2 / 22
2皿目 シーフードカレーで海中探索。鮫の魔物との遭遇
しおりを挟む勇者パーティから離脱したイエローは路銀稼ぎのため宿泊していたホテルからだいぶ離れた海の中を探索していた。
「おぉ!! 沈没船発見!!」
沈没船を発見して中に入るイエロー。イエローを勇者パーティーに入れて評価上げを狙っていたギルド長や勇者達は知らないことがあった。
それは、イエローがこのファンタジー世界とは別の世界の人間で特別な力を持った正義の戦隊の一人であった。
悪の組織との戦いの最中、時空の歪みによりこちらの世界に来てしまった。
身体能力が強くギルドで評判となり勇者達への生贄としてギルドから送りだされてしまった。
「新鮮なシーフードカレーのおかげで一日中海にいても平気だよ…あぁ、くそ…あのバカ共、よくも私のカレーを落としやがったな…」
勇者達の愚痴をつぶやきながら一切光のない沈没船の中を進む。
ここで説明だが。イエローはカレーを食べることで特殊な能力を得ることができる。
今みたいに海の中を探索したい時は海鮮物を具材にした「シーフードカレー」を食し、海の中でも呼吸ができ暗い海の中でも視界がはっきり見える。
「おぉ! 宝箱はっけん~~!! お宝ざっくざっくかな~~って、ありゃ? これ、ランプ?」
古びた宝箱をこじ開けると中には古びたランプがあった。
金銀財宝ではなく少しがっかりするイエロー。
「まぁ、カレーのルー入れになるからいいか…うぉ!!」
沈没船が揺れた。イエローはランプを持ち慌てて逃げると、船に巨大な鮫の魔物が体当たりをしていた。
「うぉぉ!! でかぁ!! 怪人でもあんな大きいの見たことないなぁ!! うぉ!! こっちきたぁ!!」
巨大な鮫は餌を見つけると巨大な牙をむき出しイエローに迫る。
「ちぃ!! やっぱ水中じゃ向こうがはやいかぁ…」
上に泳いで逃げるが後数秒で追いつかれる。
シーフードカレーを食べてもあくまでも水中での呼吸や視界が良くなる程度しかない。
普通の人間より早く泳げているが、イエローの素の身体能力だった。
「おりゃ!!」
大きく開いた口を目前に、上下の牙をつかむ。
「うぉ!! ちょ、くそぉ!!」
鮫は牙をつかみ抵抗している獲物を弱らせようと海中を勢いよく泳ぐ。
体に強い水圧がかかりイエローの体力を削り始める。
「ちぃ!! こいつ、知能あんのかよぉ!! けどなぁ!! 私だってだてに怪人と戦ってきたわけじゃない!! 」
イエローの体が光る。次の瞬間、鮫の体が光り始めた。
「スパーク!!」
戦隊ヒーローことイエローの固有能力「雷」により鮫は一瞬で黒焦げになる。
「ふぅ、久しぶりに焦った…この世界の生き物って怪人たちと比べてレベル低いから油断してたわぁ…あ、やべ。やりすぎた…」
雷の余波を受けて周囲の生物たちも感電し動かないのを見て「力のコントロールもうまくいかないなぁ」とぼやきながら水上を目指した。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる