74 / 90
第72話 神からの派遣要請(2)。
しおりを挟む
魔道車で馬車を牽引車したりするそうなので、1ヶ月位で本体は来るそうだ。
勝手に攻撃は出来ないのでその間は専ら監視的な役目に成る。
それと孤立した最初に降り立った町への食糧や物資の輸送を夜に行った。
毒消しとか痺れの回復薬もインスタントと創造魔法で作成している。
勿論吸い込まない為のマスクも新たに作成する。
インスタント食品も沢山出した。
今回余り自重していない。
時折オーガを間引きはするが、本格的な戦闘は行わない。
流石に未知のキメラが相手なので用心している。
それは前の元帥クラスのキュプロプスとの対戦が有ったからで、キメラはそれ以上と推察されるからだ。
2週間が過ぎて私は石化防止の結界やポーションを創造魔法で試作している。
何度か出して創造魔法の鑑定で調べて効能を向上させる。
『中々良いものができたのう』
おっ、久々にイシタント様の声。
「キメラは本当に出ますかねえ?」
『伊達に各国に神勅を出したのでは無い。集めた冒険者の中には直にわしが名を示したのもいる』
「えっ、イシタント様が直に御触れを出したのですか?」
『元々お主らには創造魔法を授けたかったのだが、まあ色々あってのう。今回のキメラの復活は良い機会に成った』
「・・・復活って、二千年前の?」
『まあな、当時は百万を越える犠牲者を十年間で出した末に封印された』
「神様が討伐されたのでは」
『人類が造り出した罰じゃ、人類に始末させるわいな。今回はレイナとノマシにもう一人実はあの時の犠牲者がおってのう。キメラ騒動に巻き込まれて死なれてはかなわん。だから少しわしが手を貸す事にした。それが創造魔法じゃ』
「かなりチートなスキルですね。有り難うございます」
『まあな、それぞれがこの文明に何かしら活力を与えてくれたら良いし、それ以上は望まん。実際にキメラならどれかの神で始末出来るからのう。一つ町は失くなるが』
「そんな、お願いです私達に任せて下さいね。町を一つ消すのは勘弁して下さい」
『ふふふ、だからお主は多くの神々に愛されるのだのう。それではよろしゅうにな』
「絶対に討伐します!」
それから日増しに続々と冒険者が集いだす。
そして今まさに国外からの冒険者がこの地に向かって来ている。
手前の町には大量の食糧が備蓄され体制はほぼ整ったそうだ。
「あら、レイナちゃんパンを焼いてるのね」
「待ち時間があれなので自作してみました。食べますか」
「良いのかしら?」
「沢山焼いたので」
私は2週間で酵母を自作していた。
そして今日試し焼きだが、中々上手く出来たと思う。
私の脳に有る記憶に感謝だ。
天然酵母は新しく葡萄栽培を始めた例の男爵家の干し葡萄を安く譲って貰った。
「むっちゃやわらかでふっくらしてる。それに仄かに果実の香り。これは美味しいわね」
「沢山焼きましたからお仲間にもどうぞ」
「有り難うねレイナちゃん。皆に配るわ」
そんな日が過ぎて1ヶ月後やっとこさ本隊が到着した。
総勢三百人だが只の三百人では無い。
討ち漏らした小物は後ろの兵士に任せるものの、B級A級の歴戦の魔法使いが集っている。
私は防毒マスク(普通のマスクに結界を付与)と石化防止のポーション等を配って回った。
「諸君!、集まって貰った事を感謝します。今回の総指揮を任せて貰ったビヲラと言います。この度の最大の敵は未だ確認されていませんが、おそらくは居るで有ろうキメラです。現に石化攻撃を受け亡くなった者もいます。二千年前に記録が有るだけですが、犠牲者は百万にも上った化け物です。・・・先ず発見したら後退し知らせる事。決して単独のグループや個人で攻撃しては成りません。毒や麻痺は防げても、過去に石化魔法を使ったのはキメラだけなので、未だ対処法が無いのが大問題です。なので石化魔法を出す前に討ち取るのが賢明な判断と考えます。そこの処を肝に命じてくれぐれも勝手な動きはしないようにお願いします」
おお~ビヲラさん格好いい。
各自緊急連絡用の笛や照明弾を持ち森へ向かった。
私はノマシにはもう一人同じ様な人物がいる事は言っていない。
全く人となりが見えない人物なので、今は控える事にする。
