを出そうと報告させて頂きましたがその後どうなりました?」
「国王の庇護下に有る物を誘拐拉致すると成ればただでは済まないし、どうやら神獣も付いている様なので、領都事一族を滅ぼすおつもりならと忠告しておいた。もう流石に手は出さんだろうが、他国やその他の輩が動くかも知れん。警戒しておいてくれ」
「やはり文献に有る白大蛇でしょうか?」
「間違いないと思うぞ」
「レイナはもしや神の子ですかね」
「分からんが加護は有るだろうから、下手をすれば十神の怒りを買いかねん。そうなれば神獣処の騒ぎでは無い」
┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅
オーク討伐隊が数日後に到着し全ての前線基地で体制が整った。
こちらの討伐隊隊長の話だと総勢約二千名とか。
オークは約五千匹との報告。
1人2匹半。
冒険者のランクは中級者以上の者。
衛士は中級者冒険者に匹敵する。
各領地より集められ軍隊ならばかなりの精鋭と言える。
例によって私は矢を3万本作って待っていた。
作ったのは矢の他に自分用の歩ける寝袋で、咄嗟に動ける事をイメージしてスキル5回が卦け。
まさか私を襲う冒険者や衛士はいないと思うが。
魔物に夜襲われてはたまらない。
後はカ○リー○イト擬きの携帯食を二千個とインスタントラーメン二千個。
ポーション効果をイメージしたビタミン清涼飲料を竹筒入りで500個。
因みに効果の程は飲んでみないとわからない。
そして目潰し弾を二千個作った処でキィに止められた。
何でも通常の人間の魔力の回復力を考えると、今魔力をこれ以上使うのは実戦時に良くないらしい。
自分ではどれ程の魔力を使ったのか、どれ程残っているのかさっぱり判らないよ。
満タンに戻るのに2日かかるとキィは言った。
実は普通の冒険者の六百倍は使っていたらしい。
えっ、そんなに有るの私・・・。
キィが言うには魔法の重ねが卦は通常よ10倍以上使うとか。
つまり5回重ね卦すると50倍以上と成るのだ。
矢を纏めて3万本重ね掛して良かったよ。
これからは出来るだけ纏めてしようと思う。
てな訳で2日間は完全に休息日にした。
矢や携帯食にビタミン清涼飲料それに目潰し弾は他の冒険者に配って貰った。
他の前線基地にもちゃんと配布されたようだ。
配ってくれた冒険者の人達にお礼を言ったら、逆に「俺達が感謝しないといかないのに」って返された。
有難いお言葉頂きました。
明後日総攻撃開始。
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