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高田瑞希(享年45歳)。 背中に手製のボーガンの矢を受けて死亡。 目を開くとお花畑だった。 「キャプテンウルトラかよ」 『ふふふ。有る意味宇宙の果てでは有りますね』 首を横に向けたら、先程の言葉をピアノの音色の様に奏でた、白い服を着た高貴な感じの二十代半ばの人が(女神)がいた。 『貴女変わった殺され方をしたわね。落ちてた五百円玉を拾おうとして、三階から矢を射られて死ぬなんて。・・・あっ、向こうでは死んだけど此方では私が再生中よ。それでね貴女を聖女として私の世界に迎えたいの、そこでえ~、聖魔法と亜空間魔法インベントリーは固定スキルなんだけど、一年間分のお金・・・日本円換算で五百万円分のこちらのお金と、インベントリーに3ヶ月分の食糧とか調理器具に、涌き出る聖なる水瓶を入れておくわね』 「ふえ?」 『さてと後は生活援助スキルね。好きな物3つ選んでね。水魔法とか火魔法とかよ』 「金運と男と腕っぷしの強さ」 『・・・聖女に金運は付けられないわね。聖女は結婚しても良いけど、倫理上男遊びは駄目よ。何せ教会のシスターだからね。腕っぷしは・・・魅了とか器量良しとか品行方正とかにしないかなあ』 「魔法と剣と腕っぷし」 『はあ~、魔法は土魔法にするね。剣は・・・風の聖剣で、剛腕っと。いちおう貴女の希望は叶えたわ、聖女らしく無いけど。う~ん・・・私が喚ぶ聖女なんで、簡単に死なれても困るから、合成の秘術を授けるわ。これは無属性魔法の上位に当たる物で、魔法とかの合成が出来る術よ。 私の世界へようこそミズキ。さあ降りなさい』 神界から地上へ降ろされたんだけどねえ・・・。 「何で川の中洲へ置き去りやねん!。・・・しかも川幅1キロぐらい有るし」
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小説 39,085 位 / 184,190件 ファンタジー 5,886 位 / 42,279件
文字数 59,263 最終更新日 2024.01.27 登録日 2023.09.09
僕の名は鞠生千彰(マリフチアキ)。 瀬戸内の小さな町で生まれ育った中学生です。 僕には一目惚れしたとある物が有るのです。 それはユウチャン。 時速90キロの低速で飛行可能な特殊機体なのですよ。 波高3メートルまで着水可能で航続距離4700キロの優れ物なんです。 最高速度は560なのだが、5つのエンジンを持つ4発のプロペラが格好ですよね。 一つ少ないって・・・そこは内緒です。 あっ、別に好きな女の子がいない訳じゃ無くて片想いなだけです。 僕は身体の間接が弱いと言うか柔らかい為に一寸した段差で足首を捻って転ぶ時がまま有ります。 それが元でやらかしましたよ。 中2の時の修学旅行で高い岸壁から海に落ちちゃいました。 落ちて行く時に不思議な人に、いや神と言うべきか、まあそんな方に助け・・・助かってはいないのでしょうが。 種族      只の人 年齢      十四歳 性別      男 体力値     小 魔力量     大 経験値     小 能力値     小 運       中 スキル     足首くじき         ¿;»Тゐ 魔法属性    不明 加護数     不明 称号      只で起きぬ者 『何だこれ?。アレか異世界転移とかの・・・。いやスキルが酷いし一つは読めないし』 その呟きが最後でしたね。 気がつくと僕は町らしき広場の噴水のそばで倒れていたのです。 おそらく、死んで転移と言う花が咲きました。 神様この酷いスキルでどうしろと、おまけに今夜は牢屋でお泊まりですよ、トホホ。
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文字数 43,951 最終更新日 2024.01.19 登録日 2023.11.05