ビヲラさんによると先ずはオーガ以下を排除していく作戦だ。
森へは剣や槍そして弓など使える者から入って、魔力を極力温存する。
なので私達夫婦は先遣隊だ。ネズミから虫系も細かく退治して、ウルフや猪を減らすと熊そしてとうとうオーガが現れた。
流石に熊やオーガには私は魔法を使うが、ノマシはそのまま斬り捨てていた。
結構な数のオーガを先遣隊は狩って、魔石を回収してあとは土魔法で埋める。
一旦休憩の為に第2班と交替した。
結界を張り魔物避けに線香を焚いて休憩に入る。
第2班はワイバーンと戦った為に魔力を消費したので最後尾についた。
暫くは戦わずに回復を図る。
第3班もワイバーンとの交戦に成った。
4班は剣や槍が不得意なのでキメラが出るまで温存だ。
私達が再び前に出るとオーガもワイバーンも2体か3体と成っており、軽くカタがついてしまった。
そのまま森の中で野営してみる事に成った。
キュプロプスとキメラの襲撃に備える為かなりの広範囲に私とノマシで灯籠を据えた。
魔物避けの線香を焚くのと同時に、創造魔法で光センサーを張って感知出来る様にした。
ビービービー。
夜中にセンサーの警報が鳴った。
魔法で索敵するとかなりの大きさの魔物だ。
間違いなくキュプロプスだろう。
私達はキメラの警戒もしながらキュプロプスと対峙している。
鑑定するとキュプロプスとしか出ない。
普通のキュプロプスの様だ。
足下の白い軽石に足を挫きそうに成る。
この辺にはこの石が無数に転がる。
太古の火山の産物だろうか?。
流石に高ランクの冒険者達で、私が弩を出す前にキュプロプスを全員で倒してしまった。
しかも魔法無しで。
しかしその直後バタバタと人が倒れ始める。
それはマスクをしていない人達だった。
息苦しかったのだろうが、それが仇と成った。
倒れた人をおぶって即座に撤退する。
直ぐに2班が駆けつけて来たので、絶対にマスクをするように注意する。
3班も来たので3班に負傷者を渡す。
ついでに毒消しと麻痺の毒消しポーションを飲ませる様にお願いした。
再び私達が襲撃された場所に戻ると、石化された人の姿が何体かあった。
他の人達と協力してそれを抱え後方に避難した。
「石化された人は・・・」
「無理だったわ。ポーションでも治癒魔法でも」
「おかしいの」
「何が?」
「だって石化防止の結界も毒も麻痺も結界を張ってたんですビヲラさん。それなのに・・・」
「・・・もしかして地中から。レイナ地中には結界を張って無いわよね」
「それは無理です。張っても穴だらけで用を成しません」
「このキメラかなり賢いわね。おそらく地中から攻撃して来たわ。合成された魔物の中に土竜が有るのじゃないかしら」
「もしかして陸海空地の魔物を合成したのかも。そして結界を感知出来る」
「・・・」
「ノマシの言う通りなら相当な警戒が要るわね」
「・・・」
「ノマシ地中に攻撃出来る魔法は有る」
「電撃は・・・無理だな」
「石鹸水」
「「えっ?」はあ?」
「レイナちゃんどう言う事?」
「土の中で呼吸となると口や鼻だけでは苦しいと思います。陸海空地を合わせ持つなら水だけでは不充分なので、石鹸を混ぜるのが有効だと思うんです」
「「良く咄嗟にそんなの思い付くな」わね」
水魔法が使える全ての人に石鹸をインスタントで出して、石鹸水を地面に流して貰った。
待つ事20分。
地面が盛り上がり爆発の様な土煙と共に巨体が宙に舞った。
一斉に魔法の攻撃が始まる。全ての班が集まり集中砲火を浴びせる。
結界魔法で防いでいるが、こうなれば魔力量勝負に成る。
もうかれこれ2時間は攻撃している。
魔力が切れたものは休んで回復を図り待機する。
何とかキメラの結界が壊れ初めて、自ら毒や麻痺毒をその破れ目から吐いているが、私達のマスクで効かない。
降りてきた。
これは結界を解いて最終兵器を連発するきだろう。
私達は円形状に降りてくる場所を空ける。
やつは蛇の口に光を纏いながらゆっくり降りる。
他の3体、ワイバーンとシーサーペントそれに土竜は、それぞれが口に炎を纏っている。
あの炎で私達を近付けさせずに石化魔法を放つ気の様だ。
でもそれでいい。
これは誘いだ。
最期の時の為の罠だ。
勝手に攻撃は出来ないのでその間は専ら監視的な役目に成る。
それと孤立した最初に降り立った町への食糧や物資の輸送を夜に行った。
毒消しとか痺れの回復薬もインスタントと創造魔法で作成している。
勿論吸い込まない為のマスクも新たに作成する。
インスタント食品も沢山出した。
今回余り自重していない。
時折オーガを間引きはするが、本格的な戦闘は行わない。
流石に未知のキメラが相手なので用心している。
それは前の元帥クラスのキュプロプスとの対戦が有ったからで、キメラはそれ以上と推察されるからだ。
2週間が過ぎて私は石化防止の結界やポーションを創造魔法で試作している。
何度か出して創造魔法の鑑定で調べて効能を向上させる。
『中々良いものができたのう』
おっ、久々にイシタント様の声。
「キメラは本当に出ますかねえ?」
『伊達に各国に神勅を出したのでは無い。集めた冒険者の中には直にわしが名を示したのもいる』
「えっ、イシタント様が直に御触れを出したのですか?」
『元々お主らには創造魔法を授けたかったのだが、まあ色々あってのう。今回のキメラの復活は良い機会に成った』
「・・・復活って、二千年前の?」
『まあな、当時は百万を越える犠牲者を十年間で出した末に封印された』
「神様が討伐されたのでは」
『人類が造り出した罰じゃ、人類に始末させるわいな。今回はレイナとノマシにもう一人実はあの時の犠牲者がおってのう。キメラ騒動に巻き込まれて死なれてはかなわん。だから少しわしが手を貸す事にした。それが創造魔法じゃ』
「かなりチートなスキルですね。有り難うございます」
『まあな、それぞれがこの文明に何かしら活力を与えてくれたら良いし、それ以上は望まん。実際にキメラならどれかの神で始末出来るからのう。一つ町は失くなるが』
「そんな、お願いです私達に任せて下さいね。町を一つ消すのは勘弁して下さい」
『ふふふ、だからお主は多くの神々に愛されるのだのう。それではよろしゅうにな』
「絶対に討伐します!」
それから日増しに続々と冒険者が集いだす。
そして今まさに国外からの冒険者がこの地に向かって来ている。
手前の町には大量の食糧が備蓄され体制はほぼ整ったそうだ。
「あら、レイナちゃんパンを焼いてるのね」
「待ち時間があれなので自作してみました。食べますか」
「良いのかしら?」
「沢山焼いたので」
私は2週間で酵母を自作していた。
そして今日試し焼きだが、中々上手く出来たと思う。
私の脳に有る記憶に感謝だ。
天然酵母は新しく葡萄栽培を始めた例の男爵家の干し葡萄を安く譲って貰った。
「むっちゃやわらかでふっくらしてる。それに仄かに果実の香り。これは美味しいわね」
「沢山焼きましたからお仲間にもどうぞ」
「有り難うねレイナちゃん。皆に配るわ」
そんな日が過ぎて1ヶ月後やっとこさ本隊が到着した。
総勢三百人だが只の三百人では無い。
討ち漏らした小物は後ろの兵士に任せるものの、B級A級の歴戦の魔法使いが集っている。
私は防毒マスク(普通のマスクに結界を付与)と石化防止のポーション等を配って回った。
「諸君!、集まって貰った事を感謝します。今回の総指揮を任せて貰ったビヲラと言います。この度の最大の敵は未だ確認されていませんが、おそらくは居るで有ろうキメラです。現に石化攻撃を受け亡くなった者もいます。二千年前に記録が有るだけですが、犠牲者は百万にも上った化け物です。・・・先ず発見したら後退し知らせる事。決して単独のグループや個人で攻撃しては成りません。毒や麻痺は防げても、過去に石化魔法を使ったのはキメラだけなので、未だ対処法が無いのが大問題です。なので石化魔法を出す前に討ち取るのが賢明な判断と考えます。そこの処を肝に命じてくれぐれも勝手な動きはしないようにお願いします」
おお~ビヲラさん格好いい。
各自緊急連絡用の笛や照明弾を持ち森へ向かった。
私はノマシにはもう一人同じ様な人物がいる事は言っていない。
全く人となりが見えない人物なので、今は控える事にする。
ビヲラさんによると先ずはオーガ以下を排除していく作戦だ。
森へは剣や槍そして弓など使える者から入って、魔力を極力温存する。