山を渡り歩いて生活をする人々。 時に採取時、時に狩猟、時に木地師そして時に盗人。 山家に成る者は戦いに敗れ隠れ住んだ者。 村八分に成った者。 そして所謂無宿人。 はたまた普通に地脈を読む者は山師とも言う。 しかし異世界と成ると魔素の流れを読んで、魔物狩りや水脈を探ったり、山師等は鉱脈まで司る。 レイナはそんな魔素の流れを感じる事に卓越した少女。 彼女は捨て子で有る。 忌み子と言われる黒髪黒目として生まれた彼女は両親に山に捨てられた。 何も死んでも良いつもりで捨ててはいない。 山家にも拠点となる里が山に有り、そこから転々と山々の各拠点を渡り歩くのだ。 それらは山家にしか分からない場所だ。 たまに冒険者とかが避難して来るけどね。 そして彼女の両親は拠点に山家がいる事を知っていて、直ぐ側に彼女を捨てたのだ。 山家は敏感だ、里の人の気配には気付いていた。 こっそり去ろうとする二親に、「せめてこの子の名前をおしえろ」と言い放った。 「レイナでございます」 「そうか、後ろを見ずに行かれよ。この子は我等が育てよう。山家には忌み子等と言う悪習は無いからの。里とは悲しい所よのう」 「申し訳御座いません」 「ささ、早く行かれよ。他の者が来るゆえ」 こうして二親はレイナから去って行った。 レイナには魔素の流れを感じる力が、他の者より大きかったので山家として仲間にとても良い益と成ったが、それが悲劇を呼んだ。 盗賊に鉱脈で得た益を狙われ、拠点の衆は彼女を除き皆殺しの憂き目に会った。 彼女が10歳の時で有った。 それ以来彼女は一人・・・いや、ギョウリと言う人の言葉を話す猿の魔物と山々を渡り歩いている。 ギョウリは小型の可愛い猿に変身してはいるが、本来の姿は巨大な白蛇で神獣なのだが、レイナですらその姿を知らない。 レイナ自身も体術や剣術それに魔術は人並み以上で、特に手裏剣や投擲物を魔術で操る、魔法投擲術は並ぶ者がいない腕前。 時々彼女は珍しい素材や木地物を町に売りに行く。 いくら魔術で有ろうとも流石に出来ない物が有る。 服や剣を創造魔術で作るのは神か悪魔の業で有る。 同時に蘇生や無くなった腕や脚は生やす事は無理だと言える。 貨幣の流通が有る為に、山での金や銀は冒険者ギルドに買い取って貰うしか無い。 小粒の取引は山家同士でしか通用しないのだ。 他で使えば役人に捕まる。 そんな世。
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文字数 258,064 最終更新日 2023.11.04 登録日 2023.01.07
涼香はアヤカゼと共にオークス制覇を目指していた。 フローラステークス2着と成って何とかオークスに出走。 涼カゼコンビは逃げた、オークスで逃げるのは鬼門だ。 絶対不利のオークスを20馬身離して逃げる涼カゼコンビ。 勝てるならこれしか無いと涼香の進言に、人の言葉が判るかの様に走るアヤカゼ。 府中の直線は後続馬に詰め寄られる。 粘る、粘るアヤカゼ。 わずか半馬身駆け抜けた涼カゼコンビに待っていたのは非情な運命。 ゴール直後涼香は宙を舞った。 アヤカゼが開放骨折で前のめりに転倒したのだ。 アヤカゼは祈った、涼香だけは助けてと。 翌朝の新聞には、アヤカゼの予後不良と、涼香の頸椎骨折による死亡が載っていた。 それから5年後。 リックス王国はルースン帝国に王都近くまで侵攻されていたが、突如現れた女騎士スズカが、ルースン帝国軍の横腹を突き破り、総司令官の皇帝を討ち取った。 唖然とする両軍を尻目に彼女は何処へとも無く去って行く。
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文字数 119,848 最終更新日 2023.08.17 登録日 2022.05.25
白血病で入院していた長内崇は6歳で死んだ。 彼の憧れはアル○ディア号で旅をする事だった。 そう宇宙海賊として。
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文字数 25,825 最終更新日 2023.01.06 登録日 2022.12.04
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