なので私達夫婦は先遣隊だ。ネズミから虫系も細かく退治して、ウルフや猪を減らすと熊そしてとうとうオーガが現れた。
流石に熊やオーガには私は魔法を使うが、ノマシはそのまま斬り捨てていた。
結構な数のオーガを先遣隊は狩って、魔石を回収してあとは土魔法で埋める。
一旦休憩の為に第2班と交替した。
結界を張り魔物避けに線香を焚いて休憩に入る。
第2班はワイバーンと戦った為に魔力を消費したので最後尾についた。
暫くは戦わずに回復を図る。
第3班もワイバーンとの交戦に成った。
4班は剣や槍が不得意なのでキメラが出るまで温存だ。
私達が再び前に出るとオーガもワイバーンも2体か3体と成っており、軽くカタがついてしまった。
そのまま森の中で野営してみる事に成った。
キュプロプスとキメラの襲撃に備える為かなりの広範囲に私とノマシで灯籠を据えた。
魔物避けの線香を焚くのと同時に、創造魔法で光センサーを張って感知出来る様にした。
ビービービー。
夜中にセンサーの警報が鳴った。
魔法で索敵するとかなりの大きさの魔物だ。
間違いなくキュプロプスだろう。
私達はキメラの警戒もしながらキュプロプスと対峙している。
鑑定するとキュプロプスとしか出ない。
普通のキュプロプスの様だ。
足下の白い軽石に足を挫きそうに成る。
この辺にはこの石が無数に転がる。
太古の火山の産物だろうか?。
流石に高ランクの冒険者達で、私が弩を出す前にキュプロプスを全員で倒してしまった。
しかも魔法無しで。
しかしその直後バタバタと人が倒れ始める。
それはマスクをしていない人達だった。
息苦しかったのだろうが、それが仇と成った。
倒れた人をおぶって即座に撤退する。
直ぐに2班が駆けつけて来たので、絶対にマスクをするように注意する。
3班も来たので3班に負傷者を渡す。
ついでに毒消しと麻痺の毒消しポーションを飲ませる様にお願いした。
再び私達が襲撃された場所に戻ると、石化された人の姿が何体かあった。
他の人達と協力してそれを抱え後方に避難した。
「石化された人は・・・」
「無理だったわ。ポーションでも治癒魔法でも」
「おかしいの」
「何が?」
「だって石化防止の結界も毒も麻痺も結界を張ってたんですビヲラさん。それなのに・・・」
「・・・もしかして地中から。レイナ地中には結界を張って無いわよね」
「それは無理です。張っても穴だらけで用を成しません」
「このキメラかなり賢いわね。おそらく地中から攻撃して来たわ。合成された魔物の中に土竜が有るのじゃないかしら」
「もしかして陸海空地の魔物を合成したのかも。そして結界を感知出来る」
「・・・」
「ノマシの言う通りなら相当な警戒が要るわね」
「・・・」
「ノマシ地中に攻撃出来る魔法は有る」
「電撃は・・・無理だな」
「石鹸水」
「「えっ?」はあ?」
「レイナちゃんどう言う事?」
「土の中で呼吸となると口や鼻だけでは苦しいと思います。陸海空地を合わせ持つなら水だけでは不充分なので、石鹸を混ぜるのが有効だと思うんです」
「「良く咄嗟にそんなの思い付くな」わね」
水魔法が使える全ての人に石鹸をインスタントで出して、石鹸水を地面に流して貰った。
待つ事20分。
地面が盛り上がり爆発の様な土煙と共に巨体が宙に舞った。
一斉に魔法の攻撃が始まる。全ての班が集まり集中砲火を浴びせる。
結界魔法で防いでいるが、こうなれば魔力量勝負に成る。
もうかれこれ2時間は攻撃している。
魔力が切れたものは休んで回復を図り待機する。
何とかキメラの結界が壊れ初めて、自ら毒や麻痺毒をその破れ目から吐いているが、私達のマスクで効かない。
降りてきた。
これは結界を解いて最終兵器を連発するきだろう。
私達は円形状に降りてくる場所を空ける。
やつは蛇の口に光を纏いながらゆっくり降りる。
他の3体、ワイバーンとシーサーペントそれに土竜は、それぞれが口に炎を纏っている。
あの炎で私達を近付けさせずに石化魔法を放つ気の様だ。
でもそれでいい。
これは誘いだ。
最期の時の為の罠だ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる